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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[417]森崎名無しさん:2017/07/07(金) 10:23:01 ID:??? 確かに+7は凶悪すぎるな……
[418]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:33:07 ID:n3MpE6JA 更新再開します。(金曜は寝落ちしてました……) >>416 乙とコメントありがとうございます。 基本的に私がやりやすいようにバランスは適宜調整させて頂いていますが、 不公平感なく皆で楽しめるよう、極力先々を見据えて考えていきたいと負っています。 >>417 +7だともう、ファンタジスタ付きのドリブラーでも抜けなくなるので(NTLv3のディアスで互角くらい?)… ただ、『さとりが居れば今後はヌルゲー』にはならないとも思っています。 ・必殺技については本編よりもインフレ傾向のため、PA内でも決して無敵では無い ・さとりの通常セーブ(PA外)は本スレ若島津に毛が生えた程度 →ミドルシュートに弱いのはキャプ翼&キャプ森的に考えて致命的 ・想起セービングは可能だが、技の仕様上不安定&燃費が悪い という要素があり、幾らPA内に強くても欠点が目立つため、それを埋める手段が求められると思います。
[419]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:34:19 ID:n3MpE6JA 〜マラカナンスタジアム・控室〜 そして、Jr.ユース世代から上がって間もないジュニオール世代が、その頂点を目指し競いあうリオカップ。 ※今更ですが、時間軸の関係上リオカップ等の立ち位置や年齢区分等は、 本スレ・原作・リアルと比べて変わっていますが、ご了承ください。 その準決勝戦であるパルメイラスとの試合の日がやって来た! さとり「――遅くなってすみません。そっちのお燐が死体損壊罪で留置所に送られていまして」 お燐「全く、酷い国ですよねっ。あたいはただ自分の好きな事を、好きな風にしようと思っただけなのに。 はぁーあ。ねぇさとり様、自由が縛られた中での豊かさに、一体何の意味があるんでしょうか……」 さとり「それは大事な問題ね。でもあんたはもう少しは縛られた方が良いと思います」 反町「(なんか当たり前のように俺達と合流して、当たり前のように漫才を始めたぞ……)」 ――そしてこの日は奇しくも、新チーム・リトルウイングズの仕掛け人でもある魅魔の命令で イギリスへとサッカー留学をしていた古明地さとりと火焔猫燐――通称お燐の二人が、 鈴仙達コリンチャンスへと合流する日でもあった。 鈴仙「……ここで貴女達が合流してくれたのは本当に助かるわ。これからよろしくね」 さとり「こちらこそ。……ですが勘違いしないでください。私達が戦うのは貴女達の為ではありません。 私は、かつてその手に掴みながらも、未熟さ故に零してしまった光を再び掴む為。 貴方達と不必要に馴れ合うつもりはございませんので、ご了承を」 つかさ「(古明地さとり。地霊殿の主にして、先の全幻想郷大会では『地底のSGGK』とも呼ばれ、一定の評価を得ていた。 そしてその実力はイギリスに行って更に増した……と、いう所かしら)」 佳歩「(一応仲間ですけど、油断のならない感じです!)」
[420]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:36:02 ID:n3MpE6JA イギリスでの決意を形にしたシルバーネックレスを新たなトレードマークとした彼女は、 優雅かつ温和に、しかし卑屈になる事なく孤高を演じる。 既に眩しすぎる鈴仙達と違い、闇の世界に生きるさとりにそうした馴れ合いは不要の為だ。 お燐「あ、すみませんね皆さん。さとり様、イギリスに行った辺りから中二病発症しちゃってて。 元カレの影響というか何というか。あ、さとり様! 専用の指ぬきキーパーグローブの準備はOKっすか? やっぱアレが無いと中二病とは言えませんからねぇ」 さとり「勝手に私のキーパーグローブに穴を開けないで下さい。というか、指がむき出しって、普通に危ないじゃないの」 てゐ「……あんたら。後でつかさと佳歩ちゃんに謝んな。真面目に考察してたのがアホっぽいじゃない」 ……もっとも、その傍でさとりを弄り続けるお燐が居るせいで、大分台無し感は否めないのだが。 *さとりとお燐がコリンチャンスに加入しました。
[421]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:37:55 ID:n3MpE6JA コーチ「ほほう、君たちが新しい派遣選手か。我らが名門・コリンチャンスの名に恥じぬ活躍を期待しておるよ (紫パーマのチビちゃんはともかく、赤毛おさげっ子はスレンダーだけど意外に出るトコは出てそうじゃの。 グフフ……1点&8点ってトコかの。8点ちゃんは後でセクハラしよっと)」 さとり「……(あの老人はこいしへのお土産にしましょう。地霊殿のエントランスに飾るには醜すぎますが、 拷問ごっこをするには丁度良い木偶になるでしょうし)」 コーチ「(あ、あれ? 珍しく真面目キャラを装った割には反応が悪いゾイ……)」 鈴仙「(どーせ、内心ではロクでも無い事考えてたからでしょ……)」 二人の自己紹介が終わると、コリンチャンスの老コーチ兼監督はゴホンと咳払いの後、話し始める。 (さとりのお蔭か、若干やりずらそうにしていたが) コーチ「さて。準決勝のパルメイラスについてじゃが……地味ながらも全体的にハイレベルで纏まっている、 非常に安定したチームと言えよう。多くの観衆は、数か月にサンパウロFCにボロ負けした印象に引っ張られ、 その安定感を地味と形容してしまっているが、それは誤りじゃ。――彼らは、間違いなくレベルアップしておる。 確かに、エースのトニーニョとネイは、前に戦ったカルロス・サンターナと比べると一段落ちる選手ではあるが。 しかし、チーム全体の総合力で言えばフラメンゴとほぼ互角――いや、もしかしたらパルメイラスの方が上かもしれん」 鈴仙「(パルメイラス……か。あの半ばストーカーなネイ君や鬼監督の印象が強いけれど、 元はと言えば、あの森崎君が所属していたチームだものね。一筋縄ではいかないのも納得、か)」 しかし、そのどこか腑抜けた導入とは打って変わって、彼の語る口調は重かった。 パルメイラスは決して雑魚ではない。むしろ優勝候補筆頭チームの一つであるフラメンゴを上回るかもしれない。 元セレソンにして名軍師でもあったコーチの分析は、鈴仙を僅かに震わせた。
[422]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:39:37 ID:n3MpE6JA アリスさん「そこについては、私もコーチさんに同意ね。(ここよ、ここで人気者になるのよ!!) ――実は私、これまでのパルメイラスの対戦を(一人で)観戦して、分析データを作成したのだけれど」 ――そして、ここでアリスさんが動いた。 現時点でチームの誰よりも頭の良い彼女は、パルメイラスが脅威となる事をいち早く察知しており、 実際の対戦に備えて人知れずデータを作成していたのだ。 佳歩「ええっ、分析データですか!」 穣子「アリスさんすご〜い! なんかもう、チームのブレインって感じだね!!」 つかさ「本当に助かるわ。霞ちゃんが居なくなって、情報の大切さをより一層痛感していたもの」 アリスさん「(あ……なんかきた……頭の中がこう……温かくなる感じ。……あー、これ。この居場所感。 自分がここに存在する事を許されてると知った時の万能感? 母親に抱かれた赤ちゃんのような感覚……あったけぇ…………)」 勿論、こうした作業は簡単にできるものではない。だからこそ周囲のメンバーはアリスさんを褒め称える。 幼い頃から承認欲求に飢えていたアリスさんはこの時、これまでの人生でもトップクラスの幸福感を享受するが ――この世界はアリスさんに優しくない。 お燐「……ほい、ほい、ほいっとな」 パサリ……。 静葉「これは……パルメイラスの分析データ!」 てゐ「ほへー、死体を漁りながら私達への手土産に情報収集もしてたのか。やるのぉ、おぬし」 さとり「分析は私がしました。……英国での探偵業が、情報に対する分析眼を磨いてくれまして」
[423]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:40:52 ID:n3MpE6JA アリスさん「さぁ〜、皆。私が徹夜で作ったレポートを見……あ、アレ? 何かもう皆紙持ってる?? あれ? さっきまでの皆の評価は? 私の居場所は????? 普通に生まれて居れば当然享受できたはずの、普通の友人、普通の生活、普通の人生はどこ……???」 反町「(余計な時間が無い中で、即座に手渡された情報に意識が行くのは仕方ないにしても。少し不憫だ……)」 ――アリスさんが多幸感に酔いしれている間に、チームメンバーの興味はお燐とさとりが共同で作成した、 完成度の高い敵情分析資料へと移ってしまっていた。この大一番では情報が重要である事は、 アリスさん以外の者も充分承知しており、そして、お燐とさとりが有能だったが故に起きた悲劇である。 鈴仙「(アリスさんがまた変な被害妄想に陥ってそうなのが不安だけど……ま、いっか)」 そろそろアリスさんのメッセージを受ける事に疲れて来た鈴仙は、 特段の異議を挟めることなく、お燐とさとりが調査・分析したファイルに目を通すことにした。
[424]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:43:16 ID:n3MpE6JA −評価基準− ☆=S級選手。とてつもなく強い。真正面から当たるより、避ける方法を考えた方が良い。 ◎=A級選手。かなり強い。エース級の人材を当てるか、戦略で上手く立ち回る事を意識したい。 〇=B級選手。強い。高い能力でゴリ押しするか、弱点を突く事が出来れば優位に立てる。 ・=C級選手。そこそこ。名無しレベルに近いが、特筆すべき能力を持った選手を紹介。 −パルメイラス 要注意選手リスト− ◎トニーニョ カルロス程ではないが全体的に高水準で纏まった実力者。 元来ドライブシュートを得意としていたが、今大会を前に様々な派生技を身に着けた。 加えて、相方のネイとの連携技を幾つか習得済みであり、こちらも要注意。 守備意識が高く、下がり目の位置でのブロックやクリアも中々上手い。 ◎ネイ トニーニョと互角の総合力を持つ、かなりの実力者。 アヤソフィアに比肩する強力なドリブラーである上、ダイレクトや一対一での必殺シュートも持つ。 守備能力は若干低めだが、トニーニョとの連携タックルや、素早い身のこなしからのパスカットは油断できない。 最近は随所で神がかり的なプレーを見せるようになっており、能力値以上に脅威かも? ○サトルステギ アルゼンチン出身の点取り屋。頭は弱いが、高い浮き球からのダイレクトシュートは強い。 サンパウロ戦での敗北をバネに、生まれつき高かった浮き球センスを更に伸ばし、 クリアやポストプレイ等、シュート以外にもゴール前でできる事を増やした。…が、怖いのはゴール前だけ。 ○キーガン 最近急成長が著しいパルメイラスのCB。ブロック力だけはあのディウセウすら凌駕する! それ以外の守備能力についても、ブラジル代表クラスのDFとして最低限の物を持つ。 突破力については平凡のため、攻撃参加等の脅威はない。 ・オルヘス キーガンに次いで成長著しいパルメイラスのFWだが、その成長度には雲泥の差がある。 とはいえ、ドリブル、パス、シュート全てにおいて必殺技を持ち、パルメイラスの攻撃パターンを広げている。
[425]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:46:13 ID:n3MpE6JA ・ゲレーロ SMFとしてそこそこ高い突破力とタックル力を持ち、そこそこ高い総合力を持つ。 相手を吹き飛ばす『パワータックル』には少しだけ要注意。 ・リンコン 『強引なドリブル』と『ピンポイントパス』を併せ持つSMF。突破面では要注意だが、 守備力については低いので問題無い。 ・アレクセイ トニーニョを信望しているCB。キーガンと比べると大きく見劣りするものの、そこそこ強力なブロッカー。 ブロック以外は名無しと互角かうぶ毛が生えた程度。 ・ブランコ SB。一応必殺ブロックを持っているため油断ならない。必殺クリアもあるが、そこまで強くない。 ・ミラ SB。タックルについては少しだけ脅威…かもしれない。他に特筆すべき事はない。 ・サルサノ 本来はクビになる予定だったが、森崎の蒸発により呼び戻された。 セービングはごく平凡だが、稀に良い動きを見せる場合がある?
[426]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:47:45 ID:n3MpE6JA アリスさん「(これって……私が皆に配ろうとしていた内容とほぼ同じじゃない! どうして……どうして世界はかくも執拗に、私から居場所を奪おうとしてるのぉ……)」 さとり「(この方、瞳の奥に闇を感じます。私と同じ地獄を見たのでしょうね……)」 さとりがアリスさんに謎のシンパシーを抱きながらも、戦略会議は続く。 静葉「何の特技も持たない選手は存在せず、全員が何等かの一芸を持つ、という訳ね……」 穣子「ええっと、フォーメーションはこれ、どうなるんだろう。4−4−2?」 佳歩「いや、ネイさんがWGになった、4−3−1−2型の形なのでは?」 コーチ「結論からしてどっちもあり得る。この辺り、監督が有能でのう。 色んな布陣でも動けるよう、連携練習は重ねてきておるようで、 具体的にコレ、と決まってはおらんようじゃ」 お燐「まー、FWは、サトルなんちゃらくんとオルヘスくんの2人。 MFは、トニーニョくんとネイくんとリンコンくんとゲレーロくんの4人。 そんでDFは、キーガンさんとアレクセイくんとミラくんとブランコくんの4人。 ……って感じの布陣が多いかな。んで、トニーニョとネイくんは近くに置いてるね」 反町「(コンビプレイをやり易くするためだな)」
[427]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:50:19 ID:n3MpE6JA てゐ「成程ねぇ。……んで、これを受けてウチらはどんなフォーメーションにするか、 って話になってくるっぽいね」 コーチ「うむ。それについてはワシが考えてきておる」 鈴仙「(普段よりやる気ね、コーチ……やっぱり、相手の監督がエベルトンさんだから……かな?)」 普段には無い彼の行動の理由を、鈴仙は何となく知っていた。 老人のように見えるコーチはその実意外と若く、エベルトンやロベルトと同年代のセレソンであった事。 とりわけエベルトンとは深い因縁があり、互いに切っても切れない関係であるという事を。 コーチ「現在、我がチームではタレント選手は10人と膨れ上がった。 それを全員活躍させる為の布陣の一案は――これじゃ」 コリンチャンス 4−4−2 −H−J− H鈴仙 J佳歩 −−−−− −−I−− Iアリスさん F−−−G Fライア G反町 −−E−− Eてゐ B−−−C Bお燐 C静葉 −A−D− Aつかさ D穣子 −−@−− @さとり 控え:クラウディ(FW)、ゲーノス(FW)、ナバイロ(MF)、マギッシ(MF)、ビベス(DF) ミャージ(DF)、ニータ(DF) 備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち
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0ch BBS 2007-01-24