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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[138]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/22(木) 00:25:29 ID:??? すみません、今日は更新をお休みします。 >>130 乙ありがとうございます! >>133 乙ありがとうございました。最良の結果になりましたね。 アリスさんに割くべき時間を他の仲間に費やす事も可能になりました。 >>134 あんまりもこっち知らないんですけど、本来的にはさとりとかパチュリーの方が近い感じですね… >>135 アリスさんハーレムは遠い夢ですね… >>136 ぶっちゃけアリスさんの学校ネタはその場の勢いで書いてますが、 こうして書き出すと後付け的にストーリーが出来そうですね… ポエム朗読と寄せ書き事件の間にはプロレスごっことか挟まりそうです。
[139]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/22(木) 00:27:16 ID:??? >>137 ぶっちゃけ、かなりパク…リスペクトしてます(爆)
[140]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/23(金) 03:26:49 ID:??? 書きあがらなかったので、今日も更新をお休みします(汗) 明日は更新できると思います。
[141]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:00:44 ID:??? ★慧音→相談スキル 8+ ハート9 +(鈴仙のアシスト+2) +(熱血な指導+4)=23★ ★アリスさん→心の闇 10+ ダイヤ2 ( 6 )+(先生へのトラウマ+6)=18★ ≧5→アリスさん、慧音先生の指導の下生まれ変わる!? 慧音「いいかアリスさん。人という字はだな。棒と棒とが寄り添って……」 慧音の説得は、やはり職業柄というべきか、最初は諭すような形で始まった。 アリスさん「大人はいつも卑怯だ。いつも安全な場所から、いつも綺麗な言葉で、私たちを戦場に送り込むんだ……」 そしてアリスさんは何故か、切れたナイフのようにとがってた。 恐らく”先生”という概念に対して強度のトラウマがあるのだろう、中々心を開こうとせず、 むしろ鈴仙の時よりも強固な反発(反抗期的な意味で)を見せた。 鈴仙「(うーん。こりゃあ失敗だったかしら……)」 一行に好転しない状況に、鈴仙も諦め顔。慧音が懸命にアリスさんに悩みを相談するよう求める程、 アリスさんは自分という名の殻に閉じこもる。まさしく、引きこもりの生徒の家の前で門前払いされる先生状態だ。 ――しかし、慧音の熱意は、これまでアリスさんの心を開けなかった先生の比ではない。 慧音「アリスさん。何度でも言うぞ。困った事があれば、先生が力になってあげるからな!」 慧音はアリスさんの拒絶を聞いてもなお、頑として動かず、あくまでも熱血に暖かい言葉を掛け続ける。 しかし、この程度の情に流されるようでは、アリスさんは今ごろここまでこじれていない。 アリスさん「な、なによぉ……?? 先生に何がわかるって言うのよぉ……!?!?! どーせ私の面倒を見てるのも、教育委員会に言わたからなんでしょう!?!?」 鈴仙「(教育委員会ってなんだろう……)」
[142]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:02:50 ID:??? いつも通り不可解なアリスさんの言動を聞いて手ごたえの無さを感じた鈴仙は、 慧音に対し、そろそろ話を切り上げてはどうかと促そうとするのだが。 ……ここで、慧音先生は聖職者として信じられぬ行動に出る。 慧音「ハリケーンミキサーーーーッ!」 ドドドドドッ、グワッキーーーーンッ!! アリスさん「ほ、ほんぎゃーーーー!?」 ――慧音は瞬間的にニョキリと角を生やし、そのまま猛ダッシュでアリスさんに突進。 きりもみ状に上空へとふっとばしてしまう。……誰がどう見ても体罰だった。 鈴仙「な、なにやってるんですか慧音さんっ!? 体罰にうるさい今のご時世。 ちょっと叩くとかでも問題なのに、超人強度1000万パワーはまずいですよ!? 教員免許剥奪不可避ですよっ!?!?!」 鈴仙は理知的な慧音の蛮行に驚愕し、強い口調で詰る。これでは話し合いは失敗、というどころではない。 逆にアリスさんの先生へのトラウマは更に加速してしまったのではないか。 いや、それだけならまだいい。下手をすれば廃人状態に――とまで考えたその時。 アリス「……今ので目が覚めたわ。ありがとう、慧音」 鈴仙「(……!? アリスさんから”さん”の表記が消えた……!?)」 ……鈴仙の目の前で、奇跡が起きた。
[143]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:04:12 ID:??? 傷一つ無くむくりと起き上がったアリスさん――いやアリスは、 慧音に軽く礼を言うと、落ち着いた様子で再び向き直った。 アリス「私は……その。自分で言うのも何だけど、人一倍プライドが高かった。 それで、悩んでいても、誰にも相談できずに困っている内に……世界が、歪んで来たの。 周囲の誰もが自分に悪意を振りまいているような、そんな錯覚に陥って……そこから先は、 出来ればあまり、思い出したくないわね……」 鈴仙「え? え? え?? アリスさんが……いやアリスが、普通にしゃべってる……? 慧音さん。一体どんな魔法を使ったんですか……!?」 アリスの豹変に驚く鈴仙を尻目に、慧音はこの結果が予測済みだと言った表情で頷く。 慧音「話を聞いていて思った。アリスさん……いやアリスは、きっかけが欲しかったんだ、って。 多分、これまでの皆はアリスを腫れ物扱いして気を遣う一方、 彼女の奥底まで突っ込んでいく事を放棄していたんじゃないかと思うんだ。 だから――少々荒療治となるが、肉体言語で語らせて貰った。 私が何を言いたかったか、よくわかっただろう、アリス?」 アリス「ええ。……周囲は思うよりも、私に悪意を振りまいてはいないんだって。 何が起きても、私を受け止めてくれる人は居る筈だから信じて、って。 言葉にすると陳腐だけど。だけど大事な事を、誰よりも分かりやすく教えてくれたわ……」 鈴仙「(私には、ただの暴力にしか見えなかったけどね……)」 アリスさん……いやアリスに常識が戻った喜びよりも、慧音の常識人度に対する一抹の不安が勝ちそうになるが……。 そこはぐっとこらえて、鈴仙もアリスに暖かく声を掛ける。 鈴仙「――さ。アリス! 何はともあれこれでスッキリしたでしょ。 だったら言ってみなさいよ。あんたがこれまで悩んでいた事をさ!」 アリス「え、ええ……そうね。そうなる、わよね……」
[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:06:16 ID:??? それに対してアリスは少しだけ恥ずかしそうに顔を赤らめ、もじもじと指をいじりながら、言いたい事を言おうとして口ごもる。 これがアリスじゃなくてこれまでのアリスさんだったら今頃、ぐるぐる目で頭を掻きむしりながら、 !とか!?を多用しいちいち喧しく騒ぐであろうことを考えれば、恐ろしいまでの豹変だった。 アリス「思えば、私がここまで孤独に狂わされたきっかけ。 それは……単に、トモダチが欲しいと思ったこと。本当に、それだけだった」 それから、アリスは鈴仙と慧音にひっそりと教えてくれた。 全幻想郷選抜大会が開かれる数か月前、魔理沙が森崎と出会い、 魔法の研究を一時停止してまでサッカーに明け暮れるようになってから、一人で過ごす時間が多くなったこと。 最初は自律人形の研究が捗ると思って気にならなかったが、次第に孤独が自分の心を蝕んでいったこと。 そしていつの間にか、安いプライドと焦燥感だけが積み重なり、自分自身を見失ってしまったこと。 アリス「……もっとも、狂ってしまった事は、決して悪い事ばかりじゃなかったわ。 これまでは見えなかったものが見えるようになったお蔭で、サッカーのセンスは研ぎ澄まされたもの。 逆に今は、何も聞こえないんだけどね。さっきまでは、ボールくんの声が聞こえてたんだけど」 慧音「私は別に、君のその繊細な感性までは否定していないつもりだ。 今は心を落ち着かせる事を第一に考えて、それから。また少しずつ感性は取り戻していけば良いさ」 アリス「そうね。私達には限られたとは言え、時間がある。これまでの自分では決して得る事の出来なかった技術。 これだけは、いいとこ取りをするのが合理的だもの」 合理的という、非合理の塊だったアリスさんからは考えられない価値観が示されたところで、 慧音先生による面談は一旦打ち切りとなった。 部屋を出て、慧音に一旦別れを告げたところで――アリスは鈴仙に対して、顔を赤らめて、 アリス「鈴仙。……今まで悪かったわね。本当に迷惑をかけたわ。もっとも、許して貰えればそれで済むとか、 そんな話じゃあないんだけれど。その上で、一つ、お願いしてもいいかしら。 ――私の、その。トモダチになって欲しいな、って……こと、なんだけど」
[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:09:24 ID:??? ――と、強がらず素直に想いの丈を告げた。 孤独に狂って暴走しても自分を見切らず、なんやかんや言いながらずっと面倒を見続けた鈴仙は、 全てを失った今のアリスにとって、誰よりも大事なトモダチだった。 鈴仙「……うん。もちろんよ」 アリス「……! あ、ありがと。……で、でも別に、嬉しくなんてないんだからねっ! あ、ち、違うの! ……ああ、やっぱりダメね、私。中々素直になれないって言うか……」 鈴仙「……(マジで変わり過ぎよねぇ……アリスさん、いやアリス。なんかちょっとだけ、 昔のアリスさんが懐かしくて勿体無いような、別に割とそうでもないような……)」 鈴仙は勿論、そんなアリスを拒む理由など全くないため快諾する。 ――若干、昔のアリスさんとの豹変っぷりに驚きを通り越して恐怖を覚えないでも無かったが。 アリス「あ! え、えっと……じゃあさ。私、トモダチらしくハンカチ落としとかしたいな……! 私、ずっとアレに憧れてたのよ。ほら、人形でやろうと思っても、アレ、自律的に動くトモダチがいないとできないし……!」 鈴仙「(あ、ちょっとだけいつものアリスさんだ!)」 常識的な言葉の節々に見える深い闇から、この眼前の可愛らしい少女は、 鈴仙の良く知るめんどくさいアリスさんである事が分かる。……今の鈴仙にとっては、とりあえずそれで充分だった。 *アリスさん……いやアリスが生まれ変わって常識的になりました。 *鈴仙はスキル・アリスとトモダチ(アリスにボールが渡った時、PL側で行動を選択できる)を習得しました。 *アリスとの絆ポイント(後で解説します)が+2されました。 *アリスがファンタジスタ系のフラグ・技を習得しずらくなりました。 (今後の訓練により、常識を残したまま、再びファンタジスタ方面に覚醒する事も可能です)
[146]森崎名無しさん:2018/02/24(土) 00:36:40 ID:??? アカン、アリスさんじゃないアリスに違和感が凄い
[147]森崎名無しさん:2018/02/24(土) 01:01:07 ID:??? 千年パズル与えてアリスとアリスさんとをスイッチできるようにしよう
[148]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:20:47 ID:??? −チュートリアル・絆ポイントについて− 夕食時よりも少しだけ早く居間に行ってみると、にとりが一心不乱に、 霞が持っているスカウターのような小型機器を弄っていた。 ピピピピ……ピピピピ……ウィ〜ン、カチャッ。 にとり「よし、できたァ!」 鈴仙「何が出来たのよ……」 にとり「げげ、人間!?」 鈴仙「人間じゃなくて玉兎だってば……。で、何してたのよ、にとり」 ある意味お約束なやりとりを交わしながら、鈴仙はにとりの隣に座る。 視力を喪って大分経ち、気配の察知術にも大分慣れて来た為に……いや。 機械狂とまで言える程のギークなにとりに何をしているかを問う事自体が愚問だったが、それでも一応聞いておく。 にとり「何って盟友。そりゃあ勿論、あっと驚く主婦の味方……的な?」 鈴仙「どうして私に聞くのよ……。勿体ぶらずに話せば良いのに」 にとり「かーっ! これだから女は分かっとらん! 発明のロマンをなぁ、語るにはなぁ、時間が幾らあっても足りんのだよ!」 にとりの態度は絵に描いたような機械オタク。空気を読む気すらなく、傲然とそう言い放つのだが――。 鈴仙「あんただって女の子でしょうが……。――そんなに勿体ぶるんなら、別に良いし。部屋に帰る」
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0ch BBS 2007-01-24