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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[24]森崎名無しさん:2017/11/15(水) 22:30:02 ID:??? ギリギリだったね、岬君
[25]キャプテン岬 ◆bFUz73g2zg :2017/11/18(土) 17:58:08 ID:vgotj2u+ これより投稿を開始いたしますが、その前に頂いたコメントの返信を行います。 >>19 御意見ありがとうございました。 確かに5人もいるとなると今回のように、完了まで日をまたぐ程遅くなりそうです。 次回からは4人以上の対戦のときは、もう少しまとめてみます。 >>24 残念ながら大杉が4差で減衰していますので、次の金子のブロック値と1差になり、 キーパーに届く前に弾かれてしまっています。 ただ、数値自体は日本人学校のFW全力シュート相当ですので、 少なくとも「小学生にしてはできる」という評価はされます。 ……中学生のいるクラブに小学生が入れるのかという今更な事ですが、 人数が少ないゆえの合同クラブという理由で納得してくださいm(_ _ )m
[26]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 17:59:30 ID:vgotj2u+ ★岬 シュート 19( ダイヤ7 ) +( 3 + 1 )=23★ ★西園寺 ブロック 11( ハート5 ) +( 1 + 2 )+(人数補正+2)=16★ ★大杉 ブロック 11( クラブJ ) +( 5 + 1 )+(人数補正+2)=19★*減衰!(23→22) ★金子 ブロック 11( スペードQ ) +( 3 + 5 )+(人数補正+2)=21★ =1→ボールが弾かれる。岬、まさかのゴール失敗! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 蹴った瞬間、これは駄目だと分かってしまった。 スピードとパワーは十分だが、撃ちだしたボールに横方向の動きが少なく、足を動かせば 届いてしまう程度のものだ。 西園寺「うわっ!」 それでも最初の1人はスピードについてこれず棒立ちのままだったが、 大杉「うおっ!」 ビッ! 岬「(弾かれた!これじゃ)」 金子「これなら!」 バチイッ! 大杉の膝に触れて勢いが削がれたボールに金子がかろうじて足先を当て、 ボールの軌道を変えてしまう。ボールはゴールからそれてしまった。 金子「よっしゃ!なんとか止めたぜ」 藤田「あぶねー、中江や秋山ぐらいあったぞ」 塩野「(金子が止めなかったらやばかったぜ)」 岬「(しまった、気を抜き過ぎたか。こんな相手に決められないなんて)」
[27]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:02:33 ID:vgotj2u+ 天ケ瀬「(シュートこそ決まらなかったが、勢いは他の奴らと負けていない。 岬は他の奴とは違う)これで分かっただろ」 横で様子をじっと見ていた天ケ瀬が、僕達に語りかける。 天ケ瀬「岬の実力は本物だ。シュートは年上のお前達と互角だし、 突破力は俺らや今まで相手したフランス人よりずっと上だ。そして」 天ケ瀬は僕以外の面々をぐるりと目で見まわした後、語気を強めて話を続けた。 天ケ瀬「俺達は年下の小学生にいいようにやられるただのカカシだって事だ。 わかったら今から練習……」 中江「いや、それはいいですよ」 天ケ瀬の呼びかけに気のない返事をする。その言葉が呼び水となって、 他の部員も後ろ向きな言葉を発していた。
[28]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:04:27 ID:vgotj2u+ 秋山「そんなにシャカリキにならなくても」 渋沢「楽しければいいんだって、ムキになるなよ」 黒田「お腹減ってもう力でねえ」 永井「今から頑張っても彼みたいになれませんよ」 西園寺「7時半から空手の稽古があるんで付き合えねえ」 大杉「今日は休め、って事でサッカーも休みます」 金子「こいつのシュートは防げたんだし、そう捨てたもんでもないだろ?」 塩野「もうゴールネットにからまったボールをみたくねえよ……」 天ケ瀬「何言ってやがる、情けない事ばかり抜かしやがって!」 部員達「「「やばっ、逃げろ!」」」 気弱な物言いに憤慨して飛び出したのがスイッチになったか、 他のサッカー部員達は蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってしまった。 くまなく四方に散ってしまって追うのを諦めたか、悪態をついて 僕の所へ戻ってきた。 天ケ瀬「全くあの負け犬ども……」 岬「キャプテン……」 わずかに眉を寄せて憂を漂わせ、心配と同情をないまぜにした顔を浮かべる。 そんな新入生に少しは怒りがまぎれたのか、僕の元に来て頭を撫でた。 天ケ瀬「心配するな、岬は何も悪くねえ。あいつらだって負けが込んで落ち込んでるだけだ」 岬「負けがこんだ?」 天ケ瀬「ああ、そのことなんだが、まあここまで言ったんだ。話しておく」
[29]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:05:54 ID:vgotj2u+ 天ケ瀬は近くのベンチに座り、手招きして僕の着席を促す。 僕が座った後、表情に苦々しさが加わった顔で、僕に告げた。 天ケ瀬「俺達は日本人、ここはフランスだ。学校の人数もそう多くはないから、 試合をするとなると相手は当然フランス人となる。ところがこいつらが強い。別に岬ほど 強いってわけじゃねえが、他の奴らだと敵のドリブルをすいすい通らせるし、 こっちのシュートはキーパーに届かないってことさえしょっちゅうだ」 大きくため息をついて顔の苦みがさらに増す。 天ケ瀬「最近はなめられる様になってきてな。フランスの奴ら、 試合の前に仲間内で50だ60だと言っている。何かと思ったら賭けだ! 2点差で俺達に勝つ、いや3点差で勝つとガヤガヤしゃべってるんだ。 それで実際に3点差で負けて、賭けを成立させちまったよ!」 ああとうなり声をあげる。これ程ならば部員達が戦意を失うのも無理はない。
[30]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:07:35 ID:vgotj2u+ 岬「それならもっと練習すれば」 天ケ瀬「それができればいいんだがな」 岬「できないのですか?練習場まで遠いから?」 天ケ瀬「それもあるが、俺達は親の仕事でフランスまで来ている。 だから親の都合でまた日本に戻るって奴が多いんだよ。 数カ月から半年、中には1カ月でいなくなったのもいる。練習してもいなくなってしまうんじゃなあ」 ふーうと大きくため息をついて立ち上がる。 天ケ瀬「嫌な話したら気分がクサってきた。 こんな面いつまでも新入生にさらせねえ別の所で練習するとするか。おっとそうだ」 ポケットからメモ帳を取り出す。何事か書き出してピッと切り離し、僕に渡した。 天ケ瀬「俺の住所と電話番号だ。何か用があったら電話するんだ。あと」 表情を直して僕の方へ向きなおす。 天ケ瀬「絶対にサッカー部へ入ってくれよ。あいつらだってサッカーは好きだし、 岬が頑張っている姿を見てれば変わる。俺も楽しみにしてるんだ。先輩を困らせてくれるなよ」 岬「ズルいです。それは」困り顔の中にうれしさを匂わせながら、決意する。 岬「そんな事を言われたら、入部するしかないじゃないですか」
[31]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:08:47 ID:vgotj2u+ 他の人達のやる気は乏しい。だがこれは僕が状況を好転させれば、 集団の主導権は握ったも同然という事でもある。今のキャプテンも僕を高く評価してくれた。 僕がこれから飛躍していくためにはまず足場を固めなくてはいけない。 今までのような誰からも好かれ頼りにされる小君子というだけでは駄目だ。 僕の為に力を尽くしてくれるような、僕の基盤をこのパリで作らなければ。 天ケ瀬「それを聞いて安心したぜ。じゃあな」 岬「さようならキャプテン。あ、あのお釣り」 天ケ瀬「いい、小遣い代わりに取っときな」 そう言って天ケ瀬は走り去ってしまった。 ペコリと頭を下げて見送った後、釣り銭で何か食べるべく売店に向かいながら、 あらためて自身の決意を確認していった。 *日常生活時間にて「天ケ瀬家」が訪問可能になりました! *登場人物間の感情が以下のようになりました。 ・日本人サッカー部員→(互角)→岬{守備能力} ・日本人サッカー部員→(歯が立たない)→岬{攻撃能力} ・天ケ瀬→(期待の新入生)→岬
[32]キャプテン岬 ◆AE6MkoqxCE :2017/11/18(土) 18:10:50 ID:vgotj2u+ 第4.5話『幕間、岬の財布』 岬「(昨日は早いうちにサッカー部の人達と顔合わせできてよかった。 少なくともキャプテンの天ケ瀬からは好印象を与えられたし、 両方自由な日はまた1週間以上ある。さて)」 バックの中から財布を取り出し、フラン札と硬貨を取り出し金額を数え上げた。 岬「(ふふふ、たまってきたなあ。ざっと 954 フランか)」
[33]森崎名無しさん:2017/11/18(土) 18:11:27 ID:??? すみません質問です このスレではブロックしてすぐ減衰するんですか? たしか本スレではGKに届くまで減衰しないはずです
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0ch BBS 2007-01-24