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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[423]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:40:52 ID:n3MpE6JA アリスさん「さぁ〜、皆。私が徹夜で作ったレポートを見……あ、アレ? 何かもう皆紙持ってる?? あれ? さっきまでの皆の評価は? 私の居場所は????? 普通に生まれて居れば当然享受できたはずの、普通の友人、普通の生活、普通の人生はどこ……???」 反町「(余計な時間が無い中で、即座に手渡された情報に意識が行くのは仕方ないにしても。少し不憫だ……)」 ――アリスさんが多幸感に酔いしれている間に、チームメンバーの興味はお燐とさとりが共同で作成した、 完成度の高い敵情分析資料へと移ってしまっていた。この大一番では情報が重要である事は、 アリスさん以外の者も充分承知しており、そして、お燐とさとりが有能だったが故に起きた悲劇である。 鈴仙「(アリスさんがまた変な被害妄想に陥ってそうなのが不安だけど……ま、いっか)」 そろそろアリスさんのメッセージを受ける事に疲れて来た鈴仙は、 特段の異議を挟めることなく、お燐とさとりが調査・分析したファイルに目を通すことにした。
[424]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:43:16 ID:n3MpE6JA −評価基準− ☆=S級選手。とてつもなく強い。真正面から当たるより、避ける方法を考えた方が良い。 ◎=A級選手。かなり強い。エース級の人材を当てるか、戦略で上手く立ち回る事を意識したい。 〇=B級選手。強い。高い能力でゴリ押しするか、弱点を突く事が出来れば優位に立てる。 ・=C級選手。そこそこ。名無しレベルに近いが、特筆すべき能力を持った選手を紹介。 −パルメイラス 要注意選手リスト− ◎トニーニョ カルロス程ではないが全体的に高水準で纏まった実力者。 元来ドライブシュートを得意としていたが、今大会を前に様々な派生技を身に着けた。 加えて、相方のネイとの連携技を幾つか習得済みであり、こちらも要注意。 守備意識が高く、下がり目の位置でのブロックやクリアも中々上手い。 ◎ネイ トニーニョと互角の総合力を持つ、かなりの実力者。 アヤソフィアに比肩する強力なドリブラーである上、ダイレクトや一対一での必殺シュートも持つ。 守備能力は若干低めだが、トニーニョとの連携タックルや、素早い身のこなしからのパスカットは油断できない。 最近は随所で神がかり的なプレーを見せるようになっており、能力値以上に脅威かも? ○サトルステギ アルゼンチン出身の点取り屋。頭は弱いが、高い浮き球からのダイレクトシュートは強い。 サンパウロ戦での敗北をバネに、生まれつき高かった浮き球センスを更に伸ばし、 クリアやポストプレイ等、シュート以外にもゴール前でできる事を増やした。…が、怖いのはゴール前だけ。 ○キーガン 最近急成長が著しいパルメイラスのCB。ブロック力だけはあのディウセウすら凌駕する! それ以外の守備能力についても、ブラジル代表クラスのDFとして最低限の物を持つ。 突破力については平凡のため、攻撃参加等の脅威はない。 ・オルヘス キーガンに次いで成長著しいパルメイラスのFWだが、その成長度には雲泥の差がある。 とはいえ、ドリブル、パス、シュート全てにおいて必殺技を持ち、パルメイラスの攻撃パターンを広げている。
[425]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:46:13 ID:n3MpE6JA ・ゲレーロ SMFとしてそこそこ高い突破力とタックル力を持ち、そこそこ高い総合力を持つ。 相手を吹き飛ばす『パワータックル』には少しだけ要注意。 ・リンコン 『強引なドリブル』と『ピンポイントパス』を併せ持つSMF。突破面では要注意だが、 守備力については低いので問題無い。 ・アレクセイ トニーニョを信望しているCB。キーガンと比べると大きく見劣りするものの、そこそこ強力なブロッカー。 ブロック以外は名無しと互角かうぶ毛が生えた程度。 ・ブランコ SB。一応必殺ブロックを持っているため油断ならない。必殺クリアもあるが、そこまで強くない。 ・ミラ SB。タックルについては少しだけ脅威…かもしれない。他に特筆すべき事はない。 ・サルサノ 本来はクビになる予定だったが、森崎の蒸発により呼び戻された。 セービングはごく平凡だが、稀に良い動きを見せる場合がある?
[426]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:47:45 ID:n3MpE6JA アリスさん「(これって……私が皆に配ろうとしていた内容とほぼ同じじゃない! どうして……どうして世界はかくも執拗に、私から居場所を奪おうとしてるのぉ……)」 さとり「(この方、瞳の奥に闇を感じます。私と同じ地獄を見たのでしょうね……)」 さとりがアリスさんに謎のシンパシーを抱きながらも、戦略会議は続く。 静葉「何の特技も持たない選手は存在せず、全員が何等かの一芸を持つ、という訳ね……」 穣子「ええっと、フォーメーションはこれ、どうなるんだろう。4−4−2?」 佳歩「いや、ネイさんがWGになった、4−3−1−2型の形なのでは?」 コーチ「結論からしてどっちもあり得る。この辺り、監督が有能でのう。 色んな布陣でも動けるよう、連携練習は重ねてきておるようで、 具体的にコレ、と決まってはおらんようじゃ」 お燐「まー、FWは、サトルなんちゃらくんとオルヘスくんの2人。 MFは、トニーニョくんとネイくんとリンコンくんとゲレーロくんの4人。 そんでDFは、キーガンさんとアレクセイくんとミラくんとブランコくんの4人。 ……って感じの布陣が多いかな。んで、トニーニョとネイくんは近くに置いてるね」 反町「(コンビプレイをやり易くするためだな)」
[427]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:50:19 ID:n3MpE6JA てゐ「成程ねぇ。……んで、これを受けてウチらはどんなフォーメーションにするか、 って話になってくるっぽいね」 コーチ「うむ。それについてはワシが考えてきておる」 鈴仙「(普段よりやる気ね、コーチ……やっぱり、相手の監督がエベルトンさんだから……かな?)」 普段には無い彼の行動の理由を、鈴仙は何となく知っていた。 老人のように見えるコーチはその実意外と若く、エベルトンやロベルトと同年代のセレソンであった事。 とりわけエベルトンとは深い因縁があり、互いに切っても切れない関係であるという事を。 コーチ「現在、我がチームではタレント選手は10人と膨れ上がった。 それを全員活躍させる為の布陣の一案は――これじゃ」 コリンチャンス 4−4−2 −H−J− H鈴仙 J佳歩 −−−−− −−I−− Iアリスさん F−−−G Fライア G反町 −−E−− Eてゐ B−−−C Bお燐 C静葉 −A−D− Aつかさ D穣子 −−@−− @さとり 控え:クラウディ(FW)、ゲーノス(FW)、ナバイロ(MF)、マギッシ(MF)、ビベス(DF) ミャージ(DF)、ニータ(DF) 備考:ライアは必殺パス、ミャージは必殺タックル、ニータは必殺ブロック持ち
[428]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:52:26 ID:n3MpE6JA つかさ「4−4ー2のダイヤモンド型……ですか」 コーチ「うむ。相手は恐らく、特定の選手に偏らせずにバランス良く攻撃陣を展開していく。 その際には、相手がどんな風に攻めて来ても、手広く構える陣形が必要となるじゃろう。 逆に、こちらが攻撃する際は、鈴仙、佳歩、そしてアリスさんの3人を軸に、 少数精鋭で切り込んで行くのじゃ! 何、攻撃陣と比べてあちらの守備陣は些か心許ないからの。 この時、反町は上がり目で、シャドウストライカーの場所に来てくれても構わぬが、可能な限り、 オータムスカイラブの土台にもなれるよう、後方の面倒も見てやってくれ」 鈴仙「(あの口を開けばセクハラの事しか言わないコーチが、 こんなに真面目かつ的確な意見を述べられるなんて……)」 初めてコリンチャンスに来た時からコーチの事を知っている鈴仙としては、 彼が往年の名監督として復活した姿を見れたのは感慨深かった。 鈴仙「(とはいえ。これに満足せず検討を深める必要があるわね……)」 目に浮かぶ涙を拭いながら、鈴仙はこの布陣について検討を深めるが、 色々と考えているのは決して鈴仙だけではない。
[429]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:53:45 ID:n3MpE6JA お燐「ふーむふむ。ねぇねぇコーチのおじさん。さとり様ってPA内ではメッチャ強いからさ。 4バックも要らないかもしれないよ? 3バックくらいにしてさ、その代わりに中盤の支配力を上げようよ。 さとり様もココ来る前のバスで、『ネオファイヤーは私が必ずとめる!』って豪語してましたし」 さとり「止められずに二番手GKと交代するような、不吉な捏造をしないでください。 ……ですが、ええ。その代わりミドルシュートは撃たせる前に止めて欲しいのですが。 ネイ君とトニーニョ君という強力な中盤に対抗するため、3−5−2にする戦法もアリとは思います」 鈴仙「(お燐とさとりさんの提案――『4−4−2ではなく、3−5−2』……確かに一理あるかも。 この場合、DFからMFになって貰うのは、ボランチも出来る静葉さんになるかな)」 てゐ「中盤を強くってのは私も賛成だね。でも、3バックだと手薄で、フリーでミドルを打たせちゃうかもしんない。 だったらさ、中盤にタレントを集めるってのはどうかな? 具体的には私がボランチからサイドハーフに、 静葉ちゃんがサイドハーフからボランチになるって策。 んで、空いた4バックの4人目は、ミドルシュート対策で、ブロックのできるニータくんを入れる」 静葉「私は反対しないわ。私もてゐ程ではないけど、パスやボールキープも出来るし。 穣子か反町君と協力できれば、『オータムスカイラブ』で中盤底の守備力は確保できると思う」 鈴仙「(てゐと静葉さんからの提案――『てゐをSMF、静葉さんをボランチ、DFにニータ君』……これも悪くないわね。 この場合、てゐは前線へのロングパスよりも、ドリブルでの切り込み役が増えるかしら? でもその方が、イチかバチかの『インビジブルデューパー』や『真実の友情』も使いやすくなりそう)」
[430]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 10:55:00 ID:n3MpE6JA 反町「キャプテン、ちょっと良いかな? 考えたんだが……俺とアリスさんとの位置を交代するってのは……」 アリスさん「……そうね。確かにトップ下としての能力であれば、私の方が優れている自信はあるけれど。 けれど反町君も攻撃的MFとして申し分ない能力を持っているし、何より、私はドリブルで切り込む事が出来る。 そのためには比較的手薄なウイングに回る事もやぶさかではないけれど……(私は守る。私の居場所を……! 世界の悪意になんか、負けられない……! 私は、チームのブレイン役という居場所を、守る………!!!)」 鈴仙「(反町君とアリスさんからの提案――『反町君をトップ下、アリスさんをウイングハーフ』。 ……この時は4−4ー2と言いつつ、実際は4−3−1−2的な陣形で戦う事になるかしら? つまりは、アリスさんの突破力の高さを最大限に発揮する事を主眼に置くわけね。 これもいい案だけど……アリスさんの上手いパスカットは、中盤でこそ活かしたい気もする。 それと、反町君の場所が静葉さん達から離れてしまって、反町君が『オータムスカイラブ』の土台に なれなくなっちゃうという欠点もあるかしら? その欠点を補って余りある程、アリスさんのドリブル突破は魅力的だけど)」 他にも戦略について色々と話し合っている者もいるが、鈴仙が聞き取れ、 かつ、具体的に取り入れられそうなのはこの位だった。
[431]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/07/08(土) 11:00:39 ID:n3MpE6JA 鈴仙「(さて……どうしようかな。個人的には、コーチの提案そのままでキックオフも、 決して悪くはない選択肢だと思うけれど。……何か、提案してみようかな?)」 A:3−5−2の陣形を提案。静葉をSBからボランチに移動する。 B:てゐをボランチから左SMFに上げ、静葉をSBからボランチに移動する。 空いたSBにはブロックが得意なニータを配置する。 C:反町とアリスさんの位置を交換し、反町をトップ下、アリスさんをウイングハーフとして運用する。 D:コーチが考えてくれた陣形で問題ない。 E:「色々意見が出ていますけど、コーチはどう思いますか?」コーチの意見を聞く(更に判定) F:その他 A+Cなどもこちらで 他にもフォーメーション等考えて下されば幸いです。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *鈴仙達の能力値は>>2-7、さとりとお燐の能力値は>>321を参考にして下さい。 (フラグ回収等もあるため、現能力値と完全なイコールではありません) *外出するので一旦ここまで。続きは夕方〜更新します。
[432]森崎名無しさん:2017/07/08(土) 11:21:39 ID:oCZyqIHs C
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0ch BBS 2007-01-24