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屁理屈推理合戦withキャプ森2
[168]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:54:14 ID:??? ***** ソリマチ卿「クククゥ……誰かと思えば、世界トップクラスのDFを大勢雇っておきながら、 無様にも敗北したサトリーヌでは無いかァ! クハハハハ!!!!!! これは次のフランスJr.ユース戦は勝ったも同然であるなァ……!?」 サトリーヌ「……ソリマチ卿! 私はこれまで、貴方への復讐を胸に努力を重ねて来た。 そしてようやく得た今日という復讐のチャンス。絶対に、負けません……!!」 ……あれから1年。魔女の魔法によって変貌したサトリーヌは再び努力を重ねて大きく成長。 アモロやジュスト等を押しのけ、フランスJr.ユースの正GKとして真っ先に推薦される程の名GKとなった。 そして今日。世界から有望な若者が集う世界Jr.ユース大会の予選リーグ最終戦。 スタジアム中に響き渡るフランス代表への声援を聞きながら、サトリーヌはソリマチ卿と対峙し。こう宣言した。 サトリーヌ「……私はこれまでのサトリーヌ・コメージではありません。 今の私は絶対と読心の魔女・サトリーヌ!! PA内のシュートは全て防いで見せますよ」 「ゴールを奪えないゴールキーパーなどこの世に存在しない」。ある選手はこう言った。 もしその言葉が真実であるならば、サトリーヌがPA内のシュートを絶対に防いだ場合、 それは逆説として、彼女がこの世ならざる存在である事の証左となるだろうか。 ……魔女であるサトリーヌがそう考えるのに反して、周囲の反応は冷ややかだった。
[169]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:57:43 ID:??? ストラット「魔女ぉ……? ペナルティエリア内のシュートを絶対に防ぐぅ……? そんなの信じるかよ!」 カルロス「彼女も辛い生活が祟って、居もしない魔女が自分の友人であるという妄想に取り付かれたんだろうな。 俺達も気を付けないと。なぁ、アーサー?」 コインブラ「(ボールに話しかけてるカルロスは無視するとして……)完成されたスーパーストライカーを舐めて貰っては困る!」 アルシオン「ククク……ならばこの俺が貴様のその魔法を否定し、凌辱し尽くしてみせよう」 シュナイダー「今の発言はサッカーに対する侮辱だ! よってこの試合俺は常時スキル・皇帝の怒りを発動しているぞ! コインブラ越えの総合力524に震えるが良い!」 日向「524ォ……? ザコが。俺など今の発言によりスキル・隠れMLv3を発動してしまったぞ。 今の俺の総合力は532。ライトニングタイガーの威力はオムニゾーン越えの89だ」 翼「(悔しいけど、俺はこのチームの中では格下だ。『ミラクルサイクロン』は覚えたけれどまだ足りない。 森崎の『ブーストサイクロン』が無ければ……)」 火野「(俺の『倍速二回転トルネード』でも、このチームでは最弱クラスのシュートか……。チッ、嫌になるぜ)」 ミハエル「そんな事よりワタシのソックスをボロボロにした奴では誰ですか!1!!??? これじゃあ余りの怒りによって、試合中永続的にスキル・ザ・ハーパートが発動してしまいます!!」 森崎「(チェッ。こんな面子じゃあ俺が目立たねーじゃねーかよ……)」
[170]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:58:46 ID:??? ソリマチ卿を取り巻く彼らは全員、ソリマチ卿が率いるチーム、『全ソリマチ卿選抜代表』の選手である。 如何にして敵チームを凌辱するか? に重点を置いたこのチームは、 シュート魔王であるソリマチ卿を中心に、世界最高峰の攻撃力を持った選手のみで構成されており、 その破壊力はまさに核兵器クラス。フランスJr.ユースやサトリーヌ如きでは勝負にすらならない事が必定だった。 (なお、ピエールとナポレオンは謎の風土病により喉を掻きむしる症状が見えたため措置入院中) ソリマチ卿「良かろう。貴様が我を含むこの面々を相手に、PA内のゴールを防ぎ切った暁には、 我は目でピーナッツを噛んでやろうではないか! クォッコッコッコッ!! コケーッ!」 慢心ゆえに高らかに嘲笑するソリマチ卿。 しかし、そんな彼の――いや、サトリーヌを除く全ての者の認識が誤りである事は、試合が開始して早々に判明することとなる。 *** アルシオン「どけっ、雑魚が!」 ルスト「うわっ!?」 ベルジェル「つ、強すぎる……!」 実況「前半1分! ルストくんベルジェルくんの守るバイタルエリアをアッサリと突破した アルシオンくん、PA内に侵入! そして〜〜〜!」 アルシオン「くだけちれぇっ! 『スターバースト』!」 グワァァァァァッ……ドゴオオオオオオオオオオンッ! 実況「で、でた〜〜〜! アルシオン選手の『スターバースト』! シュート威力87と、全ソリマチ卿選抜代表選手が放つシュートの中では貧弱な威力ではありますが、 通常のGKが相手では一たまりも無い戦略級シュートである事は間違いない! サトリーヌ選手、ご冥福をお祈り申し上げます〜〜〜〜〜っ!」
[171]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:00:00 ID:??? キックオフ直後、高いドリブル力を活かして真っ直ぐにフランスJr.ユースの守りを切り崩したアルシオンは、 ペナルティエリア内まで潜りこみ、最大威力のシュートを放つ。 PA内でこのシュートを真正面から止められるのは森崎位であり、ミューラーやゲルティスであっても苦戦は必至。 観客や選手の誰もが、シュート後には砕け散ったサトリーヌのバラバラ死体が発見される事を想定していた。のだが……。 サトリーヌ「赤き真実……!!」 キーーーーーーーーンッ! 【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】 ガキンッ! ……ググググッ……。ポトッ。 ――ボールがサトリーヌの手に触れる瞬間、魔法が起きた。 サトリーヌが守るゴール前に赤い刻印の為された障壁が生まれ、アルシオンのシュートの威力を……完全に、封殺する。 サトリーヌ「止めましたよ、アルシオンーーーッ!!」 アルシオン「…サトリーヌゥウウウウウ!」 サトリーヌの咆哮にアルシオンは目を剥き激昂する。 しかしこれは、ここから始まるサトリーヌの伝説。その幕開けにしか過ぎなかった。
[172]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:01:05 ID:??? ストラット「くそったれ……これならどうだ、『オムニゾーンシュート』ォ!」 サトリーヌ「無駄です!【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】!」 ガキイーンッ! ポトッ。 ストラット「そ、そんな……俺の超至近距離『オムニゾーンシュート』が決まらないなんて……!」 カルロス「 い く ぞ ! コ イ ン ブ ラ ! ! 」 コインブラ「 き め る ぞ ! カ ル ロ ス ! ! 」 グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! 放送「つ…ツインシュート! カルロスくんとコインブラくんの『リーサルツイン』だぁぁぁッ!?」 ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!! サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】!」 ガキイーンッ! ……ポンッ。 カルロス・コインブラ「「なにィ?!」」 サトリーヌ「獲りましたよ……全てを!!!!!!!!!1111!!!!」
[173]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:02:30 ID:??? 森崎「サトリーヌの野郎、一体どんなイカサマを使ってやがる!?」 翼「……こうなったら仕方ない、森崎、協力してくれ!」 森崎「ちいっ、分かったよ!」 バシュッ! ギュルルルルル…… 翼「 ブ ー ス ト … 」 バッ! グルッ! グワァアアアアアアアアアアアッ!!! 翼「 サ イ ク ロ ン ! ! ! 」 ブギュギュギュグワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!! サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 ガキーーンッ! ポンッ、コロコロコロ……。 森崎「つ、翼のバカヤロー! 何こんなトコでミスキックしてるんだー!?」 翼「ち、違う。ミスキックなんかじゃない。むしろ会心の出来だった筈なんだ。なのに、なぜ……!?」 サトリーヌ「これこそが、絶対の魔法の力です。仮に貴方のサイコロの目が6を示そうとも、 私にはそのサイコロをつまみ上げ、1にして置き直す事ができる。 ……絶対の意思とは、そうしたものなのですよ。くすくすくす……ッ!!!!」
[174]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:04:25 ID:??? 『スターバースト』『オムニゾーンシュート』『リーサルツイン』『ブーストサイクロン』。 世界最高峰のシュート群を、サトリーヌは例外なく、絶対に、カンペキに防ぎ切ってみせた。 それも体力を浪費する事もなく、ごく最小限の力――本人が言うには、魔法によって。 ソリマチ卿「クッ……! 雑魚共が、何をしておる! もっと弾幕を集めろ! サトリーヌ如きに敗北をした暁には、この我の『オータ○ドライブ』にて吹き飛ばしてくれようぞ!」 全ソリマチ卿選抜代表メンバー「「「「「ひ、ヒイイッ!?!?! 了解しましたァ!?!?!?!」」」」」 僅かに焦りを見せたソリマチ卿の檄によって、一度はたじろいだ全ソリマチ卿選抜代表の面々は再度奮起し、 ペナルティエリア内から幾十にも渡り、超必殺シュートを撃ちまくる。 シュナイダー「俺たちはこの大会に備えて腕を磨いてきた! ソリマチ卿はそのシュート力を! ストラットもそのシュート力を! アルシオンもコインブラもカルロスも日向もみんなみんなそのシュート力を!!!! ゲルマン民族の誇りにかけてこのシュート決めて見せる! N E O F I R E ! ! ! 」 ズワッグォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 ガキンッ! 火野「俺がウルグアイの火野だぁ! 喰らえ『倍速二回転トルネード』!」 サトリーヌ「それは良かったですね。シュート力いくつですか。 …【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 ガキンッ!
[175]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:07:56 ID:??? 日向「ククク……俺のMLvはもはや天元突破のレベル100だァ!! 喰らいやがれ、『ライトニングタイガー』ーーーッ!!」 サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 ガキンッ! 超モリサキ「分かったぞ! シュートがダメなら一対一なら!防げねぇんじゃねーのか!? うりゃりゃーーっ! ドリブル突破を食らえーーっ!」 サトリーヌ「少しは考えましたね。ですがここに定義を示します! 【”全てのシュートを絶対に防ぐ”には、一対一によるドリブル突破や、 ゴールへのパスという言葉遊びをも含めた、得点に結びつく全ての行為に対して失点しない事を指す】! 一対一によるドリブル突破はこの赤き真実により無効化されます!」 ガキンッ! ミハエル「許さないユルサナイユルサナイ! 『ホーリークロス』ッ!!」 サトリーヌ「何がホーリークロスですか! 【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 ガシイッ……バシッ。 ミハエル「オーマイゴーッド! ワタシのシュートまで決まらないとかこの世 イズ エンド デース!?」 ――『ネオファイヤーショット』『ライトニングタイガー』『倍速二回転トルネード』『ホーリークロス』。 それに加えて超モリサキのドリブル突破も、全てサトリーヌには通用しない。 全てのシュートが等しく、あの魔法の壁に阻まれ威力を削がれ、そして防がれてしまうのだ。
[176]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:09:54 ID:??? サトリーヌ「フフフ……さっきまでの威勢はどうしましたかァ、ソリマチ卿!? そろそろ謎の青き河童Nさんにでも頼んで、 目でピーナッツを噛む機械を作って貰うようお願いしに行けば良いんじゃないですかァァァア????」 ソリマチ卿「グッ……! お、俺様は……まだ、負けておれぬ!! 良かろう!! この我が、直々に手を下してやろうではないか!!」 ダッ! ダダダダッ! バァッ、グワァァァァァァァ……ッ!! ここに至ってようやく、ソリマチ卿も焦りを見せて自ら敵陣へと飛び込んでいく。 アルシオンから正確なセンタリングを貰ったソリマチ卿は、 サトリーヌの居るPA内で、得意の低空オーバーヘッドキックの構えを見せた。 実況「で、出た〜〜! これはソリマチ卿が得意とするダイレクトシュート! 『ポイゾナスオーバー』の構えです!! 今までこのシュートを受けて立ち上がったゴールキーパーはおらず、 サトリーヌさんも以前、このシュートをダイレクトに受けて精神崩壊をきたしております!」 ソリマチ卿「ククク……こうなってしまったからには、前のように優しくはないぞ……? シュート力100億をゆうに超える、この我の必殺技を前に消し飛ぶが良い」 サトリーヌ「む、無駄です……! 私には絶対の魔女から教えて貰った最強の魔法がある!! この魔法がある限り、ソリマチ卿なんてゴミです! カスです!!!!!!!! そう……! 私は神になる。この私がシュート魔王の伝説を打ち滅ぼして、永久に崇め奉られるのです!! 私はもはや人として試される側ではない。神として試す側となるのですよ!!!!!!!!!!!!!1」
[177]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:11:44 ID:??? ソリマチ卿「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! うおおおおおおおおおおおおおお!!」 サトリーヌ「だらああああああああああああ! うがああああああああああああああああああ!!」 グルンッ……バギイイイイイイイイイイイイイッ! バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……! ソリマチ卿は当然、手加減する事なく全力でサトリーヌに向かって低空オーバーヘッドを放つ。 サトリーヌはそれ以上の全力で雄叫びを挙げながら、赤い障壁を張りながら、そのシュートを阻止しようとする。 それはまさしく野生の獣同士の争い。互いの生命と生命を賭けた殺し合い。 勝負は一見互角に見えたが、……サトリーヌが若干押している。 ソリマチ卿の破壊的な威力のシュートはサトリーヌの絶対の障壁を破ろうとするも、 しかし実際には傷一つ付けられていなかった。それだけに、サトリーヌの魔法の威力は絶対的なのだ。 ソリマチ卿「我が、押されているだと……!?」 サトリーヌ「どうですか!!!! これが宇宙最強の、絶対の魔女の魔法……!!!!! 僻地の無限の魔女如きから力を分け与えられた、あんたのような下級魔術師と私とでは、 実力が違いすぎるのですよ!!! そぉら! 降参しなさい! 降参しろ! 降参しろっつってんだろうがこんのクソダラぁああああああああああああ!!!!!!」 ソリマチ卿「ぐ、ぐぐぐぐ……!!??」 サトリーヌの紫っぽい癖っ毛が金色に輝き、更に魔力は爆発的に増大する。 ソリマチ卿はことここに至って完全に劣勢。今にも他の選手達と同じように敗北しようとしていた。
[178]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:13:12 ID:??? ――しかし。今度はサトリーヌではなく、ソリマチ卿に奇跡が起きた。 「私は奇跡の魔女。どうやらあいつが――絶対の魔女が、また変な事を企ててたみたいね。 ……別に義理は無いんだけど。あんたに『奇跡』を与えて、助けてあげるわ」
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0ch BBS 2007-01-24