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【外の世界は】キャプテン霊夢32【どんなとこ?】
[667]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/10(土) 23:58:05 ID:??? ニコニコと笑いながら言っているが眼が全く笑っていない。 霊夢にも思い当たる節があるだけに、強く出る事も出来ず大人しく謝る事にする。 霊夢「……最近全然会いに来てなくてごめんなさい」 麟「はい、良く出来ました」 くすくすと笑いながらそう言う麟にむうっとしながらも何も言えない霊夢。 霊夢にとって本当に数少ない、頭が上がらない人間が麟なのである。 冴月麟。人里の花屋の店主を務める女性。性格は明るく温和。 美人ではあるが、何処か人懐っこい雰囲気があり、里の男性連中にも人気が高い。 最も、当の本人は未だ結婚をする気がないようである。 真面目に見えて割と悪戯っぽいところがあり、人をからかうのが好きという 困った性質も持っている。そして、 ――旧名、博麗靈夢。霊夢が博麗の巫女を襲名する前の先代の巫女であり、 霊夢「……改めて久しぶり、お母さん」 麟「はい、久しぶりですね。元気そうで何よりです、霊夢」 ――霊夢の母親である。
[668]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/10(土) 23:59:13 ID:??? 途中ですが後の部分が書き切れていないので今日は一旦ここまでとします。 イベントシーンが長く申し訳ありません。外の世界に行ってからは サッカーメインに戻りますのでもう少しだけお付き合い下さい。
[669]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 20:59:28 ID:??? 霊夢の母親と言っても、実際に血が繋がっている親子という訳ではない。 まだ麟が靈夢として現役で博麗の巫女を務めていた時、 紫が後継者として連れて来た霊夢を麟が育てる事になったのがきっかけだ。 それ故、2人の年齢差は普通の親子程には大きくない。 麟「それにしても、まさか1年以上全く顔を見せないとは思っていませんでしたよ? てっきり私の事などもう忘れてしまったのかと」 霊夢「う、そんな訳ないでしょ。ただその、色々忙しくて……」 麟「ふふ、冗談ですよ。それだけ楽しい日々を過ごしてた、という事ですよね?」 霊夢「うーん、そうなるのかしら……。退屈ではなかったけど……」 ちなみに麟は霊夢とは違い、人里の花屋に生まれた極普通の村娘だった。 それを紫が見出して巫女としての修行をつけ始めた(ちなみに師匠は紫でなく幽香らしい)。 本人曰く、自分の才能は平凡であり適任者がいなかったからお鉢が回っただけ、 と言っているが、非常に真面目に修行をして博麗の巫女としての役割を 大過なくこなしていたと霊夢は紫から聞いている。 吸血鬼異変が終わるとすぐに博麗の巫女の名を霊夢に引き継ぎ、人里に還俗した。 それからは実家の花屋を引き継ぎ、今ではこうしてのんびりと店主を務めている。 (最もその時はまだ霊夢に今ほどの生活能力が無かったので、1週間に1度程度の 割合で神社に戻っていた。今はもうほとんど神社には足を運んでいない) 麟「で、勿論ここに来てなかった間の事は話してくれるんですよね?」 霊夢「へ?」 麟「貴女が出ているさっかーの試合は見させて頂いていましたが、 出来れば霊夢自身の口からこれまでの事を聞かせて欲しいのです」
[670]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:00:52 ID:??? 外の世界に行く事だけを簡単に話そうと思っていた霊夢は麟の言葉に戸惑うが、 何処かワクワクとした感じになっている麟にこれは話さないと帰して貰え無さそうだなぁ、 と諦めた様子で軽く息を吐く。 霊夢「うん、分かった。ちょっと長くなるけどいい?」 麟「ええ、今日は特に用事もありませんので」 それから霊夢はこれまでの事を麟に語って聞かせた。 信仰があまり集まらず悩んでいた事、突然サッカーの大会が開かれると聞いて チームメンバーを集めた事、永遠亭のウサギ達が予想以上に頑張ってくれている事、 そのウサギ達も今はほとんど神社に住んでいるような状態になっている事。 外の世界のチームとの試合やその相手との交流、華扇との巫女の修行等余す事なく。 麟は時折相槌を挟んだり疑問に思った事を聞いたりしながらも、 基本的には霊夢の話を邪魔する事なく聞き役に徹する。 麟「ふふ、道理で以前よりも少し雰囲気が柔らかくなっていると思いました」 霊夢「そうなの?自分だと良く分かんないけど……」 麟「ええ、話している時の貴女の様子も以前よりも楽しそうでしたし。 急にさっかーとやらを広める等と言い出した時は何を言っているのかと思いましたが、 こうなって見ると紫には感謝した方が良いかもしれませんね。 巫女としての務めも大事ですが、霊夢も若い女の子なんですから、 それ以外の楽しい事も色々と経験して欲しいと思っていましたし」 霊夢「や、やめてよ、もう」 麟「今度、ちーむめいとというウサギさん達や他の方々にも是非会わせて下さいね」 霊夢「うー、今更お母さんの事を改めて話すのって何か恥ずかしいんだけど……」
[671]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:01:55 ID:??? そして話は幻想郷選抜大会に優勝し、外の世界の大会に出場する事まで及ぶ。 つまり来週から、しばらく博麗神社を空けるであろう事も。 麟「なるほど……」 霊夢「……やっぱりまずいかしら?巫女が神社を長い事空けるって」 少し恐る恐るという感じに聞く霊夢だったが、麟は軽く首を横に振る。 麟「いえ、霊夢ももう子供ではないのですし、いちいち行動に指図するつもりはありませんよ。 ただ、外の世界の事は私も詳しくは知りませんが、幻想郷よりも発展している分、 危険な事が多いと聞いています。体にだけは気を付けて下さいね?」 霊夢「う、うん……ありがとう、お母さん」 巫女としての務めよりも自分の体の事を心配する麟の言葉にくすぐったい物を感じる霊夢。 いつもよりも不安そうな眼差しが、本気で心配してくれていると分かるから余計にである。 麟「ちなみに、留守にする間の神社はどうするつもりですか?」 霊夢「んー、あんまり考えてなかったけどとりあえず結界で覆っておこうかなって思ってる。 2か月くらい空ける事になりそうだし、お札はたくさん使う事になりそうだけど」 麟「そうですか。2週間に1度程度でしたら私が様子を見に行っても構いませんよ」 霊夢「本当?そうして貰えると助かるけど……」 麟「ええ、可愛い娘の為ですからこれくらいはしてあげないと」 留守中の神社の管理については頭を悩ませていたところだったので、 麟の言葉は霊夢にとってもありがたいものだった。
[672]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:03:00 ID:??? 大体話したい事は話し終わり、時間も大分経っていた為二人は夕食を取る事にする。 霊夢は帰ろうとしたのだが、麟の方が久しぶりの親子水入らずだから腕を揮わせて欲しい、 と言った為断り切れず付き合っているという形である。 霊夢「その……私は何だかんだでチームの皆と一緒にやるサッカーを楽しんでるけどさ、 紫って幻想郷と外の世界が関わりを持つのってあんまり良く思ってなかった気がするの。 それなのに、最近のあいつの行動見てると自分から積極的に外の世界と繋がりを 持とうとしてる気がしてて……お母さんはどう思う?」 食事をしながら、霊夢はこれまで疑問に思っていた事を麟にぶつけてみる。 麟は少し考え込む様子を見せるが、特に表情を変える事はしなかった。 麟「そうですね、私は霊夢よりは彼女との付き合いは多少長いので、 理由の想像くらいなら出来ます。最も、合っているとは限りませんが」 霊夢「……教えて」 麟は軽く頷くと、「あくまで想像に過ぎませんが」と前置きしてから口を開く。 麟「彼女は、幻想郷も変わらなければならない時期が来ている、 と考えているのではないでしょうか」 霊夢「どういう事?」 麟「ここも以前とは随分様変わりしました。河童が外の世界の技術を伝え、 山の神様が核融合という新しいエネルギー源を導入しようとしている。 幻想になったものが流れつくだけでなく、自ら幻想郷に来る人妖も増えました。 ……霊夢は前にここを訪れた二人の事を覚えていますか?」
[673]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:04:27 ID:??? 霊夢「えーと、たしか蓮子って奴と……メリーとか言う奴だっけ」 麟「ええ。彼女達のように観光気分で幻想郷に訪れて、 そのままこちらに永住せずに元の世界に帰る人までいます。 ふふ、幻想郷は全てを受け入れる、と言っていた紫も、 流石にここに観光に来る人間がいるとは思っていなかったようで、 あの時は呆れた表情をしていましたよ」 霊夢「まあ私もあの2人は大分普通とずれてるなと思ったけど……」 宇佐美蓮子とマエリベリー・ハーン。まだ霊夢がサッカーを始める以前、 幻想郷に訪れた二人の少女。しかも他の人間のように迷い込んだ訳でもなければ、 早苗達のように幻想郷への移住を目的として来た訳でもない。 本当に、ただの観光旅行のような感覚で幻想郷を訪れたのである。 麟「まあ、彼女達はある意味で例外のようなものだったのかもしれませんが……。 いずれ、彼女達のように幻想郷に気軽に外の人間が観光気分で訪れるような 時代が来るのかもしれない。外の世界との関わりがより強くなる日が来るかもしれない。 そうなった時に、こちらの人妖とあちらの人間がどうやって関わっていくか? 弾幕は特殊な力を持った人間しか出来ず、交流の懸け橋にはなりません」 霊夢「それがサッカーをこっちに広めた理由って事?」 麟はもう一度「私の想像ですよ」と言ってからこくりと頷く。 霊夢「(……確かにお母さんの言う通りなら、これまでの紫の行動にも一応説明はつくわ。 外の世界のチームをこちらに入れたのも、交流のきっかけと考えるなら分かる。 だけど、それだけなのかしら。なら何で、今回も前みたいに外のチームを幻想郷に 招こうとしなかったの?向こうの都合に合わせた?でもそれだけじゃ……)」 霊夢は麟の言葉を頭の中で吟味し、思考を巡らせる。内容はおおよそ紫の行動理由を 言い当てているように思えたが、それだけでは説明が出来ない部分もまだ残っていた。
[674]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:05:38 ID:??? 麟「それにもう1つ……」 霊夢「もう1つ?」 麟「……いえ、何でもありません。こっちは本当に妄想のような考えですから」 霊夢「……そっか。ありがとう、お母さん。ちょっとだけ疑問が解けた気がするわ」 麟「いえ、霊夢の役に立てたなら嬉しい限りです」 霊夢「ねえ、前からずっと言ってるけどさ、何で娘に敬語使うの? 今更だし違和感とかはないけど……」 麟「ふふ、これはもう癖みたいなものですから。気にしないで下さい」 その後も少し話を続けたが、夜も更けそうになってきたので霊夢は帰る事にする。 麟も今度は止めようとはしなかったが、外まで見送った際に一言だけ言い残す。 麟「霊夢」 霊夢「何?」 麟「行ってらっしゃい」 柔らかい笑顔でそう言う麟に、霊夢は照れくさそうにしながらこう返す事で精一杯だった。 霊夢「……うん、行ってきます」 麟が霊夢を、義理であっても娘として愛しているのと同じように、 何だかんだで霊夢もまた麟の事を母として好いているのであった。 ※イベントが終了しました!
[675]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/11(日) 21:07:21 ID:??? (6月4週後半:日常フェイズ・午前) 霊夢「そろそろ出発の日が近づいてきたわね……。やる事は済ませた?」 早苗「神奈子様と諏訪子様に挨拶は済ませてきました。 もう、お二人とも今生の別れでもないのに泣きだしてしまって……」 希「師匠との修行も終わったよ!とは言っても師匠も向こう行くみたいだけど!」 ルナサ「……そもそも幻想郷でのみ存在出来ている騒霊の私達が、 あちらの世界に行っても大丈夫なのか?」 メルラン「そこら辺は何とかなるって言ってたし平気なんじゃないかしらー?」 霊夢「今日が終われば幻想郷とはしばらくおさらばね……。 さて、午前中は何をしようかしら」 A 自主的に練習をする B 何処かに出掛けてみる(買い物をしたり、お店を探したり出来ます。陽子と話す場合もこちら。ランダムイベント発生も?) C チームメイトと交流する(チームメイトとの仲を深めます。お茶に誘いたい場合も) D 信仰獲得の為の活動を行う × 新しいメンバーの勧誘に向かう(選択不可) F 一人で何処か偵察に行ってみよう(今はあまり意味がありません) G とりあえずお茶を飲んでまったりする(まったりしたい気分の時に選択して下さい) H 御守りを作成する(信仰ポイント消費) I チームメイトの能力・必殺技を確認する(一票決。ID表示不要。この選択のみ、時間は消費しません) 現在の所持金:14550円 信仰ポイント:151 お茶カウンター:50 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[676]森崎名無しさん:2017/06/11(日) 21:08:25 ID:ncN73Exg C
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0ch BBS 2007-01-24