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屁理屈推理合戦withキャプ森2
[140]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 23:42:47 ID:??? …と、言ったところで真相描写を書きあがらないため、今日はここまでにします。 今回の真相自体は、『反町がゴールを決めた相手は、苗字が同じなだけの保育園児だった』 というシンプルなものでしたが、赤字や立ち回りで状況を複雑にしようとしてみましたが、 どうでしたでしょうか。(不要なミスリードを招きすぎたかもしれません…) サトリーヌの存在は、謎のとっかかりとして配置し、 年代・名称トリックの存在を推理する為のヒントとする予定でした。 (【ソリマチ卿と中山達は同年代である】【中山達とサトリーヌは同年代である】という赤を出させた上で、 ソリマチ卿とサトリーヌは同年代である、という復唱を拒否する等) ですが実際は、早々に【サトリーヌのの存在はシュートの成否に関係しない】と切ってしまったせいで、 サトリーヌの正体探しへの焦点が外れてしまったのはGM側のミスだった気がします。 今回についても、また感想等言って頂ければ幸いです。 ゲームにご参加いただき、誠にありがとうございました。
[141]森崎名無しさん:2017/10/01(日) 23:57:40 ID:??? >>105さんの「サトリーヌは見た目が小学生である(重要)」が実はヒントに掠めていたわけですね…… やはり真実はスモックにありですね(錯乱) 乙でしたー
[142]森崎名無しさん:2017/10/02(月) 22:41:52 ID:??? やべぇ、ネタのつもりだったのにまさかヒントにかすめていたとは・・・ 案外こういうのってネタ的なもの突っ込むとものすごい推理が前進するから困る
[143]森崎名無しさん:2017/10/02(月) 23:51:51 ID:??? 乙なのです 変に複雑に考えすぎました、シンプルな真相に比べて自分の>>138の分かりにくさに反省 ピエールやジェンティーレを苗字でなく名前と思い込んでいたことで余計にややこしいことに……
[144]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/03(火) 00:33:44 ID:??? すみません、まだ書きあがらないので、お休みします。 >>141 乙ありがとうございます。>>105の復唱要求は実は切るのに物凄く苦労しました。 ここで「サトリーヌの外見は本当に小学生程度? じゃあ他の選手は?」 ……と発想されたら負けだと観念してましたねw >>142 そうですね、ネタ系は議論された内容とは全く別の角度からの切り込みがなされる事が多いのですが、 それは得てして真相に近い事が多いので、中々侮れませんw >>143 乙ありがとうございます。>>119で出したヒントに言及して頂けたのがGM的には凄くうれしかったですw 苗字、と言うとちょっとざっくりし過ぎでしたが、要は、『同姓同名は居ない≠同じ名を持つ者は存在しない』 という事実に気付くか否かがポイントとしていました。苗字じゃなくても、同姓同名じゃなければ良いので。
[145]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:17:36 ID:??? ************************************ 【反町一樹の現実 〜東邦学園保育部 国際なかよしサッカー大会編〜】 保母さん「みんなー! 今日はわたしたち東邦学園の大学部で活躍している、 反町選手にゲストとして来て貰いましたー!」 園児たち「わーい! あたらしいせんせいだー!」「そりまちってだれー!?」「せんせーもりさきこないのー!?」 「わたしつばさせんしゅのファンなのにー!」「あれそりまちじゃなくて、みさきだよ! ワールドユースにでてた!」 「ちがうよ、まつやまだよ! ねえまつやませんしゅ、いつものはちまきはー?」「いや、みすぎかも……」 「ハッハァ! だれだろうとエースであるわたしのてきじゃないね!」「ママー! おなかいたい!!」 反町「みんなー! 今日はよろしくなー!(はぁ……俺、何やってんだろ)」 反町は爽やかな笑顔の裏で、大きく溜息をついていた。 反町「(日向や若島津は今頃世界を舞台に戦ってるし、タケシは高等部のキャプテンとして皆を率いてる。 だけど俺は……いつまでも大学サッカーをズルズルと続けてて、今日も上層部の意向で、 こんなイベントのゲストとして招かれて。勿論、未来を担う子ども達にサッカーの面白さを伝えるのも、 大事な仕事だとは思うんだけど。――でも本当に、このままで良いのか……?)」 大学サッカーではかなりの名声を得ている反町だったが、海外はおろかJSLにも挑戦せず、 現状に甘んじていると言われても反論できない状況が長引いていた。 それでも、他の黄金世代には無い謙虚で従順な性格や、国内ではそこそこ高い実力、 何より女性受けする甘いマスクを理由として、東邦学園側からは客寄せパンダとしてある程度の評価は得ていたが、 それによる多数のイベント参加は逆に、彼が選手としてじっくりと成長する時間を奪う事にも繋がっていた。 ピピーーーッ! 反町「(世界中の富裕層を日本に招き入れ、サッカーの試合による交流を促す……。 これ自体は有意義な事だと思うけど、流石に保育園児には早すぎるような気もするしなァ)」
[146]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:18:39 ID:??? 今日反町が呼ばれたイベントは、東邦学園の保育部の園児と、 世界各国から集まって来た同世代の園児たちとのサッカー交流会。 ただし、単なるお遊戯だけにとどまらず、ラストには通常のサッカーコートで、通常通り試合を行うという 3〜4歳児相手には若干無理があるようなイベントが組まれていた。 保母さん「はーい、じゃあ試合ですが……なんと! 今日はあの反町選手も、一緒に試合に出てくれまーす! 反町選手のプレーを見て、皆も上手いサッカー選手になろうね!!」 園児たち「「「「「はーーーい!」」」」」「そりまちよりもわたしのほうが、エースだからすごいのに……」 反町「ハハ。皆、今日はよろしくな!(園児たちは皆素直だな。言いたい事もハッキリ言えるし。 俺にも、こんな時代があったのかなぁ……?)」 くじを引いて分けられた、21人の日本、各国からの園児たちに反町も大人として混じる。 選手としてのお手本、という意味も勿論だが、試合中の子供たちを監督する役割も暗に求められているのだろう。 保母さんが名前を呼ぶのと同時に、周囲の親御さんやら先生たちが勢ぞろいで、子供たちをチーム分けしていく中、 反町はある面白い事実に気付く。 反町「(相手チームの子の名前……ザルバトゥーレ・ジェンティーレ、ベッツジンダー・ロブソン、 肖峻光、コンサラプート・ブンナーク、マイケル・オワイラン、次藤博史、中山正人、ディウセウ・ホンミョウダ、 アール・ドシ・ピエール、タニンノソラーニ・クスタ……なんか、俺の世代の有名DFと似てるな)」 それは全くの偶然だったが、全員の名前が黄金世代の列強DF陣と同姓だった。 後で保母から話を聞いたところでは、特に列強DF陣との血縁的つながりはないらしいが、 反町はこの奇妙な偶然を面白く思った。
[147]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:20:44 ID:??? 反町「(で、11人目がサトリーヌ・コメージ。……この子だけはそっくりさんじゃなくて。しかも女の子なのかぁ……)」 サトリーヌ「…………」 その中では唯一同姓に有名選手を持たないのが、11人目の選手。サトリーヌ・コメージというフランス人の少女だった。 子ども達の中でも、とりわけ人形のように細い手足と白い肌が目立っていたが、 反町はむっつりとゴールへと向かった彼女を観察して思わず、「あっ」と声を上げてしまった。 反町「腕が、短い……」 メイド「ムッシュー・ソリマチ。あの子は……サトリーヌお嬢様は、生まれつき腕が短いのですよ」 燃えるような赤毛をお下げにし、深い緑色のドレスを着こんだ若い女性 ――サトリーヌのメイドが近くに居たため、反町にそう耳打ちしてくれる。 メイド「それだけじゃあない。お嬢様は病弱で結石持ちな上、精神にちょっとした疾患があって、 お館様からも忌み子として嫌われています。ですが、それでもお嬢様は意固地で諦めないのです。 今日の来日にしたって、『自分も皆と一緒に、普通にサッカーがしたいんだ』って。 そう言って、仲の良いメイドを二人――そのうち一人があたいです――をお連れして、ここまで来たのですよ」 反町「そうなんですか……」 月並みな対応しかできない自分をもどかしく思いながらも、 反町は無言でゴールマウスに立つ、年端も行かぬ少女に想いを馳せる。 反町「(まだ3歳か4歳くらいなのに。そんなにしっかりとした子も居るんだな……)」 意固地で諦めない保育園児が居る一方で、煮え切らずに諦め癖のついた大学生が居るんだな。 そう自嘲するのは内心だけに留めておくことにした。
[148]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:22:02 ID:??? ――幼児同士の試合ながらも、世界からわざわざ集まって来ただけあって、 子ども達は全員、サッカーに対して強い情熱を持っていた。 園児R「はっはぁ! くらえ、りぐるきーっく!」 サトリーヌ「……とめます!」 バァァァッ、ドンッ! 園児R「うわぁぁぁああんっ、サトリーヌちゃん、押さないでよぉ!」 保母さん「うわ〜〜っ! サトリーヌちゃん、Rちゃんのジャンプキックに向かって、 オーバーラップしてペナルティエリアを飛び出した! 凄い気力だねー! んー、でも! これはサトリーヌちゃんの反則かな! ペナルティエリアの外だから、 反町お兄さんチームのフリーキックだね!」 園児R「うえぇええええんっ! これは、ほうめいのわざだよーーっ!」 サトリーヌ「ごめん、なさい……」 ……とはいえ、所詮は幼児同士のお遊戯だ。皆、サッカーに関する深い造形がある訳もない。 ペナルティエリアを飛び出してまで突進し、反則を取られたサトリーヌも子どもらしいが、 反町の味方側の園児Rも、危険なドロップキックをしようとしていたのだから、完全には庇えない。 保母さん「ほらほらRちゃん。直接フリーキックなんだから泣いちゃだめよ? それとさっきは、孔明の罠って言おうとしたのかな?」 園児R「うわぁぁぁん! これはエースにたいするぼうとくだよぉおおっ!」
[149]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:23:24 ID:??? その上、反則を取った筈の園児は、ゴールを決められなかった悔しさや押された時の痛さで、 所かまわずわんわんと泣きだしてしまう。保母さんは必死にあやし付けるが、言う事を聞いてくれない。 保母さん「困ったわねぇ……。反町さん、次のフリーキック、貴方にお願いできるかしら? この子、いつも泣き出したら中々止まらないのよ」 反町「え、俺がですか!? 別にまあ、良いですけど……」 ――そこで、反町に白羽の矢が立ったのである。 形式的には試合に参加していた反町だったが、大分手を抜いていた上に、 怪我の恐れがあるシュートは封印して来たが故に、腰が引けてしまう。 保母さん「良かった。この子も他の皆も、日本代表のサッカー選手のシュートが見れたら、 きっと凄い凄いって喜んでくれると思うから。よろしくお願いしますね?」 反町「は、はぁ……(日本代表って……俺、ワールドユースにすら出れてないんだけど……)」 サッカーについてどこまで詳しく分かっているのかすら怪しい保母さんに従って、 反町はペナルティエリアの少し手前にボールを置き、フリーキックに備える。 ライバルの子ども達は11人全員で壁を作ろうとしているが、背の低い子どもが作る壁など、たかが知れている。 反町「(どうしよう。軽〜いループシュートを撃つにして、わざとポストか枠外にしといた方が良いのか……)」 保母さんはああ言ったものの、何かが起きた場合に責任を取るのは自分だし、 そもそも保育園児相手に全力になるのもばかげている。そう考えて緩く右脚を振り上げようとした反町だったが――。
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0ch BBS 2007-01-24