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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[117]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:06:50 ID:??? グイッ。ズルッ……ギュッ。 負傷した箇所に出来た穴を、別の健康な部位から肉をほじり出して埋めてしまうと。 リマ「リ、リママ……! 今のでおしっこちびっちゃったリマ!!!!!」 スッ……キラキラキラッ! 翼「ふう。……今のは、ちょっと痛かったよ?」ニコッ スクッ……シュンッ! クルクルクルッ、スパッ! 実況「な、何という事でしょう……! 翼選手、先程の負傷が何事も無かったかのように、 全く錆びる事の無い動きで立ち上がり、再び走り出しました……! まるで痛覚が無い、ロボットやサイボーグを見ているようです……!!」 ざわっ……!! 観客席「う、うわあああああああああああ!?」「え? でも、さっき大けがだって……!?」「誤報じゃないのか?」 ジェトーリオ「うっひゃ〜無理しちゃって。でも、本気で痛くないのかな? 俺、人の演技を見破るのは上手いと思うんだけど」 サンタマリア「……恐らく、痛くないんだろうよ。どんな修行をしたのか知らないが、奴には通常の人間が持つべき恐怖心や恐れが無い。 それこそまるで、戦いのみを至上とし、死ぬまで剣を振るい続けるグラディエーターのように……」
[118]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:09:03 ID:??? 翼「――次のフリーキックは、魂魄さんに任せるよ。俺はこれから5分位治療を受けて来たいし、 ストラットは一回撃っちゃったし、新田じゃあアテにならないからね」 妖夢「……ああ、分かった」 石崎「(そうだよ。俺のヒーローは死なないんだ……! この位の負傷では死なない。 殺すためには、心臓じゃあダメだ。脳味噌を、一瞬で握り潰さない限り、殺せないんだよぉ……!!)」 観客が明らかな恐怖を示すのを尻目に、翼は颯爽とベンチへと戻る。無論、一人で歩いてだ。 まるで少し足を捻ったかのように、彼は笑顔を見せながら、フィールドから一時消えた。 恐怖が消えた後、フィールドに残されたのは、悠然とした態度のサンパウロの選手達と、茫然と立ち尽くすコリンチャンスの選手達。 そして、アリスさんへのイエローカードと、サンパウロのゴール前30メートルでの、フリーキック権のみだった。 *翼が負傷したため、一時退場しました。5分後に復帰します。 (スキル・ファンタグラジスタのため、負傷ペナ−2は発生しませんが、 軽傷未治療の場合、負傷率が上がってしまう事を見越してのGM判断です)
[119]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:22:07 ID:??? 鈴仙「ば、化け物よ……! あんなケガをしたのに、平然としてるなんて……!」 てゐ「化け兎の私らが言うのも滑稽だけど。まあ、そうだよねぇ」 パチュリー「いえ。決して彼とて平気では無い筈よ。今治療に行ったのがその証拠。 恐らく、精神が不死身でも、肉体がそれに追いついていないのでしょうね。 だから、まあ。……何度かあのレベルのケガを負わせれば、勝てるわ」 反町「(もはやサッカーをしているのか、怪物退治をしているのか。良く分からなくなって来たぞ……?)」 慧音「それよりも……今は、次のフリーキックだ。――恐らく、サンパウロは狙いに来るだろう」 てゐ「だろうねぇ。嫌な話だけどさ」 現実離れした超人が去ると、彼女達も次第に現実的な考えを取り始める。 ――即ち、次のフリーキックをどう対処するか、である。 静葉「私達は、『オータムスカイラブブロック』に出るべきかしら」 お燐「う〜ん。でもさ、それしちゃったらさ。DFが3人にならない? それはあたい的にも、是非とも避けたいと言いますか、吹っ飛びたくないと言いますか……」 さとり「自分の前に一人でも多くの壁を置いといて欲しいという、お燐の不純な動機は見え見えだけど。 ――確かに、壁を何枚置くかは大事ですね」 鈴仙「そうねぇ……基本的には、壁は4人は居た方が良いと思うけど。 そうなると、今の静葉さんをSBに置いた4バックでは、『オータムスカイラブブロック』が使い辛いのよね。 方法としては、MFかFWの誰かにも壁になって貰うか、あるいはブロックが上手いつかさを交代させるか、 そのどっちかかしら……」
[120]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:24:45 ID:??? 佳歩「では、鈴仙さまがDFになると言うのはどうでしょうか。鈴仙さまの瞳の力があれば、 シュートの威力も幾分か弱まるかもしれないですし」 パチュリー「……いえ。それには反対ね。理由は一つだけある。……即ち、次のキッカーとなる可能性が高い魂魄妖夢は。 恐らく、鈴仙の『狂気の瞳』が通用しない可能性があるから」 反町「(キャプテンの能力が……通用しない?)」 穣子「なるほど。たしかに、ストラット君が次も来る! ……って可能性は低そうだよねぇ」 鈴仙「(う〜む。色々と細かい意見はあるみたいだけど。結局、どうすべきかしら……)」 ――鈴仙も発言しながら、この局面をどう打破すべきか考える。 恐らくはミドルシュートが飛んで来る可能性が高い、次のフリーキック。 前半も間もなく半分という局面で点を取られたくないのは当然にしても、 妙案という妙案は思いつかない。 鈴仙「(……順当に行ったとしても、決してミスでは無いと思うけど。 一応、色々な可能性を検討しておこうっと)」
[121]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 00:26:03 ID:9R2+JxZ2 いつもの事ながら、地道にあらゆる可能性を検討する鈴仙。そんな彼女が選んだ守り方は……。 A:順当にお燐、慧音、穣子、静葉の4人にブロックして貰う。 B:穣子と静葉は『オータムスカイラブブロック』に出て貰う。(DFは3人) C:B+4人目のDFとして誰かに下がって貰う。(壁となる選手を更に選択) D:B+選手交代し、4人目のDFとしてつかさに下がって貰う。(交代選手を更に選択) E:その他 さとり「壁は(ry」の方はこちらで 鈴仙のガッツ:970/990 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[122]森崎名無しさん:2017/11/11(土) 00:37:53 ID:nHZvxnHI A
[123]森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:00:53 ID:FGYJ7hBY A
[124]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:11:22 ID:9R2+JxZ2 A:順当にお燐、慧音、穣子、静葉の4人にブロックして貰う。 鈴仙「――やっぱり、フリーキックを止める為には大技よりも、 如何に多くの人数を作って止めるかが大事よ。 そして、試合はシュートを止めて終わりじゃない。 止めて、次を狙わなくちゃいけない。……だから、」 慧音「――了解したよ、鈴仙。……私達DF4人が、守らせて貰おう」 穣子「妖夢ちゃんのシュートなんて、私の『ロイヤルスイートポテトルーム』にご宿泊させちゃうよ!」 静葉「私は、単なる人数稼ぎ程度にしかなれないでしょうけど。全力を尽くさせて貰うわ」 お燐「うにゃ〜、吹っ飛びたくない〜。……でも、行くしかないね。みんな、さとり様の弔い合戦だ!」 さとり「だから私は死んでないって……」 ――妙案がない時は、順当な策こそが最善。 そう考えた鈴仙は、慧音を筆頭とするDF4人に対しブロックを依頼した。 そして――間もなく、ホイッスルが鳴る。
[125]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:17:26 ID:9R2+JxZ2 ピィイイイイイイイイイイイイイイッ!! 実況「さあ、試合開始はサンパウロのフリーキックからです! サンパウロのキッカーは……!」 先着1名様で、 ★サンパウロのキッカー→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→リマ「リマが決めるリマーッ!」リマ、暴走! ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……!」 クラブ2〜6→ストラット「ここで撃つと俺の体力も厳しいが。全力で決めてやる……!」 クラブA→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……」ストラット「(と、見せかけて……!)」
[126]森崎名無しさん:2017/11/11(土) 01:18:09 ID:??? ★サンパウロのキッカー→ ハート2 ★
[127]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/11/11(土) 01:38:46 ID:9R2+JxZ2 ★サンパウロのキッカー→ ハート2 ★ ダイヤ・ハート・スペード・クラブ7以上→妖夢「翼君の言う通り。私が決める……!」 妖夢「(決める。決めて――私は、自らの強さを証明する!)」 タッ……! 実況「キッカーは……やはり順当に、サンパウロのストライカー・魂魄妖夢選手です! 彗星のように現れた彼女でしたが、ストラット選手にも勝るとも劣らない活躍で、 この大会においても、得点王の第一候補として挙げられています!!」 鈴仙「(出たわね、妖夢……!)」 ――サンパウロのキッカーは翼が指名した通り、妖夢が出る。 反町「(妖夢さんか……。幻想郷では、西行寺亡霊連合のFWとして出場していた位の印象しか無いけれど。 確かに、俺よりも更に格上の――日向にも比肩する程のストライカーって風格はあるな)」 パチュリー「(妖夢のミドルシュートの威力は、先のストラットの『インゲンスゾーンシュート』に比べては劣る。 とはいえ、『メガロゾーンシュート』クラスの威力はあるでしょうね……)」 さとり「(ゴールから30メートル以上の距離はあるとは言え、私のパンチング力では心許ないでしょうね。 ……だけど、私だってそう何度も吹っ飛ぶ気は無い。光を掴み取ります!)」 彼女が静かにボールの位置を確かめる姿を見て、コリンチャンスの仲間達は様々に思いを馳せる。 そして――。
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0ch BBS 2007-01-24