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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[111]森崎名無しさん:2017/11/10(金) 09:32:23 ID:??? ペナ無いし続投だと思うよ
[112]森崎名無しさん:2017/11/10(金) 16:46:55 ID:??? 翼ってそういえばこの試合クラブな気がする このままクラブ活動してほしいな ストラットは自重してね
[113]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/10(金) 23:59:02 ID:??? 更新再開します。 >>109 乙ありがとうございます。サトリ神も必殺技が出ればそこそこだから…(震え声) >>110 乙ありがとうございます。翼は交代しないですね。 >>111 中核選手が負傷して退場だったら面白くないかな、 と思った上でのスキルでもあります>ファンタグラジスタ >>112 折角なので翼にはもっと活躍して欲しいですね… ストラット「ようし! 俺も自重してクラブ活動するぞ!(シュート判定で)」
[114]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:00:07 ID:??? ★アリスさんの運命→ ハート2 ★ 2〜6→イエローカードが出た! 審判「……注意散漫な危険プレーは控えるべきだ!」 ピッ。 ――ざわっ……! アリスさんに渡されたのは黄色の札。警告を意味するイエローカードだった。 実況「ああ〜っと! アリスさん選手、ここでイエローカードを貰ってしまいました! 派手なドリブルでの突破力に定評のアリスさんにとって、これは痛い!」 アリスさん「くっ……! 世界はいつも私を拒絶する……!!」 慧音「(寺子屋にもこんな生徒が居るな……主語が常に無駄に大きいというか、被害者意識が強すぎるというか)」 アリスさんはいかにも悲劇のヒロインぶった風体で地面に倒れ伏す。 しかし残念ながら、今この場の注目を集めているのは彼女ではなかった。 翼「……………」 ボタ、ボタボタ……。 実況「救急隊が翼選手の負傷部位を確認しましたが……どうやら傷は深いようです!」 実況や観客が注目しているのは、あくまで先のプレイで大怪我を負った翼だった。 彼は仰向けになりながら、空に向かって虚ろな視線を投げかける他、何の反応も見せずに倒れている。
[115]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:01:33 ID:??? 観客「キャアアアアアアアアアアッ!」「マジかよ、ツバサ……」「これからだってのに……!」 「この怪我はもうダメだ。アイツは引退だな」「むしろ命の危機だろ!?」「うわっ、血、出すぎ……」 実況「救急隊から情報が入りました! 大空翼選手は、下肢の神経に大きなダメージを負っているほか、 大動脈からの出血も止まらないとの事であり、ただちの手術と緊急輸血が必要不可欠との事です!」 そして、そんな彼の様子を見て周囲の人間はますます騒ぎを大きくする。 フィールド上の誰もが、この負傷で大空翼の退場は確定。 下手をすれば将来にも影を落とすかもしれない。そう信じて疑っていなかった。 ストラット「やれやれ……運が悪かったなァ、翼」 バビントン「この分なら、交代は必要なさそうだね」 新田「何を皆慌てふためいているんだ。この程度の怪我で、あの魔物が死ぬわけないだろ」 妖夢「今の内に息を立て直すぞ、新田君(次のフリーキックは多分私。……決めないと)」 だからこそ、一部の冷静な観客達は気付き、思う。 ――なぜ、サンパウロのメンバーはこの大怪我を前に、こうも楽観的なのだろうか?
[116]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:02:40 ID:??? パチュリー「……鈴仙、分かってると思うけど」 鈴仙「え? ……あ、はい! 救命措置ですよね。私も医師の卵ですし。手伝える事もあると――」 パチュリー「はぁ……違うってば。――まぁ、百聞は一見に若かずとも言うし。見ておけば良いわ」 サンパウロメンバーを除いては、賢者として深い知識を持つパチュリーだけは完全に看破していた。 鈴仙「見る? 何をですか? スポーツ時に発生した大動脈解離の応急処置事例とか、そんな系な?」 パチュリー「違うわ。――今からあんたが見る事になるのは、そんな科学的なものじゃあない。 今から見るのは、そうね。強いて言うなら……幻想的なモンスターの生態学、かしら」 実況「緑のフィールドが真っ赤に染まっていく地獄絵図の中、翼選手が今、担架に運ばれて退場です! サンパウロが代理選手として出すのは、バチスタ選手でしょうか、それともプラトン選、手……?!」 ガシッ。 アマラウ「(ちっ、お昼寝でもしてたか? 良いご身分だぜ)」 救急隊が地面に差し出した担架を、彼は確かに握り締めると。 グッ……。ズッ。ズズッ。 ドトール「(奴の生命力は、現代医学の見地では計り知れぬよ。全く)」 負傷した脚を庇う事なく、ごく自然に立ち上がり。
[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:06:50 ID:??? グイッ。ズルッ……ギュッ。 負傷した箇所に出来た穴を、別の健康な部位から肉をほじり出して埋めてしまうと。 リマ「リ、リママ……! 今のでおしっこちびっちゃったリマ!!!!!」 スッ……キラキラキラッ! 翼「ふう。……今のは、ちょっと痛かったよ?」ニコッ スクッ……シュンッ! クルクルクルッ、スパッ! 実況「な、何という事でしょう……! 翼選手、先程の負傷が何事も無かったかのように、 全く錆びる事の無い動きで立ち上がり、再び走り出しました……! まるで痛覚が無い、ロボットやサイボーグを見ているようです……!!」 ざわっ……!! 観客席「う、うわあああああああああああ!?」「え? でも、さっき大けがだって……!?」「誤報じゃないのか?」 ジェトーリオ「うっひゃ〜無理しちゃって。でも、本気で痛くないのかな? 俺、人の演技を見破るのは上手いと思うんだけど」 サンタマリア「……恐らく、痛くないんだろうよ。どんな修行をしたのか知らないが、奴には通常の人間が持つべき恐怖心や恐れが無い。 それこそまるで、戦いのみを至上とし、死ぬまで剣を振るい続けるグラディエーターのように……」
[118]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:09:03 ID:??? 翼「――次のフリーキックは、魂魄さんに任せるよ。俺はこれから5分位治療を受けて来たいし、 ストラットは一回撃っちゃったし、新田じゃあアテにならないからね」 妖夢「……ああ、分かった」 石崎「(そうだよ。俺のヒーローは死なないんだ……! この位の負傷では死なない。 殺すためには、心臓じゃあダメだ。脳味噌を、一瞬で握り潰さない限り、殺せないんだよぉ……!!)」 観客が明らかな恐怖を示すのを尻目に、翼は颯爽とベンチへと戻る。無論、一人で歩いてだ。 まるで少し足を捻ったかのように、彼は笑顔を見せながら、フィールドから一時消えた。 恐怖が消えた後、フィールドに残されたのは、悠然とした態度のサンパウロの選手達と、茫然と立ち尽くすコリンチャンスの選手達。 そして、アリスさんへのイエローカードと、サンパウロのゴール前30メートルでの、フリーキック権のみだった。 *翼が負傷したため、一時退場しました。5分後に復帰します。 (スキル・ファンタグラジスタのため、負傷ペナ−2は発生しませんが、 軽傷未治療の場合、負傷率が上がってしまう事を見越してのGM判断です)
[119]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:22:07 ID:??? 鈴仙「ば、化け物よ……! あんなケガをしたのに、平然としてるなんて……!」 てゐ「化け兎の私らが言うのも滑稽だけど。まあ、そうだよねぇ」 パチュリー「いえ。決して彼とて平気では無い筈よ。今治療に行ったのがその証拠。 恐らく、精神が不死身でも、肉体がそれに追いついていないのでしょうね。 だから、まあ。……何度かあのレベルのケガを負わせれば、勝てるわ」 反町「(もはやサッカーをしているのか、怪物退治をしているのか。良く分からなくなって来たぞ……?)」 慧音「それよりも……今は、次のフリーキックだ。――恐らく、サンパウロは狙いに来るだろう」 てゐ「だろうねぇ。嫌な話だけどさ」 現実離れした超人が去ると、彼女達も次第に現実的な考えを取り始める。 ――即ち、次のフリーキックをどう対処するか、である。 静葉「私達は、『オータムスカイラブブロック』に出るべきかしら」 お燐「う〜ん。でもさ、それしちゃったらさ。DFが3人にならない? それはあたい的にも、是非とも避けたいと言いますか、吹っ飛びたくないと言いますか……」 さとり「自分の前に一人でも多くの壁を置いといて欲しいという、お燐の不純な動機は見え見えだけど。 ――確かに、壁を何枚置くかは大事ですね」 鈴仙「そうねぇ……基本的には、壁は4人は居た方が良いと思うけど。 そうなると、今の静葉さんをSBに置いた4バックでは、『オータムスカイラブブロック』が使い辛いのよね。 方法としては、MFかFWの誰かにも壁になって貰うか、あるいはブロックが上手いつかさを交代させるか、 そのどっちかかしら……」
[120]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:24:45 ID:??? 佳歩「では、鈴仙さまがDFになると言うのはどうでしょうか。鈴仙さまの瞳の力があれば、 シュートの威力も幾分か弱まるかもしれないですし」 パチュリー「……いえ。それには反対ね。理由は一つだけある。……即ち、次のキッカーとなる可能性が高い魂魄妖夢は。 恐らく、鈴仙の『狂気の瞳』が通用しない可能性があるから」 反町「(キャプテンの能力が……通用しない?)」 穣子「なるほど。たしかに、ストラット君が次も来る! ……って可能性は低そうだよねぇ」 鈴仙「(う〜む。色々と細かい意見はあるみたいだけど。結局、どうすべきかしら……)」 ――鈴仙も発言しながら、この局面をどう打破すべきか考える。 恐らくはミドルシュートが飛んで来る可能性が高い、次のフリーキック。 前半も間もなく半分という局面で点を取られたくないのは当然にしても、 妙案という妙案は思いつかない。 鈴仙「(……順当に行ったとしても、決してミスでは無いと思うけど。 一応、色々な可能性を検討しておこうっと)」
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0ch BBS 2007-01-24