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【ウドンゲ春の】鈴仙奮闘記38【天パ祭り】
[543]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:04:02 ID:XBjtUS2g >>542 コメント・ご意見ありがとうございます。そうですね、その位の説明は必要だったと思います。 私自身、展開を急ぎすぎるあまり、肝心の内容について考えられていなかったですね…。 アリスさんは扱いは不憫かもですが、ブレーン面、試合面、ギャグ面等あらゆる分野で助けられてますw ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― A:アリスさんの考えた布陣で問題ない! 鈴仙「(……アリスさんの布陣で良いと思うかな。私、佳歩、アヤソフィア、反町君、アリスさん。 攻撃力の高いメンバーがそろって前に出てるってのは、敵にとっても中々怖いと思うし)」 アリスさんの考えた案について特に異論は無い鈴仙は、特段の発言をしなかった。 そしてそのまま試合開始を迎え――。 ***** 〜マラカナンスタジアム・フィールド〜 実況「さあ、リオカップもいよいよ本戦に突入! そして今日のカードはいきなり注目の、コリンチャンス対フラメンゴです!! 大会開催前からサンパウロに次ぐ強豪チームとして注目を集めたフラメンゴ! 当初こそ無名でしたが大番狂わせを起こし続けたコリンチャンス!! 両チームともに今大会人気チームであり、事実上の決勝戦と呼ぶ評論家すらいます! 果たして今日の試合、一体どうなるのでしょうか〜〜!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「キャー! カルロスー!」「レイセン! 応援してるぞー!」「コリンチャンス、このまま優勝しちまえ!」 「流石にここはフラメンゴだろ」「サンタマリア!」「アキシマイ!」「ジェトーリオ!」「ソリマチ!」「アリスさん(小声)」
[544]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:05:25 ID:XBjtUS2g 佳歩「アルゼンチンも凄かったけど……こっちも凄いです!!」 つかさ「私、もうなんだか熱くなって来ました……!」 反町「(よし。今日も頑張るぞ……!)」 コーチ「グフフフ……。今日も勝って、コリンチャンスファンのピチピチギャルを増やすんじゃぞ、皆」 静葉「コーチ。真面目にして頂けませんか?」チャキッ 穣子「お姉ちゃんがコーチさんの首筋にカッター当ててる! ろ、老人虐待だよぉ!?」 てゐ「いや、何か違うだろ……色々と」 アヤソフィア「観客の皆さんは元気ですねぇ。私も叩かれないようにしないと」 鈴仙「……リオカップもこれで大体折り返しかしら。こんなに凄いチームを倒してもゴールじゃないなんて。 まだまだ先は長いなぁ――って、勝つ前からそんな事考えてちゃダメか。シャキっとしないと!」 鈴仙達一行はそれぞれに胸を張ってスタジアムに入場するが……。 鈴仙「――って、アレ? アリスさんが居ないような……」 鈴仙以外誰も気づいていないようだったが、アリスさんが列に居ない。 とうとう他者との関係性に疲れ、引きこもりになってしまったのではないかと鈴仙は心配するも。 アリス「がくがくぶるぶる……」 ……いや、アリスさんは皆から離れているだけで、別に消えてはいなかった。 スタジアムの入り口でボールくんを抱きしめながら震えているだけである。
[545]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:09:36 ID:XBjtUS2g 鈴仙「――ちょっと、アリスさん。中学時代のフラッシュバック起こしたんだったら、医務室に送るけど?」 アリス「ち、違うのよぉ、鈴仙。あっち見てよ……ほら」 鈴仙「あっち? あっちって、フラメンゴの方のベンチだけど……って、うっ」 しかし、それには何らかの理由があった。 アリスさんが震えながら示す指先には――確かに、少しだけ、いや結構中々怖かった。 カルロス「……アーサー……あれはやっぱりアーサーだ。見間違いが無い……!!」 鈴仙「あれって……フラメンゴのキャプテンのカルロス……君だよね。 うん、確かに怖いわね……あの血走った形相は。何か危険な確信に満ち溢れたような顔つきは」 アリス「そうよ……きっと私と、私の親友のボールくんとの仲を引き裂こうとしてるに違いないわ……! でもそうはさせない。私のトモダチはボールくんだけ。他の誰にも、彼は渡さないんだからぁ……!!」 鈴仙「――ま、まぁ。でもきっと彼も故意の反則プレーとかはしないと思うし。 紳士的なプレーで評判が高いって、雑誌にも書いてあったし多分大丈夫よ。……少なくとも試合中は」 アリス「――そ、そうよね。……ごめんね、鈴仙。心配かけて」 鈴仙「うん……(でも。落ち着いて考えると。ボールを抱きしめながら 被害妄想豊かに歯ぎしりしてるアリスさんも割と怖いわよね。 極力関わり合いになりたくないっていうか、トモダチにはなりたくないっていうか……)」 鈴仙は本音を心の奥にそっとしまうと、アリスさんの手を取り励ましながら、 フィールドの中央へと向かうのだった。
[546]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:10:39 ID:XBjtUS2g カルロス「……アーサー……アーサー……!」 サンタマリア「――目が怖いぞ、キャプテン。少しは落ち着いてくれ。 (あの三人は遅刻か? 全く、どれだけマイペースなんだ……)」 ジェトーリオ「サンタマリア大丈夫ぅー? 俺が代わりに胃薬飲んどいてあげよっか?」 一方で、鈴仙達コリンチャンスと同じタイミングでフィールドに出たフラメンゴにも一波乱があった。 カルロスやジェトーリオについては、もはや特筆すべき問題ではない。 サンタマリアにとって解せないのは、昨日聞いた『ナトゥレーザ(自然)』のコードネームで呼ばれた、 フラメンゴの助っ人3人組が未だに姿を見せない事である。 最初はまたジェトーリオに騙されたか、とも思ったサンタマリアだったが、 監督もまた、今日のミーティングにて助っ人の存在を明かし、その上で未だ不在な点について 首をかしげているのだから、恐らく嘘では無い。 だからきっと来るはずだ、と思っているのだが、……試合開始1分前になっても、彼らはまだ来ない。 サンタマリア「……来ないものを嘆いても仕方ない。カルロス、そろそろコイントスの時間だぞ」 カルロス「あ……ああ。すまない……」 カルロスはサンタマリアの声で漸く我に返り、そのままセンターサークルへ向かう。 鈴仙「あんたがカルロス・サンターナね……今日はよろしくね」 カルロス「ああ。君のうわさはかねがね聞いているよ。 レイセン……異国から来た少女だが、とても優秀なストライカーだと」 一旦アーサーモードから抜け出したカルロスは、冷静さを取り戻したようで、 鈴仙に対しても紳士的に振る舞ってくれる。メオン、ザガロと挑発的な面々が続いた中で、 彼の穏やかさは鈴仙的にもありがたかった。
[547]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:16:08 ID:XBjtUS2g 審判「それでは、コイントスを」 鈴仙「はい(……とりあえず。今日の試合は少なくともカオスな事にはならなさそうね……)」 アリスさんの通報もあって最初は警戒していた鈴仙も、カルロスと実際に接する事で安心感を抱きつつあった。 カルロス以外のメンバーも普通そうな風体の少年ばかりで、鈴仙は穏やかにコイントスを始める事が出来た――。 が、鈴仙の心が穏やかなのはこれまでだった。 天パの妖精「……」 ビッ。タン、ツーーーッ、スーーーーーーーーッ……。 鈴仙「……え? セグウェイ?」 一人の少年が、二人の少女を肩に乗せて観客席からフィールドに降り立った。 彼はとても滑らかな動きでここまで来たため、セグウェイに乗っているのかと鈴仙含む周囲の者は勘違いしたが、 彼はなんと、サッカーボールの上に乗ってここまでやって来たようだった。そして――。 天パの妖精「ハッハァーー! ヒーロー登場だぜェ!」 ふんわりフェーブの妖精「最強のDFが来てやったわ!! これでもう安心なさい!!」 ストレートの妖精「ふ、二人とも……。遅刻してるんだから、前口上は後にしようよ……!」 鈴仙「こ、この声は……」 ――どこかで聞いた事のある、非常に頭の悪そうな笑い声を聞いた。
[548]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:18:05 ID:XBjtUS2g 佳歩「え!? もしかしてディアスさん!?」 てゐ「違うっしょ。ディアスはもちっと肌が……って」 つかさ「……そんな。あの子はまさか――!」 その笑い声を近々聴いた覚えのある佳歩、てゐ、つかさのアルゼンチン派遣組は、敏感に反応した。 ただし、佳歩とてゐは驚きと畏怖の感情を抱く一方、 つかさだけは自身のライバルとの邂逅に対し、感情の高ぶりを見せていた。 アヤソフィア「ナトゥレーザ……自然。自然……妖精。はぁ。こりゃとんでも無い連想ゲームでしたね」 鈴仙「自然……妖精。妖精……天パ……最強……うっ、頭が……」クラッ カルロス「おい、大丈夫か? 顔色が悪いぞ!」 鈴仙「ごめん。……今回の試合はこそは、常識に囚われた試合ができると思ってたから、つい……」 ――そこで鈴仙も察する。察してしまう。フラメンゴの助っ人の正体を。 実況「お〜〜〜っと! ここでフラメンゴ、あらかじめ選手登録されていた助っ人3人組が登場! 助っ人A! 天パの妖精・キスギ! 助っ人B! 最強の妖精・チルノ! そして助っ人C! 無名の妖精・ダイチャン! 試合開始直前となって、滑りこみ参戦だ〜〜!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」 「なんだこいつら!?」「あの天パ…噂の偽ディアスか!?」「いや、あれは地毛らしい。きっと本物だ!」 来生「ハッハァ! 南葛の点取り屋・ファン来生様の登場だ〜〜!」 チルノ「ハッハァ! こっちは妖精の点取り屋・ファンチルノ様だぞ〜〜!」 大妖精「チルノちゃんはDFだから、そっちに専念してね!? ……あ、GKの大妖精です」
[549]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:19:36 ID:XBjtUS2g ――『ナトゥレーザ』とは即ち、個人の名では無く。彼らの属性を指していた。 自然から生まれる妖精。人の身でありながらその生き方が妖精に近い来生。 フラメンゴのオーナー陣が、飛行機事故によりアマゾン奥地で漂着していた3人を発見し、 そのサッカーの才能を見出したのは、まさしく双方にとって僥倖だった。 鈴仙「なんてムリヤリな設定よぉ……!」 穣子「でも、三人とも生きててよかったねぇ……人間、死んだらオシマイだもんね。わかるよ〜」 反町「(穣子さんは神だし、来生はともかくチルノとかは妖精だから、色々と違うような……)」 勿論、真面目にサッカーがしたい鈴仙にとっては、こうした常識外の出来事は受け入れ難かったのだが。 しかし、鈴仙だけがこうした辛い思いをしている訳では無い。 サンタマリア「(お、俺はこんな非常識が皮を被ったような面々を加えてサッカーしないといけないのか……! だ、駄目だ。覚悟はしていてもやはり耐えられない……!)ぐ、グボハァー!!」 ジェトーリオ「ひいいっ! 大変だ、サンタマリアが吐血したー! 救護班、早くー!」 フラメンゴ側はフラメンゴ側で、ストレスが限界値を超えて倒れる者もいる。 とどのつまり、この状況についてコリンチャンス側もフラメンゴ側も立場は同じ。 そうならば、鈴仙が耳を幾らシワシワにしようとも試合は恙なく行われるべきなのだ。
[550]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/01/07(土) 14:21:09 ID:XBjtUS2g 審判「……さあ、早くコイントスを」 カルロス「はい」 鈴仙「(え……? 今明らかに血を吐いてる人が居た気がするけど……? 気のせい、なのかな……。私の方がおかしいだけなのかなぁ……?)」 鈴仙は薄れゆく意識の中、辛うじてコイントスに参加した。 先着1名様で、 ★コイントスの結果→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 ダイヤ・ハート→コリンチャンスボール スペード・クラブ→フラメンゴボール JOKER・クラブA→審判(ロベルト)「ここだ、ここでキャストオフだ!」鈴仙・サンタマリア「「」」プクプク *一旦ここまでです。続きは夕方〜夜頃に更新します。
[551]森崎名無しさん:2017/01/07(土) 14:23:15 ID:??? ★コイントスの結果→ クラブ9 ★
[552]森崎名無しさん:2017/01/07(土) 14:23:24 ID:??? ★コイントスの結果→ スペード2 ★ まさかの妖精三人組wwwこれは予想できなかったわ
[553]森崎名無しさん:2017/01/07(土) 17:51:29 ID:??? 乙です サンタマリア……生きろ
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0ch BBS 2007-01-24