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屁理屈推理合戦withキャプ森
[449]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/25(火) 00:14:14 ID:??? 「とほほのほ。あーあ、しんでしまってかなしいなあ」 しかし、ふくすいぼんにかえらず。ロベルトはじごくで、おんなのくさったふうなやつみたく、まいにちめめしくないていました。 ですがあるひのことです。まいにちないてるロベルトをキモイとおもったえんまさまが、 ロベルトを、じごくからこのよにいきかえらせてしまったのです。 「もとはといえばざんにょうのせいで オレはまじょにころされたんだったなあ」 いきかえったロベルトは、ここでようやくじぶんのざんにょうが、すべてのげんきょうだときづきました。 そこで、ひにょうきかにいって、おいしゃさんにざんにょうをなおしてもらいました。 するとどうでしょう。もともとサッカーがうまかったロベルトは、ざんにょうとくゆうのおしっこくささがなくなって、だいにんき。 つまとあいじんとセフレをてにいれ、ねんぽういちおくえんプレーヤーとして、ブラジルサッカーかいにかがやくのでしたとさ。 めでたし、めでたし。 よいまじょのみんなも、おしっこがでにくくなったら、すぐにひにょうきかにかかろうね。 でないと、ロベルトみたく、わるいまじょにころされてしまうかもしれませんよ。
[450]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/25(火) 00:16:09 ID:??? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− よいまじょのえほん ざんにょうロベルト と みずのまじょ お し ま い さく・え プブリウス・ワルギリア・マロ **************************************
[451]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/25(火) 00:17:20 ID:??? …書き溜めておいた文を投下して、今日はここまでにします。 次回以降はいよいよ理論編に入っていこうと思います。
[452]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/26(水) 00:36:25 ID:??? <理論編・魔女の絵本から学ぶゲーム盤の作り方> (0)はじめに ワルギリア「……さて。そんなわけで」 森崎「いや、どんなわけだよ。よくもあんなクソみたいな絵本作りやがって……。 大体、下ネタナンセンスはお前の原作的にもおかしいだろ、お前、そんな奴じゃなかったって」 ワルギリア「そうですね。ですが考えてもみてください。あの絵本を作ったのは、本当は私ではないのかもしれない。 『たまたま私の本名をペンネームにしていた、 大空奈津子 くんの書いた絵本だった』可能性だって、 赤で否定されない限りはあり得るのですよ?」 森崎「ああそうだな。ずけずけとそんな大ホラ吹けるあたりは、充分とあんたらしいや。 ……で、やるんだろ。魔女のゲームの作り方講義」 ワルギリア「ええ、もちろんですとも。とはいえ、>>1が物語を記述する時間の兼ね合いもありますから。 本日はほんの序文のみを紹介します。 ……あ。これからの講義の内容ですが、勿論原作及び二次創作においても定義されたものではない、 完全に>>1の我流オリジナル理論を紹介するものです。また、この理論を満たさないゲーム盤は駄作、 という烙印を押す為に考えたものではありません。講義という体ではありますが、実際は見習い魔女の>>1が、 ゲーム盤に関して、徒然と思う事を書きなぐっているだけだと思って頂ければ幸いです。 そんなんじゃダメだ!……という方はごめんなさい。次から、講義を初めていきます」
[453]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/26(水) 00:50:48 ID:??? (1)ゲーム盤を作り彩る3大元素、「謎」「戦術」そして「愛」 森崎「まあ、話の都合上、さっきの絵本とゲーム盤を作ったのはお前と断定した上で話を進めるんだが。 ――あのゲーム盤を作るにあたって重要な事って何だったんだ? 作る立場の意見を聞かせてくれないか」 ワルギリア「ええ、いいでしょう。これは私……というか>>1の場合はなんですがメタ的な発言はこれまでにしておいて。 ゲーム盤を作り、運営し、結実させるためには大きく分けて三つの要素が大事だと考えています。 すなわち、「謎」「戦術」そして……「愛」です」 森崎「えらく抽象的な表現だな。勿論、一つ一つ紹介してくれるんだろうな?」 ワルギリア「勿論です。では……さっきから絵本のストーリーに感動して泣いてるベアト。 それぞれのおおよその意味を、私に代わって説明してみなさい」 ベアト「うええええええん! ロベルトが地獄から蘇っちゃたよおおおッ! 折角皆が頑張って封印したのに、ひどすぎるよぉぉぉぉおおおおおおぉぉんっ!」 森崎「お前いたのか。……ていうか、そんなストーリーじゃなかっただろ、あの絵本」 ベアト「ふん。妾が童心に帰り無邪気で素直な気持ちになれていたところを邪魔しおって! そしてお師匠様ァ。そんな簡単な事を妾に聞かれても困るぜぇオイ。 ――うむ。たまには妾が自ら答えてみせよう。 ひとつ。「謎」とはすなわちミステリー。ゲーム盤に与えられた「不可能状況」の構築の巧拙を指し。 ふたつ。「戦術」とはストラテジー。相手の指し手に応じ、如何に巧妙なる赤を振りまくかの巧拙を指し。 みっつめは。……えーっと、どんなだったかなァ。妾、忘れちまったよォ」 ワルギリア「はあ。予想通りの答えでしたね。ですが……一つ目と二つ目はまさしくその通りです」 森崎「不可能状況の構築、そして、赤の出し方が大事ってか。……まあ、感覚的に分からんでもないな」
[454]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/26(水) 00:52:04 ID:??? ワルギリア「ええ。……けだし、屁理屈推理合戦とは、単なる一方通行のミステリークイズではありません。 魔女は魅力的な幻想を生み出し、人間はその裏に隠れた驚くべき真実を見抜く。 魔女と人間の双方間の駆け引きと作戦。アクロバティックな暴論が成り立つ、スポーツ的な躍動感。 それを楽しむことこそが、このゲームの真理と考えます」 森崎「だから、「謎」と「戦術」って訳か。……「愛」が何故必要なのかは俺もイマイチわからんが、そこまでは分かった」 ワルギリア「それは何よりですね。……まあ確かに、「愛」が無くとも、洗練された「謎」と卓越した「戦術」さえあれば、 その魔女は瞬く間に喝采を浴び、やがてはそのゲーム盤一つ一つが魔女の殿堂に保管されることになるでしょう。 それだけ、「謎」と「戦術」はゲームの基礎として大事である事は間違いありません」 ベアト「今回の絵本のゲーム盤で言うと、「謎」とは、ロベルトの溺死の謎。 そして「戦術」とは、お師匠様の赤の出し方やポーカーフェイスにあったな」 森崎「さっきのゲーム。「謎」は今にして思うと単純だが、「戦術」の方に引っ張られてミスリードしちまった所は……。 悔しいが、認めざるを得んな」 ワルギリア「ほっほっほ。褒めても鯖しか出ませんよ。……ですが、折角そうした流れになりましたし。 次は「謎」と「戦術」そして「愛」についても、各論的に考えや具体論を述べてみるとしましょうか」
[455]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/26(水) 00:53:26 ID:??? …と、いったところで今日はここまでです。
[456]森崎名無しさん:2017/04/26(水) 01:23:33 ID:??? 愛に関しては原作作者のせいで叩かれる要素にしか聞こえなくなってしまったの悲しいなぁ
[457]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/28(金) 00:31:50 ID:??? (2)「謎」・・・魔女のゲームで「叙述トリック」は欠かせない ワルギリア「さて。それでは魔女のゲームを構成するにあたり重要な第一の元素。 「謎」に関する各論的な講座に入っていきましょう」 ベアト「さっき妾が言ったとおり、この「謎」とはすなわち、魔女から人間への不可能状況の提示! もっと言おうか、「謎」とはすなわち、如何にして上手く不可能殺人のトリックを生み出し、 それを如何にも不可能そうに提示するかであるッ!」 森崎「不可能殺人のトリックと、その提示か。魔女のゲーム盤で言う所の、 『ニンゲンとトリックでは説明できませんよね?』ってヤツだな」 ワルギリア「その通りです。魔女のゲーム盤における魔女側の目標は、迷宮入りの事件を作る事ではない。 そうではなく、如何にして、「こんな不思議な事態は、人間とトリックでは説明できない! 魔法しかありえない!」 ……と、思わせるかになります」 ベアト「ならば妾がとっておきの赤を出そうぞ! 【ロベルトは魔法で殺された】【魔法は実在する】! ――こうすれば誰がどうあがこうと、人間とトリックでは説明できんぞ! しかも魔法は実在すると絶対の真実で書かれた以上、もはやニンゲンは屈服不可避だ!!」 ワルギリア「――ですが、だからと言って今のベアトのような発言を、魔女は行う事はできません。 何故なら……少なくとも、普通の屁理屈推理合戦においては。結局のところ、魔法は実在しないからです。 あ、ステイルメイト云々の話は後々しますので、お詳しい人もご心配なく」 森崎「まあ、ぶっちゃけるとそうだろうな。色々考えさせといて結局「魔法は実在します」オチは、普通ならあり得んだろ」 ワルギリア「そう。悲しい事に、真実の世界では魔法は実在しない。ですが、現実に不可能状況が存在している。 ……では、魔法が実在しない中で、如何にしてこの不可能状況が発生したのか? その隙間を魔法の代わりに埋めるのが、「謎」という概念になります」
[458]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/04/28(金) 00:32:56 ID:??? ベアト「『ロベルトは水の無い、閉鎖された空間で溺死した』。……これは、さっきの絵本で提示された不可能状況であるな。 これを単純に、『水の魔女が魔法で殺した』……と、言えれば言いのだが。 一なる真実は、『空間は、実は閉鎖されていなかった』……である。 ――で、この真実を如何にも魔法っぽく見せる為に、魔女側は『閉鎖された空間”らしさ”』を演出する必要があったという事よ」 森崎「で、その”らしさ”を演出する為の手段ってのが、家は破壊不可能だとか、屋内には水は一切なかっただとかの赤き真実。 それと、その赤き真実を強調して、いかにも人間じゃ再現不可能だって煽り立てる幻想描写。この二つだったって訳か」 ワルギリア「ええ。そしてそれこそが、魔女のゲーム盤に挑むニンゲン達の前に横たわる「謎」ということになります」 ベアト「……んで、お師匠様ァ」 ワルギリア「……貴女がそのような甘えた声を出すのは、大抵が碌な場面ではありませんでしたね」 ベアト「うぐっ。ま、まあよいではないか。……それよりだな。妾、そういう理論的な話はもう飽きちゃったからさァ。 具体的にどうしたら面白い「謎」が出来るのか、そろそろ教えてくれないかなーって……」 ワルギリア「…………」 ベアト「そ、そんな風に細めた目を更に細めなくってもいいじゃんかよぉ! なんだよお師匠様、そんなに面白い謎を安売りするのが勿体無いってかァ〜?」 森崎「へっ、怒られてやんの。大体魔女のゲームだってサッカーと同じだろ。 きちんとしたセオリーってのは存在しない。毎日毎日、血のにじむような努力を重ねれば、 やがて進むべき道も開けてくるって……」 ワルギリア「――いえ。面白い、と断言できるかはともかく。 全ての魔女のゲームに通底して守るべき、「謎」の作り方のセオリーならば考えられます」
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0ch BBS 2007-01-24