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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[661]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/22(水) 19:24:57 ID:q0pGXksc これより投稿を開始します。ただ、数スレ投稿した後で、数時間ほど間を置きます。 660さん、どうか気にしないでください。 B シャルポワに預けよう。命がけで守り通した優の手からカートリッジを返しておかないとね。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬「(シャルポワに優を預けよう。幼いとはいえど、乙女の宝を命がけで守り切った 騎士を凱旋させてやらないと、優の勇気が報われない) はい、シャルポワさんにカセット、返してあげて」 優をシャルポワの前に下ろす。ぺこりと僕に一礼した後、優はシャルポワへと顔を向け、 カートリッジを握りしめた手を伸ばした。 優「はい。シャルポワさん、カセットはぶじ」 シャルポワ「ユウウウウウウウー!」 優「うわっ!うぶ、うぶっ」 お礼の言葉を満足に口に出す前に、シャルポワが優を抱き上げ力一杯胸へと抱きつけた。 胸に埋もれた優は言葉も出ない。 シャルポワ「オウ、モン プティ シェリ、モン シュヴァリエ!」 言葉は分からないが、瞳には敬意が灯り、顔は聖画でも仰ぎ見るような敬虔な表情で優を見つめている。 自分の宝物のためにここまでしてくれた小さな勇者に、人種も歳の差も関係ない敬意を払わずにはいられないのだろう。 優の顔を自分の顔の高さまで上げた後、どうしても感謝を伝達させたかったか、今度は日本語で話し始めた。 シャルポワ「ありがとう、私の小さな騎士様。ささやかだけれども、私から祝福を」
[662]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/22(水) 19:27:08 ID:q0pGXksc そう言うなりシャルポワは優の顔に近づき、頬に唇を重ねた。何秒もの間、頬に唇があるかのように、口を接し続ける。 シャルポワ「ありがとう、でももうあんな事はしないでクダサイ。大きくなった後の続きができませんカラ」 優「つ、続き?続きって」 シャルポワ「さあ、ナンデショウ?それは優がもっと大きくなってからの、おたのしみデスヨ」 長い祝福が終わり、ポカンとした顔の優にささやいている。 岬「(うわあ、フランスってやっぱり愛情表現がストレートだなあ。良いものが見れた。 これで少しは、こっちも命を張った甲斐があるかな。あとは)」 少女「……」 岬「(この子だ。弟を取られちゃって、どうしていいか分からずにいるみたいだ。さて、何て話しかけよう?)」 A 岬「僕は岬太郎と言います。君は?(相手の名前も知らないからな、早いところ教えてもらおう)」 B 岬「(ここは黙ってほほ笑んで、相手の出方を見よう)」 C 岬「気にしないでください、当然の事をしたまでです (型どおりに。正道に。変な小細工はせずにいく。今回はこれでいい)」 D 岬「優君を誇りに思ってください、あの子は義務を果たしました(優君のフォローを入れておかないと)」 E 岬「そろそろ、優君を引き戻しましょうか(これ以上1人ぼっちだと姉の立場がなくなるな)」 F 岬「お礼はお茶一杯、お家でいただければ(もう少しこの姉弟と交流できないかな)」 G 岬「生きていてよかった。生きてないとこんな姿も見れませんよ (「無事だった」という事をもう一度意識してもらえば、素直になるだろう)」 H その他、自由回答(要2票) 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[663]森崎名無しさん:2018/08/22(水) 19:30:36 ID:sODL0vZ2 C
[664]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/22(水) 22:39:24 ID:q0pGXksc 今日は続きが書けそうにないので、これまでにします。
[665]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:34:36 ID:YHZeuACI これより投稿を開始します。あまりきちんと描写できている気がしませんが、なにとぞご容赦願います。 また展開の都合上、一部箇所で台本形式になっている箇所もありますが、その点につきましてもご容赦をお願いいたします。
[666]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:39:28 ID:YHZeuACI C 岬「気にしないでください、当然の事をしたまでです (型どおりに。正道に。変な小細工はせずにいく。今回はこれでいい)」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 優の姉はまるで無能な歌舞伎役者のように、じっと優を見つめたまま、表情を変えずに立ち尽くしていた。 岬「(うーん、このままじゃ話がしにくいなあ。何とかして関心をこっちに向けないと)」 状況をこちら側に良いものとすべく、密かに考えをめぐらせる。 岬「(そうだ。優を置いた後で少し引き下がったものだから、少し優・シャルポワとの間に距離が出来ている。なら)」 近づいてやり取りをよく見ようとする態で、2人と少女の間に入るようにし、少女の視界内に入る。 そうすれば否応なく弟の命の恩人たる僕の事に意識が向いて、何らかのアクションを起こしてくれるだろう。 そう思い定めてよっと体を少女の視線上に動かす。 チラリと眼球だけを動かしてみると、思惑通りハッとした表情になって、こちらに話をかけてきた。 少女「あの、弟を助けてもらいまして、ありがとうございました!」 グンと勢いよく頭を90度は傾けて、僕にお礼の言葉を告げてくれた。
[667]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:42:31 ID:YHZeuACI 岬「気にしないでください、当然の事をしたまでです(型どおりに。正道に。小細工は無し。そうしておけば)」 少女「いえ、優の命を助けてくれた人に、そんな事はできません」 岬「大丈夫。それより優君を病院に連れてあげて。もしかしたら見えないところを痛めているかも (必然的に、こうなる。ここまでしておいて何もしない訳にもいかないところで「タメ」を作っておく)」 少女「いえ、そんな」 岬「(うんうん、するべき義務を相手が受けてくれないから、どうしていいか分からなくなってきた。 これ以上僕が断っても角が立ち始めるから)」 シャルポワ「名残惜しいけれど、姉上の元へお帰りナサイ。私以上に心配しているでしょうカラ」 優「お姉ちゃん、危ないことしてごめんなさい!」 少女「優!」 岬「(優に任せた。あとは落ち着いた頃について行けば、如月姉弟の家も分かるし、 自分の都合のいいタイミングで行けるようになる、と)」 ヴォルテール通りを過ぎ、如月姉弟の住むアパルトメンの前にたどり着く。 岬「それじゃあ今日はこの辺で。優君、今度来る時は絵を見せてくれるかな」 優「はい、僕の絵でよければ、いくつかありますから」 岬「楽しみにしてるよ、ありがとう。えっと」 ここで優に別れと次の再会の口実を作った後、姉の方へ顔を向ける。
[668]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:45:08 ID:YHZeuACI 岬「千早さん、それではここで失礼します」 千早「今日は本当に済みませんでした。つまらない事で怒ったり、優の命を危ない所で救ってくれて」 如月千早。優の姉であり僕と同い年のクラスメートとなる。帰る道々言葉を交わし、 コーラス部に所属している事や、日本にいた頃も優が轢かれそうになった事など、 様々な情報を入手する事ができた。 シャルポワ「ビスー、ユウ!どうかご自愛アレ!」 チュッと投げキッスを優に横目にして、如月姉弟と分かれようとした。 その去り際に、ピンと針で刺したような痛みが、頭の奥を走った。 嫌な予感がする。なにかあの姉弟に危ない事でもあるんじゃないか。 そんな事がチラリと頭をかすめたが、この時の僕は特にそれ以上気にすることなく。 その場を離れていった。 **日常生活時間にて「如月家」が訪問可能になりました! *登場人物間の感情が判明いたしました。 優→(命の恩人)→岬 千早→(優の恩人・借り)→岬 シャルポワ→(???)→優
[669]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:46:30 ID:YHZeuACI ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ???「イイねえ、可愛いねえ、ゾクゾクするぜえ」 ?????「なんだ、また持病が出たのか」 ???「へっへっへ、お察しの通りで、ミスター・クリスマス」 クリスマス「発症はしばらく押さえておけ、我々がフランスに進出して以来一番の大仕事の準備を、しなくてはならんからな」 ???「どうしてもダメですかい?俺はあの、いつか見つけた、年頃の小娘を楽しんだ後に隅々まで切り刻んだ、 あの感覚が忘れられねえんですよ。感情のある人間を叫ばせ、絶望させてから肉塊に変える快感」 クリスマス「おい」 ???「そして!ズダボロの肉になった妹を警察に連れられて見せられた、兄貴の苦痛と憤怒の表情を! あれはただ絶頂だ!小娘の中に突っ込んだ時よりも!」 クリスマス「その辺にしておけ、貴様は今街中だろう、万が一聞かれると面倒になる。 いいな、あの『高性能爆撃機』を撃ち落とせればフランスのサッカー界は握ったも同然、サボるなよ」 ???「ヘイヘイ分かりましたよミスター・クリスマス。病気の『治療』はその後という事で」 (ガチャリと男は受話器を置く) ???「カワいいガキンチョだなあ。あれをこの俺が……ヒヒヒ、興奮してきた」 (頬をかこうと左手を伸ばすも空を切る) ???「おっといけねえ、忘れていた、俺の左手は『右手』だった……」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[670]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:48:58 ID:YHZeuACI 第16.4話『フランス1のゴールキーパー』 しばらくしてシャルポワが走って僕の元へやってきた。 シャルポワ「つれないですネエ、乙女1人置き去りにして変えるナンテ」 岬「いや、優と楽しそうに話してたから、邪魔するといけないと思って」 シャルポワ「だとしても置いていくなんてヒドイデス!ミサキも私を助け出してくれた 騎士様なんですから、お礼の1つ位しなければ」 岬「(助け…ああ、そういやそうだな。すっかり忘れてた。……ん)お礼って」 シャルポワ「その事について、1つ確認したい事が」 こっちの方に顔を向ける。確認と言ったが表情は確信しきっているといった風の、自信に満ちた顔をしている。 シャルポワ「あなた、サッカー選手デスネ」 岬「どうして、そう思ったの(見抜いたのか、何らかのルートから聞いたのか、どっちだろ)」 シャルポワ「私を助けた時の動きですよ、体の動かし方がサッカー選手のものでしたからネ。 見慣れているからすぐ分かりマシタ。機敏な動きを見るに、相当上手いデショウ」 岬「凄い、その通りだよ。よく分かったね(見慣れている、という事は)」 シャルポワ「フフフ、ミサキは実にラッキーです!これから特別に魅せてあげましょう、 フランス1のゴールキーパー、マリア・シャルロット・ポワロの実力を!」
[671]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/26(日) 10:50:55 ID:YHZeuACI そうして僕はシャルポワ、本名マリア・シャルロット・ポワロに連れられて、とある サッカーゴールのある公園へとやって来たのだ。 そのシャルポワは芝生の先を撫でたり摘まんだりした後、軽く足で周りを踏んだり、ポケットから何らかの電子機器を動かしている。 岬「何をしているの?」 シャルポワ「フィールド測定ですよ、芝生の長さと硬さ、土の粘り具合、風向きと風速、 それらを完璧に把握しておく事で、セービングの成功確率が上がりますカラ」 メモを取りながら答えるシャルポワを見て、彼女について考える。 女子とはいえサッカー大国のフランスでナンバーワンを自称する程だ、 相当腕に自信があるのだろう。そう思っているとシャルポワが声をかけてきた。 シャルポワ「思ったのですが、ただ1回勝負するだけというのもツマラなくないデスカ?ちょっと賭けマセン?」 岬「賭け?」 シャルポワ「そうデス!2回勝負して1回もミサキが決められなかったら、何か私にプレゼント、 っていうのはどうデス?来月の1日に私誕生日ですのデ。 逆に2回目の対決でゴールを奪えたら、私を好きにしていい、っていうのはどうデショウ?」 岬「(好きにしていい、か。相当の自信があるんだな。賭けを別にしても興味があるな。 財布の持ち合わせも十分だし、賭けに乗るかな、どうするかな)」 A 乗る B 乗らない C その他、自由回答(要2票) 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24