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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[167]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/01(月) 23:56:15 ID:??? 更新再開します。 >>165 ありがとうございます。ハンさんの名前はイヌカマッセ共和国程度しか考えてないです。 >>166 ラムネと手羽先ありがとうございます。 一人称で名前を出さない以外の描写量はこれまで通りで考えてまして、小説というかラノベな感覚です。 その例えで言うとガス欠の自動車から降りて、気分転換にチャリを漕いでみよう、という程度の感覚です。 最近は普通に忙しくて帰りが遅かったので更新できなかったですが、モチベは割と復活してます。
[168]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/01(月) 23:57:25 ID:??? ***** こんな感じで、あたいことお燐と、優雅なる我が主君・古明地さとり様の地底コンビは、イギリスで探偵稼業に勤しんでいます。 つっても今の世の中探偵だけで食ってくのも難しいから、表向きは精神科医とそのナースって事で通ってるけどね。 しっかし外界の人達も難儀だよねぇ。旧地獄や幻想郷以上に便利で安全な生活してるクセして、自分で死ぬ人の多いこと多いこと。 これならまだ旧都の方が安全な都市であると言えちゃう……のは言いすぎか。鬼とエンカウントしたら割と死ねるし。 とまあ、それはさておき。 「今回もさとり様の名推理が光りましたね」 仕事のできるあたいは早速、一事件を解決した名探偵に向かってお世辞を述べるのだが。 「『心読んでチートしてんじゃねーっすよwww超常能力で犯人探しのどこがロジカル()なんすかwww ノックス先生が腹抱えて大爆笑っすよwwwwwwさとり様マジぱねェwwwwww名探偵()wwwww』……ですか」 「あ。やっぱバレちゃいました?」 「当たり前でしょうが! むしろ良く分かってて見え透いたお世辞をつけるわね、あんたは。……ま、別に良いけど」 さとり様は、いつもの如く不機嫌そうにムッツリしていた。 外向きには敬語を絶やさず礼儀作法を熟知し、育ちの良さが垣間見えるさとり様だが、 ペットや妹など、身内に対しては割とこんなもんである。 だけど、あたいはこっちのぶっきらぼうなさとり様が好きだ。実はすっごく優しいし。 「はぁ……。しかし今回は単にお客さんからパーティに招待されただけだったのに。 なんでイギリスについてから私達ってこう、行く先々で殺人事件が起きるのかしら」 「それはミステリーものの必然ですぜお嬢様。探偵ってのは一種の嫌われ者だ。 なぜって、探偵さえ居なければ、凄惨な殺人事件など起きなかった筈なんですからね」 「……嫌われるのには慣れてるから、良いけどさ。それにしてもあんたはいつも楽しそうね」 「ええ。そりゃあ愛すべきご主人様の右腕としてお役に立てるから――」 「――『イキの良い死体が出て来たら、あわよくば持ち去れるし役得役得☆』……ですか」 「うぎゃっ。で、でもまだやってませんよぉ! まだやってないからセーフですよぉ!」 「あんたが外の世界で騒ぎを起こしたら、巡り巡って主人の私の責任にもなるんですからね。 本当に、余計な事はするんじゃないわよ?」
[169]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/01(月) 23:58:35 ID:??? はい、心得ておりますとも。そう心の中で頷いて納得したのか、会話は一旦途切れる。 「あの……コメイジ、さま?」 ――しかし、そんな時である。犯人を縛り上げて一息ついたその他の登場人物のうち一名が、 さとり様にしずしずと声をかけてきたのだ。 「あら。貴女は確か……」 「メイドのジャクリーンです。捕まったハンの同僚でした」 そういやそんな奴いたな。登場人物の多い推理小説だと、誰が誰だかわからなくなって、いっつも登場人物一覧に戻っちゃうんだよなぁ。 このメイドのジャクリーンなんて、殺害発生時の犯人のアリバイ証明くらいの仕事しかしてない気がするし。 「コメイジ・サトリさま。あなたのご活躍はかねがねお聞きしております。そして、本日の殺人事件においても、 貴女は素晴らしい推理を見せて下さいました。そこで私は、貴女に依頼したい事があるのです」 「依頼……ですか」 なにィ。そういうパターンもあるのか。曲がりなりにも殺人事件が起きた場で次の依頼ってのも急展開過ぎる気がするけど。 しかし、生計を立てて行くためにも、あたい達はえり好みをする立場でない事も明白だ。 さとり様はそれを承知で、黙ってメイドのジャクリーンの話を聞く。 「ええ。私の依頼と言いますのも……実は、私の「本来の」依頼主から、内々に仰せつかったものなのです」 「はァ、本来の?」 さとり様は相変わらずいつものじとっとした無表情を貫いている中、あたいは思わず素っ頓狂な声を上げる。 なんだ、このメイド。下働きに出ている中で、本来の主人から内々に言伝があるだって? ちょっと不自然にも程があるんじゃないか。でも、それは織り込み済みだったらしく、メイドは続ける。 「――実は、私がこの屋敷でメイドをしていたのも、潜入調査の一環だったのです。 この屋敷の主人と、私の本来の依頼主とは対立関係にあり、その動向を見張るため。 そして同時に、……コメイジ・サトリ。貴女の探偵としての力量を図る為でした」 「……へぇ」
[170]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:00:15 ID:??? さとり様は気持ち悪く唇を歪ませる。これでもシニカルに笑っているつもりらしアイタタ足を踏まないで下さい。 「貴女は、この屋敷で事件が起きる事を予測していた。……とでも言うつもりですか?」 「はい。……とはいえ、まさか殺人にまでつながるとは想定外でしたが」 痛みで顔をしかめるあたいを無視して、さとり様はメイドとの会話を続けている。 ある程度で、メイドはこれ以上の説明は充分だ、と言わんばかりに肩をすくめ、そしてさとり様にこう言った。 「……それで。コメイジさま。貴女は、私の依頼を受けて下さるかしら?」 それは、メイドに似合わぬ高慢で挑発的な態度に見えなくもない。 そして、こんな無意味に偉そうな態度は、さとり様の嗜虐心をくすぐるのに十分だった。 「――およそ人に物事を頼む態度ではありませんね。おとといいらして下さい。 もっとも一昨日は休診日でしたけど」 古明地さとりの好きな事は、自分の方が優位だと思ってる相手にNOと突きつけて云々。 要するにひねくれものなさとり様は、当然の権利の如くにその依頼を断る。 ……あーあ。別に引き受けてても良いのにさ。お金周り良さそうだし。 「そうですか。それならば仕方ありませんね。――それでは」 しかし、さとり様もさとり様だったが、このジャクリーンたるメイドも大概であった。 何故なら彼女はさとり様の拒絶を見るやいなや、おもむろに室内に置いてあったボールをひっつかみ、 思いっきり放り投げて――
[171]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:01:24 ID:??? 「――ハッ!」 バッ!グルウウウウウンッ!……バシュウウウウウウウウッ! 「は、ぇ、ぇええええぇぇぇ〜〜〜っ!?」 ――ミステリーの雰囲気冷めやらぬこの洋館で、思いっきりオーバーヘッドキックをぶちかましてみせたのだ。 当然、至近距離から放たれたこの一撃にさとり様は避けられ…… 「――はぁ」 ……ない、ワケでもなさそうだった。 「まっさかこんな唐突に出てくるとは思いませんでしたけど。さとり様! あたい達の秘密特訓の成果、今こそ見せる時じゃないですか!?」 「そうね。どうせこんな展開になる事は、話をする前から分かっていたし」 さとり様は余裕の表情で、高く打ち下ろされたボールを眺める。 そして、猫背気味な小さな体を更に曲げると、パンチングに構える姿を見ながら――。 あたいは、さとり様と探偵稼業にやっていたトレーニングを思い出していた。
[172]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:19:59 ID:??? 【回想シーン開始】 〜オープニング成長フェイズ〜 選手名 ド .パ シ タ カ .ブ せ 総 高/低 ガッツ さとり 49 48 48 48 48 47 50 338 2 / 2 800 セーブ力52 所持中のフラグ:なし 〜必殺技・スキルリスト〜 とめます!(1/4でセーブ+2) スキル・覚妖怪(PA内のシュートについてセーブ+5、一対一+5、読み違え発生しない) スキル・一対一+3 スキル・想起(相対する選手の知り得る技をコピーして使用可。その技に使用するガッツの1.5倍を消費) 「さてと……私の能力はこんなものかしらね」 「意外です、さとり様……! サッカー、マジでやる気だったんですね」 「まあ、一応名目はサッカー派遣ですし……。それに、シャーロック・ホームズもスポーツ万能で、 フェンシングにボクシング、そしてバリツにも堪能でしたからね。だったら私もサッカー位はできとかないと」 「さとり様ぁ。なんでオーディションにも行かず探偵稼業だなんて言い出したかと思ったけど……。 まさか単に、探偵小説を読んで、ベイカーストリートに憧れただけだったなんて」 「そ、そんなつまらない理由じゃありません! だいたい私は探偵小説はそこまで好きじゃありません。 ポーと、ドイルと、クリスティとクイーンとカーとヴァンダインとチェスタトンとバークリーをちょっとかじった程度で……」 「あーあるある。プロオタクにとってはにわか知識でも、一般人から見たら充分オタクっぽい現象っすね」 「ええいこの子はいちいちやかましいわね。とにかく、私が探偵業を始めたいのも、きちんとした動機からです!」 会話が若干脱線してるのはいつもの事なので置いておくとして。 さとり様が地霊殿の財を使って借り上げた仮の住まいには、ちょっとしたトレーニング場がある。 どういう訳かあたい達は、折角イギリスに来たにも関わらずプロチームに入る事もなく、 このトレーニング場にて修練を積んでいたのだった。主人の不純な動機で。 「ま、別にさとり様がサッカリンみたくあまーい恋愛小説が好きなのは周知の事実ですし良いですけど。 それより、どんな練習をされる予定なんですか〜?」 「別に良いじゃないの恋愛小説くらい……。コホン。で、練習予定よね? ええ、勿論きちんと考えていますよ」
[173]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:24:50 ID:P7pVNXkk ……だが、一応サッカーに対する熱意というか方針というのはきちんとあるらしい。 さとり様はこのイギリスで、このような選手になりたい、という意図を表明した。 ☆さとりの練習コースを選んでください。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A:地底のスーパーグレートゴールキーパーコース コース概要:安定したセーブ力を誇る、地底のスーパーグレートゴールキーパーを目指します。 PA内における高いセーブ力は勿論の事、強力なフィジカルや一対一における読み合いの強さも活かせる、 ハイクオリティなプレーヤーを目指し――「ひ弱なさとり様がフィジカルww」……ですか。聞こえてますよ、お燐。 主な上昇能力:☆せりあい、セーブ力、ガッツ、必殺セーブ(自動発動・ガッツ消費無) B:地底のスーパーがんばりゴールキーパーコース コース概要:爆発的なセーブ力を出せる、地底のスーパーがんばりゴールキーパーを目指します。 フィジカルは覚妖怪としての能力があるから、二の次でも構わない。 それよりも敵の必殺シュートをエレガントにふせ――「さとり様のガッツだと、すぐ息切れしますよ?」 ……ですか。わ、分かってるわよ! 主な上昇能力:☆セーブ力、ガッツ、必殺セーブ(選択発動・ガッツ消費有) C:地底のスーパー読心ゴールキーパーコース コース概要:覚妖怪としての才能を最大限に生かす事を目指します。 PA内における高い守備力は勿論、想起技を活かしたオーバーラップも出来るトリックスターに! ――「うーん。要するに基本的なGKは二の次、って事ですか?そりゃちょっとマズいんじゃ……」 ……ですか。や、やっぱりお燐もそう思う?うーん……。 主な上昇能力:セーブ力、せりあい、スキル(一対一、想起関係)、フィールダー能力 <参考:コース練習について> ・☆印は伸びやすい項目、△印は伸びにくい項目、?印は運で伸びが大きく変わる項目です。 (能力値が高くなるにつれ、☆印が消える、△印が出来るなどが起き、伸び辛くなります。) ・コース練習では、能力値に加え、能力に応じた技の『フラグ習得・回収』も行われます。 ・能力値の基準は大体、53くらいが世界でそこそこ、55くらいが世界でもかなり強い、 57になると世界トップクラス(あるいはトップ)です。(能力値限界は57です)
[174]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:26:09 ID:P7pVNXkk ――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 今回よりコース練習回数は2回(オープニング1回、試合後1回)としたので、 その分全体的な伸びは大きくなる予定です。
[175]森崎名無しさん:2017/05/02(火) 00:26:43 ID:9vx61PvM A
[176]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/02(火) 00:27:54 ID:??? それとすみません、さとりのガッツですが、800ではなく700でした。 訂正してお詫びします。
[177]森崎名無しさん:2017/05/02(火) 00:34:42 ID:q/IaIhfQ A
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0ch BBS 2007-01-24