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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
[617]森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:16:09 ID:??? ★鈴仙→タックル 53 ( ハート9 )( 3 + 5 )=★
[618]森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:18:36 ID:??? 必殺技が発動するならこぼしているけどはたして……?
[619]森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:21:34 ID:??? 必殺技発動しないのか?
[620]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/24(火) 23:22:28 ID:1BhIdRio >>618 すみません、ややこしい表現でした。流石に必殺技まで無効だとチート過ぎるので、 無効化されるのは人数補正、バランス崩し補正、狂気の瞳補正等という想定でした。 そのため、Aの表現を、 『接触行動時、”必殺技補正以外の”自分に対する不利な補正(自分のマイナス補正、敵のプラス補正)を無効化する』 に変更します。
[621]森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:33:15 ID:??? 翼「……勘違いしないで欲しいな。 俺は、”強い”んだよ?」ニコッ!!!!!→ボールをこぼされる ……フラグを立てるから
[622]森崎名無しさん:2017/10/24(火) 23:56:27 ID:??? こういうこと言うとこうなるのはもはやお約束
[623]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:06:23 ID:dpsnoAm+ ★翼→ドリブル 56 ( クラブ7 )( 4 + 3 )=63★ ★鈴仙→タックル 53 ( ハート9 )( 3 + 5 )+(アイドリングウェーブ+2)=63★ =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてマウリシオがフォロー グ ン ッ ! 鈴仙「……え?」 鈴仙は一瞬、自分の距離感がおかしくなってしまったのだと勘違いした。 走っても走っても、鈴仙は翼に追いつかない。それとも、自分は小人になってしまったのだろうか? 緊張感と徒労感だけが増幅していき、それでもまだ翼には追いつかない。 鈴仙「……はぁ、はぁ…………!」 走っている内に、やがて大きな山が見えた。しかし、麓への道すがら、途中で鈴仙は気付く。あれは山ではない。 そもそも、サッカーコートに山が生えてくる筈など無い。しかし、鈴仙の眼前には峻厳たる巌が聳え立っている。 では、あれは何だと言うのか? 鈴仙は――少しだけ間を置いて、理解した。 鈴仙「あれは山なんかじゃ、ない。あれは――翼くんだ。山のように大きい覇気を纏い。 空をひっくり返す程の力を持つ。大空翼だ………………………!!!!!!!!」 翼「(ファンタジスタの独創性なんて、今さらありふれている。 だから俺は、ファンタジスタの更に上を目指した。ファンタジスタのように創造的なプレーをし、 古代ローマ時代の剣闘士(グラディエイター)のように――”強い”選手を。 それが、この俺の――『ファンタグラジスタ』としての能力さ)」
[624]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:07:25 ID:dpsnoAm+ 鈴仙「あ……あが……!(動けない。動いたら殺される。でも逃げても殺される。……だから、動けない!)」 佳歩「れ、鈴仙さま……!? どうしたんですか、鈴仙さま……!!」 反町「(あれは……本当に翼なのか!? あれじゃあ、ネオタイガーを撃ってる時の日向の殺意が、 仔猫のじゃれ付きか何かと勘違いしてしまうじゃないか……!)」 パチュリー「……出たわね。バケモノ」 実況「鈴仙選手……翼選手の発するおぞましいまでの殺気に。気力に押されて、 まるで蛇に睨まれた蛙の如く、一歩も動く事が出来ていません………!!」 ザガロ(観客席)「サッカー力……180000だと!? ば、馬鹿な。スカウターの故障ではないのか……!?」 ディウセウ(観客席)「ひょーっ、すっげえ……! あのツバサってヤツ、多分オラ達二人がかりよりもつええぞ」 大空翼が一体何故、どうやって、これほどに練られた殺気を発する事ができたのか。 それは鈴仙にも分からない。しかし確実に言える事は一つ。今の彼は、鈴仙を容易に殺し得る。
[625]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:08:28 ID:dpsnoAm+ 妖夢「(……私でも、翼君の力にだけは敵わない。いや。誰もが彼の異常なまでに純粋で、狂った力には敵わない。 彼は、サッカーのみを自らの精神の拠り所として、修羅の如く実力を磨き続ける、一種の求道者。 ――誰にも、止める事は出来ない)」 妖夢もまた、右サイドを駆け上がりながら翼の勝利を確信していた。 ――元々、試合開始からの一連の流れは、翼の実力の高さを生かした上での陽動作戦でもあった。 新田「(翼さんが目立つプレーをして注目を稼いでいる中、足の速い俺と姉御が右サイドを駆け上がる。 そして、痺れを切らした選手を1、2人程いなしてから、悠々と右サイドにボールを流して。 ……そして、姉御かストラットさんにボールを繋ぐ、速攻作戦。これが、俺達の狙いだ。 この作戦のリスクは、翼さんが早々に敗れる事だけど――それは、あり得ない)」 新田は妖夢の背中を追いながら続く。彼もまた、翼の実力と強さを信頼していた。 ……が。同時に彼は心の奥底でこうも思っていた。 それは他のサンパウロの選手では到底思いつきようのない、 少しだが鈴仙と特訓を共にし、彼女の持つ『何か』を知る彼だからこそ閃いた、別の意味で狂気的な考えだった。 新田「(――いや。でも。もしかしたら、鈴仙さんだったら……壊してしまうのかもしれない。 俺達が絶対に勝てないとあきらめてしまっていた、翼さんという、圧倒的な個を……)」 結果として、新田の予想は的中することとなった。
[626]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:09:30 ID:dpsnoAm+ 翼「さて。……そろそろ頃合いかな」 鈴仙「(――って。何よ……試合前、あれだけカッコつけておきながら、いきなり怖がって動けてないじゃないの。 しかもチームの勝ち負けじゃなく、単なる一人の選手に)」 王者の風格を見せながら、悠々と鈴仙を通り過ぎる翼を前に、鈴仙は苛立ちを覚えた。 翼に対してではない。早速情けない自分自身に対してである。 鈴仙「(私ったら、自分が試合前、何を言ったのかもう忘れてる。 怖くても、それで失敗しても良いけど……最後まで戦うって。 皆が同じ道を歩いてくれようとしてるのに、その自分が真っ先に諦めるって、どうなのよ!?)」 グッ……。 そして、その怒りを認識する事で、鈴仙は身体を動かす事が出来た。 いや、これは決して、鈴仙が一人で身体を動かしている訳ではない。 鈴仙「(私は……一人じゃない。皆が一緒に居る。だったら――怖くない。戦える……!)」 グググッ……! 翼「……?(今、少しだけ動いたような……?)」 翼は慢心した様子で鈴仙を見ている。……今なら、不意を打てるぞ。 鈴仙の中で仲間の誰かがそう言った気がした。 スッ……。
[627]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/10/25(水) 00:17:44 ID:dpsnoAm+ 実況「おっと! 翼選手ここで右サイドに向かって足を振り上げました! 翼選手、ここは単独突破では無くサイドを使うようです。 しかしこれは良い選択だ! 翼選手の陽動により、右サイドの新田選手、妖夢選手は 既に悠々と深くまで切り込めている! このパスが通れば、コリンチャンスはいきなりピンチです!」 鈴仙「……なさい」 翼「……?」 翼が右脚を振り上げた瞬間、鈴仙は左脚を大きく引いた。そして――。 鈴仙「――待 ち な さ い よ ッ!」 ギンッ! 翼「……!?」 グラッ……バシッ! 当初は山のように大きく見えた巨人が。サッカーに憑かれ道を究めし神が。……崩れた。
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0ch BBS 2007-01-24