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【傷だらけの】キャプテン霊夢37【戦士達】
[977]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:08:10 ID:??? 「後半だ……後半が始まる」 「これを見なきゃミラン戦を見に来た意味はないよな」 「いよいよ動くぞ、あいつが!」 「「「「「ゾーフ!ゾーフ!ゾーフ!」」」」」 ゾフ「はーっはっは!やはり観客達も分かっているではないか!さぁ、我が友ロッシよ! 約束通り前半は我慢したのだ!後半は思う存分行かせてもらうぞ!」 ロッシ「……ああ、だが頼むからペース配分はちゃんと考えてくれよ、ゾフ?」 ゾフ「当然ではないか!自分の体の事は自分が一番良く分かっているに決まっておろう!」 ロッシ「(そう言って最後まで持った事がどれだけあったか……。 何で俺がこいつの抑えをいつもしなきゃいけないんだ……。 くっ、いかん、また胃が痛くなってきた……)」 ミランチームメイト「「「(がんばれ、ロッシ!)」」」 陽気な調子で笑うゾフに対して、何処か疲れたような表情で返すロッシ。 ロッシは年齢の割に老けているとチームメイトからいつもからかわれているが、 その原因の半分以上は隣にいるゾフのせいじゃないかと彼は思っている。
[978]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:10:23 ID:??? 後半が開始され、インテルJrユースの攻撃陣がミラン陣内へと攻め入る。 その前に立ちはだかるゾフの動きに、霊夢達は目と口で3つの〇を作る事になる。 ゾフ「ふんふんふんふんふんふんふん!!!!!」 ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ! マリオとヨッシーFCメンバー「「「「「はっ?」」」」」 彼の動き。それは世間一般的には「反復横跳び」と言われるものであった。 反復横跳びとは簡単に言うと左右へのステップを出来る限り高速で行うものである。 だが、彼の反復横跳びは普通ではない。明らかに違うのはその切り返しの速度。 そのあまりの速さに、見た目にはまるでゾフが分身しているように見えるのである。 インテルFW「くっ、相変わらずの化け物め!」 ゾフ「はっはっは!人聞きの悪い事を言うな!私はれっきとした人間であり、サッカー選手だ!」 シュバァ!バチイィイン!!! インテルFW「ぐっ!?」 一人を相手にしている筈なのに二人を相手にしているかのような特殊な状況に慣れている筈もなく、 ゾフの元々の守備力の高さもありインテルのFWはあっさりとボールを奪われてしまう。 玲「あはははは!!!このひとおもしろーい!」 静「な、何あれ!?妖夢とおんなじようなの!?」 妖夢「私のスペルカードをこんなのと一緒にしないでください!」 早苗「この人、カバディの選手か何かでしょうか……?」
[979]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:12:08 ID:??? ディノール・ゾフ。 小学生の時のスポーツテストで教師に褒められて以来、彼は反復横跳びを愛していた。 そしてサッカーの事もまた同じくらい愛していた。 サッカーと反復横跳びは本来両立しえない。 しかし彼は思った。 「サッカーに反復横跳びを混ぜれば完璧ではないか」と。 そして一人の変態が誕生した。 インテルMF@「く、くそっ!逆サイドから攻めるぞ!それっ!」 バシィッ! 格段に上がったゾフの守備力に正面からでは分が悪いと判断したインテルのMFは ゾフを避けて逆サイドから攻め上がろうとする。その判断は決して間違っていない。 だが、変態は常に想像の斜め上をいくものである。 ゾフ「ふんふんふんふんふんふんふん!!!!!」 ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ! マリオとヨッシーFCメンバー「「「「「えっ?」」」」」 先ほどの超高速での反復横跳びを今度は逆方向に切り返す事なく行うゾフ。 そして気付いたらゾフの姿は逆サイドにあった。
[980]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:13:23 ID:??? インテルMFA「ひっ!?お前今逆サイドにいた筈だろ!?」 ゾフ「はっーっはっは!その程度で反復横跳び世界チャンピオン(自称)の この私から逃げられると思ったら大間違いだぞ!」 ズシャアアア!!!バシィン!!! インテルMFA「うわぁ!?」 ヘルナンデス「(前半中に点を取れなかった時点で覚悟はしていたが……これは我慢の試合になるな)」 ロッシ「(ゾフ、今のは別にお前が動かなくても良かったんだが……)」 「いいぞー、ゾフ!」 「相変わらずの人間離れした動きだな!」 「ヒャッホー!」 まるで瞬間移動のように逆サイドに現れたゾフにあっけなくボールを奪われるインテルMF。 盛り上がる観客達とは対照的に、マリオとヨッシーFCのメンバーは言葉を失ってしまう。 霊夢「……なんなのよこいつ。本当に人間なの?」 陽子「……イタリアのサッカー協会もそれを疑問に思って徹底的に検査をしたそうです。 結果は『誠に遺憾ながら生物学上は間違いなく人間である』との事で……」 白蓮「人体の神秘ですね。超人『聖白蓮』を使ってもここまでの動きは出来ません」 ナズーリン「そういうレベルじゃない気がするんだが……」 希「普通に走ってもあんなに一瞬では移動できないのに……」
[981]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:14:59 ID:??? 前半と比べて圧倒的にミランが優勢に試合を進めている後半戦。 ヘルナンデスの的確な指示とファインセーブの連続がなければ試合はあっさり決まっていただろう。 そして、後半25分。ついに試合を決定づける先制点を決めたのは……インテルだった。 ゾフ「ぜー、はー……う、ぐぅ」 そう、フィールドを縦横無尽に動き回っていたゾフが体力切れを起こしたのである。 あんな無茶な動きをずっと続けていればいくら体力に自信があろうが当然の結果である。 ロッシ「(あ、あの馬鹿!だからペース配分は考えろとあれほど!)」 そしてこの隙をこれまで必死に相手の攻撃に耐えてきたインテルの選手達は逃さなかった。 ヘルナンデス「良し、今だ!皆上がれ!」 バシィッ! インテル攻撃陣「良し、いくぞ!」 ヘルナンデスのセーブを機に一斉に攻撃の人数を増やし、カウンターアタックを敢行。 奇しくもゾフのお陰で優勢に試合を進めていた事もあり、守備陣が前のめりになっていた隙を突いた。 ロッシ「く、くそ!数が多すぎる!」 いくらロッシが優れたDFであっても、相手の数が多すぎる上に元々カウンターを 得意としているインテルはその人数の優位を活かす術を心得ていた。 ロッシを直接抜こうとはせず、細かいパス回しを繋いでミランの守備陣を翻弄する。 そのまま上手くキーパーと1対1の形に持ち込み、きっちりとゴールを決めて見せた。 ミランも残り時間で最後の反撃を見せるもののヘルナンデス相手にゴールを割るには至らず、 インテル対ミランの試合は1−0でインテルの勝利という結果で終わる事となった。
[982]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 17:16:13 ID:??? という訳で本編に入れようと思って入れ忘れたイタリアのイベントでした。 本編の続きは夜にまた更新します。 ゾフはキャプテン翼4でただ一人、守備時のみ移動距離3倍という特殊能力を持っています。 (かの有名なコインブラですら常時移動距離2倍。それでも十分速く感じます) どれだけ恐ろしいかと言えばサイドの端から端まで僅か3回の移動で到達してしまい、 PA内に限れば移動1回で事足ります。 移動距離が長すぎてボールホルダーを通り過ぎてしまい逆に接触しづらいレベル。 背番号のアイコンがピンボールみたいにフィールドを跳ね回るイメージ。 (ちなみに4では守備能力も全選手中最高だったり) キャプテン翼4をやっていた当時、この選手の事が凄く印象に残っていてどうしても出したいと思い、 せっかくなのでキャプ森風キャラにしようと考えた結果こうなった。反省はあまりしていない。
[983]森崎名無しさん:2018/01/06(土) 17:49:03 ID:??? ただでさえ化け物とラスボスがそろったミランに何でこんな化け物をモブでもう一体放り込んだんだろうね・・・ ただでさえGKも若林クラスなのにゾフの移動速度が変態すぎるのもね・・・
[984]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2018/01/06(土) 22:11:28 ID:??? >>983さん 本当に4のミランは化け物チームでしたよね……。 ミランカルテット、ゾフ、ロッシに加えてそれ以外のモブも強いですし……。 フーリアさんのワンツーマシンっぷりに泣かされたのは私だけではないと思いたい。 これがストラットがサンパウロにいるルートならまだ戦えるのですが、 サッカーGPルートの場合はストラットがいないどころかむしろ相手側にいて、 無限ガッツを良い事に(レナート相手に大人気なく)メガロを撃ちまくってくるという。
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0ch BBS 2007-01-24