※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【最初の関門?】キャプテン霊夢33【いいえ練習台】
[984]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/06/27(火) 14:49:31 ID:??? >>983さん 3/4の確率で全日本の勝利だったのですが、中々意外な結果になりました。 という訳で全日本Jrユース対ハンブルグは原作同様引き分けとなりました。 逆に書きにくくなってしまったかも(汗)。出来上がりましたら投下しますが、 ダイジェスト風なのでそこまで詳しくは描写しないと思います。 (それで本スレの進行が遅れたら本末転倒なので)
[985]森崎名無しさん:2017/06/28(水) 23:37:28 ID:??? この感じだとシュナが頑張って点がそう取れないまでも、シュート打ちまくって森崎を下ろして島津を本編以上にフルボッコにした感じか
[986]森崎名無しさん:2017/06/28(水) 23:41:12 ID:??? 翼が何かやらかして森崎が後半試合出れなかったとか。
[987]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/08(土) 14:13:23 ID:??? 途中まで投下。続きは書き上がり次第投下します。 (幕間:若林との再会 in 西ドイツ) つま恋での合宿を終え、練習試合も全て圧勝で終えた全日本Jrユースは 意気揚々といった具合に西ドイツ、ハンブルグへと乗り込む。 サッカーコートだけで15面という豪華な練習場に驚愕している中、一人の男が姿を現す。 若林「その通りだ、皆」 井沢「えっ!」 滝「わっ…若林さん!」 石崎「おう若林!」 その男の名はハンブルグの正GK、若林源三。かつて日本で修哲小を率いて全国を制覇した ゴールキーパーであり、小学生の時は日本最高のゴールキーパーとも呼ばれていた。 小学生の時に西ドイツに留学し、今ではこうして強豪チームの正GKを獲得している。 修哲トリオや高杉、石崎と言った面々が再開を喜ぶ中、森崎の姿を見つけた若林が それまでの穏やかな様子を一変させて森崎をにらみつける。 若林「皆も元気そうだな…特に森崎。この日を待っていた…会いたかったぜ…!」 トレードマークの帽子から覗く瞳は凄まじいまでの恨みと殺気に満ち満ちていた。 若林は小学生の時の県大会終了後、森崎相手に4対1で喧嘩を売って返り討ちに遭った、 という過去があり、それが原因で西ドイツに逃げるような格好で留学した。 それ以降、彼は森崎の事を恨みに思っていたのだ。
[988]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/08(土) 14:14:33 ID:??? しかし、森崎の返答は彼が全く想定していないものだった。 森崎「……すまん、誰だっけ君?」 若林「……ハァ!?」 申し訳なさそうな素振りで放たれた森崎の言葉に驚愕し、硬直する若林。 こちらは4年間一度たりとも忘れた事がないくらいには屈辱に思っていたのに、 相手にとっては完全に過去の出来事となっていたのだ。 井沢「も、森崎!若林さんだぞ!」 森崎「だから誰だよ、若林って……皆、知ってるか?」 実のところ、森崎は本当は若林の事を覚えていたがいかにも本当に知らない、 という振りをして他のメンバーを振り返る。 早田「知らね〜よ」 次籐「知らんとね」 松山「俺も知らない」 山森「知りませんよ」 立花兄弟「「同じく」」 新田「誰っスか?」 佐野「知らないです」 沢田「何か覚えがある様な…」 若島津「初対面だぞ」 反町「聞いた事も無い」 日向「知らんな」 そして他の面々は本当に若林の事を知らないので当然このような反応になる。 ここまでは森崎も想定通りであり心の中でほくそ笑んでいたが、 ある男の返答だけは森崎にも想定外だった。
[989]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/08(土) 14:16:04 ID:??? 翼「……ごめん、俺も知らないや」 森崎「(は?)」 若林「おい、ちょっと待て、翼!?いくらなんでもお前は覚えてるだろ!? 同じチームで試合もしてるんだぞ!?」 翼「え、そうだったっけ……。ごめん、本当に覚えてないや。 霊夢の事ならプレイの1つ1つまで思い出せるんだけど……」 滝「(あー……)」 井沢「(今のこいつならありえるかも……)」 森崎「(……おいおい、俺のは一応フリだがこいつ本気で忘れてないか?)」 自分で振っておきながら、流石に若林に若干同情してしまう森崎。 翼が幻想郷での出来事により霊夢に執着しているのは今や全日本のメンバーに とっては周知の事実である。以前にも若林の事を聞かれた際に忘れていた感じが あった為、若林以外のメンバーはこの状況にそこまで驚いてはいなかった。 若林「そ、そんな……皆マジで俺の事を覚えてないのか……翼まで……」 歳月の残酷さに愕然とし、がっくりと膝をついてしまう若林。 そして更に悲惨な事に三杉が未だ幻想郷で治療中だった事もあり、 この場で彼のフォローをしてくれる人間はいなかった。 その後、「と、とにかく!俺は西ドイツで強くなった!お前達に勝ち目は100%無いぜ!」 と強引に話題を変える若林だったが、「ふ〜ん……」と反応はイマイチだった。 ほとんど誰も若林の事を知らない状況では仕方がない。 見上「(……頭痛のタネが多すぎる。片桐君がいないだけでも面倒事が増えているのに)」
[990]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/24(月) 20:48:27 ID:??? そしていよいよ全日本Jrユース対ハンブルグの試合が始まる。 最初のチャンスを掴んだのは全日本Jrユースだった。 というよりも、ハンブルグのメンバーが全体的に動きに精彩を欠いており、 序盤は一方的に全日本Jrユースが攻めたてる展開となる。 日向「挨拶代わりだ、喰らいやがれ俺のタイガーショットぉおおお!!」 バゴォオオオオオオン!!! 若林「――!」 バッ!ガシィイ!!! 日向「……ちっ!」 沢田「ひゅ、日向さんのタイガーショットが完璧にキャッチされた!」 若林「ふふふ……(俺の力を皆に見せつける為にはまだ足りないな)どうした、これで終わりか?」 翼「いけぇ!俺のドライブシュート!」 バシュウウウ!!! ギュオオオオオオ!!!グウウウウン!!! 若林「甘いぞ、翼!どんなシュートだろうがPAの外からのシュートは許さん!」 ガシィイイイ!!! 翼「くっ!」
[991]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/24(月) 20:49:46 ID:??? 松山「す、凄い……翼と日向のシュートを両方完璧に止めた」 来生「すげぇ!流石若林さん!」 滝「昔よりも更に凄くなってる……」 井沢「やっぱり若林さんはすげぇ……」 山森「これが、西ドイツNo1のクラブチームの正GK……」 次藤「ばりごっつかGKタイ!」 早田「ドライブシュートをああも完璧に……」 森崎「(ちっ、たかだかロングシュート2本止められたくらいで騒いでるんじゃねーよ。 こっちはあのシュナイダーって奴をどうするかで悩んでるっつうのに……。 あー、くそ、せめて中山がいてくれればもうちょっと楽なんだが)」 金髪の少年「ゲンゾー・ワカバヤシ……確かに中々のGKだが、あれなら俺の方が上だな」 試合開始早々、PA外からとは言え日向のタイガーショットと翼のドライブシュート を両方完璧にキャッチした若林に観客や全日本の他のメンバーから感嘆の声があがる。 日向「……」 翼「……」 ……だが、誰が予想出来ただろうか。 この試合の若林の活躍が、ここで終わってしまうという事など。
[992]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/07/24(月) 20:51:34 ID:??? ハンブルグメンバーの動きは相変わらず鈍く、全日本Jrユースがあっさりボールカットに成功。 そしてボールは再び良い位置で日向へと渡る。日向は獰猛な笑みを浮かべてシュート体勢に入る。 日向「俺のこのシュートの実験台だ……喰らえ、ネオタイガーショットぉおおお!!!」 ブワァゴォオオオオオン!!!! 若林「(な、さっきのシュートとは威力が全く違う!?)く、くそっ!」 ガシィッ!ギュルルルルる……バチィイイイ!!! 若林「ぐわっ!?」 ズサァアアア!!! ギュルギュル……ブチィイ!!! ピィッピィーーーーーー!!! 日向「くっくっく……どうした?PA外からのシュートは許さないんじゃなかったのか?」 若林「そ、そんな……俺がPAの外から決められた……?」 翼「(やるな日向君……次は俺があのシュートを見せる番だ)」 カルツ「(ワカヤバシが早々に失点したのはまぁ予想の範疇だが……PA外から決められるか。 あの9番のシュート、下手すりゃシュナイダーちゃんのファイヤーショットよりも 上なんじゃないのか!?)」 前半4分、日向の新必殺シュートにより全日本Jrユースが早くも1点を先制する。 しかし、これは全日本の波状攻撃の幕開けにしか過ぎなかった。
[993]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/12/07(木) 22:30:32 ID:??? 1点を先制されたハンブルグだったがこれは彼らにとって動揺するレベルではなかった。 元々前半5分が過ぎるまでは若林から好きに攻めさせろと言われていた事もあり、 むしろこの失点こそが試合開始の合図と言っても良かったのだ。 シュナイダー「 F I R E !」 ブワァゴォオオオオン!! 森崎「――!」 バッ!バチィイイイ!!! シュナイダー「……!やるな、ユーザー・モリサキ!」 手始めに、とばかりに中央突破したシュナイダーのファイヤーショットが炸裂するが、 これは森崎のファインセーブにより何とか失点を防ぐ。 カルツ「な、シュナイダーちゃんのファイヤーショットを初見で止めた!?」 若林「う、嘘だろ……。何で森崎がファイヤーショットを止められるんだ……」 森崎「(あ、危ねえ……今のは何とか止められたが、次は分からねえな)」 いつもなら止めた事を高らかに誇る森崎だったが、試合前に中里から渡された巻物で見た シュナイダーの能力の高さに戦慄しており、安堵の気持ちの方が強かった。 それでも「撃てば決まる」と言われていたと言われていたシュナイダーのファイヤーショットを 止めた事はハンブルグJrユースのメンバーに強い動揺を与える。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24