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屁理屈推理合戦withキャプ森2
[176]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:09:54 ID:??? サトリーヌ「フフフ……さっきまでの威勢はどうしましたかァ、ソリマチ卿!? そろそろ謎の青き河童Nさんにでも頼んで、 目でピーナッツを噛む機械を作って貰うようお願いしに行けば良いんじゃないですかァァァア????」 ソリマチ卿「グッ……! お、俺様は……まだ、負けておれぬ!! 良かろう!! この我が、直々に手を下してやろうではないか!!」 ダッ! ダダダダッ! バァッ、グワァァァァァァァ……ッ!! ここに至ってようやく、ソリマチ卿も焦りを見せて自ら敵陣へと飛び込んでいく。 アルシオンから正確なセンタリングを貰ったソリマチ卿は、 サトリーヌの居るPA内で、得意の低空オーバーヘッドキックの構えを見せた。 実況「で、出た〜〜! これはソリマチ卿が得意とするダイレクトシュート! 『ポイゾナスオーバー』の構えです!! 今までこのシュートを受けて立ち上がったゴールキーパーはおらず、 サトリーヌさんも以前、このシュートをダイレクトに受けて精神崩壊をきたしております!」 ソリマチ卿「ククク……こうなってしまったからには、前のように優しくはないぞ……? シュート力100億をゆうに超える、この我の必殺技を前に消し飛ぶが良い」 サトリーヌ「む、無駄です……! 私には絶対の魔女から教えて貰った最強の魔法がある!! この魔法がある限り、ソリマチ卿なんてゴミです! カスです!!!!!!!! そう……! 私は神になる。この私がシュート魔王の伝説を打ち滅ぼして、永久に崇め奉られるのです!! 私はもはや人として試される側ではない。神として試す側となるのですよ!!!!!!!!!!!!!1」
[177]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:11:44 ID:??? ソリマチ卿「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! うおおおおおおおおおおおおおお!!」 サトリーヌ「だらああああああああああああ! うがああああああああああああああああああ!!」 グルンッ……バギイイイイイイイイイイイイイッ! バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……! ソリマチ卿は当然、手加減する事なく全力でサトリーヌに向かって低空オーバーヘッドを放つ。 サトリーヌはそれ以上の全力で雄叫びを挙げながら、赤い障壁を張りながら、そのシュートを阻止しようとする。 それはまさしく野生の獣同士の争い。互いの生命と生命を賭けた殺し合い。 勝負は一見互角に見えたが、……サトリーヌが若干押している。 ソリマチ卿の破壊的な威力のシュートはサトリーヌの絶対の障壁を破ろうとするも、 しかし実際には傷一つ付けられていなかった。それだけに、サトリーヌの魔法の威力は絶対的なのだ。 ソリマチ卿「我が、押されているだと……!?」 サトリーヌ「どうですか!!!! これが宇宙最強の、絶対の魔女の魔法……!!!!! 僻地の無限の魔女如きから力を分け与えられた、あんたのような下級魔術師と私とでは、 実力が違いすぎるのですよ!!! そぉら! 降参しなさい! 降参しろ! 降参しろっつってんだろうがこんのクソダラぁああああああああああああ!!!!!!」 ソリマチ卿「ぐ、ぐぐぐぐ……!!??」 サトリーヌの紫っぽい癖っ毛が金色に輝き、更に魔力は爆発的に増大する。 ソリマチ卿はことここに至って完全に劣勢。今にも他の選手達と同じように敗北しようとしていた。
[178]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:13:12 ID:??? ――しかし。今度はサトリーヌではなく、ソリマチ卿に奇跡が起きた。 「私は奇跡の魔女。どうやらあいつが――絶対の魔女が、また変な事を企ててたみたいね。 ……別に義理は無いんだけど。あんたに『奇跡』を与えて、助けてあげるわ」
[179]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:14:13 ID:??? パァ……! ぶっきらぼうな少女の声が聞こえたと思うと、ソリマチ卿の周囲が青い光に満ちる。 するとこれまで劣勢だったソリマチ卿は再び魔力を取り戻し……! ビッ! ビキビキッ! サトリーヌ「わ、私の絶対の魔法障壁に、ヒビが……!?」 ソリマチ卿「……貴様が如何に絶対の意思を持とうとも、 この我が、奇跡的にゴールを挙げる事はまでは否定できまい? 例え貴様が我のサイコロの目を1にし続けようとも、 その後目が書き換わり7や10になる可能性も、ゼロではないのと同じようにな」 サトリーヌ「は、ハァ……? 無理よそんなの! 無理無理無理のかたつむりっ! 意味不明無知蒙昧理解不能曖昧模糊ッ!!!! そんなの、メモ帳を百回畳めば月まで届くとか。机上の空論レベルの話ですッ!!!!!」 サトリーヌが狼狽するのをよそに、ソリマチ卿の魔力は着実に高まっていく。 そしてそれに比例し、シュート力も上がり続けた。670億、5800兆、 67亥、6700那由多。……そして――58無量大数に。いや、まだ上がるッ……! ソリマチ卿の、魔王のシュート力はこんなもんじゃないッ! ソリマチ卿「ならば、我は百回畳もう。括目せよ! これが魔王の奇跡というヤツだ………!!!!」 ゴゴゴゴゴゴゴ……!! ドゴオオッ!!
[180]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:16:23 ID:??? 大地が震え、風が荒れ、鳥や虫たちは恐れ慄き逃げ出す。 地球全体――否、宇宙全体が、ソリマチ卿のシュート力に怯えているのだ。 なにせ彼のシュート力は、無量大数を数えても尚、上がっているのだから……!! ソリマチ卿「……これが貴様の死に場所だ。食らえ、真・『ポイゾナスオーバー』……ッ!」 ――瞬間的なシュート力は、67不可説不可説転。 1無量大数が10の僅か68乗、1グーゴルが10の100乗ぽっちに過ぎぬ中で、ソリマチ卿のシュート力は……。 10の372183838819776444413065976878496481295乗。 これに67を掛けた数値。間違いようのない数の暴力! サイコロの目が1だろうが6だろうが関係ない、10の37澗乗の67倍の数値が、 濁流のようにサトリーヌを呑み込み喰らい尽くす……ッ!
[181]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:17:54 ID:??? サトリーヌ「あ、赤き……真実!【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、 全てのシュートを絶対に防ぐ】……!?」 サトリーヌはそれでもあきらめず、必死に抗った。これまで様々なシュートを防いで来た赤き真実を展開し、 少しでもその威力を減衰させようとするのだが――。 ソリマチ卿「無駄だ。青き真実……!! 『ソリマチ卿は奇跡の魔法により、サトリーヌの作りし絶対の魔法を、奇跡的に打ち破った』!」 奇跡の魔女が得意とする青き魔法。これをサトリーヌに対して放つと――。 サトリーヌ「そ、そんな……きゃ、きゃああああああああ〜〜〜っ!?」 バキンッ! バリバリバリッ! グワシャァァァァァァァッ! ――ズバァッ! ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! ソリマチ卿「ク……クワアアアアアアアアアアアアアアーーーーーッ! ハッハッハァ! これが! これこそが!! 魔王の力なるぞーーーーーー!! うおおおおおおおおおおおおおおっ! お、おおおおおおおおおおおおっ!? あおおおおおおおおおおおおおおっ! おわああああああああっ!?! フッハァ!!!」
[182]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:20:10 ID:??? かくして……戦いは終わり。 赤の障壁はコナゴナに打ち砕かれ、ゴール前に遺されたのは、ネットに突き刺さったサッカーボールと、 ヤム○ャさんのような体勢で死んでいるサトリーヌ。そして傲然と高笑いするソリマチ卿のみとなった。 彼の舎弟である全ソリマチ卿選抜代表の選手達は、勝利を確信すると一斉にソリマチ卿の偉業を褒め称える。 ストラット「ソリマチ卿さんと比べたら俺のシュートなんて新田レベルだな……。やっぱソリマチ卿さんはすげーぜ!」 アルシオン「ソリマチ卿、お前がナンバーワンだ……!」 シュナイダー「ソリマチ卿。やはり貴方こそが、俺達が目指すべき目標だ。弟子にしてくれ!」 カルロス「おい待て! ソリマチ卿の弟子になるのは俺とアーサーが先だろう!」 コインブラ「もしや! 貴方はわが父にして伝説のスーパーストライカー・ジャイロの生まれ変わりでは……!? パパーーーッ!! おむつ!! おっぱい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 日向「ソリマチ卿様ァーーー! 貴方様の素晴らしいシュートには恐れ入りました! 是非このワタクシめを弟子に……いえ! 奴隷にしてくださいませ!! あ! 靴舐めます! ペロペロ!!」 金髪の子(全ソリマチ卿代表の控えFW) 「クヤシインダゼ! インチキナンダゼ!! ビエエエーーン、ミマサマーーー!」 妖精の子(全ソリマチ卿代表のボランチ) 「ソリマチ卿の弟子になろうとしないベンチ確定の負け妖精おりゅ?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」 ソリマチ卿「クワーーーーーーーーーーーーーーーハッハッハッハァ!! 敵が絶対の魔法を使ってこようとも、それを上回る奇跡の魔法をもって撃退する。 これが、これこそが我の、魔王の実力なるぞ!!!!!111!!! ウワアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハ!! クウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜コォコォコォ!! キィキィキィ!!」」
[183]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:22:44 ID:??? +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ベアト「……さて。思う所は多々あるだろうが。 ここから先は不肖ながらもこの妾、黄金の魔女・ベアトリーチェが解説兼進行役を務めさせて貰おうぞ。 まず、今回解くべき謎についてだが……上記のただただ長いゲロカスな幻想描写中、二つ存在した事に、 そなた達は気付いただろうか? 即ち―― 謎1:サトリーヌはどうやって、自身が守るPA内からのシュートを絶対に防いでみせたのか? 謎2:ソリマチ卿はどうやって、謎1を破って、サトリーヌからゴールを挙げてみせたのか? この二点が、今回のゲーム盤における、”解くべき謎”である。 サトリーヌは謎1について、『絶対の魔女から貰った魔法の力でシュートを防いだ』と主張しており、 ソリマチ卿は謎2について、『奇跡の魔女から貰った魔法の力でシュートを決めた』と主張している。 これを、『魔法の力』ではなく、『人間とトリック』で説明する事が、人間側の勝利条件となる訳だな。 この二つの謎は互いに関係しつつも並立している故、一つの謎を解こうとすれば、もう一つの謎に阻まれる事もあれば。 一つの謎が解けた事により、もう一つの謎も連鎖して解き易くなる事もあるであろう。 よって、ここは複雑となるが、謎1と謎2は、同時に解いて貰う事としたい。 ※青き真実については、同時に二つの謎についての解を示さず、一つずつ示して貰う事も可とする。 また、ゲーム盤を始める前に、これまでの整理を兼ねて、基礎的な赤字をいくつか置かせて貰う。次のレスの通りだ」
[184]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:27:27 ID:??? −ゲーム盤全体について− 【この試合は、小説やゲーム世界での出来事ではない。(このゲーム盤世界における)現実世界での出来事である】 【このゲーム盤において、登場人物の名称を用いたトリック(※1)は存在しない】 【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、 全員が人間(※2)であり、選手として全盛期の若者である】 【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、 全員がベストコンディションの下、全力で試合に望んでいた。体調不良や八百長等は存在しない】 【この試合で供されたサッカーコート・サッカーゴール・サッカーボール等の用具一式は、 それぞれ一般的なものと同一であり、特別な仕掛けや細工等はなされていない】 【この試合は、(このゲーム盤世界における)公式のサッカールールに基づいて行われた。 この試合限定の特別ルール等は課されていない】 【この試合中のいかなる天候・重力・風等の外部の自然環境Xは、今回の謎に関係しない】 ※1:同姓同名の別人(動物)、同姓異名の別人、二重人格で一人が二つの名称を持つ など ※2:サトリーヌ及びソリマチ卿は、魔女から魔法の力を貰った人間として扱う ベアト「それぞれが、物語の舞台全体のトリック、名称トリック、年齢トリック等、頻出のトリックを否定したものとなっている。 ただし魔女は概して意地悪な生き物。これらが赤で示されているからと言って、 真相がこれらの赤と全く無関係であるという保証はどこにもない。 定義の穴については、しっかりと検討しておく事をお勧めするぞ」
[185]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:30:04 ID:??? −謎1:サトリーヌのPA内絶対防御について− 【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」 【”全てのシュートを絶対に防ぐ”とは、一対一によるドリブル突破や、ゴールへのパスという言葉遊びをも含めた、 得点に結びつく全ての行為に対して失点しない事を指す】 ベアト「これは幻想描写中にも出て来た赤であるな。 妾はサトリーヌに魔法を与えた絶対の魔女とは知り合いであるのだが。あの方らしい豪快で力強い赤字である。 しかし一方で、あまりに強力過ぎる赤は、可能性を狭めすぎてしまう。 少しの発想の転換によってすぐに解かれ得る脆さも内包しているとも言えよう」 −謎2:ソリマチ卿のサトリーヌ撃破法について− 【ソリマチ卿はサトリーヌと同じPA内に居る状態で、低空オーバーヘッドキックを放ち、得点を挙げた】 (再掲)【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】 【サトリーヌはソリマチ卿の低空オーバーヘッドキックが、自軍のゴールに入らないよう動いていた】 ベアト「この赤については、今回初めて設定させて貰った。 不可能とされる状況が何であるか、あの幻想描写ではイマイチよく分からんかったからな。 大きいのは、ソリマチ卿とサトリーヌが、同じPA内に居る事が名言された事か。 これが無ければ、『ソリマチ卿は自分のPA内から敵陣のPAに向かって超ロングシュートを撃った』 とか言う、魔法レベルな赤字がまかり通ってしまうからなァ。 ……無論、真相がこのレベルのトンデモではない事を保証するものではないぞ、念の為。 それと、サトリーヌはきちんと自軍のゴールに入らないよう、守勢に動いていた事も明言されたな。 サトリーヌは決して、手を抜いていた訳ではない、という事だ。 この謎については、発想力よりも、緻密に理屈を積み立てる方が良いかもしれんな。 奇跡の魔女が起こす奇跡とは、無数のトライ&エラーに基づく。様々な可能性を精査する事が大事だ」
[186]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:33:51 ID:tXHzT1DA ベアト「……さてと。それでは一旦ここで妾は中座させて貰う。 戦うべき相手は妾ではなく、サトリーヌとソリマチ卿の二人だからなァ。 妾はテラスで旨いディンブラでも啜りながら、観戦させて貰うとするぞ。それではっ」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 サトリーヌ「……ふふ。説明ありがとうございます、ベアトリーチェ卿。 お蔭でますます、この私の魔法の絶対性が証明されましたわね?」 ソリマチ卿「何を言っておる、この我に負けておいて何が絶対か。 ……まあ。いずれにせよ、我の魔法が貴様の魔法よりも強かったというだけ。 我らの所作が、人間とトリックで説明できる事などあり得まい。コココ……」 ☆サトリーヌとソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆ ※随時回答方式とせず、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、 速度は遅くなると思いますがご了承ください。 ※久しぶりのゲームなので、ルールを失念した、教えて欲しいなどありましたら気軽にコメントください。
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0ch BBS 2007-01-24