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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[107]森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:46:12 ID:??? ★アリスさんの運命→ ハート2 ★
[108]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/09(木) 23:48:02 ID:??? アリスさんは辛うじて生き延びるも、得意のドリブル突破に制約が……!? ――と、言ったところで今日の更新はここまでにします。 次回更新は、(たぶん)妖夢のミドルシュートが飛んで来るところからになります。 >>104 プレースタイルの関係もありますが、アリスさんって良く反則取られてる気がします。 それでは、本日もお疲れ様でした。
[109]森崎名無しさん:2017/11/09(木) 23:50:47 ID:??? 乙でした サルサノ神、どうか僕らに力を……
[110]森崎名無しさん:2017/11/10(金) 09:16:45 ID:??? 乙でした 翼はここで交代かな?
[111]森崎名無しさん:2017/11/10(金) 09:32:23 ID:??? ペナ無いし続投だと思うよ
[112]森崎名無しさん:2017/11/10(金) 16:46:55 ID:??? 翼ってそういえばこの試合クラブな気がする このままクラブ活動してほしいな ストラットは自重してね
[113]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/10(金) 23:59:02 ID:??? 更新再開します。 >>109 乙ありがとうございます。サトリ神も必殺技が出ればそこそこだから…(震え声) >>110 乙ありがとうございます。翼は交代しないですね。 >>111 中核選手が負傷して退場だったら面白くないかな、 と思った上でのスキルでもあります>ファンタグラジスタ >>112 折角なので翼にはもっと活躍して欲しいですね… ストラット「ようし! 俺も自重してクラブ活動するぞ!(シュート判定で)」
[114]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:00:07 ID:??? ★アリスさんの運命→ ハート2 ★ 2〜6→イエローカードが出た! 審判「……注意散漫な危険プレーは控えるべきだ!」 ピッ。 ――ざわっ……! アリスさんに渡されたのは黄色の札。警告を意味するイエローカードだった。 実況「ああ〜っと! アリスさん選手、ここでイエローカードを貰ってしまいました! 派手なドリブルでの突破力に定評のアリスさんにとって、これは痛い!」 アリスさん「くっ……! 世界はいつも私を拒絶する……!!」 慧音「(寺子屋にもこんな生徒が居るな……主語が常に無駄に大きいというか、被害者意識が強すぎるというか)」 アリスさんはいかにも悲劇のヒロインぶった風体で地面に倒れ伏す。 しかし残念ながら、今この場の注目を集めているのは彼女ではなかった。 翼「……………」 ボタ、ボタボタ……。 実況「救急隊が翼選手の負傷部位を確認しましたが……どうやら傷は深いようです!」 実況や観客が注目しているのは、あくまで先のプレイで大怪我を負った翼だった。 彼は仰向けになりながら、空に向かって虚ろな視線を投げかける他、何の反応も見せずに倒れている。
[115]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:01:33 ID:??? 観客「キャアアアアアアアアアアッ!」「マジかよ、ツバサ……」「これからだってのに……!」 「この怪我はもうダメだ。アイツは引退だな」「むしろ命の危機だろ!?」「うわっ、血、出すぎ……」 実況「救急隊から情報が入りました! 大空翼選手は、下肢の神経に大きなダメージを負っているほか、 大動脈からの出血も止まらないとの事であり、ただちの手術と緊急輸血が必要不可欠との事です!」 そして、そんな彼の様子を見て周囲の人間はますます騒ぎを大きくする。 フィールド上の誰もが、この負傷で大空翼の退場は確定。 下手をすれば将来にも影を落とすかもしれない。そう信じて疑っていなかった。 ストラット「やれやれ……運が悪かったなァ、翼」 バビントン「この分なら、交代は必要なさそうだね」 新田「何を皆慌てふためいているんだ。この程度の怪我で、あの魔物が死ぬわけないだろ」 妖夢「今の内に息を立て直すぞ、新田君(次のフリーキックは多分私。……決めないと)」 だからこそ、一部の冷静な観客達は気付き、思う。 ――なぜ、サンパウロのメンバーはこの大怪我を前に、こうも楽観的なのだろうか?
[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:02:40 ID:??? パチュリー「……鈴仙、分かってると思うけど」 鈴仙「え? ……あ、はい! 救命措置ですよね。私も医師の卵ですし。手伝える事もあると――」 パチュリー「はぁ……違うってば。――まぁ、百聞は一見に若かずとも言うし。見ておけば良いわ」 サンパウロメンバーを除いては、賢者として深い知識を持つパチュリーだけは完全に看破していた。 鈴仙「見る? 何をですか? スポーツ時に発生した大動脈解離の応急処置事例とか、そんな系な?」 パチュリー「違うわ。――今からあんたが見る事になるのは、そんな科学的なものじゃあない。 今から見るのは、そうね。強いて言うなら……幻想的なモンスターの生態学、かしら」 実況「緑のフィールドが真っ赤に染まっていく地獄絵図の中、翼選手が今、担架に運ばれて退場です! サンパウロが代理選手として出すのは、バチスタ選手でしょうか、それともプラトン選、手……?!」 ガシッ。 アマラウ「(ちっ、お昼寝でもしてたか? 良いご身分だぜ)」 救急隊が地面に差し出した担架を、彼は確かに握り締めると。 グッ……。ズッ。ズズッ。 ドトール「(奴の生命力は、現代医学の見地では計り知れぬよ。全く)」 負傷した脚を庇う事なく、ごく自然に立ち上がり。
[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:06:50 ID:??? グイッ。ズルッ……ギュッ。 負傷した箇所に出来た穴を、別の健康な部位から肉をほじり出して埋めてしまうと。 リマ「リ、リママ……! 今のでおしっこちびっちゃったリマ!!!!!」 スッ……キラキラキラッ! 翼「ふう。……今のは、ちょっと痛かったよ?」ニコッ スクッ……シュンッ! クルクルクルッ、スパッ! 実況「な、何という事でしょう……! 翼選手、先程の負傷が何事も無かったかのように、 全く錆びる事の無い動きで立ち上がり、再び走り出しました……! まるで痛覚が無い、ロボットやサイボーグを見ているようです……!!」 ざわっ……!! 観客席「う、うわあああああああああああ!?」「え? でも、さっき大けがだって……!?」「誤報じゃないのか?」 ジェトーリオ「うっひゃ〜無理しちゃって。でも、本気で痛くないのかな? 俺、人の演技を見破るのは上手いと思うんだけど」 サンタマリア「……恐らく、痛くないんだろうよ。どんな修行をしたのか知らないが、奴には通常の人間が持つべき恐怖心や恐れが無い。 それこそまるで、戦いのみを至上とし、死ぬまで剣を振るい続けるグラディエーターのように……」
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0ch BBS 2007-01-24