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【SSです】幻想でない軽業師
[417]森崎名無しさん:2018/03/16(金) 10:11:04 ID:??? ナチュラルにゴリラヘッドって読んでた 思ったよりゴリラ強そう
[418]森崎名無しさん:2018/03/16(金) 12:05:11 ID:??? 流石にランピオンスト様よりは弱いだろうが、 必殺ブロックのハエタタキ持ってたらDFでスタメン取れそう
[419]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/17(土) 22:40:32 ID:??? 本日も更新はお休みさせていただきます。 >>416 才レベルで14差くらいあれば流石に誰でもキャッチ出来そうですね……。 ちなみにタイユースのワチャラポンくんが才レベル5から更に14上げてキャッチ87になるみたいですね。 ライトニングタイガークラスにも互角に戦えるよ! >>417 主人公チーム補正とキャプテン補正で結構強化しております。 >>418 イタリアユースのFWはほぼ不動ですからね。 本編でカルネバーレや名前だけですがブルノが出てきたのは嬉しかったです。
[420]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/18(日) 22:54:17 ID:??? 申し訳ないですが本日も更新は無しです。 ブルノさんをどう描写するかで悩む悩む……多くの他スレ様でも人気キャラですからね。扱いは丁重でなければ。
[421]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/21(水) 00:34:05 ID:??? 本日も更新はお休みです。明日は更新出来たらと思います。
[422]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:02:34 ID:??? ピィーッ! バムッ!! その後、再び佐野チームのボールで試合再開がされる。 ボールを受け取った佐野は、逡巡する間もなく一旦ボールを右サイドを走るお燐へ。 早く得点をしたいという思いがありながらも、真向からドリブルでの突破は挑まない。 佐野「(中央にはあのゴリラがいるしなぁ……)」 勿論自分のドリブルがまるで通用をしないとは思っていない。 得点力はマシになったとはいえ世界水準で見ればまだまだ低く、ディフェンス技術は殆どお話にならない。 そんな中でも唯一世界の猛者達と対等に渡り合える程までに鍛え上げたのが佐野のドリブルだ。 圧倒的な――幻想郷における水橋パルスィや博麗霊夢、外の世界の大空翼やファン・ディアスクラスのキープ力というには及ばない。 しかし、一選手の武器とするには十分過ぎる程の水準ではある。 ただ、それでもここは佐野が自ら持って上がる事はなかった。 中央にいるカルネバーレに先ほどは反則紛い(と未だに佐野は思っている)のパワーチャージで止められた以上、 彼と再び対決するよりは右サイドのお燐に流した方が勝算があると考えての選択である。 かつて魅魔との問答から、より味方を生かせるようなタイプの選手になろうと考え、それを行動に移したまで。 普段の言動こそあまり知性を感じないが、一応サッカーになるとそれなりには真面目になるらしい。 佐野「(つっても俺もやっぱ他の皆をアッ!と言わせるプレーしてーなぁ。 キックオフシュートとは言わないけど、11人抜きしてゴールとかさ〜)」 ……もっとも、未だに自分がより活躍したいという思いについては未練タラタラであったようだ。 お燐「ふふ〜ん、ナイスパスお兄さん! それじゃいっくよ〜!」 タッタカター 佐野「(うーむ、やっぱお燐は結構上手いな。 はたてみたいに穴という穴が無い感じだ)」
[423]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:03:53 ID:??? 1人、2人とドリブルで抜き去るお燐を見て感心をする佐野。 サイドに振ったが為に中央に位置していた鈍足カルネバーレは当然追いつけておらず、 そのままお燐が一気に中盤を突破してしまおうかという所まで来るが……。 マンチーニ「(さて……今度はどうするかな?)」 お燐「(メガネのお兄さんがやっぱりやってくるよね〜……)」 しかし、CMFの配置についていたマンチーニがこちらへとすり寄り、プレスをかけに来ているのが見えた。 これは先ほどの突破の場面――佐野がカルネバーレにドリブルを止められた後、 こぼれたボールをフォローをしたお燐がサイドに流れて突破を図った場面と奇しくも同じである。 あの時お燐は逆サイドを走るはたてに向けて大きくサイドチェンジをし、マンチーニとの勝負を避けた。 この目論見は上手くいき、マンチーニをかわすという目的だけは達成出来たのだが……。 その後、はたての壊滅的なパスの下手さがカウンターを誘ってしまった事は記憶に新しい。 よってサイドチェンジという選択肢は浮かんでもすぐに消えた。 では中央にいる佐野に渡すか。これもお燐は一瞬考えたが、すぐに却下した。 お燐「(あたいはパスは……あの天狗のお姉さん程じゃないけど苦手だもんね〜。 メガネのお兄さんのタックルがどれほどかわからないけど、自分の得意分野で勝負させてもらうよ!)」 ダダッ!! マンチーニ「来たか!」 パスではなく、自分の得意分野であるドリブルに勝機を見出したお燐。 はたて程のスピードではないが、それでも十分俊足と言える急加速で走りはじめたお燐に対し、 マンチーニも一気に距離を詰めてスライディングタックルに向かう。 ここまで好プレイを見せてきたマンチーニらしく、そのタックルも相応の精度でボールへと向かっていたのだが……。
[424]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:05:07 ID:??? キュッ! タンタンッ!! ズダダッ!! マンチーニ「うっ!?」 お燐「悪いけどあたいのドリブルはそう簡単には止められないよっ!」 踊るようなステップを踏みながら、小刻みにボールを扱い翻弄するお燐。 縦、横、斜め、あらゆる方向へとフェイントを駆使しながらドリブルをするお燐を前に、 マンチーニの足は空を切ってしまう。 その"ランダム"に繰り出したフェイントでお燐はマンチーニをかわしてしまうと、 既に邪魔者はいなくなったとばかりに更に快速を飛ばしてサイドを完全に抉り切った。 佐野「(俺もあれくらいのフェイントが出来ない訳じゃねーけど……あそこからの急加速は無理だな。 っと、ともかくチャンスだ!)よし、お燐ここは……」 ブルノ「DF、逆サイドだ! あの俊足の新入りに気を付けろ! 奴に上げてくるぞ!!」 佐野「んん?」 お燐の突破に感心していた佐野は彼女にフィニッシュの指示を出そうとし……しかし、その耳に聞こえてきた敵GK――。 ブルノの指示を聞いて首を捻る。 彼の指示を受けてDF達は素直にはたてへのパスコース、 及びボールを受け取ってもすぐに奪いに行けるようにマークにつくのだが、佐野としてはそもそも彼女に合わせる意図は無い。 はたてに決定力が恐らくないであろう事は、パスですらへろへろでまるでキック力が無い事からもわかりきっている事だからである。 佐野「(……そういやこいつ、さっきの時もはたてにプレスかけるように指示出してたな。結果的にDFはあっさり振り切られてたし……。 ……いやまぁ、あいつの実力を知らなかったから仕方ないっちゃ仕方ないし、 その後結局はパスが失敗してカウンターになったとはいえ)」 しかし、はたてからボールを奪おうとした――というのは、やはり誤った判断だったと言えるだろう。 マンチーニが好判断からはたてのパスコースを遮断していなければ、 佐野のシュートチャンスが来ていたのは明白である。
[425]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:06:33 ID:??? 佐野「(ま、いいや。 それよりも改めて……)お燐こっちだ! ハイボールを上げろ!!」 ブルノ「なにィ!?(あの小柄なチビが打ってくるのか!? ドリブルしか出来ないんじゃないのかこいつ!?)」 マンチーニ「(Jrユース大会では見られなかったが……ドリブルに加えてパスも得意な彼の事だ。 そして、あの試合ではトップ下の役割。 シュートが打てても不思議ではないな)」 カルネバーレ「(あんな小さな身体で威力のあるシュートを打てるものか)」 何はともあれこれで何も邪魔はなくなった、と佐野は改めてお燐にハイボールを要求しながらPA内へと侵入した。 先ほどもはたてからラストパスを要求していたのだが、どうやらブルノの頭からはその事はすっぽり抜け落ちていたらしく、 思いっきり狼狽しながらもセービングの構えを見せ、 カルネバーレとマンチーニは佐野の実力を見極めようと注視をする。 お燐「いくよお兄さん! そーれっ!」 パコーンッ! グワァァアッ!! 佐野「よっしゃあ! 決めるぞ!!」 お燐も佐野の指示には素直に従い、高いボールでのセンタリング。 彼女自身が言う通り、やはりそれはドリブルに比べれば些か精度が落ちていたのだが、 それでも遥かにはたてのものよりはマシであったし、何よりパスコースに誰も入っていなかった為に佐野も簡単に合わせる事が出来た。 慌ててDF達がブロックに入ろうとするものの、クリアーに向かえる者も無し。 佐野はボールの落下地点を予測しながら駆け込み、軽く捻りを加えながら大きく跳躍をする。 マンチーニ「ロベッシャータか! いや……」 カルネバーレ「(捻りを加えている……身体に回転をかける事でボールにも直接回転をかけるつもりか!)」 佐野「いくぜ! これが俺の超必殺! ローリングオーバーヘッドだ!!」 浮き球補正2/2、高シュート力+4補正。 どう考えても超必殺というには些か威力が不足気味なのだが、それでもこれが佐野の最大火力故に仕方ない。 ともかく佐野はこれを放つべくボールに向けて足をたかだかと振り上げ、それと同時に逆さまになったゴール前を見た。 当然シュートコースを探す為である、のだが――。
[426]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/22(木) 01:07:35 ID:??? 佐野「(あれ? あのブルノって奴どこいった?)」 そう、GKであるブルノの姿が見えなかった。 先ほどまではセービングの構えを見せていた彼の姿が佐野の視界からは消え去っていたのである。 これは一体どうしたことかと逆さまの世界の中で佐野は一瞬混乱をしたのだが……。 ブルノ「ふう、ふう……ちょっと待ってくれ。 今上るから」 佐野「なっ……何やってんだアイツー!?」 彼の声が聞こえそちらへと視線を向けた瞬間、思わず佐野は叫んでいた。 ブルノは考えた。彼は常に真剣であり、例えレクリエーションといえど負けるつもりは毛頭ない。 むしろ新入りである佐野達に自分たちレッチェの実力というものを見せつけてやろうと、 カルネバーレ同様並々ならぬ覚悟でこの試合には臨んでいた。 そんな彼は佐野のローリングオーバーヘッドを見た瞬間、考え、動いた。 高い所から放たれるオーバーヘッドキック――佐野のジャンプ力と上背からしてみればそこまで高所という訳ではないが、 それでも通常のヘディングなどに比較をすればかなりの高度である。 角度をつけて放たれたオーバーヘッドを止めるのは至難の業。 ならばと彼は発想の逆転をし、自分もまた佐野と同じだけの高度を手に入れればいいのだと考えた。 ではどうやって同じ高度を手に入れるか。普通にジャンプをしただけでは到底届かないし、 そもそも今からでは飛び出しても佐野との距離を考えれば到底競り合いには向かえない。 そこでブルノは思いついた。 ブルノ「(ゴールバーに乗れば同じ高さ……いや! 俺の方が高くなる!! これはいける!!)」 正しくそれは天啓であり。悪魔的発想であり。逆転の閃きであった。 思いついたが即座に行動をしたブルノは、一気にゴールポストに駆け寄ると登り棒の要領で登ろうとする。 ブルノ「ふう、ふう……(しかしこれ辛いな。ポスト足引っかけるトコ無いから登りにくいぞ)」
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0ch BBS 2007-01-24