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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[370]森崎名無しさん:2018/06/09(土) 19:40:32 ID:??? ★誰かいる? クラブ6 ★
[371]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/09(土) 20:23:39 ID:rOW+5SAk ★83年9月1週2回目のドリブル練習(凄く上がりやすい)→ ハート10 ★ドリブル値+1! ★誰かいる? クラブ6 ★特に誰とも出会わなかった ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― しばらくブローニュの森の通路を散策する。大小の公園、遊園地、競馬場など施設にあふれ、 多くの人で賑わっている。そのため、目当てである空き缶はすぐに集める事が出来た。 両腕で抱えられるだけ空き缶を集めて運動場へ戻る。 沢山の空き缶をS字に並べ、蛇行ドリブルの練習を始めた。 岬「(蹴るな蹴るな、ボールは運ぶんだ、足首を固定させてボールを運ぶ。……よし)」 ぐるぐる空き缶の間を回り走りながら、ドリブルのコツを振り返って実践する。 そのおかげで、ドリブルの切れが良くなったような気がした。 岬「(よしよし、上々上々)」 こうして攻守ともに良い結果を出した事に満足し、意気揚々と帰宅の途についたのであった。
[372]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/09(土) 20:29:09 ID:rOW+5SAk 長くなりそうなので、今日はここまでに致します。 今年は様々なゲームのミニ化や、まさかのゲーム機戦争再参入が相次いでいます。 ミニスーパーファミコン、ミニメガドライブ、アタリVCS(旧アタリBOX)、インテリビジョンW. 皆さんは何か買う予定はありますか?私としては、比較的安くて面白いゲームが多そうな メガドライブミニを買うつもりでいます。
[373]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 17:05:28 ID:XoF1ytSU 第10話『クレイジーシャーマンサオリ』 岬「どうだった」 岬父「これからパリに向かうと言っていた。まあ明後日にはここにつくだろう」 岬「そうか、明後日には来ちゃうのか」 岬父「あれでも太郎の叔母さんで父さんの妹だ。そう悪く言うな」 父はあの人からの電話を受け、近日の来訪を告げる。 ついに来るべき時が迫って来たかと憂鬱な気分が出てくるのを抑えられない。 岬父「沙織が来る前に太郎だけどこかへ出かけるという手もある。まだ時間も……」 沙織「誰がどこへ出かけるって〜?」 岬「!」 現れた。僕の叔母にして自分勝手の化身、岬沙織が現れた。 岬父「どうしてここに?!これから日本をたつと言ったはずじゃ」 沙織「残念だったな、トリックだよ!あたしは「これから行く」っていっただけだけど? 大体、事前連絡なんてめんどくさい事する訳ないでしょ。 バス降りて兄さんの家の位置を地図で確認するまで、時間つぶしに電話しただけよ」 岬沙織。右手にキャリーバッグを引きずって現れた妙齢の女性。 背は父さんよりも頭半分ほど高く、髪はかかとまで届きそうなほど長く伸ばしている。 顔はやや面長、年は父さんと変わらないはずだが、20代後半と言われても疑わないほどの 円熟味を帯びた美しさを放っている。 だがしかし、何よりこの場での視覚的印象として目にひくのは、彼女の衣装であった。
[374]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 17:06:40 ID:XoF1ytSU 8月だというのに純白の白衣を着け、その白衣を胸元の襦袢で押さえ、足の甲まで届きそうな 緋袴で腰と脚を覆い、足袋と草履で足元を締めている。 典型的な巫女装束であった。 岬「姉さん、その格好でここまで来たの」 沙織「そうよ。いやーフランス人にも巫女需要は旺盛ね!行く道々で野郎どもにナンパされるし写真は撮られるし。 用意していた神社予定地のレターカードがあっという間に無くなっちゃったわ」 そう、彼女は巫女である。それもただの巫女ではない。 父さんが言うには生まれつき神力が強かったらしく、手を握ると電気のような痺れを発したり、 気弾のような神力を発射して痴漢を撃退したりと、今まで起こした奇蹟は数知れない。 漫画のような超能力的な事だけではなく、彼女が神力をこめたお守りや祈祷によって、 大事故にも無傷で生還したり、高額宝くじをたったの1枚で当てさせてきたという。 なぜか東広島市の鏡山という僻地で神社を開いたため参拝者こそ少なかったが、 知る人ぞ知る奇跡の神社として、西条に住んでいた時はそんな話をよく聞いていた。 岬「姉さんは美人だから、きっとフランスでもやって行けるよ」 沙織「分かってるじゃなーい。いい子いい子」 彼女はこちらに向かい僕の頭を撫でる。3回撫でたあと、頭の手が肩に行き腕を沿って手に移る。 そして手と手が重なった瞬間、体から重みが消えた。 次の瞬間には、彼女に向けていたはずの視線が天井を向いている。 急いで頭を上げて胸をそらし、着地寸前に床を手で叩き、体への衝撃を抑え込んだ。 沙織「おっ、成長したわねえ受け身が取れるなんて。昔は涙目になっていたのに」 岬「会うたびに合気道の技かけるのやめてください。痛いです」 毎度恒例の儀式が終わった。一応抗議するものの。カラカラと笑うばかりで応じてくれそうにない。 しばらくして笑いを収めた後、彼女が本題を切り出した。
[375]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 17:07:49 ID:XoF1ytSU 沙織「さて、挨拶も終わったし、要件2つ伝えるとしますかね。まず1つ目、今度私が神主になる無間神社の位置だけど」 そう言ってバッグからイル・ド・フランス地域圏の地図を取り出して机に広げ、×点のついたところに指をさした。 パリ市からそう遠くはないが、僕達が済んでいる所から反対側にある。とても徒歩ではいけそうにない。 沙織「ホントはパリ市内に建てたかったんだけどねー、色々規制とか厳しいし土地代もバカ高いし、 渋々郊外に建てる事にしたのよ。肝心の建立の日なんだけど……」 ★無間神社フランス分社建立時期 !card ★ JOKER→沙織「実はもうできているのだ!」岬・岬父「なにィ!?」 ダイヤ→沙織「今月の第4週位にはできるわね」 ハート→沙織「手伝ってくれたら今月中に出来るわよ」*さらに分岐 スペード・クラブ→沙織「なんとかクリスマスまでには間に合わせるわよ」岬「(あっ、これ手伝わされるな……)」
[376]森崎名無しさん:2018/06/10(日) 17:10:13 ID:??? ★無間神社フランス分社建立時期 ダイヤ4 ★
[377]森崎名無しさん:2018/06/10(日) 17:34:28 ID:??? 割と今までの引きが順調なのが怖いのだが… 後で揺り戻しが来そう
[378]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 19:31:55 ID:XoF1ytSU ★無間神社フランス分社建立時期 ダイヤ4 ★→沙織「今月の第4週位にはできるわね」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬父「1カ月未満で?随分と早いな」 沙織「まあ事前に日本から人呼んで着工してたからね。もうじき完成よ。それで、次の話だけど」 そう言って彼女はバッグのチャックを開け、紙のようなものを取り出した。 封筒ほどの大きさに大きく「交通安全」と記されているお守りだった。 沙織「2つ目の要件は、ずばりこの新しいお守りのお披露目。 今までもあたしのお守りは霊験あらたかだったけど、 これは今までのお守りが紙切れに見える程の凄いものよ。 何てったってこのあたしが1週間、断食と水垢離と祈祷を重ねた上にできたお守りだから」 1週間も。この傍若無人女がそんな苦行までしたのか。そう思うと、この変哲もない紙から 神々しい光がうっすらと放たれてくるような気がした。 沙織「これは交通事故だけじゃなくて、とにかくありとあらゆる事故や怪我、凶悪犯による刃傷沙汰さえ 我が身を守ってくれる優れものよ。使い方は簡単、ポケットでもいいから、 肌身離さず付けていればいいだけ。こんな感じにね」 そう言って彼女はお守りの紐を(片隅に小さな穴が開いていて、そこから紐が輪になって通っている) 僕の首にかけ、シャツの下にお守りを押しこむ。 そして彼女は窓に行って大きく開けた後、再び僕の方へ向かった。 沙織「正直に言って。このお守り、1枚500フランするの。参拝客は買ってくれるかしら」 岬「うーん……無理だよ。7500円なんて、高すぎる」 沙織「そうよね。やっぱり効果が分からないと、異教の神頼みにそんな大金は払ってくれない。だから」 そう言うなり、いきなり僕の体を両腕で持ち上げる。何食わぬ顔で先程開けた窓に向かい、 僕に向かって宣言した。マズい。猛烈に嫌な予感がする。 沙織「これからその御神徳を、身をもって体験してちょうだい!」
[379]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 19:33:13 ID:XoF1ytSU 異議を唱える間も逃げる間もなく、僕はアパルトマンの5階の窓から勢いよく外へ投げ出されてしまった。 何メートルも放物線を描きながら空に上がった後、勢いよく表通りの道路へ投げ出されようとする。 おわりだ。 目を堅く閉じて胸を押さえ、最期の時を迎えようとする。その時。 ガッシャアアアアアアアアアン! 下から激しい衝突音がし、その中に僕は叩き込まれる。 岬「(え!?)」 激しくたたきつけられ痛みを感じたが、特に骨が折れたような感じはしない。 恐る恐る目を開けて手足を見回すが、どこにも傷は見られない。 代わりに見えていたのは、四方八方を取り囲んでいるぬいぐるみと枕、そして綿の塊だった。 通行人「おーい大変だ!ベッドのトラックとぬいぐるみのトラックが正面衝突したぞー!」 外から人の声が聞こえる。わいわいがやがやと声が大きくなってきたところを見ると、 野次馬が続々集まってきたようだ。何とか這いあがろうと手を伸ばすと、ぬいぐるみをかき分け手が上から僕のを掴む。 そうして引きずり上げられた先には。諸悪の根源の顔が映っていた。 沙織「よしよし。怪我は無いわね。うん、流石あたし!」
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0ch BBS 2007-01-24