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【SSです】幻想でない軽業師
[164]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:13:26 ID:??? 橙「ところで今日は何用ですかにゃ? 私にお話があるって聞きましたけど」 藍「うん……それについては、紫様から話してもらおう。 紫様……」 紫「はいはい」 藍の豊満なボディにいつまでも顔を埋めていた橙であったが、 そういえば果たして自分への用件とはなんだったのだろうか……と疑問を口にする。 すると一旦藍は非常に名残惜しそうにしながらも橙を離し、紫へと視線を向けた。 紫は相変わらず仲のいい2人に苦笑をしながらも、一歩、歩み出ると橙の頭に手をやりながら言う。 紫「橙……全日本で知らない選手たちと一緒に戦ったのは、楽しかった?」 橙「はい! 最初は凄く緊張しましたけど……でも、藍様もいましたし、それにみんないい人!……ばかりじゃなかったですけど、 でも仲良くなれた人もいました!」 紫「そう、それはよかったわ」 国際Jrユース大会が開かれる折、各国へと派遣された選手たち。 橙はその一員として、藍達と共に全日本へと渡った。 新天地で、見知らぬ者ばかりのチームの中に溶け込めるかと当初は不安だった橙だが、 そこは元々人懐っこく、好奇心旺盛な橙である。 性格も子供っぽい所もありながら天真爛漫となれば、個性派揃いである全日本の中でも孤立するという事は無く、 練習を見た立花兄弟を中心にそれなりには交友を深めた仲の選手も出来ていた。 橙「でもどうしてそんな事を聞くんですか……?」 紫「まだ詳しくは言えないのだけど……うぅん、そうね……。 橙、あなた、今よりもっと強くなりたいかしら?」 橙「はい! 勿論ですっ!!」
[165]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:14:29 ID:??? 質問に対して質問で返すのはルール違反であるが、勿論賢い橙は主人の主人である紫に対して指摘はしない。 素直に質問にしっかりと答える。 それに紫は一つ頷くと……更に1つ問いかけた。 紫「なら……強くなる為に、今のチームから離れるのはどう思う?」 橙「にゃっ!?」 その問いかけに対し、橙は思わず飛び上がらん程に驚いた。 今のチーム――即ち、オータムスカイズから離脱をする。 彼女としては、はっきり言って考えた事の無い事柄である。 橙「離れ……え、えっと……それは、マヨヒガに帰ってこいって事、ですかにゃ?」 藍「ああいや、違うんだよ橙。 ……先ほど紫様が仰られたように、まだ詳しくは言えない。 ただ……そうだね、言ってしまえば、橙に武者修行をしてもらおうか、と思っているんだ」 橙「む、武者修行……ですかにゃ?」 武者と聞いて橙の頭の中で、どこぞのPK絶対外すウーマンな半霊シューターがちらつく。 あまりいいイメージが沸かなかった。 藍「サッカーの修行をね。 ……橙は今のままでも十分トップクラスの攻撃能力を持ってる。 ただ、もっと上手くなれる筈だ」 紫「って、藍がどうしても勧めるからね。 私としては本来なら藍に行ってほしかったんだけど……」 橙「あの……? 藍様が行く予定だったっていうのは?」 藍「うん……まあ、色々あってね。 私か、橙か。 どちらかしか行けないんだ。 だが、私は橙に行ってほしいと思って紫様に推薦したんだよ。 さっきも言ったように、橙はもっともっと上手くなれるからね」 橙「(ら、藍様に期待されてるんだにゃ……!)」 その言葉は、橙にとってこれ以上ない歓びであった。 事実として、橙はその攻撃能力"だけ"を見れば、既に藍に伯仲―― 一部は凌駕すらしてしまっている。 出来る事なら、その気持ちには応えたい。が……。
[166]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:16:42 ID:??? 橙「あ、あの! それって期間はどれくらいになるんですかにゃ? この前の大会の時みたいに、1ヵ月か2か月くらい……」 紫「いえ、今度はみっちり行ってもらうつもり……そうね、おおよそ、3年程度を予定しているわ」 橙「さっ、3年ですかにゃああ!?」 長い。 先ほどまでの紫と藍の口ぶりからして、恐らくはまるで知らないような新天地に飛ばされる事になるのだろう。 そしてそこには藍達がついてくる事もなく、橙は1人、3年もの月日を過ごさなければならない。 無論、行ってみればその場その場で友人なりを作れる事もあるのかもしれないが、 それでも藍達と離れるという事に寂しさを感じない筈もない。 藍の期待には応えたい、強くなれるなら行ってみたい、だが、離れる事は寂しいし不安がある。 ぐるぐると橙の頭の中で様々な思い、感情が鬩ぎ合い、思わず橙は頭を抱えるのだが……。 藍「……すぐに答えを出す必要は無いよ。 突然こんな話をしたんだ、混乱するのも無理が無い」 紫「ゆっくり考えなさい。 ……私としては、受けて欲しいのだけどねこの話」 藍「勿論断っても構わない。 勝手な話なんだからね。 しっかりと自分で考えて……自分が納得出来る答えを私達に教えておくれ」 橙「は、はい……」 突然の言葉に混乱するのも無理は無いと、藍と紫はすぐに答えを求めなかった。 それでもやはり目をしぱしぱしながら、橙は言葉少なにオータムスカイズの住居へと戻っていき……。 紫と藍はそれを見送りながら、言葉を交わす。 紫「……受けるかしら、橙?」 藍「どうでしょう。 ……或いは、あの事が無ければオータムスカイズから離れる事も厭わなかったかもしれませんが」 言いながら、藍は目を細める。 反町一樹が東風谷早苗と交際をしている――というニュースは、当然ながらここにも届いていた。 勿論、彼女たちが反町が移籍を決断した事を知っていた訳ではないが……。 交際をしている、となった以上はそういう話が出るのは時間の問題だろうという予想もしていた。
[167]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:17:57 ID:??? 紫「……大きく変わるわね」 藍「ええ。 そして、その余波を一番大きく受けるのがオータムスカイズです。 ……橙としては、苦しいかもしれません」 紫「さっきも言ったけれど、離れるなら離れた方が上策よ。 今のあそこは、沈むのがわかりきっている泥船状態。 未来は無い、と言える」 藍「かもしれません。 それは、橙も当然わかっているでしょう」 反町が移籍をする。そうなれば当然、オータムスカイズの戦力は大幅なダウンだ。 幻想郷どころか世界を見渡してもまず間違いなくトップであろうストライカーの離脱。 何かと内紛が起こっていたチーム事情を、綱渡りながらも纏めてきた手腕も含め。 反町の移籍は、オータムスカイズがこれまで築き上げてきた地位を崩壊させる一手となるだろう。 紫の言うように、未来の無い泥船という表現もわからないでもない。 藍「ただ……私も橙も、このままオータムスカイズが終わるとは思いたくない」 紫「……そう」 オータムスカイズに愛着を持っている橙だけではない。 ネオ妬ましパルパルズに所属をする事で、パルスィたちと共に打倒オータムスカイズを目指してきた藍もまた、 このまま秋の空が終焉に向かうとは思いたくは無かった。 だからこそ、強く橙にオータムスカイズを離れる事を勧める事が出来ない。 藍「…………いずれにせよ、橙の意志を私は大事にしたいですね」 紫「まあ、無理強いは出来ないからね。 ……ところで、もしも橙が行かない場合、あなたも……」 藍「私もネオ妬ましパルパルズを離れるつもりはありませんよ。 紫様には、ご迷惑をおかけしますが」 紫「そ。 ……ま、わかりきっていた事ね」 今までの事ならば、主命には何があっても従っていただろう藍に橙。 しかしながら彼女たちは、その言葉に迷い――或いは、キッパリと断りを見せた。 小さく溜息を吐きながら紫は……それでも、ハッキリと見えた式たちの変化に対して、薄く微笑みを浮かべるのだった。 紫「(とはいえ……どちらも行かない、となった場合困るのも事実。 どうしたものかしらね……)」 ………
[168]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:19:31 ID:??? 橙「(うぅ……どうすればいいですかにゃ〜!)」 などという事がありつつ、場面は再び話し合いの場に戻る。 相変わらず、橙は頭を抱えて項垂れていた。 彼女としても、ある意味ではメディスンと同じ――反町についていくという選択肢ではなく、それ以外の事で悩んでいた。 オータムスカイズを離れ、藍の期待に応える為にも武者修行へと行くのか。 それともこのままオータムスカイズに在籍し続けるのか。 橙はその小さな頭を捻り、懸命に考える。 敬愛する藍からの信頼、期待に精一杯応えたい。 今よりも更にレベルアップをして、八雲一家として恥じる事の無い実力を身に着けたいという思い。 その気持ちは、橙の中に確かにあった。 橙「(でもでも、私が今離れたら……どうなっちゃうんですか……)」 チルノたちDF陣が抜けた事について、橙が残った所で解決できる事は何ら無い。 何故なら彼女の守備はからっきしであり、名無しの妖精とも大差無いレベルなのだから。 だが問題はこのチームの攻撃面である。 橙「(今日の朝に聞いた反町さんの移籍……それに、風見幽香もいない)」 爆発的なシュート力を持つストライカーと、幻想郷有数のMFの離脱。 チルノ、レティ、大妖精という守備の柱を失う以上に、攻撃面での低下も著しい。 唯一、静葉が引き留めてくれたお蔭でリグルの流出が防がれたのはオータムスカイズにとって朗報であったが、 それでも手数が明らかに足りない……と、橙は感じている。 橙「(なんだかJrユース大会でも凄く活躍してたし、実際それくらいリグルは強くなってるけど……。 でもでも、リグル1人じゃ無理。 他に得点力がいる選手が殆どいないにゃ……)」
[169]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:21:06 ID:??? ドリブル、パス、シュートと全てにおいて万能であり、 なおかつその必殺シュートは幻想郷においても上位に入る程のリグル。 反町がいなくなった後、このチームで最も総合力が高い選手は彼女になるだろう。 静葉が引き留めの際に使った『オータムスカイズのエース』という言葉も、決して誇張やおべっかではない。 ただ、だからといって彼女がいるだけで攻撃全てが上手くいくかと言われれば話は別である。 そもそも彼女自身、あまり周囲の指示を聞かず、おつむが大変残念である。 PA内を固めているのにドリブルで突っ込む、作戦をあまり理解しない、挑発には乗りやすく頭に血が上りやすい。 と、実力以外の面での大きな問題も抱える。 更に、スタミナの方も決して多い方ではない。 ……スタミナについてはそもそもオータムスカイズの選手陣、殆どの者たちが足りていないという話もあるが、 その点を考えても手数というものがまるで足りない。 何よりも得点力を持つ選手がリグル以外にほぼいないというのが問題点である。 静葉もミドルシュートを持つが、その威力は決して高いものではない。 恐らく、永遠亭のお姫様でも取れるくらいだろうと橙は認識している。 かつてはFW・MF・DFとあらゆるポジションをこなし、 FWとして出場をした際には恵まれたスタミナからシュートを乱打していた妹紅も、 しかし、オータムスカイズに加入をしてからはほぼDFとしての起用が主である。 シュートに関しては、大きく錆びついてしまっている。 橙「(リグルにマークつけられたらそれで終わる話だにゃ……でも……)」 もしも自分が残留をすれば、違う――と、橙は考える。
[170]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:22:40 ID:??? 守備能力についてはなんども言っているように、あまりにもお粗末な橙。 しかしながらドリブル、パス、シュートと攻撃面に関してはかなり高いレベルで纏まっていた。 特にドリブルに関しては――流石に霊夢やパルスィといった超がつく程の一流には一歩及ばないかもしれないが、 それでも幻想郷上位には入れるだろうという自信もあったし、 サイドアタッカーとして重要な正確なパスも磨いてある。 橙「(シュートは……流石にリグルには負けちゃうけど)」 それは単純にリグルのライトニングリグルキックが規格外の高火力シュートなだけである。 純粋なキック力だけで見れば橙はリグルと伯仲していたし、 FWとして起用をするのならば最低限と言えるだけのシュート力は身に着けていた。 橙「(私が残れば、静葉さんだってやりやすくなる筈ですにゃ……)」 恐らく――反町が離脱をした後、キャプテンマークをつける事になるのは静葉になるだろう、と橙は考えていた。 実際、今までも副キャプテン的な役割に回る事が多く、 一同を引っ張るような力は無いまでも、纏め、一歩引いた所から見守る事の出来る人だと橙は信頼をしていた。 そんな静葉と、同じMFとして切磋琢磨をしてきた橙は、 パサーである彼女がパスを出す先の選択肢が増える事はきっと喜んでくれる筈だとも思う。 橙「(私も、このチームには最初から……本当に最初からいたんだ)」 橙がチームに加入をしたのは、反町達がチームを立ち上げたその翌日。 妖精トリオの後、静葉らの勧誘を受けて入った。言わば、初期メンバーの一員である。 橙「(妖精トリオも残るんだろうし……静葉さんや穣子さんも、このチームで頑張ろうって……。 反町さん達がいなくなっても、戦えるようにって思ってる筈ですにゃ)」 理性はそんな思いだけで反町達が抜ける穴を埋める事は出来ないだろうと感じていた。 だが、感情は違った。共に戦い、切磋琢磨してきたチームメイト――。 橙が幻想郷上位の力(なお守備は壊滅的)を手に入れる事が出来たチームの、崩壊の危機。
[171]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:23:46 ID:??? 橙「(もっと強くなりたい、藍様の期待に応えたい……でも……でも! 強くなるのに、必ず離れる必要がある訳じゃない。 私がここで、もっと強くなれれば……何も問題ないんだから!) あのっ! わ、私も……私も、チームに残りますにゃ!」 静葉「! そう……ええ、ありがとう。 歓迎するわ」 橙「(藍様も紫様も、きっと許してくれる……今更、みんなを裏切れない)」 熟考の末に橙が下した結論は残留であった。 情に絆された、と言ってもいい。 冷静に考えれば、そもそも八雲一家である橙がここまでオータムスカイズに肩入れする必要は無い。 主命があったのだから、そちらを取る方が余程自然と言えた。 式神――主人の言葉には忠実である存在である事を考えれば、尚更である。 ただ、それでも橙は選んだ。 確固たる意志で、泥船に乗る事を望んだ。 橙「(反町さん達がいなくなっても、また強くなっていけばいいんだ)」 弱者が決して強者になれないという訳ではない。 それは主人が在籍をするチームの橋姫が、見事に体現している。 橙「(パルパルズはオータムスカイズの打倒が目標って言ってた……私達は、そうやって強くなってきたパルパルズを目指して、 これから頑張るんだ)」 同じドリブル巧者として、(性格までは勘弁だが)橋姫の飽くなき向上心を目指しつつ橙はそう誓った。 橙「(その為にも、明日からドリブル練習だにゃ!)」 因みに、守備を鍛えるつもりは全くなかった。
[172]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:25:21 ID:??? 静葉「(よかった……これで、少なくとも、チームの形は出来る。 チルノとレティ、大ちゃんの離脱はあまりにも大きすぎるけど……)」 それでも、まだこれならば戦える――と、静葉は考えていた。 攻撃面ではリグルと橙を主体とし、守備面ではにとりに妖精1、妹紅、穣子とそれぞれ長所が別れるDF陣を巧みに使える。 中盤に関しては……複雑な話だが、風見幽香が来る以前に戻るだけである。 自身が彼女には到底及ばない能力しか持っていない事は静葉自身理解もしていたが、 チームを纏める為に精一杯の努力はする所存であった。 静葉「(ただ、中盤は底にヒューイを置ける。 彼女がいてくれれば、大ちゃんの穴を埋める事が出来る)」 チルノたちが離脱した事で、ミドルシューターに対して取れる対策が、 ほぼにとりのブロック頼みになってしまう。 よって、これからのオータムスカイズの守備での方針は――打たせる前に止める、が第一となってくる。 その際に誰よりも頼りになるのが、ヒューイである。 リグル同様――否、元が名無しの妖精である事を考えれば、成長率だけで言えばオータムスカイズ1のヒューイ。 既にその実力は……少なくともタックルに関しては、まず間違いなく世界でもトップレベル。 ボランチとして最低限の攻撃能力も持ち、彼女こそが守備と攻撃、両方における要となるだろうと静葉は考えていた。 静葉「これからもよろしくね、ヒューイ」 ヒューイ「ほえ?」 何の気なしに、静葉はそう声をかけた。 声をかけてから思い出す――そういえば、彼女はこの話し合いで一言もしゃべっていなかった、と。 声をかけられたヒューイは、「お夜食」として穣子が用意したお芋を頬張りつつ、首を傾げる。
[173]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:27:17 ID:??? ヒューイ「よろしくって何が?」 静葉「?」 最初、言われてる意味が静葉はわからなかった。 よろしくとは言葉通り、これからも同じチームの一員としてよろしく、という意味である。 如何におつむが弱い妖精といえど、それくらいは理解出来る。 出来る筈である――だからこそ、静葉は一瞬虚を突かれた。 妖精1「何が?じゃないわよ……これからも同じチームとして、って事でしょ」 ヒューイ「?」 思わず二の句が継げなかった静葉に代わり、妖精1がフォローをする。 それでも、ヒューイはよくわかってない様子でやはり首を傾げ……口の中で咀嚼していたお芋をごっくんすると、 その大きく丸い瞳をぱちくりさせながら、ただ一言、言った。 ヒューイ「……私、あの人間についてくよ?」 静葉「……は?」 その一言に、静葉は思わず間の抜けた声を出し。 妖精1「え?」 サンタナ「え、えええええええええっ!?」 残る妖精2人は、片方は呆気にとられたように――そして、もう片方は驚きのあまり絶叫をするのだった。
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0ch BBS 2007-01-24