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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[210]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:34:30 ID:??? 少しだけですが、更新再開します。 >>208 叶うならば二人きりの空間に閉じこもって共依存していたいですね(爆) ありがとうございます。ゆっくり進めさせていただきます。 >>209 元ネタの動画知らなかったですが、やはりペット希望者は多そうですね…
[211]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:35:45 ID:??? ***** −ヨークシャー・オーナーの屋敷− 「で、一体俺達はどうして集められたんだ? おい、主人が居るならさっさと出ろ!」 乱暴にそう吐き捨てて調度品に八つ当たりしているのが、 確かイングランド代表間違いナシとの評判の名FW・リチャードくんである。 この年にして既にリヴァプールにてプロデビューを果たしているとかなんとか。 イングランド特有のパワープレイと殺人タックル、そいでもって『ジェットシュート』なる必殺シュートが自慢らしい。 殺人タックルでめでたく死者が出た場合は、是非ともお裾分けしてほしいものだ。 「……落ち着け」 そう一言だけ告げて彼を制するのが、集まったサッカー少年少女の中でも飛びぬけてデカいロブソンくん。 ハッキリ言って、彼の発するオーラは、リチャードくんのそれとは比べものにならない。 あくまで国内ではトップクラスって感じのリチャードくんと違って、ロブソンくんのDFとしての実力はまさしく世界屈指。 彼が同じチームに居たんだったら、さとり様が用無しになるんじゃないか?ってくらいの能力は秘めてると思う。 次のユース大会では、イングランド代表のキャプテンに任命されるのが濃厚な雰囲気とのこと。 「うっひゃー、しっかし悪趣味な館だよねぇ? え? コレが本当にあのヨークシャーのオーナーハウス? なんだか知らないウチに随分と思い切った模様替えをしたモンで……」 全体的にテンション高めな感じの少年の名はテイラーというらしい。 彼は一同の中で比較すると若干物知り顔なのだが、それもそのはず、 彼が本来所属するチームはマンチェスター。今あたい達がいるここヨークシャーとは大体お隣さんなチームであり、 更に言うと、彼は1年前、ここヨークシャーからお隣マンチェスターに移籍になったとのこと。 色々と事情を知っているのは、本人が勝手にしゃべってくれるからであるけれど、 残念ながらサッカーの実力面においては目立つ話が無い。本人曰く、オールラウンダーなMFらしいが。
[212]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:36:47 ID:??? 「誰の性癖が悪趣味だと!? テメーも勝手に名前だけで人をロリコン扱いしやがるってのか!?」 「て、ぇええっ? オレ、そんな事言ってないよぉ!?」 そしてテイラーくんに雑に絡んでいるのがロリマーくん。名前のせいで昔から苛められており、 そのため性格にやや難ありな所もあるが、技巧派FWとしての評判は高い。 パワープレイはやや苦手そうだが、その代わりに編み出した『バウンドショット』の威力は高く、 得点王ランキングでは、如何にもな点取り屋のリチャードの後ろにピタリとつき続けている。 「しかし、豪華な顔ぶれだな。まるで次のイングランド代表が全員一堂に会したみたいだ……」 「っても、代表を狙えるタマじゃねー奴も結構いるだろ。お前の事だよ、トーマス!」 そして、その他にも恐らくイギリス全土から集まったらしい男子のサッカー選手が十数人。 実力的には数合わせ程度なんだろうが、一体どういう事だろう。この集まりは。 「ねぇ、さとり様。あたい達って確か、こいし様と矢車の手掛かりがあるってモンだから、 このヨークシャー・サッカークラブの御屋敷に招かれたんですよねぇ?」 「ええ、そうね」 「しかし、いざ招かれてみると、どう見ても別の目的で集まったような奴らがワラワラいます。 そして依頼人らしい矢車は姿を見せない。これは一体どういう事だと思いますか?」 「そうね……少し考えてみようかしら」 屋敷のホールに約20名が適当にブチ込まれてる状態でも、さとり様は余裕綽々な風貌だ。 実際はいろんな人の感情が勝手に入ってくるんだからしんどいと思うけど、そういう感情を外に出すタイプの方ではない。 だからあたいも敢えて深くは詮索せずに、ただ、有事に備えて動ける程度には気を配る。
[213]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:40:55 ID:??? 「私達はあのメイドに誘導されたのかもしれません。私の能力を熟知した上で、偽の思考を読ませ、 それをエサに私達をここにおびき寄せる……。本当は、こいしも矢車君も関係が無かったのかもしれない」 「はぁ。で、そーなると一体あたい達はなんで誘導されたんでしょうねぇ」 「それはまだ分かりませんが。その理由が、今回の人選と関係があるのかもしれません」 「今回の人選……ですか。イングランド人で、サッカーが上手い少年達ってトコですかね? それを一同に集めた。その目的は、……何ですかね? コロシアイとか?」 「コロシアイならば、私達まで呼ばれる筋合いはありません。 イングランド人から見たら見ず知らずの外国人少女2名を巻き込む理由がない」 「ってなるとじゃあ、やっぱり目的はなんかの事件解決ですかね。 しかし、それは当初の依頼とは別な内容なのかも。たとえば、この中に殺人鬼が居て。 それをさとり様の能力で炙り出すためとか」 「その可能性はあり得るわね。けれど、別の可能性としては――」 さとり様が次の可能性を言い出さんとする、その時だった。コツン、コツンと階段を下りる音が屋敷に響く。 銀髪で一切余分な仕草を見せない彼女の事を、あたい達は知っている。 そう、彼女は――。 「あいつ……なんでここに」 「シッ、お燐。今は相手の出方を伺うのが先決よ」 さとり様はそう制するも、このイギリスの地において、彼女の存在はあまりにも場違いだった。 悪魔の犬とも呼ばれ、本来の主に対して忠実な彼女が、こうして別の誰かの従者に成り下がるなんて。 これもまた何かの計略であるならば、一体どんな陰謀が渦巻いているのやら。そう混乱しつつある中で。 「みなさん、お待たせしました。わたくし、矢車様の御屋敷・地獄館に努めているメイドの、 十六夜咲夜と申します。以後、お見知りおきよう」 ――紅魔館のメイド長は、その主を変えつつも、以前と変わらぬ瀟洒さで一堂の前で挨拶をしてみせた。
[214]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 02:44:55 ID:??? 謎メイドの依頼を飲んでヨークシャーの屋敷にやって来たさとり。その屋敷にはイングランド中の名選手が集まっていた。 彼らが、そしてさとり達が集められた目的とは?その鍵は、先刻現れた元・紅魔館のメイドが握る! ……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 急展開になりますが、次回更新では試合前の準備に入る予定です。
[215]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/14(日) 23:42:27 ID:??? 今日は更新をお休みします。
[216]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/20(土) 01:08:59 ID:??? ここ一週間仕事が大変で、更新できませんでした… ゲームと違って現実は頑張ってもすぐには報われないですが、 だからと言って、自分自身にとって決して無意味にはならないと信じます。
[217]森崎名無しさん:2017/05/21(日) 00:03:00 ID:??? お仕事お疲れ様です
[218]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/05/21(日) 23:30:49 ID:??? 今日も更新をお休みします。明日以降も普通に忙しいので更新再開の目途は未定です… 来週くらいで一山超えれば、それ以降はまたノンビリ書いていけると信じて生きています。 >>217 ありがとうございます。これまではそうでもなかったのですが、 今年度に入ってからは仕事量がハンパ無いですね。 勿論もっと忙しい人は沢山いるんでしょうが、貧弱な私は日々を生きるので一杯一杯です(汗) 自分語り失礼しました。
[219]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/06/04(日) 02:11:53 ID:??? また大分間が空いてしまい、仕事も相変わらず忙しいですが、更新再開します。 霊夢スレさんが復活しましたね…。私にとって特に思い入れの深い外伝作品のひとつでしたので、とても嬉しいです。 読んでいると、初めて森崎板に来て外伝スレを読みふけっていた頃(たしか、初めて読んだ外伝作品でした)や、 拙作を始めた頃(大会ルールをパク…参考にさせて頂いてました)の思い出が蘇り、新たにモチベを貰いました。 更新速度は未だ保証はできませんが、また楽しんで書いていきたいと思います。 ただ、その更新速度が目下一番の問題という事もあり、 以前に続いてとなりますが、更なる削減要素として、 ・仲間の章における試合を廃止(成長選択とストーリー描写は継続) を、取りたいと考えています。 本来は世界のライバル達や幻想郷選抜勢との因縁や、 (特に旧ルナティックス所属以外の)仲間キャラに愛着を持たせる為、 オムニバスストーリーを検討していましたが、従前のような更新量をお約束できず、 また、やはり一番描写したいのは鈴仙の葛藤や成長についてなので、 より書きたい事に絞った形にて、更新を継続したいと思います。 期待して頂いた方にはすみませんが、その分残った箇所については、濃厚な描写に努めたいと思いますので、 引き続き読んで頂ければ幸いです。(もしご意見あれば、コメント頂ければ幸いです。)
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0ch BBS 2007-01-24