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【不屈の心は】鈴仙奮闘記40【この胸に】
[714]森崎名無しさん:2017/11/03(金) 17:06:03 ID:bMKKx+8Q B
[715]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 22:13:44 ID:??? 更新再開します。 東方外来葦編買って読んでましたが、私的には早苗さんの良さが再確認できる巻でしたね。 あと、天空璋の神主さんのインタビューが興味深かったです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― B:「このリードを守る事が重要よ。次のキックオフは、全体的に引いて、落ち着いて対応しましょう!」守勢。 鈴仙「――皆! 反町くんが作ってくれたこのリード、絶対に大事にするわよ!」 静寂を振り払うように、鈴仙はそう大声を出した。 鈴仙「次のキックオフ、サンパウロはどんな手で攻めてくるか分からない。 そんな中で攻めを急いては、相手の思う壺。 だから皆、次のキックオフ直後は、全体的に引いて、落ち着いて対応しましょう!」 佳歩「は、はい! 分かりました!」 てゐ「おっけ。慎重なのは嫌いじゃないしね、私も」 アリスさん「(次こそは私のお得意のパスカットを決めて、人気者になるんだ……!)」 静葉「穣子。反町君。……いつでも『オータムスカイラブ』を繰り出せるよう、準備しましょう」 お燐「えーっ。ここはガンガン攻めたら良いと思うのにぃ」 慧音「我々最終ラインまでボールが来たら、また状況は変わるだろう。 いずれにせよここは鈴仙の言う通り、しっかりと相手の出方を伺うべきだ」 仲間達も鈴仙の声に呼応し、先制ゴールを決めた高揚感を抱きながらも、 自分達のポジションを確認するなど、比較的冷静さを保っていた。
[716]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 22:15:30 ID:??? 翼「………………」 そしてサンパウロ陣営。キャプテンの翼は茫然とした様子で今回のゴールを見守っていたと思いきや。 翼「……う、うわぁぁぁああああああああああぁぁぁぁああっ!」 サンパウロメンバー「「「「「「!!?!!?!?!?!?!?!」」」」」」 ――突然、フィールドの中央で号泣し始めていた。 ストラット「――今回の失点は誰の責任でも無いぞ、ツバサ。 まあ無いと思うが、もしお前が最初にレイセンに負けた事を気にしているようならば――」 彼の突然の奇行に面喰う一同だったが、その中でストラットが率先して前に出る。 しかし、彼が話した事は、翼にとって全くの的外れだった。 察しの悪い仲間への呆れも相まってか、感情を落ち着けた翼はこう続ける。 翼「ぐずっ! ううっ……違うんだよ、ストラット。俺は、嬉しかったんだ……ぐずっ! あの反町が! 全日本ジュニアユースでは常に日向や他の有力選手達の視線を気にして、 つまらなさそうに下手なサッカーをしていた反町が、上手くなって! しかも楽しそうにサッカーをしていたから……俺は、……ウワッハッハーーーンッ!! 感動、……じて、しまったんだ。 ああ、また俺の理想が……全ての人類がサッカーを楽しむという! 『サッカーユートピア』への道が、 また一歩近くなったんだな。ってェエエヘエーーーンッ!???!?!?!」 バビントン「つまり、ツバサは失点したショックよりも、ソリマチっていう昔のチームメイトが成長して、 サッカーを楽しんでいたという事実の方が大事だった、って事……?」 新田「く、狂ってる……」 石崎「(俺のせいだ……。俺が、森崎を失って虚ろになった翼に、余計な事を言ったからだ!)」
[717]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 22:17:20 ID:??? しかし、彼の思想が理解不能である事は、依然として変わりが無い。 チームメイト達は彼の感動を共有できず、精々が化物の咆哮に対し畏怖の念を抱く程度だった。 ただ、そうした未知の怪物への恐怖の感情こそが、チームを一丸にする事にも役立っていたために、 翼はサンパウロのキャプテンであり続けたという事情もある。 妖夢「(”アレ”は――大空翼は、試合の勝ち負けはどうでも良くて、 如何にして、自身の持つ『サッカーユートピア』思想を広める事にしか興味がないんだ。 だから、敗北した事への疑問は抱きつつも、それを引きずる事なんてあり得ない! 私も、あんな風になれれば……辛く、ならないのに)」 妖夢はそんな翼の狂気を知っている為に動じず、逆に彼の姿勢を見て自身の迷いを鎮めようとしていた。 妖夢「(精度はともかく、反町一樹と同程度……いや、それを超える威力のミドルシュートは私でも撃てる。 そうだ。私は……強い。何も恐れる必要は無いんだ)」 翼「ぐずっ、ひぐっ……ふう。泣いたらスッキリした」ニコッ!! そうしている間に、翼は短い号泣の時間を終えていた。 これまでの試合でも、彼はこうして感情的になる場面はあったが、実際の戦略や戦術面では冷静かつ頭脳明晰であった事実は、 前述した恐怖による支配に加え、彼のキャプテン体制を盤石とするに相応しい理由の一つだった。 翼「――さ。皆。次のキックオフの手を考えよっか」ニコッ! カラリと晴れた爽やかな笑顔で、彼はチームメイトを招き寄せる。 前半5分にして迎えたサンパウロ二度目のキックオフは、もう間もなく始まろうとしていた。
[718]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 22:20:31 ID:zkOTkqxE ――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! 実況「さあ、再びキックオフ! 前半5分、サンパウロのキックオフで試合再開です! 先程はコリンチャンスのMF・反町選手に手痛い先制ゴールを決められてしまいましたサンパウロ! ここは一秒でも早くこの点差を埋めたい所ですが……!?」 翼「(…………よし)」 先着1名様で、 ★サンパウロの反撃→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→リマ「さらばサッカー! さよならみんなリマ!!」腹にダイナマイトを巻き付けたリマが鈴仙に特攻! ダイヤ・ハート・スペード→ストラット「ヘイガールズ! どんどん来な!」ストラットが挑発している! クラブ→妖夢「私が行く……!」妖夢が強行突破に出る! クラブA→突然リマの身体が割れ、中から 岩見 が出現!
[719]森崎名無しさん:2017/11/03(金) 22:22:46 ID:??? ★サンパウロの反撃→ スペード3 ★
[720]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 23:07:26 ID:zkOTkqxE ★サンパウロの反撃→ スペード3 ★ ダイヤ・ハート・スペード→ストラット「ヘイガールズ! どんどん来な!」ストラットが挑発している! 翼「……ストラット、頼むよ」 バシッ……ポムッ。 ストラット「おうよ! ……ヘイ、ガールズ。さっさと俺からボールを奪わないと、大変な事になるぜ!? 俺の新技『インゲンスゾーンシュート』は、その名の通りingens=巨大なゾーンを射程範囲内に収めている。 つまりは、ここセンターサークルからでも、充分ゴールは決められるって事なのさ!」 実況「翼選手からボールを得たストラット選手は、シュート体制を作って相手を警戒させながら、 センターサークル付近でボールキープをし続けてコリンチャンスを挑発しています。 通常、ゴールから50メートル以上離れた位置でのシュートなど自殺行為に過ぎませんが、 これまでの試合で実際にキックオフゴールを量産しているストラット選手が行えば、 充分厄介な挑発行為と言えるでしょう。鈴仙選手達コリンチャンスはどうするのでしょうか!?」 鈴仙「翼君の次は、ストラット君!? 本当に挑発がお好きなんだから……っ!」 佳歩「ですが鈴仙さま。ここは我慢……ですよね!?」 鈴仙「(試合開始直後にしても、翼君はただ単に奇行をするだけじゃなく、 こっそりとサイドの選手を前に上げるとか、策を練っていた。だったら、今回も同じの筈よ!) ストラット君は、単なる目くらましにしか過ぎない!)……そうよ佳歩。辛抱強く、相手の隙を伺って!」 佳歩「了解ですっ!」 スッ。タタタッ……。
[721]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 23:08:38 ID:zkOTkqxE 同じライン上のFWである鈴仙と佳歩は、互いにアイコンタクトで意思疎通を図りながら、 ストラットの動向を警戒する――無警戒には飛び出さないが、フリーで超ロングシュートは撃たせないよう、 最低限の距離は常に確保し続ける必要があった。 反町「(俺の前に居る新田は……出て来ないか。流石に二回連続は体力にも関わるからな。 となると、本命の攻撃手として在り得そうなのは、左サイドのマウリシオか、中央右サイド寄りの妖夢さんだ。 少し下がって、静葉さんの『オータムスカイラブ』の土台になれるよう、準備だな)」 静葉「(反町君が少し下がった。ここまでは作戦通りね)」 穣子「ちなみに私も『オータムスカイラブ』の準備はバッチリだよ、お姉ちゃん!」 パチュリー「(読み勝ったようね、鈴仙。だけど実際にボールを奪えなくては意味が無い) ――アリス。私は少し前に出て鈴仙の援護をするから、貴女は中盤の指揮をおねが……」 アリスさん「!!!?!!? い、今私の事……名前で呼んでくれた!?!? さん付けという、 どこか腫れ物に触れるような扱いでは無く、……まるであたかも友人であるかのように、 アリスと。呼び捨てで……私の事を呼んだ!?!?!?」 パチュリー「はぁ……(――昔、魔理沙の紹介で一緒に研究をした事もあったけど。彼女、こんなキャラだっけ?)」 てゐ「(私はいつも通り、いぶし銀的にフォローに徹するしかないねぇ)」 また、後方の仲間達もゴール直後の鈴仙の意向を汲み、ストラットの挑発行為にも焦れず、 中盤以降の布陣を盤石な物に組み立ててくれていた。 そしてこうなると――逆に苦しいのはストラットの方である。
[722]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 23:09:55 ID:zkOTkqxE ストラット「(チイッ! 一人くらい血気盛んなヤツが上がってくれるかと思ってくれたが、 俺の下手な演技じゃあこの程度か!)」 ストラットはこの時、シュートを撃つ気は無かった。 大量の体力を消耗する必殺シュートを超長距離で放つ事は、ストラットであっても大きなリスクを伴う賭けとなるため、 試合前半の1点差の状況ですべきでない事は明白だ。彼の役目はあくまで囮。 コリンチャンス側が陣形を乱して攻めて来た場合に、そのスペースを突いてマウリシオか妖夢にパスをする事が、 当初のストラットの想定だった。 翼「――もう良いよ、ストラット。取りあえず俺に持って来て」 スッ………! そして、自らの目論見が失敗裡に終わった事をいち早く察した翼は、 中盤で指揮を振るうのを止め、妖夢の少し後ろの位置まで飛び出して、 敵陣――コリンチャンス側のゴールへと向かう。 ストラット「(不意打ちが失敗なら、真っ直ぐ攻めろってか……)」 キックオフから2分後の前半7分にして、サンパウロは正攻法へと舵を切った。 ストラットはボールキープを止め、佳歩のプレスを掻い潜ってから、 ストラット「……それっ、ツバサ!」 バシュウッ! 強いが正確な軌道のパスを前方へと出した。 鈴仙「……!(チャンス! サンパウロが焦れて動き出してくれた!)」
[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/03(金) 23:11:22 ID:zkOTkqxE ストラットのパスは決して下手な部類では無いが、しかしコリンチャンスも既に布陣は整えてある。 鈴仙の指示が功を奏したお蔭で、充分有利な勝負であると言えるだろう。 鈴仙は早速走って、コリンチャンス側中盤へとつながるパスをカットしようと走り――。 シュンッ! パチュリー「……手伝うわ」 その前に一瞬だけ、紫色の光が閃いた。 先着2名様で、 ★ストラット→パス 54 (!card)(!dice + !dice)=★ ★パチュリー→パスカット 56 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+1)= 鈴仙→パスカット 53 (!card)(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→翼、パスキャッチ。 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (妖夢がフォロー)(てゐがフォロー)(佳歩がフォロー) ≦−2→コリンチャンスボールに。 【補足・補正・備考】 パチュリーのマークがダイヤ・ハートで「プリンセスウンディネ(+3)」が発動します。 鈴仙のマークがダイヤで「ディスオーダーアイ(+3)」が発動します。 鈴仙のマークがハートで「アキュラースペクトル(+2)」が発動します。 鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
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0ch BBS 2007-01-24