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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[128]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/19(水) 22:51:35 ID:??? チルノ「ちっくしょー……あたいのブロックが通用しないなんて……!」 来生「気にすんな! てめーらが100点取られても、俺達が101点取り返せば良いんだ! 俺は天才だァ!」 カルロス「現実に可能か、という点を除けば素晴らしい心意気だ。俺もまだ諦めてはいないさ。いくぞ、皆!」 ――勿論、試合時間は未だ10分残っており、フラメンゴも今の1点の重さを受け止めこそすれど、 それをもって試合を放棄などはしない。彼らは最後まで全力でコリンチャンスと戦おうとしていた。 ――ピピィイイイイイイイイイイイイイッ! 鈴仙「この1点を何としても守るのよ!」 しかし、それは鈴仙達も同じ。元々劣勢で折り返したこの試合、 勝利への望みを守り通したいという意志の力は堅い。 フラメンゴのキックオフで再開した試合においても、彼女達は全力でパスコースを妨害し、 タックルに向かい、そしてシュートを防ぐ。
[129]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/19(水) 22:53:45 ID:??? サンタマリア「通せッ!」 アリスさん「残念。通さないわ!」 てゐ「私だって居るよ〜」 来生「でりゃーーっ!」 静葉「そう何度も抜かれないわ。……穣子!」 穣子「うん! 『オータムスカイラブタックル』だね!」 ジェトーリオ「しょうがないね。こうなったら僕のオーバーラップで……」 反町「(させるか!)」 チルノ「だったらあたいの最強シュートだ!」 つかさ「それは私が防ぐ! うおおおおおおっ!」 カルロス「……俺達は。いや! 俺は負けられないんだ! アーサーの為にも……!」 鈴仙「アーサーって誰よっ!」 ズザアアアアアアアアッ! ギュンッ! ……バシイッ。 実況「後半ロスタイム! カルロス選手がフォローしたボールは、 鈴仙選手の必殺タックルによって弾かれてしまいます! カルロス選手は執念でボールを追いかけますが……!」
[130]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/19(水) 22:55:19 ID:??? アヤソフィア「これでフィニッシュ、ですな。可哀想なサッカーサイボーグさん」 カルロス「…………!!」 シュンッ! タタタタタッ……! 実況「それはアヤソフィア選手による華麗なボール捌きにより妨げられます! そして審判がホイッスルに口を当てて……!」 ピッ、ピッ。ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! ……こうして、リオカップ準々決勝は終幕。 鈴仙達コリンチャンスは、強豪フラメンゴに対し、僅差ながらも勝利した。 コリンチャンス 3 − 2 フラメンゴ 試合終了!
[131]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/19(水) 22:58:23 ID:??? 今日は描写だけで短いですが、ここまでにします。 鈴仙の章は次回か次々回くらいで一旦中断で、仲間の章に入ると思います。
[132]森崎名無しさん:2017/04/20(木) 00:37:15 ID:??? 乙でした
[133]森崎名無しさん:2017/04/20(木) 20:08:47 ID:??? カルロスが割と空気だった
[134]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/20(木) 23:47:13 ID:??? 鈴仙「……辛勝、だったわね」 佳歩「だけど、勝ちは勝ちです。私達、次に進めるんですよ!」 力強い佳歩の言葉に押され、鈴仙もまた改めて勝利を実感する。 そしてそれは、態度こそ三者三様であれこそ、他の鈴仙の仲間達も同じだった。 反町「(勝った。俺も、ゴールを挙げる事が出来た……!)」 穣子「なんだかサッカーが上手くなった気がするよ、お姉ちゃん!」 静葉「けれど、未熟さも目立ったわ。まだまだ特訓は欠かせないわね」 てゐ「う〜ん、折角だからもうちょい活躍したかったかなぁ」 つかさ「(チルノ……彼女がやってみせたような猛烈なプレーに、私はまだ追いつけてない!) もっと、熱くなるぞおおおおおっ!!」 アリスさん「(私のボールくん……誰にも渡さないわ……ウフフ……)」 アヤソフィア「……くだらない」 ……しかし、最初から今まで自身を「鈴仙の仲間」と認めない彼女だけは違っていた。 鈴仙「――なんだか不満そうね。前の試合の時からそうだったけど」 未だ見えぬ思惑のまま、コリンチャンスに入団し鈴仙と共にサッカーを続ける女性。 アヤソフィア・シェマリーは、辛辣な表情で観客席とフィールドを見比べている。
[135]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/20(木) 23:49:20 ID:??? アヤソフィア「別に。ただ……そうですね。虚しいな、って思いまして」 鈴仙「虚しい……?」 しつこい鈴仙に対し、彼女は普段のようにおどける事もなく、淡々と語り始める。 アヤソフィア「……強者は讃えられ、弱者は容易く排斥される。 しかし、その強者と言えども永久に愛されず、次の強者が現れると排斥される。 そんなの、虚しいって思いませんか? ……残酷だって、思いませんか?」 鈴仙「ちょっと意外。あんたって、そういうのを喜んでそうだと思ったのに」 アヤソフィア「ええ。昔は好きでしたよ。だけど……何だか色々あって、考えが変わりましてね」 自嘲気味にアヤソフィアは笑ってみせる。普段の底の見えない営業スマイルとは違う、 彼女自身の本心がそこにあるようだった。 アヤソフィア「それより。私と違って優しくてトモダチ沢山の鈴仙さんはどう思います? 遊戯であれ、社会であれ同じ。弱者は強者に蹂躙され、強者は弱者に堕ちる事を怯える。 お優しいアナタなら、私の発言を理解できるのではないですか?」
[136]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/20(木) 23:50:25 ID:OcKsSqhQ 鈴仙「(こいつ……いきなり何を言ってるの? でも――あいつは嫌らしい言い方だけど、 一応真面目に、私の答えを聞きたそうにしてる……ような気がする。 ここは、真面目に答えてあげるべきなのかしら?)」 アヤソフィアの虚無的な問いかけに対し、鈴仙は――。 A:「弱肉強食。それが世の中でしょう? 今さら何を言ってるのよ」 B:「そうね。でもだからこそ、弱者は努力し、強者は自分を律する事が出来ると思うの」 C:「そうね。でも……仲間がいれば、そんなに辛いって気分はないかな」 D:「私はサッカーで世界を平和にするの! だから私に任せりゃ、そんなの無問題だわ!」 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[137]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/04/20(木) 23:52:02 ID:??? 今日の更新はここまでにします。 >>132 乙ありがとうございます。 >>133 カルロスはこれから見せ場がある予定です。
[138]森崎名無しさん:2017/04/20(木) 23:54:35 ID:TNRegumg B 乙なのです!
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0ch BBS 2007-01-24