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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】
[722]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/29(金) 00:00:55 ID:??? …すみません、書きあがらないので一旦ここまでです。 今晩中には選択肢まで話を進めたいです(汗)
[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/29(金) 01:58:22 ID:??? 実況「試合終了……終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! リオカップ決勝は2−3で、サンパウロの勝利! ……即ち、リオカップの覇者は、サンパウロです!! 大会開始前はフラメンゴ、サントスが優勝候補として名を馳せ、開始後もパルメイラスや、 今破ったコリンチャンスのようなチームがダークホースとして台頭する中、 結果だけを見てみれば、絶えず最有力候補だったサンパウロが優勝するという、極めて順当な決着となりました。 無論、ここにお集まりの皆さんはご存じの通り、その決着に至るには様々な曲折がありましたが、 ともかく、彼らが――サンパウロが勝った。この事実は全く揺るぎないのです!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」 「サンパウロ! サンパウロ!」「ツバサ! ツバサ!」「やっぱ時代はサンパだよなー」 「コリンチャンスって案外大したことなくね?」「まあ、頑張った方だろ」「コリンチャンスー! 頑張ったぞー!」 鈴仙「…………」 鈴仙の耳に、瞳に、観客の狂気が流れ込む。それは、これまでのような歓喜と栄光に満ち溢れたものではない。 嘲笑と、憐憫と、……決して、自分達には向けられる事のない、他者に対する称賛。 そこから自身の心に生まれるのは、後悔、羞恥、嫉妬……これまで抑え込んで来たネガティブな感情が、 堰を切ったように鈴仙の未だ強くなりきれない心を蝕み始める。 タッ……。 妖夢「――私は、もう二度と、こんな思いをしたくない。だから、力を求めた」 鈴仙「妖夢……」 観客達の熱気も冷めやらず、サンパウロの面々が揚々とビクトリーランを始める中、 項垂れる鈴仙の傍で――妖夢が、そう語り掛けた。
[724]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/29(金) 02:01:04 ID:??? 妖夢「私は勿論、この試合で満足などしていない。……私は、成果を挙げていない。 だが、少なくとも負けなかった。惨めな思いをし続けたが、鈴仙。今のあなたほど、私は惨めじゃない」 そう話す彼女の横顔は複雑だった。しかし、ある程度の安堵を抱いている事は、鈴仙も読み取れた。 鈴仙「…………」 鈴仙は、何も話せなかった。本当は、色々と聞きたい事、言いたい事があったのに。 今はまだその時ではない。そう運命が示しているからか、 単純に敗北のショックが想像以上に大きく、何も思いつかないだけなのか。 妖夢「鈴仙。敗北は辛い。無力さを実感させられるのは辛い。私と同様、鈴仙もまた、感じた筈だ。 キャプテンであり、エースストライカーでありながら、1点も決められず、チームを敗北に導いた、自分の無力さを」 鈴仙「……………」 鈴仙は、もう強がれなかった。これまでのように前向きな言葉を紡げずに、無言を続けてしまう。 そして――道を違えた友人は、鈴仙を置いて、更なる遠くを見据えながら、こう続けた。 妖夢「今日の試合も、これまでも。迷う事が沢山あった。だけど今日は、勝つ事が出来た。 そして鈴仙。私と道を違えたあなたは――負けた。でも」 妖夢はここで一拍置いて、 妖夢「でも。もしかしたら、鈴仙も、もう負けないようになれるかもしれない。 私と同じようになれば。――つまり、『ハイパーカンピオーネ』の一員となれさえすれば」 鈴仙「…………!」 鈴仙にそう告げた。
[725]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/29(金) 02:02:35 ID:CIhupV3A 妖夢「鈴仙も知ってのとおり、『ハイパーカンピオーネ』は、神霊廟の豊聡耳神子が作ったサッカー組織。 人間の強さを妖怪達に示し、幻想郷の人間の、妖怪からの独立を目標としているんだけど。 ……そんな政治的な話は、別にどうでも良い。 この組織では、私はひたすらに”力”を磨く機会を与えられた。主との交流も断ち切り、辛い修行を重ね続けて。 そして――全幻想郷選抜大会では弱小FWだった私でも、強大な力を得る事が出来た」 鈴仙は知らない。かつてその道を違える事を良しとした後、妖夢がどのようにここまでやって来たのかを。 昔の彼女らしい暢気さは消え失せ、鋭い眼光を宿している為に、その道筋は鈴仙のそれと比べても、 より厳しく辛い物であった事は容易に推測できるが、妖夢はそれ以上を語らない。 妖夢「……もちろん、一選手である私に、鈴仙を勧誘できる権限なんてない。 でも、――知っておいて欲しかった。私がどのようにして弱さを克服したのかを。 そして、今からでも、私は……。――鈴仙と、同じ道を歩む準備はあるのだと」 最後の方は、どちらかと言うと、昔の妖夢らしさが残る声調だった。 だからこの誘いは、不器用な彼女なりの、鈴仙との和解なのかもしれなかった。 鈴仙「……………」 鈴仙は落ち込む心を今一度だけ少し抑えながら、妖夢の提案に対して――。 A:「それは無理。……だってまだ、”私達の”決着がついてないんだもの」決着をつける! B:「……だったらさ。妖夢が、私と同じ道を歩めばいいじゃん」勧誘する! C:「……今のあんたは、昔よりもずうっと惨めよ」妖夢に喰らい付く! D:「…………」無視して無言で仲間の下に合流する。 E:「ま、とりあえずユニフォーム交換でもしましょうか」脱ぐ! F:その他 鈴仙らしいロールプレイがあれば、考えて頂ければ幸いです。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[726]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2017/12/29(金) 02:15:09 ID:??? …と、言ったところで今日の更新はここまでです。 明日は年末休みなので、ある程度は更新出来ると思います。
[727]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 03:07:48 ID:URN/PgkE F:「カンピオーネに行かない。試合には負けたけど、私にはかけがえのない大切な仲間がいる。私を信頼してくれる仲間がいる」 「たとえ茨の道かもしれないけど、私は仲間と一緒に未来を切り開いていく。それがキャプテン鈴仙だから」 「妖夢、あんたにはかけがえのないと断言出来る仲間はいるの?今のあんたは一人ぼっちで強がっているようにしか見えない」 「身近にあんたを慕ってくれる後輩君がいるのに手を払い除けて背を向けて。強さを追い求める前に、一度じっくり考えてみたら?」 カンピオーネ行き断りつつも、諭すように言う
[728]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 12:17:50 ID:aOkvdQes B
[729]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 12:52:05 ID:AJoQut6w F:「カンピオーネに行かない。試合には負けたけど、私にはかけがえのない大切な仲間がいる。私を信頼してくれる仲間がいる」 「たとえ茨の道かもしれないけど、私は仲間と一緒に未来を切り開いていく。それがキャプテン鈴仙だから」 「妖夢、あんたにはかけがえのないと断言出来る仲間はいるの?今のあんたは一人ぼっちで強がっているようにしか見えない」 「身近にあんたを慕ってくれる後輩君がいるのに手を払い除けて背を向けて。強さを追い求める前に、一度じっくり考えてみたら?」 カンピオーネ行き断りつつも、諭すように言う
[730]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 17:14:12 ID:??? あんだけ能力盛られたのに最初の試合でハットも達成できず、この試合無得点さんに言われてもねぇ
[731]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 17:19:03 ID:??? 自由選択肢が選ばれるのは久し振りやな
[732]森崎名無しさん:2017/12/29(金) 17:56:56 ID:??? F私もあなたもダイスに踊らされたちっぽけな存在なのよ・・・ 一緒に地獄に落ちましょう・・・
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0ch BBS 2007-01-24