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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[187]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 21:03:26 ID:1694cPcU H 岬「サッカーのゲームってある?(この子はサッカーに関心はあるんだろうか)」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 先着で ★アタリアンガールのサッカー !card★ と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 JORER:少女「サッカーね……ゲームの方も体を使う方も興味ないけど、ねえ」 ポケットから10フランを取り出し、意味ありげにニヤついた ダイヤ絵柄:ダイヤA〜10+少女「今から手合わせしてみる?」 岬「うん、いいよ(自信ありげだ、できるのかな)」 さらに分岐 ダイヤA〜10:少女「実はサッカー部に女子でただ1人レギュラーになってるの、凄いでしょ!」 さらに分岐 ハート・スペード:少女「サッカーは好きだから、ゲームも時々してるけど……」 さらに分岐 クラブ10〜K:少女「もちろん!ちょっとついてきて!」 岬の腕をグイっと掴んで階段を駆け上がった! クラブ5〜9:少女「あー…それは……」岬「(あまり出来はよくなさそうだな)」 クラブA〜4:少女「無いわ、あたしスポーツゲームに興味ないから」岬「(この素っ気なさじゃあ、脈無しだな)」
[188]森崎名無しさん:2018/03/11(日) 21:07:10 ID:??? ★アタリアンガールのサッカー ダイヤ3 ★
[189]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:24:17 ID:1694cPcU ★アタリアンガールのサッカー ダイヤ3 ★ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬「へえ」 この子もサッカー部員だったのか。ブローニュでは見かけなかったが。 少女「何よその気のない返事、あんたはあたしの話が信じられないの?」 岬「いや、とっても活発だから、きっとそうだろうと思っていたよ」 少女「ホントー?ちょっと待って、証拠持ってくるから」 そう言うなり女の子は僕の返事も待たず、一気に走りだしあっという間に奥の階段へと消えていった。 どうしようもないので明滅するライトに照らされながら待っている。 幸いにして数分でドタバタと駆け戻ってきた少女は、1冊のノートを目の前に突き出した。 少女「ふーう、これが証拠。マネージャーもやってるんだけど、これはその時に取った サッカー部全員のメモ。このページには全員の能力が記されてるわ。例えば、ほら」 彼女が指さすところを見ると、少し前にサッカー部加入を熱心に進めていた、 あの癖毛の先輩の名前と能力値が記されていた。 天ケ瀬冬馬 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ 14 13 15 14 13 14 14 97 1/1 700 【補足・補正・備考】 ・強引なドリブル(1/4の確率でドリブル+2、吹飛係数4)
[190]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:31:11 ID:1694cPcU 少女「こんなところね。ちなみにあのプレイしてた3人衆はこんな感じ。あとのFW・MF・DF衆もそんな感じだから」 秋山(FW) ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ 12 11 13 11 10 8 9 74 0/0 600 黒田(MF) ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ 12 12 11 12 10 8 9 74 0/0 600 藤田(DF) ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ 10 11 8 12 11 11 11 74 0/0 600 岬「(へーえ、あの天ケ瀬さんでチーム1になるのか……普通にやると僕のワンマンチームになるな)」 少女「さーていよいよお待ちかね!気になるあたしの実力は…こちら!」
[191]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:32:27 ID:1694cPcU 先着で ★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です!card★ と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 JORER:少女「22、19、23、21、17、19、19、必殺技2つってところね」岬「(僕と互角だって!?)」 ダイヤ:ハート+少女「あと、最近必殺技も覚えたんだからね!」 A〜7でドリブル、8〜10でシュート、絵柄で高シュート ハート:少女「16、13、17、15、11、13、13ってところね」岬「(合計値98か、天ケ瀬と同程度……)」 スペード:少女「14、11、15、13、9、11、11ってところね」岬「(合計値84か、レギュラーは固いな)」 クラブ:少女「12、9、13、11、7、9、9ってところね」岬「(他の選手とほぼ同等か……年下の女の子としては上出来だな)」
[192]森崎名無しさん:2018/03/11(日) 22:33:48 ID:??? ★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です スペードJ ★
[193]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 22:38:02 ID:1694cPcU と、いうところで今日はこれまでと致します。 しかしアタリのゲームについて語ろうと思っていたら、 いつの間にかサッカーの話になっていた、な、何が起こったのか以下略 な状態に。修正力というのがあるのでしょうか…… おまけ、アタリ2600のサッカーゲーム Pele's Soccer sur Atari 2600 https://www.youtube.com/watch?v=LSEASVJIEx4 International Soccer for the Atari 2600 https://www.youtube.com/watch?v=vm3KQyLIICA ……昔はサッカーをするにも想像力と忍耐力が必要だったのです。
[194]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:14:22 ID:hI6TfS7w ★「ド パ シ タ カ ブ せ」の順、浮き球補正は共に2、ガッツは500です スペードJ ★ 少女「14、11、15、13、9、11、11ってところね」岬「(合計値84か、レギュラーは固いな)」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬「(合計値84か、あのチームの中ではレギュラーは固いだろうな)」 思わぬ形で目の前の少女の情報を手に入れる事ができた。 あの時の天ケ瀬の招集に加わっていなかったところを見ると、この少女は他の 有象無象とは一線を画した存在であるかもしれない。 少女「さ、これでいいでしょ。一緒に行きましょレッツゴー!」 岬「え」 異議も抗議も唱える間もなくガっと少女に腕組みをされ、そのまま半ば引きずられる形で 先輩達のいるゲーム筐体前に連行される。 先輩達は見慣れているのか、小娘の蛮行を目にしても一向に手助けせず、 気にかけもせずに浮かれた気分で僕に話しかけてくる。 秋山「おっ、ようやく来たな」 黒田「お前もやってけよ、面白いぞ!」 藤田「ようやくお前のハイスコア超えたぞ、あずみ!」 少女「ふーんだ、あんたなんかのスコアなんか今日中に塗り替えてやる!」 岬「ん、君の名前ってあずみって言うんだ」 少女「あれ、言ってなかったっけ?私の名前は『ここでは』あずみ。外の世界じゃ早川あづみって呼ばれているわ」
[195]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:15:34 ID:hI6TfS7w 岬「ここでは?」 黒田「ゲーセン内の中じゃ自分の名前をスコアネームで呼ぶのがしきたりなんだぜ、覚えときな」 あずみ「あたしとしては、外でもあずみって呼んでほしいけどね」 秋山「俺の事はここではアキ(AKI)って呼んでくれ、 ゲーセン内で先輩後輩なんてのは考えなくていい、ここじゃただのゲーマーだ」 藤田「俺はFUJ。エフ・ユー・ジェイだ。ここのゲームは3文字しか入れられないからなあ。 まあいいや、さ、お前もやれよ」 そう言ってFUJは椅子から降りた後僕にプレイを要求した。 真横ではパカリと目を見開いて僕をみるあずみの姿が見えた。彼女なりのゲーム仲間の増える期待の表れだろう。 あっという間にゲームプレイを望む空気となったのを察し、僕は筐体の前に向かう。 コイン投入口に2フラン(明るい所で見ると10でなく2フランだった)1枚を投入し、 画面に向かい合う。 まず目に入ったのはゲームで使うであろう、つまみとボタンが配置されたプレートの装飾だ。 十字の入ったブラックホールから放射線状にレーザーが発射され、周りは星や銀河の大星団。 宇宙空間で繰り広げられるゲームという事だろう。 画面にはハイスコアが映し出されるが、すぐに長方形の光の束と化し1点へ縮小・消失した。 そしてその1点から、光々と光の束が展開し、 TEMPEST と、輝いていた。
[196]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/17(土) 23:16:51 ID:hI6TfS7w 次に英字と丸や十字架などの図形が描かれた画面に移った。 Press fire to selectとあるところを見ると、どれかの図面を選べという事だろう。 レベルが1とされている丸のところを選ぶべく、右手のパドルを回し、ボタンを押す。 すぐに画面は変わり、黒い空間に青いネオンライトで線どられた円筒形の物体が見える。 円筒形の辺の上にはブーメランを途中で折り曲げたような、黄色い線で描かれた戦闘機らしきものが見える。 パドルを回すと動いた。これが僕が操作する機体だろう。 カタカタブーメランを動かしていると、画面奥から赤い蝶ネクタイが現れ、こっちに迫ってくる。 あずみ「敵が来てる、早く左のボタンで倒すの!」 左手側を見ると、確かに幾つかボタンがある。一番手前のボタンを押すとブーメランから弾が発射された。 岬「(なるほど、パドルでこれを操作して、このボタンで敵を撃ち落とせばいいんだな)」 ルールを理解した後はグリグリとパドルを回し、縦横無尽に駆け回りながら敵を撃ちのめす。 敵も弾を撃ち返したり、パドルがなかなか敵に合わせられなかったりで手間取るところもあったが、 初めてのステージという事なのか敵は遅く、攻撃もささやかで何とかやられる事なく 順調に敵をやっつけていく。すると。 機体が吸い込まれていく。 電光の筒を抜けて星のまたたく宇宙を飛んでいく。 星々をスーッと抜けていく飛遊感に、僕自身が宇宙を駆けているようだった。
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0ch BBS 2007-01-24