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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】
[777]森崎名無しさん:2016/09/02(金) 22:23:30 ID:??? 鈴仙ちゃん欲しい(ド直球)
[778]森崎名無しさん:2016/09/02(金) 23:39:40 ID:??? でもウサ耳から下は栽培マンやで
[779]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/04(日) 00:41:34 ID:??? すみません、昨日今日と仕事やつきあいで多忙だったので、 更新をお休みしています。明日は夕方から更新したいと思っています。 >>775 乙ありがとうございます。 >>776 パワーだけならリベリオにも匹敵します。 >>777 深秘録特典サントラの鈴仙欲しいです(真顔) >>778 実は今の鈴仙も、永琳が地球に来た際に植えた栽培ウドンの一匹です。(うそ)
[780]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/05(月) 01:27:08 ID:??? すみません、更新したかったのですができませんでした(泣) 時間が取れ次第また更新再開したいので、お待ちください。
[781]sage:2016/09/05(月) 23:51:58 ID:u1UrNEww 乙です。リアル優先で無理なさらず!
[782]森崎名無しさん:2016/09/06(火) 00:26:37 ID:??? のんびり待ってるのでお気になさらず〜
[783]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:50:26 ID:??? 更新再開します。 >>781 乙ありがとうございます。お言葉に甘えて無理せず休ませて頂きました。 >>782 ありがとうございます。最近は仕事が忙しいので、のんびり更新させていただきます。
[784]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:52:54 ID:??? ガレリ「馬鹿な……制御装置が作動しないだと……。くそっ!」 ダッ! ブローリン「どこへ行くんだぁ?」 ギュピッ、ギュン……ガシイッ! グググ……バギバギバギ……ドガアアアアアアアアアンッ! ガレリ「(実のチームメイトに殺される……これがスウェーデン人の定めか……)」 ブローリンは逃げるガレリを容易く捉え、ゴールネットを網代わりにしてその中に閉じ込めた。 そしてその状態から気を高め、ガレリが入った網を腕力で握りつぶし――暫くしたらもう、ガレリは粉々に粉砕されていた。 ザガロ「……何故助けた」 ブローリン「貴様等も勘違いするなぁ。別に貴様等の事を守ろうと思った訳じゃない。 感謝なら、あそこで震えてるガキにするんだなぁ……」 ディウセウ「あのガキって……レイセンのことか?」 鈴仙「(ひいっ! そこで私に話を振らないで!?)」 一秒でも早くこの場から逃げ出したい鈴仙にとっては不幸な事に、ブローリンは鈴仙を指差し頷いた。 彼の瞳は相変わらず狂気に包まれていたが、それでも試合中よりは落ち着いているようだった。 ブローリン「俺は小さい頃カグロットに泣かされた恨みを返すべく生きてきた。 それはこの高すぎる戦闘力からガレリィ共々故郷を追放されて以来、ずっとだ……」 腹筋パワーにより増幅した全身は変わらない。だが、その瞳の向こうには僅かの郷愁があった。 それを悟られぬためか、ブローリンはそれ以上を言わず、代わりにこう続けた。
[785]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:55:29 ID:??? ブローリン「だからこそ、カグロットには最悪の絶望を見せてやる必要がある。 そのためにはカグロットの手下、貴様をここで殺す訳にはいかない……。 ヤツはカグロットの目の前で、無残に殺されなくてはならぬのだぁ」 ザガロ「だから助けた、か……。フン、改心したと思えばとんだクソッタレ野郎だ」 ディウセウ「でも気になるなー。そのカグロットって奴。あのブローリンがここまで言う位だから、 きっと化け物みてえにデカくてつええ奴なんだろうなー。くーっ、オラも戦ってみてー! ブローリン、良かったらもうちょっとここに居て、一緒に修行しようぜ!」 ザガロは相変わらずこの殺戮に飢えた悪魔を軽蔑の眼差しで見ていた。しかしディウセウは別だった。 持ち前の明るさと能天気さ、そしてひたすらに力を求めたがる彼にとって、ブローリンはもはや戦友の一人だった。 その尊い友情の前に、カグロットもとい輝夜及び鈴仙の人権(兎権?)はあってないようなものだった。 ブローリン「この俺と修行とは命知らずめ。俺が本気を出せば、貴様等など一瞬で宇宙のチリに出来るんだぞ?」 ディウセウ「そうなったら、オラが全力で修行して止めてやる! な、おめえもそうだろ、ザガロ!」 ザガロ「ケッ……勝手にしろ」 鈴仙「(しれっと殺害予告されるのはもう慣れてるから良いとしても。姫様ファンクラブがまた増えたわね……)」 物騒な事を口々に申し立てながらも、サントスのメンバーとブローリンは打ち解けている。 これも友情の一種か…と鈴仙はいよいよ一歩引いた目線で彼らを微笑ましく見守っていたが――。
[786]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:59:31 ID:??? ブローリン「カグロットの手下ァ」 鈴仙「え!? まだあるの!?」 ブローリンは確かな敬意を籠めて向き直り。彼はカグロットでは無く鈴仙に向けて、最後にこう言った。 ブローリン「貴様の戦いはクズそのものだったが……貴様は諦めず最後まで戦い抜いた。 その姿勢が俺の中の狂気を振り払い、ガレリィの洗脳を防ぐきっかけとなった。 ……伝えておけ。この礼は、カグロットをより無残な方法で殺す事で返させて貰うとな。 ではさらばだ、勇気あるクズ、レイセンよ! うははははははは! はははははははっ!!」 バッ! ギュウウウン! ディウセウ「おっ、早速舞空術の修行かァ。オラ負けねえぞ!」 ザガロ「待て二人とも! 俺様を置いてけぼりにするなーーーっ!!」 バッ、ババッ! ギュウウウウウウウウウウウウウン! 鈴仙「(私は騙されないわよ。この何となくいい話っぽい雰囲気に……。だって、ガレリ君とかしれっと殺されてるし)」 こうしてブローリンと、それを追うディウセウとザガロは――サントスの戦士達は空へと消えていった。 彼らが地球上のどこに――いや、もしかしたらあの世かも――修行をしに行ったかは、誰にも分からない。 というか分かりたくない。鈴仙にできる事といえば、この狂気的な空間に必死にあらがう事だけだ。 鈴仙「でも、まあ。何はともあれ、これで一件落着……なのかな」 観客も避難のため退場しており、完全に無人となったスタジアムで鈴仙はふう、と溜息をついた。 ただ、溜息を吐きながらも。試合直後の時と比べると、自身の心は満たされているように思えた。 自分を認めてくれたような、そんなブローリンの言葉に何だかんだ救われたのかもしれない。
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0ch BBS 2007-01-24