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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[202]森崎名無しさん:2017/05/09(火) 22:34:48 ID:??? ベッカムとかボビーとかバンクスとか生えてこないかな
[203]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/10(水) 00:20:36 ID:??? >>202 リアルサッカーは未だにサッパリです、すみません… サッカーフィールドにビッグベンを生やしたり試合中にアフタヌーンティーをしたりはあるかもしれません。 そして今イギリスにもあまり詳しくない事に気づきました。すみません。
[204]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/10(水) 00:21:50 ID:??? 「成程。従者もしっかりと鍛えられているようですね。安心しました」 あたいとさとり様のプレーを眺めていた謎のメイド・ジャクリーンは、横柄な態度でぽんぽんと手を叩いている。 「……これで充分でしょう。それで、一昨日に時計を戻す準備はできましたか?」 人を煽る時のさとり様の横顔はいつも輝いている。どうやら心底、このメイドの依頼をおとといきやがれしたいようだ。 「――あら、そうですか。意外です。私、貴女は必ずこの依頼を飲んでくれると思ったのですが」 「でしたら、貴女は人を見る目がありませんね。私は原則、他人の提案にはとりあえず否定から入るようにしているので。 というわけで貴女の話は聞きません。どうしてもと言うならば、一度事務所を訪れて……」 が。 うわぁ、それリアル嫌われ者あるあるだ。心読めるとか関係なしに嫌われるよ、この人……と、 あたいがいつも通りにさとり様の根暗っぷりに茶々を入れていた、その時だった。 「……えっ?」 さとり様の声が震えた。そして同時に、その目つきがいつもの余裕ぶったジト目から、怯えを見せる繊細な少女のそれに変わった。 その表情の変化を見たジャクリーンはニヤリと口を歪ませた。 「どうですか? 私の依頼……受けては、頂けませんか?」 「――成程。そういう、事ですか……」
[205]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/10(水) 00:24:44 ID:??? さとり様の方も、いつまで経っても気圧されてはいない様子。 改めて心を読み取ったのか、彼女の意図と悪意を理解したようで、 今度は暗いながらも凛とした、真剣な視線をメイドに向けている。 そして、僅かにあたいの方に目配せしてから、こう言った。 「――分かりました。貴女の依頼とやらに乗りましょう」 わなわなと震えるさとり様の背中を見やる。それは相手に手玉に取られた事への屈辱だろうか。 心を読む術のないあたいには、あの方の本当の気持ちが分からない。 こんなにも近しくて、いつもは軽口を叩き合える中であっても、言葉が無いと完全に分かり合えないなんて。 何となく、疎外感を覚えてしまう。だから、 「――お燐。一度しか言わないからよく聞いて」 さとり様が純粋にあたいを信用して、恐らくあのメイドから読み取った情報を即座に小声で伝えてくれたのは嬉しかった。 訝しむ屋敷の住人達を尻目に、さとり様はこう続けた。 「あのメイドは私達を知っている者の変装です。彼女達は……、こいしの居場所を知っていると」 「そう……でしたか」 ――最初から知っていた。さとり様が異国の地で探偵稼業を始めた理由。 それは、大会が終わってずっと行方不明だった妹様――こいし様の情報を少しでも得る為だって。 いくらなんでもイギリスには行ってねぇだろってツッコミもあるにはあるが、幻想と現実との境界が失われた今、 無意識に偏在するこいし様はヒトの存在するどの地点に居てもおかしくはない。 だから、あたいはここでは驚かない。驚いたのはこの次だった。戦慄を隠せないままに、さとり様はこう告げたのだ。 「彼女の依頼人は……かつて地霊殿の牢に住んでいた矢車君。 そして――彼はどうやら、こいしに命を狙われているそうです」
[206]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/10(水) 22:45:09 ID:??? 今日は更新をお休みします。
[207]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/11(木) 23:31:54 ID:??? 今日は仕事がしんどかったので、お休みします。 モチベはあるんですが、最近平日は中々余暇が取れず、申し訳ないです。 最近はさとり様のペットになって甘々と暮らす妄想しながら寝るのが癒しな状況です(ぉ
[208]森崎名無しさん:2017/05/12(金) 00:19:03 ID:??? 見た目は自分よりも幼い少女に絶対的に生殺与奪を握られる妄想は堪りませんよね、分かります() 参加者からしたら休む時にわざわざご報告を入れてくださるGMさんの誠実さに頭が上がらない気持ちなのでごゆっくり進めてくださいましー
[209]森崎名無しさん:2017/05/13(土) 22:22:01 ID:??? スレ主さんの前世は滝川一益だった可能性が微粒子レベルで存在する…? (東方ネチョネチョ論争4分35秒辺りより)
[210]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:34:30 ID:??? 少しだけですが、更新再開します。 >>208 叶うならば二人きりの空間に閉じこもって共依存していたいですね(爆) ありがとうございます。ゆっくり進めさせていただきます。 >>209 元ネタの動画知らなかったですが、やはりペット希望者は多そうですね…
[211]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:35:45 ID:??? ***** −ヨークシャー・オーナーの屋敷− 「で、一体俺達はどうして集められたんだ? おい、主人が居るならさっさと出ろ!」 乱暴にそう吐き捨てて調度品に八つ当たりしているのが、 確かイングランド代表間違いナシとの評判の名FW・リチャードくんである。 この年にして既にリヴァプールにてプロデビューを果たしているとかなんとか。 イングランド特有のパワープレイと殺人タックル、そいでもって『ジェットシュート』なる必殺シュートが自慢らしい。 殺人タックルでめでたく死者が出た場合は、是非ともお裾分けしてほしいものだ。 「……落ち着け」 そう一言だけ告げて彼を制するのが、集まったサッカー少年少女の中でも飛びぬけてデカいロブソンくん。 ハッキリ言って、彼の発するオーラは、リチャードくんのそれとは比べものにならない。 あくまで国内ではトップクラスって感じのリチャードくんと違って、ロブソンくんのDFとしての実力はまさしく世界屈指。 彼が同じチームに居たんだったら、さとり様が用無しになるんじゃないか?ってくらいの能力は秘めてると思う。 次のユース大会では、イングランド代表のキャプテンに任命されるのが濃厚な雰囲気とのこと。 「うっひゃー、しっかし悪趣味な館だよねぇ? え? コレが本当にあのヨークシャーのオーナーハウス? なんだか知らないウチに随分と思い切った模様替えをしたモンで……」 全体的にテンション高めな感じの少年の名はテイラーというらしい。 彼は一同の中で比較すると若干物知り顔なのだが、それもそのはず、 彼が本来所属するチームはマンチェスター。今あたい達がいるここヨークシャーとは大体お隣さんなチームであり、 更に言うと、彼は1年前、ここヨークシャーからお隣マンチェスターに移籍になったとのこと。 色々と事情を知っているのは、本人が勝手にしゃべってくれるからであるけれど、 残念ながらサッカーの実力面においては目立つ話が無い。本人曰く、オールラウンダーなMFらしいが。
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0ch BBS 2007-01-24