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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[470]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 13:38:53 ID:5qLfYkp6 岬「(この様子なら嫌がられる事も無さそうだ。よし)」 中に入って話でもしてみよう。そう思った僕はコン、コン、コンと軽くドアを叩く。 不意の物音に2人とも同時に振り向くも、僕との視線が合った途端、喜色を浮かべてドアめがけて走り出した。 ドアを突き破らんばかりに急いで迫るため、ドアを開けて両腕を広げ、久しぶりに出会った 遠縁の叔父のように鷹揚な表情で双子を出迎えると、走った勢いそのままに僕の脚に突っ込み、歓待の叫びをあげた。 亜美「よくぞ来たー岬兄ちゃん!こっちは忙しくて死にそうだったんだぞ→!」 真美「探しても探しても見つからなかったしさ→!罰として、これから真美たちのいぎょーをたっぷりと知ってもらうかんね!」 いかにも私は怒ってるんだぞー、というぷーっと頬を膨らませた顔で僕の顔を仰いだかと思うと、 脚から飛び降り僕の手をとって先程まで作業をしていた、自分達のマイコンへと連れ込んでいく。 マイコンにたどりついた後、姉妹はマウスを動かし、キーボードであれこれと打ち込む。 その間に姉妹のマイコンをのぞき込む。2台のマイコンは他の長机に並べられたものと同じ種類、 銀色の本体に白と緑と水色のキーボード、黒いカートリッジと放熱口の間には誇らしげに、 MITSUBISHI ELECTRONIC ML−8000(※) MSX と印字されていた。 ※:https://www.msx.org/wiki/Mitsubishi_ML-8000
[471]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 13:41:08 ID:5qLfYkp6 亜美「さあーまずは亜美のから見るのだ!これを見て恐れのののけ!」 真美よりも一瞬早く、亜美が出来栄え披露を名乗り出た。 出遅れた真美はまたもぷくっと顔を膨らませたが、どうしようもないと思ったのか、 マイコンの画面へと顔を向けて、何やら打ち込みはじめていた。 亜美「さ、亜美が作ったゲームソフト、『スターライン』とくとごしょーみあーれ!」 岬「(亜美が作った?)」 思わぬ言葉にドキッとしながらも、椅子に座ってマイコンに向かう。 画面を見ると画面の上部一杯に星で埋め尽くされ、その下には棒と玉が並んでいる。 亜美「左下のZボタンでラケットが右に、Xボタンで左に動くよー、それを動かして玉を弾いて、たくさん星を取っていってね!」 アタリフランスでプレイした『ブレイクアウト』のブロックが星に置き換わったゲームのようだ。 出来栄えを試すべく、童女謹製パソコンゲーム『スターライン』をプレイする事にした。 先着で以下の投稿を行ってください。その際、!とdiceの隙間は埋めてください。 ★プレイ時間(試作段階なのですぐ終わります) !dice★ 次レスで『スターライン』のゲーム画面を疑似的に描写します。●が星を取る玉、====がラケットです。
[472]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 13:42:56 ID:5qLfYkp6 『スターライン』 ・画面1 BALL 5 SCORE 0 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ● ==== ・画面2(ある程度星を取り進めた時) BALL 3 SCORE 180 ● ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ====
[473]森崎名無しさん:2018/07/01(日) 13:43:53 ID:??? ★プレイ時間(試作段階なのですぐ終わります) 4 ★
[474]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:04:19 ID:5qLfYkp6 ★プレイ時間(試作段階なのですぐ終わります) 4 ★ (435での移動時間も含めると)現在時刻は16:42 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― パドルとキーボードという違いはあるが、元々が同じゲームのため、順調に星を集める事ができている。 余裕をもってプレイしていくうちに残りの星の数も少なくなっていく。 そろそろラケットの当て方に工夫が必要となってきたところで、ある事に気が付いた。 岬「(玉のスピードが速くなってきた)」 最初は散歩のようなゆったりとした速さの玉が、星がまばらになっていくにつれ早歩きになり、 小走りになってきている。ブレイクアウトの時も同じような仕様だった。 岬「(ただ星を消すだけでも大変だろうに、結構やるな、この子)」 内心左の童女の仕事ぶりに舌を巻きながら、星を集めていく。すべて取り終わってみると画面が変わった。 もうおわり〜? (H/Y) 岬「このHとYって何?」 亜美「Hは『はい』、またゲームできるよ」 岬「Yは?」 亜美「YES!」 岬「ええ、まいったなあ、これじゃ終わらせられない」 亜美「うそうそ、Yで終わらせられるよ。ほれ」 そういって亜美が勝手にYボタンを押して、ゲームを終了させる。 亜美「さあ、このゲームを作るために、三日三晩夜なべしながら昼寝して、組み上げたプログラムが、これだ→っ!」
[475]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:06:16 ID:5qLfYkp6 10 REM ●●●●●●●●●●●●●●●●スターライン●●●●●●●●●●●●●●● 20 CLS 30 BX=14;A$=‶$$$$″;YD=1:SC=0:BALL=5 40 DIM B(28,21) 50 FOR R=4 TO 7 60 FOR C=1 TO 26 70 B(C,R)=1 80 NEXT C 90 NEXT R 100 FOR R=4 TO 7 110 FOR C=1 TO 26 120 LOCATE C,R:PRINT ‶★″ 130 NEXT C 140 NEXT R 150 LOCATE BX,19:PRINT A= 160 Y=10:X=BX+2:XD=INT(RND(1)*2)-.5:PAUSE=30 170 LOCATE BX ,19:PRINT A‶●″ 180 FOR R=1 TO 1200:NEXT R 190 LOCATE 0,0:PRINT ‶BALL″;BALL 200 LOCATE X,Y:PRINT ‶●″ 210 FOR R=1 TO PAUSE:NEXT R 220 GOSUB 410 230 LOCATE X,Y:PRINT ‶●″ 240 IF B〔X,Y〕<>1 THEN 270 250 YD=‐YD:BEEP:B〔X,Y〕=0:SC=SC+1 260 LOCATE 20.0:PRINT ‶SCORE″,SC*10
[476]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:09:45 ID:5qLfYkp6 270 IF SC=100 THEN 540 280 IF Y=4 THEN PAUSE=1 290 IF X<2 OR X>26 THEN XD=‐XD 300 IF Y<2 THEN YD=‐YD 310 IF Y=18 AND X>=BX AND X<BX+4 THEN 360 320 BB=INT〔X〕 330 IF Y=18 AND BB>BX‐2 AND BB<BX+6 THEN 350 340 GOTO 370 350 XD=‐-XD*.8 360 YD=‐YD 370 IF Y>20 THEN GOTO 500 380 X=X+XD 390 Y=Y+YD 400 GOTO 200 410 REM ラケット 420 LOCATE BX,19:PRINT‶====″ 430 G$=INKEY$ 440 IF G$=‶Z″ THEN BX=BX‐2 450 IF G$=‶X″ THEN BX=BX+2 460 IF BX<1 THEN BX=1 470 IF BX>25 THEN BX=25 480 LOCATE BX,19:PRINT A= 490 RETURN 500 BALL=BALL‐1 510 BEEP 520 IF BALL<0 THEN GOTO 540 530 GOTO 160 540 PRINT ‶もうおわり〜?″ (H/Y) 550 INPUT D$ 560 IF D$= ‶Y〜″ THEN END 570 RUN
[477]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:15:08 ID:5qLfYkp6 亜美「どう、すごいでしょ→!あずみお姉ちゃんにも『よくできてる』ってほめられたんだよ→!」 岬「うーん、分かんない。クラークに泣きつきたいぐらいだよ」 亜美「クラーク?誰それ」 岬「昔のSF小説の大作家。『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』って言ってた人。 これみると、まるで魔導書の呪文だよ」 亜美「ほへっ!?魔法?い、いやー前々から亜美は出来る子と思ってましたが、ここまで言われるとは思いませんでしたなー」 ほっこりした顔になって喜ぶ亜美。よほど嬉しかったらしく、腕がパタパタしている。 真美「さ、今度は真美の番だよ!乳臭い小娘は引っこんでな」 右隣の真美が僕の腕に上半身を引っ付けて座っていた椅子から引きはがし、自分の机へと座らせた。 真美「んっふっふ〜真美ののーみつテクで兄ちゃんをメロメロにしてやるかんね〜」 亜美「ふーんだ、年頃の女の子の部屋に入って紳士を貫いた兄ちゃんが、はすっぱ女にやられたりするもんかー」 にたにた笑いながら修羅場ごっこを繰り広げる姉妹に、あいまいな笑みを浮かべながらマイコンの方に目を向ける。 今度の画面上には線で囲まれた道と思われる空間に、米印のようなマークがいくつかと、1つの星が映っていた。
[478]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:16:47 ID:5qLfYkp6 真美「ところで兄ちゃん、ポールポジション(※)ってゲーム知ってる?」 ポールポジション、聞き覚えのある名前だ。パリにきてからゲームに触れたのはアタリフランスしかない。 岬「筐体だけは見た事ある。あずみちゃんのゲームセンターで、覆いを被ったやつだっけ」 真美「そうそれ。あれって面白かったよ。他のやつとは違って真っ正面から操作出来て、本物を動かしてるみたいだった。 まだ真美にはそこまでは出来ないけど、スピード感やコーナリングの感覚は負けてないからね」 そう自信満々に自分のゲームに太鼓判を押した後、説明を付け加えてレースをはじめさせた。 真美「Zボタンで車が左折、Xボタンで右折するよ、それじゃ、がんばってね!」 上から『スピードスター』とゲームのタイトルが現れる。上から3分の1のところで止まり、 かき消えた後、車が動き始めレースが始まった。 先着で以下の投稿を行ってください。その際、!とdiceの隙間は埋めてください。 ★『スタートスター』プレイ時間(試作段階なのですぐ終わります) !dice★ ※ポールポジション:https://www.youtube.com/watch?v=BcEvrXYWVsI
[479]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 15:19:51 ID:5qLfYkp6 『スピードスター』のゲーム画面 ・画面1(★が車、*は岩) | * | | * | | | | * | | | | ★ | | * | | | | | ・画面2 | * | |* | | ★ | | | | ** | | | | * *| | * | | |
[480]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/01(日) 17:34:19 ID:5qLfYkp6 よく考えたら特に行動を特定するような選択肢ではないため、 続きを書き進めます。引き続き、478の投稿はお願い致します。 ポチポチとボタンを交互に押しながら、星のようにしか見えない車を動かして障害物をよける。 真美「なかなかいい具合だねえ、兄ちゃんプレイしたことあるの?」 岬「いや、はじめて」 真美「ほほう、いい筋してますなあ、じゃ、これでどう」 真美が言い終わるか終わらないかといったところで、急に道が曲がりはじめた。 すぐにZボタンを押して左にカーブするも、立て続けに右カーブ、左カーブと蛇のように道がうねりはじめた。 しかも進むごとに障害物は増え、道は狭くなっていく。何度か交わしながら進んでいくも、 カーブを曲がり切れずに壁へ衝突してしまった。 やらないか (H/Y) 岬「……ノーコメント」 真美「あれ、面白くなかった?」 岬「いや、最後のメッセージが分からなかっただけで、レースは面白かったよ」 真美「そりゃそ→だよ!この真美ちゃんがゲーセンやる時間も、亜美とコレコやる時間も削って作ったんだよ、これでダメなら詐欺だね」 ふふーという特異然とした表情が文字になって浮かびそうになるほど、愉快な顔になった。 真美「さ、この真美ちゃんの努力の成果、存分に感じてくれたまへ」 亜美に続き、真美もキーボードを叩いてプログラムを見せつけた。
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0ch BBS 2007-01-24