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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[759]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:29:56 ID:??? 試合が終わり、疲労がどっと出た鈴仙はぼうと空を見上げる。……今回も、自分は生き残れた。 大袈裟では無く、そんな感想しか思い浮かばなかった。 鈴仙「(グレミオ戦の時も感じたけれど。ブラジルの……プロのサッカーは、幻想郷のサッカーとはやっぱり違う。 それぞれがそれぞれのプライドと未来を賭けた、命がけの戦い……)」 ザガロは確かに傲慢で嫌な奴だったし、ディウセウは温厚ながらも狂っている。ブローリンは殺意を剥きだしにした悪魔だった。 しかし、彼らもまた、彼らなりの信念に基づき、それを限界まで燃焼させて最後まで戦っていた。 それだけはどうしても認めざるを得ない。 ザガロ「この俺が……まさか……敗退する事になるとはな……!」 精神的なショックからか、ザガロはボロボロになり倒れていた。 鈴仙は無意識に、そんなザガロの足元に歩み寄っていた。 その時、自分が彼を哀れに思ったのか、それとも無様だと思ったのか……それすらも分からない。
[760]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:32:33 ID:fL7Dn6aU 鈴仙「……………」 混濁とした考えが頭を渦巻く中で、鈴仙は思わずこう呟いた。 A:「あんた達の誇り。この私達が受け継いで勝ってあげるわ」 B:「……あんた達は強かった。それだけは保障するわ」 C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 D:「怖いのよ。私も……いつかこうなるんだ、って思うと」 E:「ギャルのパンティおくれーーーーーーーっ!!」 F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *今日の更新はここまでにします。
[761]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:43:23 ID:LCVJs/bs F「辛い時も苦しい時も、どんな時でも光陰矢のごとし、よ」
[762]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:46:47 ID:Jr7lFRig C
[763]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:54:17 ID:DKcz1TOU C 乙なのです
[764]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:55:42 ID:/WQMIGGc F 「そうだ!アリスさん大丈夫なの!?」 ザガーロ社長、バイバーイ!!
[765]森崎名無しさん:2016/08/31(水) 01:14:46 ID:21TEfbJ6 Fそんなことよりブローリンがザガロに近づいたぞ・・・?
[766]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/01(木) 00:36:52 ID:??? すみません、今日は更新をお休みします(汗) 予定では明日か明後日には鈴仙の章サントス編を終え、 その後に、幕間(全幻想郷チームの描写)か人気投票の結果発表をしたいと思っています。 >>763 乙ありがとうございます。 >>764 ザガーロ社長はカグーヤ王女のようにはなれませんでしたね…
[767]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:20:00 ID:nDfqGhJk C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 鈴仙「………私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」 鈴仙は、ザガロの事を笑う気にはなれなかった。 地面に這い蹲って涙を流す彼は、どこか昔の自分と似ている気がしたからだ。 鈴仙「小さい頃は勉強もスポーツもいつも一番。軍事学校でも首席。 そのまま玉兎の中でも最たる名誉の一つとされる、綿月家の従者となって――。 あの頃の私ほど、痛々しかったヤツはいないと思うわ」 ザガロ「……」 鈴仙「だからこそ。そこから逃げ出してしまった後――私には何も無いように思えた。 周囲から評価される自分こそが全てだと、信じて疑わなかったから」 そう思っていたのは決して大昔の事ではない。 僅か1年ほど前――中山やパスカルと出会う少し前までは、 卑屈さで外面は取り繕っていても、鈴仙の内面は空虚さで溢れていた。 鈴仙「だけど……人は。いや、私を人って言うべきなのかは置いといて。 いやいや、でもエネルギー波を出したり瞬間移動する奴らと比べると大分人間よね……私。 まあ、それは置いといて。――人は、環境によって変わるもの。 だから、自分はエリートだとか、凡人だとか、下級戦士だとか。そんな風に区切っても意味が無いと思うわ」
[768]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:21:32 ID:??? ザガロ「貴様……この俺に説教を垂れる気か?」 鈴仙「そんな偉そうなモンじゃないってば。ただの感想よ」 ザガロ「……フン。だとしたら、随分とお節介な感想だな。 ならば俺からもお節介な感想をくれてやろうか。貴様のような奴は異質だ。 少なくともここ、ブラジルのサッカー界においてはな。 今は良い顔をしていられるが、――今に必ず、その足を掬われるぞ」 ザガロの眼から涙はもう止まっており、確かな意思の光が戻っていた。 鈴仙は、彼のその忠告は決して単なる負け惜しみでは無いとハッキリと分かった。 だが、その上でこう呟いた。 鈴仙「……だったら、良いよ。私は異質でも」 ザガロ「………」 ザガロは、もう一言何かを言おうと口を開いていた。――が、それが紡がれる事は無かった。何故なら。 ガレリ「――楽しいお遊びはそこまでですぞ、ザガーロ社長」 スウェーデン人の軍団「「「「「「――――!!」」」」」 ザッ! ザッザッザッザッザッ……! チャキッ! 鈴仙「(け、拳銃……本物だ!)」 ――鈴仙の周囲は、既に数千もの軍隊により包囲されていたのだから。 実況「あ〜〜〜っと! これはどうした事か!! いつの間にやら、これまで試合をしていたフィールド上に、多数のスウェーデン人が現れた! そして中央に居るザガロ選手に向かって、揃って拳銃を突きつけています!! これはクーデターでしょうか!?」
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0ch BBS 2007-01-24