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【SSです】幻想でない軽業師
[412]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/15(木) 23:56:43 ID:??? その後、マンチーニは向かってきたパトリツィオも抜き去り完全にサイドを突破。 そのまま中央を向き、PA内へと侵入してきたカルネバーレへとセンタリングを上げる。 これに対してカルネバーレは高く飛び上がり、慌てて守備陣もクリアーとセービングの構えを見せるのだが……。 カルネバーレ「喰らえ! これが俺の……G・ヘッドだぁ!!」 ドゴオオオオオオオオオオオオオンッ!!!! チェーザレ「ぐぼあっ!?」 高い跳躍力と体躯を生かした力任せのヘディングシュートが放たれると同時、爆発的な音を掻き立ててゴールを襲う。 クリアーに向かったチェーザレは威力を殺す事すら出来ないままあっさりと吹き飛ばされ……。 バゴォオオオンッ!! ズバァッ!! ピピィーッ!! 佐野「うげっ……(すげー破壊力……流石に威張ってるだけあるな)」 お燐「うにゃ……(おくうの八咫烏ダイブよりももしかしたら上? うそ〜……)」 更にゴールネットを突き破り、それと同時に審判の得点を告げる笛が鳴り響いた。 無論、このシュートよりも威力は上であるシュートは数多く存在する。 佐野にしろお燐にしろ、そんなシュートを敵として何度も見てきたのだ。 ただ、それでも彼らはカルネバーレの放ったようなシュートを打つ事は出来なかったし、 何よりも上には上がおろうと、それがカルネバーレのシュートの威力を否定する事には繋がらない。 実際にこうやってゴールを決められているのだから尚更だ。
[413]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/15(木) 23:58:24 ID:??? 佐野「(って、そういや『G・ヘッド』って……なんのGなんだ?)」 チェーザレ「ぐ……いててて。 やっぱりすげーなカルネバーレの『ゴリラヘッド』は」 モゼ「ああ、わかってても止められないぜ。 キーパーの……人も頑張ってたんだけどな」 バルトロメオ「俺達が束になっても止められないもんなぁ、『ゴリラヘッド』は」 佐野「へー、GはゴリラのGなのか。 ははは、そいつぁ傑作だ」 ゴン! ゴン! ゴン! ゴン!! カルネバーレ「誰がゴリラだ! バカタレ!!」 チェーザレ「げふ……」 モゼ「がへぇ……」 バルトロメオ「ごほっ……」 佐野「いってぇ〜!!」 なお、このカルネバーレの『G・ヘッド』。 当人は巨大な自身の身体と威力から『ジャイアント・ヘッド』というつもりで名づけたのだが、 周囲からの通称は完全に『ゴリラ・ヘッド』で定着してしまっていた。 ……無論、それを口にした場合、今のようにカルネバーレの拳骨が飛んでくるのだが。
[414]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/16(金) 00:00:32 ID:??? 佐野「(畜生……すげぇシュート打てるからって威張りくさりやがって! ミニゲームとはいえこのまま負けてちゃ、このゴリラにもチームの皆にも舐められちまいかねん。 こうなったら残り時間でなんとか点をとらねーと……その為には……)」 内心舌打ちをしながら、痛む頭を摩りつつ敵陣ゴールを睨み付ける佐野。 レクリエーション、互いの実力を知る為のお遊びに近いゲームとはいえ、このまま負けるつもりは毛頭ない。 時間的に逆転は難しいだろうが同点に追いつけば、まだ面目は保てるだろう。 問題は得点が出来るかどうか……先ほどまでのプレイを見ている限り、はたてはどう考えてもシュートは打てそうにない。 お燐は打てるかもしれないが、それでもMFと言っていて、得意なのはドリブルだと言っている以上自分よりは下だろう。 佐野「(俺がゴールを奪えるかどうかにかかってるな……あいつから……!)」 ブルノ「(ふふふ、生意気にもガンを飛ばしてきてやがるな。 来るなら来い……そう簡単にこの俺様の守るゴールから点は奪えんぞ!)」 このレッチェのゴールを守る正GK――ゴール前で不敵な笑みを浮かべながら、 こちらを睨み返してくるブルノを見て、ゴクリと唾を飲み込む。 佐野とブルノ――後に終生のライバル、とは絶対に呼ばれない2人の対決の時間が、 刻一刻と近づいてきていた。
[415]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/16(金) 00:03:06 ID:??? 一旦ここまで。 原作では強引なドリブルしかなかったカルネバーレですが、必殺シュートを持たせて強化しています。 威力的にはサトルステギのダイナマイトヘッドくらいですかね。 次回更新でミニゲームパートも終わり。 その後に一輪・お燐・はたて・ゴリラ・マンチーニの現時点での能力を公開出来たらなと思います。 それでは。
[416]森崎名無しさん:2018/03/16(金) 09:50:17 ID:??? ブルノ君はレベル上げればアクセルスピンシュートキャッチ出来るんだぞ レベル35ぐらい必要だけど!シニョーリのレベル21だけど!
[417]森崎名無しさん:2018/03/16(金) 10:11:04 ID:??? ナチュラルにゴリラヘッドって読んでた 思ったよりゴリラ強そう
[418]森崎名無しさん:2018/03/16(金) 12:05:11 ID:??? 流石にランピオンスト様よりは弱いだろうが、 必殺ブロックのハエタタキ持ってたらDFでスタメン取れそう
[419]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/17(土) 22:40:32 ID:??? 本日も更新はお休みさせていただきます。 >>416 才レベルで14差くらいあれば流石に誰でもキャッチ出来そうですね……。 ちなみにタイユースのワチャラポンくんが才レベル5から更に14上げてキャッチ87になるみたいですね。 ライトニングタイガークラスにも互角に戦えるよ! >>417 主人公チーム補正とキャプテン補正で結構強化しております。 >>418 イタリアユースのFWはほぼ不動ですからね。 本編でカルネバーレや名前だけですがブルノが出てきたのは嬉しかったです。
[420]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/18(日) 22:54:17 ID:??? 申し訳ないですが本日も更新は無しです。 ブルノさんをどう描写するかで悩む悩む……多くの他スレ様でも人気キャラですからね。扱いは丁重でなければ。
[421]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/21(水) 00:34:05 ID:??? 本日も更新はお休みです。明日は更新出来たらと思います。
[422]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:02:34 ID:??? ピィーッ! バムッ!! その後、再び佐野チームのボールで試合再開がされる。 ボールを受け取った佐野は、逡巡する間もなく一旦ボールを右サイドを走るお燐へ。 早く得点をしたいという思いがありながらも、真向からドリブルでの突破は挑まない。 佐野「(中央にはあのゴリラがいるしなぁ……)」 勿論自分のドリブルがまるで通用をしないとは思っていない。 得点力はマシになったとはいえ世界水準で見ればまだまだ低く、ディフェンス技術は殆どお話にならない。 そんな中でも唯一世界の猛者達と対等に渡り合える程までに鍛え上げたのが佐野のドリブルだ。 圧倒的な――幻想郷における水橋パルスィや博麗霊夢、外の世界の大空翼やファン・ディアスクラスのキープ力というには及ばない。 しかし、一選手の武器とするには十分過ぎる程の水準ではある。 ただ、それでもここは佐野が自ら持って上がる事はなかった。 中央にいるカルネバーレに先ほどは反則紛い(と未だに佐野は思っている)のパワーチャージで止められた以上、 彼と再び対決するよりは右サイドのお燐に流した方が勝算があると考えての選択である。 かつて魅魔との問答から、より味方を生かせるようなタイプの選手になろうと考え、それを行動に移したまで。 普段の言動こそあまり知性を感じないが、一応サッカーになるとそれなりには真面目になるらしい。 佐野「(つっても俺もやっぱ他の皆をアッ!と言わせるプレーしてーなぁ。 キックオフシュートとは言わないけど、11人抜きしてゴールとかさ〜)」 ……もっとも、未だに自分がより活躍したいという思いについては未練タラタラであったようだ。 お燐「ふふ〜ん、ナイスパスお兄さん! それじゃいっくよ〜!」 タッタカター 佐野「(うーむ、やっぱお燐は結構上手いな。 はたてみたいに穴という穴が無い感じだ)」
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0ch BBS 2007-01-24