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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[623]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/04(土) 19:33:01 ID:hSNFBJZ6 ★走れ岬 クラブQ ★→岬「危ない!(無理矢理でも引き離さないと)」少女「キャッ!」 岬、少女の腕を引きずり出して救出 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 僕は走り出した。だが逃げる客に野次馬が道をふさぎ、さらには床に転がる缶や紙ゴミに足を取られそうになり、 筐体にたどり着いた時には既に暴漢の攻撃範囲が少女にまで届こうとしていた。 少女の方は周りの具合を気づく事さえなく、夢中でボタンを押し、レバーを左右に動かしている。 岬「(相手を待ってちゃ間に合わない。なら)危ない!」 相手の反応を待たず、少女の右腕をつかみ取り、倒すように引き出して保護する。 すぐ目の前でボトルが叩き割られたが、幸い僕も少女もかすり傷1つ追わずにすんだ。 岬「(あとは)」 ギッと目を据えて暴漢をにらみつける。態勢が崩れ、まして少女を胸で受け止めたこの状態では、逃げ出す事もままならない。 せめて気迫で勝り相手に立ち向かおうと、あらんばかりの気迫を叩きつけた。 そうしてにらみ合っているうちに、相手の険しい目つきに次第に迷いが生じはじめ、 ついにはボトルを床に置いて腰を下ろし僕に話しかけた。
[624]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/04(土) 19:34:28 ID:hSNFBJZ6 男「俺の顔を見ろ、そして覚えておけ」 言われてみたので、先程まで暴れに暴れていた男の顔をじっと見る。 あごひげを蓄えひたいは稜々と広がっている。衣服はくたびれ所々に継ぎはぎ、どうみても浮浪者の身なりだ。 ただ、顔つきは若々しく、30を越しているようには見えない。 それだけならまだしも、これ程のあり様なら漂ってくるであろう悪臭も、なぜかほとんど発しない。 街を家にするようになってまだ日が浅いのだろうか。 警官「こらっ、大人しくしろ!」 そんな事を思っているうちに、バタバタと外から警官が現れる。 チッと舌打ちして男は立ち上がり、再びボトルを手にする。立ち去る前に一言、 身なりに似合わぬはっきりした声で、僕に告げて立ち去った。 男「こんな奴になるな、このスコットのように」 そう言って再びボトルを振り回し、外へ逃げていった。 結構警官がいたはずだが、結局スコットという男は捕まらず、パリの奥深くへと逃げ散ってしまった。 岬「(何があったんだろう。何か昔ゲームがらみで悔やむ事があったみたいだけど)」 最後の諭すような言葉に疑問が浮かんでいたが、その後警官に状況の説明を求められ、 結局 1 時間もわたって気を過ごすことになってしまった。
[625]森崎名無しさん:2018/08/04(土) 19:41:11 ID:??? 目からビームを防ぐためにサングラスをしてそうだな
[626]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/04(土) 19:48:35 ID:hSNFBJZ6 何とか無事に少女を救い出したところで、今日はこれまでにします。 以下、次回予告。 ゲームセンターから抜け出した岬と優、そして 少女「残念デシタ、もう少しで 500 0000点いったのに」 謎の男スコットから救い出した1人の少女は、大通りを共に歩く。 少女「おお、見えた!我が心眼に映りしは、まさしくバキュラ!」 叫ぶ少女、そしてパリに現れたバキュラ! 優「うわあ!」 罪なき子に迫る危機! 男「人間を肉塊に変える快感、久しぶりに味わえそうだ……」 得体のしれぬ未知の恐怖! 次回第16.4話『危機、そして底知れぬ予感』 どうぞご期待くださいませ。
[627]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/07(火) 23:21:08 ID:N2LHVWyE 親族に不幸がありました事につき、来週の月曜日まで、投稿を休止いたします。 何卒ご理解をお願いいたします。
[628]森崎名無しさん:2018/08/07(火) 23:46:24 ID:??? お悔やみ申し上げます
[629]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/14(火) 18:11:07 ID:1X0jrjxs これより久方ぶりに、投稿を再開いたします。 >>615 先日はご丁重なお悔やみをいただきましてありがとうございました。 人への感謝の念薄く生きてきたスレ主ですが、幼い頃によく可愛がってくれました相手なだけに 思う所があります。今回あるいは次回の投稿あたりから人の生き死に関わる展開が続きますが、 できるだけ適当に済まさず、納得のいくようによく考えていこうと思います。
[630]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/14(火) 18:12:42 ID:1X0jrjxs 岬「ふうっ」 ようやく警察から解放された。あれこれと予想外の事があったからには ゲームをする気もならず、ゲームセンターを抜けヴォルテール通りへと歩いている。 1人で帰ったわけではない。先程出会ったばかりの後輩の優、そして。 少女「クミ…ユー、ガストノッチ?」 優「あ、リッジ・ブラジメルゾ、ガァ・ガストノッチ・エルバ」 岬「(なんだこれ)」 優と暴漢から助け出した少女がいる。 青い瞳に腰まで届くポニーテール、キャミソールによって現れている艶やかな肩、 スラリとした白のローライズは赤いヒールで終わっている。 もうあと数年もすればさぞ周りから言い寄られるようになるだろう。 その少女は僕の事をお構いなしに、聞いたことの無い言葉で優とやり取りをしている。 フランス語とも英語ともロシア語とも日本語ともアラビア語とも違う、見当のつかない言語。 さては東南アジアかアフリカか果てはインディアンの言葉でも使っているか。 そんな風にも思ったがゲームセンターで使う理由が無いし、 そもそもそのあたりの言葉は聞いた事もない。さらに言えば、 まだ10歳にも満たない優がスラスラと会話できる言語とは、一体何なのだろうか。
[631]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/14(火) 18:14:43 ID:1X0jrjxs 少女「ジェルダ、グルゼ、フォルサ?」 優「ウ、トサ、アリ・ゲル」 らちが明かないので、少女の方へPardonと断りを入れた後、 優君の肩をポンポンと軽く叩き、日本語で状況の打開を要請した。 岬「いったい何を話しているの。僕の方はさっぱり分からなくて」 優「あ、すみません、ちょっと待ってください。今終わらせます」 そう返事した後で、優がなにやらつぶやく。その言葉を耳にした少女は パチリとはっきりと分かる瞬きをした後、僕の方に顔を向ける。 少女「これは失礼いたしマシタ。久しぶりにユーに会えましたもので、少々浮かれてしまいマシテ。 先程はどうもありがとうございマシタ」 ようやくまともな返事が返ってきた。この謎の少女がようやく発した一言から幾つもの情報を得られた。 岬「(日本語が上手いな)」 語尾の抑揚が若干怪しい位で、ほとんど淀みも言い間違いもなく、流暢に日本語を使っている。 岬「(見た目より年齢が上なのか?)」 そうだとしても話しかけてきた言葉が日本語とは珍しい。この歳のフランス人がフランス語でも英語でもなく、 日本語というのがキモだ。先程までのやり取り具合からして、少なくともこの少女と優の間に 友好的な関係が築かれているのは間違いない。
[632]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/14(火) 18:16:01 ID:1X0jrjxs 岬「(まあ、何にしろ折角話しかけてきたんだ。何か話してみようかな。 いや、優と話してみようかな。この子は日本人学校の後輩になるんだし、 これからの生活上この子との関係構築の方が優先されるべきかも)」 悟られぬよう表情を変えずに思考をまとめ、僕は相手に語りかけた。 自信があるんだ」 得意分野を加えた自己紹介をしてみる C 岬「結構熱中してたけど、そんなに面白い?」 先程までのめりこんでいたゲームについて尋ねてみる D 岬「さっき何語を話していたの?聞いた事もない言葉だね」 優と A 岬「僕は岬太郎。優君と同じ日本人学校の6年生だよ」 優を介して自己紹介をしてみる B 岬「僕は岬太郎。ちょっとサッカーには話していた言葉について聞き出す E 岬「優君はこの人と友達なの?」 比較的親しい優から少女の情報を聞き出す。 F 岬「さっきの絵、もう一度見せてくれる?素敵な絵を描くんだね」 ゲームそっちのけでのめりこんでいた絵について尋ねてみる G 岬「気分直しにあっちへ行く?あそこも面白いと思うけど」 真向かいにあるアタリゲーセンへと2人を誘ってみる。 H 岬「さっき何を話していたの?日本語でもフランス語でもないからさっぱり」 優が話していた言葉について聞き出す I その他、自由回答(要2票) 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[633]森崎名無しさん:2018/08/14(火) 18:21:46 ID:ZpBt/At6 C
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0ch BBS 2007-01-24