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【傷だらけの】キャプテン霊夢37【戦士達】
[969]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/11/25(土) 14:55:43 ID:??? 危うく忘れるところだった大事なイベントをこのスペースで投下しておきます。 次スレのテンプレにも関わってくるのでこちらで投下。 (イベント:霊夢の新必殺シュート取得イベント) スペインJrユース戦が終わり、後日行われた練習も終わった翌日の事。 霊夢は昼食を済ませた後、一人練習場に姿を見せていた。 霊夢「(ちょっと試してみたかった事があるのよね)」 ウォームアップがてら、自分の得意なシュートを何発か撃つ。 霊夢の必殺シュートは主に自分の得意なスペルカードである『夢想封印』を利用している。 地上から撃つ『夢想封印』、空中から放つ『夢想封印・瞬』に『夢想封印・散』。 スペインJrユース戦で新しく編み出した『アミュレットループ』はスペルカードではないが、 霊夢が得意としている博麗アミュレットによる霊撃を応用したものである。 (巫女サマーソルトのみオーバーヘッドキックを別名で呼んでいるだけでスペルは使用していない) では、あのスペルカードをサッカーに応用したらどうなるのだろうか? 霊夢が所持しているスペルカードでも最もブレイク難易度の高い、 いわゆる『ラストワード』に類するスペル。 効果は単純明快だ。「霊夢はありとあらゆるものから宙に浮き無敵となる」というもの。 その状態で周囲に展開した陰陽玉から大量の弾幕を射出して相手を圧殺するという反則技。 元々はスペルカードですらなかったが魔理沙から『あんなもん遊びにしないと誰も勝てない』 と半分涙目で訴えてきた為に、時間制限を付けた上での耐久スペルとした。 サッカーに応用する上でも基本は変わらない。変わるのは射出するのが弾幕ではなく サッカーボールである事と、相手に当てるのではなく相手が当たれないようにすればいい。
[970]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/11/25(土) 14:57:47 ID:??? 霊夢「……」 バシィッ! 無言のままボールを蹴り上げる霊夢。 ただ蹴り上げただけではなく、夢想封印を撃つのと同じ感覚で蹴り足に霊力を込めている。 その為、空中のボールは微かな光を放ちながら不規則に回転を続けている。 ダンッ! 霊夢「(これが私のラストワード……)」 高く蹴り上げたボールに飛びつく霊夢。そして、そのスペルを発動させる。 「 夢 想 天 生 !!!」 カァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
[971]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/11/25(土) 14:59:10 ID:??? ブゥウウウウウウウウン!!! ギュルンギュルンギュルンギュルン!!!!! まだ試合では一度も見せていない『夢想封印・散』すら比較にならないほどのボールの揺れ具合。 いや、もはや揺れているのではなく単純にボールが分裂したのではないか、という程の圧倒的な物量。 ゴールのスペース全てにシュートが襲い掛かって来る様は、いっそ壮観とすら言えるかもしれない。 ズサァアアアアアアアア!!!トン、トン…… そのまま誰もいないゴールにボールは突き刺さり、その瞬間ボールは一つに戻る。 それと同時に、霊夢もスぺルカードの効果が解除され、実体に戻った。 霊夢「(……出来た、わね)」 狙っていた通りの結果になった事に満足しつつ、着地する霊夢。 だが、それと同時に体に襲い掛かる疲労感に思わず膝をつきそうになってしまう。 霊夢「(うっ……一発撃っただけでこれだけ疲れるのはちょっときついわね。 元々滅多に使わないスペルカードだし、乱発は出来そうにないか……)」 元々霊夢の主な役目はゲームメイクであり、試合中の運動量も多いポジションだ。 こんな大技を下手に撃ってしまうとその後の中盤の支配に影響が出かねない。 何よりマリオとヨッシーFCの前衛には空を筆頭に焔、妖夢、レミリア、メルランと 得点力の高い選手は十分揃っており、霊夢がシュートを撃つ機会はスペインJrユース戦の ように彼女たちがことごとく怪我で交代でもしない限りは早々ないだろう。 霊夢「(まだ『夢想封印・散』も見せてないし、これは本当に切り札ね)」 何はともあれ、霊夢は大会を前に新たな力を得る事に成功するのだった。
[972]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/11/25(土) 15:01:43 ID:??? ※霊夢が新必殺シュート『夢想天生』を習得しました! (地上シュート力+14、空中シュート力+10。消費ガッツ400。 クリアー無効。ブロック制限効果有。初披露時キーパーに初見ペナ(大)有) ※霊夢はこれ以上の必殺シュートは覚えません
[973]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2017/11/25(土) 15:03:07 ID:??? という訳で本家東方サッカーで数多のキーパーを吹き飛ばしてきた夢想天生をついに習得! となったところで次スレに移行します。 設定については東方サッカーよりは元のラストワードを元ネタにしている感じです。 性能は上記の通り単体の必殺シュートとしてはアルティメットバーストに匹敵する性能ですが、 ガッツ消費も多いのでただでさえ消費が多い霊夢さんに撃つ機会がどれだけあるかは分かりませんが……。 このスレの残りはとりあえず何処かで挟もうと思っていてすっかり忘れてたイベントを投下します。 (それでも残ると思いますが……)。ハンブルグ戦は何とか書こうとしてるのですが、筆が進まず……。 もう既に今更感があるのでさっと済ませてしまおうかと考え中。
[974]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:04:36 ID:??? (イベント:インテルユースチーム対ミランユースチームのビデオ) スペイン戦後、陽子から見て欲しいものがあると言われて部屋に集まるメンバー。 陽子が手に入れたビデオ。それはインテル対ACミランといういわゆるミラノダービーと 言われる試合(勿論ユースチームではあるが)のビデオだった。 イタリアJrユースの選手はまだ分かっていないが、この2チームで代表入りは確実と 言われている選手が3人いる。 インテルのGK、ジノ・ヘルナンデス。 ACミランのDF、ディノール・ゾフとマルコリオ・ロッシ 勿論他の選手もレベルが低い訳ではないが、突出しているのはこの3人だった。 ミランFW「喰らえ!」 バシュウウウ!!! ヘルナンデス「はっ!」 ガシィッ! ヘルナンデス「良し、皆焦るな!インテルのゴールは絶対に割らせん!」 インテルメンバー「おう!」 心「わ、わぁ!簡単にキャッチしちゃった!」 鼎「私の全力のセービングよりも凄い……」 ミランFWのシュートは決してレベルの低いものではなかったが、 ヘルナンデスはまるでバックパスをキャッチするかのように軽々とセーブしてしまう。 何度か放り込みなども行われたが、優れた反応からの飛び出しでこれもあっさり防がれる。
[975]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:05:45 ID:??? ロッシ「その程度で俺達を抜けると思うな!」 ズシャアアア!バチィイ!!! インテルFW「うっ!?」 ゾフ「ふはは!動きが遅いぞ!」 シュバァッ! インテルMF「あっ!?」 ナズーリン「このゾフとロッシという2人のDFも恐ろしいほどの実力だな……。 特にロッシという男、1対1ではほぼ確実に相手を止めているぞ」 静「でもこのゾフって人も凄いよ。相手の動きに対しての反応が凄い早い感じ」 ゾフとロッシ。どちらも総合力に優れたDFであり苦手な守備はなさそうだ。 特にロッシはロブソンとは別の方向で世界最高レベルのDFと言えるだろう。 ゾフはロッシに比べればやや組しやすいように見えるが、 それでもその守備力は超一流のレベルに達している事が伺える。 永琳「それもあるけど、この二人が連携した時が一番厄介ね。 恐ろしい程に互いの動きを知り尽くしている。 1人1人を相手にするよりも遥かに突破しづらそうよ」 霊夢「……ビデオで見ただけじゃ分からないけど、正直私でも厳しいかもしれないわ」 希「うーん、あれが出来れば抜けそうな気はするけど……」 ルナサ「(今の私でこの2人を抜けるか……どちらか1人が相手でも無理だな。 特にロッシという男を1対1で抜ける気が全くしない。ましてや2人同時に相手など……)」
[976]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:06:49 ID:??? ヘルナンデス、ゾフ、ロッシ、誰か1人だけでも厄介なのにイタリアJrユースでは3人が揃う。 ビデオで見た限りでは、ゾフとロッシは霊夢や希ですら簡単に突破出来るようには見えず、 ヘルナンデスのセービングは早々簡単には抜け無さそうなレベルであった。 しかも、陽子の情報では更にサルバトーレ・ジェンティーレというこの2人と同レベルのDFがいるらしい。 霊夢「確かにこの試合を見てるとイタリアが守備のチームって言うのが分かるわね……。 しかも、アルゴスに聞いた話だとアルゴスクラスのFWまでいるらしいし」 焔「うう、タックル上手い人が2人以上いるってきついかも……」 空「ハイボールを上から思いっきり叩いちゃえばいいんだよ!」 早苗「空さんならそれがベストかもしれないですね」 鼎「でもこれだけ守備が堅いと放り込みへの対策もしっかりしてそうだけど……」 そして前半は両チームとも決定機を掴む事が出来ず、0−0のまま終了する。 まだ前半が終わっただけだが、各人がイタリアというチームの脅威を認識する。 全貌が明らかになった訳ではないが、このビデオから伝わってくる情報だけでも 十二分に面倒な相手だと言う事が分かるのだ。 永琳「貴女が私達に見て欲しかったというのはこの3人の事かしら?」 永琳の言葉に対し、陽子は難しい顔のまま首を横に振る。 陽子「……違うわ。いえ、確かにこの3人が厄介というのはその通りなんだけど、 皆さんに本当に見て頂きたいのはここから」 霊夢「え?」 ハーフタイムが終了し、後半が始まると言う正にその瞬間。 観客席のざわつきが俄かに大きくなり、次第にそれは一つのうねりとなる。
[977]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:08:10 ID:??? 「後半だ……後半が始まる」 「これを見なきゃミラン戦を見に来た意味はないよな」 「いよいよ動くぞ、あいつが!」 「「「「「ゾーフ!ゾーフ!ゾーフ!」」」」」 ゾフ「はーっはっは!やはり観客達も分かっているではないか!さぁ、我が友ロッシよ! 約束通り前半は我慢したのだ!後半は思う存分行かせてもらうぞ!」 ロッシ「……ああ、だが頼むからペース配分はちゃんと考えてくれよ、ゾフ?」 ゾフ「当然ではないか!自分の体の事は自分が一番良く分かっているに決まっておろう!」 ロッシ「(そう言って最後まで持った事がどれだけあったか……。 何で俺がこいつの抑えをいつもしなきゃいけないんだ……。 くっ、いかん、また胃が痛くなってきた……)」 ミランチームメイト「「「(がんばれ、ロッシ!)」」」 陽気な調子で笑うゾフに対して、何処か疲れたような表情で返すロッシ。 ロッシは年齢の割に老けているとチームメイトからいつもからかわれているが、 その原因の半分以上は隣にいるゾフのせいじゃないかと彼は思っている。
[978]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:10:23 ID:??? 後半が開始され、インテルJrユースの攻撃陣がミラン陣内へと攻め入る。 その前に立ちはだかるゾフの動きに、霊夢達は目と口で3つの〇を作る事になる。 ゾフ「ふんふんふんふんふんふんふん!!!!!」 ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ! マリオとヨッシーFCメンバー「「「「「はっ?」」」」」 彼の動き。それは世間一般的には「反復横跳び」と言われるものであった。 反復横跳びとは簡単に言うと左右へのステップを出来る限り高速で行うものである。 だが、彼の反復横跳びは普通ではない。明らかに違うのはその切り返しの速度。 そのあまりの速さに、見た目にはまるでゾフが分身しているように見えるのである。 インテルFW「くっ、相変わらずの化け物め!」 ゾフ「はっはっは!人聞きの悪い事を言うな!私はれっきとした人間であり、サッカー選手だ!」 シュバァ!バチイィイン!!! インテルFW「ぐっ!?」 一人を相手にしている筈なのに二人を相手にしているかのような特殊な状況に慣れている筈もなく、 ゾフの元々の守備力の高さもありインテルのFWはあっさりとボールを奪われてしまう。 玲「あはははは!!!このひとおもしろーい!」 静「な、何あれ!?妖夢とおんなじようなの!?」 妖夢「私のスペルカードをこんなのと一緒にしないでください!」 早苗「この人、カバディの選手か何かでしょうか……?」
[979]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:12:08 ID:??? ディノール・ゾフ。 小学生の時のスポーツテストで教師に褒められて以来、彼は反復横跳びを愛していた。 そしてサッカーの事もまた同じくらい愛していた。 サッカーと反復横跳びは本来両立しえない。 しかし彼は思った。 「サッカーに反復横跳びを混ぜれば完璧ではないか」と。 そして一人の変態が誕生した。 インテルMF@「く、くそっ!逆サイドから攻めるぞ!それっ!」 バシィッ! 格段に上がったゾフの守備力に正面からでは分が悪いと判断したインテルのMFは ゾフを避けて逆サイドから攻め上がろうとする。その判断は決して間違っていない。 だが、変態は常に想像の斜め上をいくものである。 ゾフ「ふんふんふんふんふんふんふん!!!!!」 ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ! マリオとヨッシーFCメンバー「「「「「えっ?」」」」」 先ほどの超高速での反復横跳びを今度は逆方向に切り返す事なく行うゾフ。 そして気付いたらゾフの姿は逆サイドにあった。
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0ch BBS 2007-01-24