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屁理屈推理合戦withキャプ森
[634]森崎名無しさん:2017/08/30(水) 03:49:18 ID:??? 『天井のレンガが取り外し可能で出入りが可能だった。 出入りには祠内の梯子を利用。』
[635]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/30(水) 21:14:58 ID:m5QiWAqM 今日は真相編を書いていこうと思いますが、もう暫くお待ちください。 先に青字についてだけコメントします。 >>633 ほぼ完璧にリザインです! >>634 天井のレンガについては、 【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】 より否定できますが、梯子については>>633さんで”ほぼ”とした部分を完璧に補完しています。
[636]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:13:34 ID:v0O3wSA2 森崎「『離れの祠の正体は車だった! ミアータは殺害後、車の荷台に隠れていた!』」 ミアータ「【離れの祠は建造物】!【離れの祠に荷台は存在しない】!」 森崎「……ッ! なら『支配人が閂を掛けた事がきっかけでミアータにステルストラップが発動! ストラット殺害後、ミアータは消失した』! 【支配人が閂をかけ直した部分以外について、第三者Xの関与はない】という赤があるが、 これは裏を返せば支配人は事件に関与し放題という事だ!」 ミアータ「――【閂の扉の閂は、離れの祠に一切関与しない】!」 森崎「じゃあ……これはどうだ! 【ストラットによる施錠直後からストラットの死体発見時まで、離れの祠は、ベアトリーチェの密室定義を満たす】。 しかしストラットの死体発見時がいつを指すのか分からない。よってこれが成り立つ。 『”ストラットの死体発見時”とは、ミアータが自ら殺した死体を発見した時を指す。 つまり、”死体を発見”したミアータは、早々に密室を内側から破り脱出した。 その後、目撃者Xがストラットの死体を発見した』! これなら、 【ストラットの死体が発見された時、死体の目撃者Xはミアータの姿を視認していない】にも、 【死体の目撃者Xはミアータではない】にも、共に反しねぇよなァ!?」 ミアータ「面倒な青ねぇ……! だったら、【ストラットの死体発見時とは、ミアータ以外の目撃者Xが、 死体を発見した時を指す】!!」
[637]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:15:12 ID:v0O3wSA2 森崎「ぐっ……!」 キンッ、キンッ、キンッ、ガキイイイインッ! ミアータ「……私の愛はなァ、チンケな三流ラノベみたいな軽いモンじゃねぁんだよ! テメエみたいな部外者が、ストラットを語ってんじゃねぇぇえええッ!! てか語られるストラットもストラットだろッ、簡単に語られる尻軽男めが! 私の許可なくモリサキに浮気してんじゃねぇぞッッッッ!!!!!!!」 ミアータの継戦能力は恐るべき物だった。 腹を、腕を、肩を負傷しても尚、残った全身を駆使して、凡そ人間離れした動作で、 森崎が繰り出す青き真実を一つずつ砕いてくる。 ************************************ ベアト「ば、馬鹿な……! 普通の魔女であれば、その青の重みに耐えられず、 当の昔にリザインしている所であろうものを……!」 ニネー「……私のゲーム盤でも、イタリアはひたすらしぶとかったわね。 ヘルナンデス君ったら、岬君の、山森君の、三杉君のシュートに、 果てはドライブタイガーまで悉く防いじゃうんだもの……。 その影響が、ゲーム盤を隔てた、ここのミアータにも表れている可能性があるわね」
[638]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:16:12 ID:v0O3wSA2 今や、上位世界の魔女達も、眼下にある愛憎と嫉妬の魔女を明確なる脅威と見なさざるを得なかった。 多重に張られた強固かつ堅牢な密室。大量の赤き真実で真相を覆い隠すという、繊細かつ大胆な盤上戦術。 魔女のゲームにおいて必要とされる技能を、彼女は完璧にマスターしているどころか、 自分なりのアレンジを加え、最強クラスの守備力を誇示している。 ワルギリア「謎の難解さや発想の大胆さでは、彼女を上回る魔女や魔術師は多く居るでしょう。 しかし、かくも単純な謎を覆い隠し守り抜く技術は、私もこれまで見た事がありません。 ……森崎くんが、ここまで肉薄しているのが、むしろ奇跡と言える位です」 ベアト「ええい、森崎には任せられん。かくある上はこの妾が直接引導を……!」 ――しかし。 ニネー「待って。……大丈夫よ、森崎君なら。ううん、……森崎君を応援している、皆の力があるなら」 この領域全体の支配権限を持つニネー卿だけは、認知出来ていた。 森崎の周囲に漂う、《無限》でも『奇跡』でも【絶対】でもない――”運命”という名の魔力を。 魔女のゲームは彼女の得意とする分野からは大きく外れてはいたが、 しかし、そこに通底する『想い』の力は同質。森崎は……決して一人ではなかった。
[639]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:17:33 ID:v0O3wSA2 ベアト「それはどういう意味……! こ、これは……!」 ワルギリア「――見ておきなさい、ベアト。これが我らとは全く異なる領域にて千年を生きた魔女の奇跡。 数ある魔女の中でも、ごく少ない者にしか扱えぬ秘儀中の秘儀を!」 ゴ オ オ オ オ オ ッ………!! 下位世界に魔力の渦が生じている。しかしそれは、ニネーが自ら生み出した物ではない。 彼女はあくまで、きっかけを生んだに過ぎず、……様々な色を含んだ混沌とした渦は、 何の指示も無くに紡がれ、弾かれ。やがて、たった一筋の青き光となり。 ニネー「……森崎君。これだけの声援があるんだから、魔女なんかに負けちゃダメよ!」 カッ! ――下位世界で傷つきながらも戦う森崎を一際激しく照らした。 それは、今も尚戦い続ける森崎にとっての、反撃の狼煙となる。 ************************************
[640]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:21:10 ID:v0O3wSA2 森崎「あ、諦めんぞ! えっと…… 『離れの祠の正体は支配人、ハナレノ・ホーコラ氏だった! ハナレノ氏は閂をかける時の衝撃波でミアータを異次元へと誘ったのだ』! 『ミアータとはミアちゃんとータちゃんの双子だった! ミアータは今回の事件と関係しない』! 『そもそも、ベアトリーチェの密室定義の定義が俺達の知る密室定義と異なる! ”今回の”ベアトリーチェの密室定義では、外部に脱出可能な隠し扉を含んでいた』! あ、後は……」 ミアータ「――【異次元へと人を送る衝撃波は、魔法とみなす】、【ミアータは今回の事件と関係する】 【ミアちゃんとータちゃんは存在しない】、【ベアトリーチェの密室定義に誤りや変更はない】ッ!」 キンッ、キンッ! ――カーンッ! 森崎「うぐっ……!」 ――魔女と立会人が”魔法”を起こす直前、森崎は窮地に瀕していた。 苦し紛れの青では、ミアータの鋭い剣戟を乗り切る事はできず、少しずつ押され、 そして――喉元に、鋭い赤きナイフを突き立てられる。 ミアータ「死ねやモリサキィ! あの世でストラットを殺した罪を詫び続けろォォォォォォオオォォォッッ!」 森崎「……!!」 ――しかし、死に至る直前でも、森崎は諦めなかった。 考えろ。考えろ。これまでの赤を掻い潜る青を。魔女の欺瞞を拭い去る青を。 絶対絶命のピンチから逃れ、逆転勝利を掴み取る為の奇跡の青を。 ……そして、こうした彼の姿勢こそが、絶対の魔法。 例え争いの場がサッカーコートであらずとも、森崎有三は”魔法”を起こし続ける。
[641]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:22:50 ID:v0O3wSA2 カ ッ ! 森崎「……そう、か」 ――キィィィィンッ……! ミアータ「!? この、光は……!?」 森崎の全身が黄金に光り、ミアータのナイフは皮膚まで至らず跳ね返される。 傷ついた身体はみるみる内に癒えていき、瞳には覇気が戻って来た。 森崎「……ああ、駄目だ。全然駄目だッ! 俺はどうして、こんなミスリードに引っかかっていたんだ? ったく、それにしてもなんつー魔女だぜ! ああ、本当に!」 そしてそれと同時に、森崎は、至ってみせた。 ……この事件の心臓。すなわち、魔女幻想の正体に。 森崎「――漸く分かったぜ。この事件を構成する、全ての真実がな……!」
[642]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/31(木) 00:25:07 ID:??? …と、言ったところで今日はここまでです(汗)
[643]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/01(金) 00:58:07 ID:??? すみません、今日は仕事が忙しかったので、更新をお休みします。
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0ch BBS 2007-01-24