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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 00:09:24 ID:??? ――と、強がらず素直に想いの丈を告げた。 孤独に狂って暴走しても自分を見切らず、なんやかんや言いながらずっと面倒を見続けた鈴仙は、 全てを失った今のアリスにとって、誰よりも大事なトモダチだった。 鈴仙「……うん。もちろんよ」 アリス「……! あ、ありがと。……で、でも別に、嬉しくなんてないんだからねっ! あ、ち、違うの! ……ああ、やっぱりダメね、私。中々素直になれないって言うか……」 鈴仙「……(マジで変わり過ぎよねぇ……アリスさん、いやアリス。なんかちょっとだけ、 昔のアリスさんが懐かしくて勿体無いような、別に割とそうでもないような……)」 鈴仙は勿論、そんなアリスを拒む理由など全くないため快諾する。 ――若干、昔のアリスさんとの豹変っぷりに驚きを通り越して恐怖を覚えないでも無かったが。 アリス「あ! え、えっと……じゃあさ。私、トモダチらしくハンカチ落としとかしたいな……! 私、ずっとアレに憧れてたのよ。ほら、人形でやろうと思っても、アレ、自律的に動くトモダチがいないとできないし……!」 鈴仙「(あ、ちょっとだけいつものアリスさんだ!)」 常識的な言葉の節々に見える深い闇から、この眼前の可愛らしい少女は、 鈴仙の良く知るめんどくさいアリスさんである事が分かる。……今の鈴仙にとっては、とりあえずそれで充分だった。 *アリスさん……いやアリスが生まれ変わって常識的になりました。 *鈴仙はスキル・アリスとトモダチ(アリスにボールが渡った時、PL側で行動を選択できる)を習得しました。 *アリスとの絆ポイント(後で解説します)が+2されました。 *アリスがファンタジスタ系のフラグ・技を習得しずらくなりました。 (今後の訓練により、常識を残したまま、再びファンタジスタ方面に覚醒する事も可能です)
[146]森崎名無しさん:2018/02/24(土) 00:36:40 ID:??? アカン、アリスさんじゃないアリスに違和感が凄い
[147]森崎名無しさん:2018/02/24(土) 01:01:07 ID:??? 千年パズル与えてアリスとアリスさんとをスイッチできるようにしよう
[148]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:20:47 ID:??? −チュートリアル・絆ポイントについて− 夕食時よりも少しだけ早く居間に行ってみると、にとりが一心不乱に、 霞が持っているスカウターのような小型機器を弄っていた。 ピピピピ……ピピピピ……ウィ〜ン、カチャッ。 にとり「よし、できたァ!」 鈴仙「何が出来たのよ……」 にとり「げげ、人間!?」 鈴仙「人間じゃなくて玉兎だってば……。で、何してたのよ、にとり」 ある意味お約束なやりとりを交わしながら、鈴仙はにとりの隣に座る。 視力を喪って大分経ち、気配の察知術にも大分慣れて来た為に……いや。 機械狂とまで言える程のギークなにとりに何をしているかを問う事自体が愚問だったが、それでも一応聞いておく。 にとり「何って盟友。そりゃあ勿論、あっと驚く主婦の味方……的な?」 鈴仙「どうして私に聞くのよ……。勿体ぶらずに話せば良いのに」 にとり「かーっ! これだから女は分かっとらん! 発明のロマンをなぁ、語るにはなぁ、時間が幾らあっても足りんのだよ!」 にとりの態度は絵に描いたような機械オタク。空気を読む気すらなく、傲然とそう言い放つのだが――。 鈴仙「あんただって女の子でしょうが……。――そんなに勿体ぶるんなら、別に良いし。部屋に帰る」
[149]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:21:52 ID:??? にとり「そ、そんな事言わずに聞いておくれよぉ……! 私達盟友だろぉ……? ていうか折角頑張って作ったんだから、誰かに誉めて欲しかったんだよぉ……!!」 ――と、案外チョロいものだから、鈴仙も憎むに憎み切れないのだった。 鈴仙は結局、にとりの新装置の仕様について聞いてやる事にした。 にとり「良いか! 言っとくけどこの機械はマジでヤバい。霞だっけ、永遠亭のデータ兎から貸して貰ったスカウター。 こいつを改造して、しかも地霊殿の覚妖怪に監修して貰った傑作だぞ! やはり科学こそが。ひいてはそれを操る河童こそが、真に世界を支配するのだ! フゥーハハハァーー!!」 そうなるとにとりも再び強気に戻って偉そうに色々喋るのだが、アリスさんを経た鈴仙にとって、にとりなど実に可愛らしいものである。 やがて、にとりは鈴仙に手のひらサイズの機械――外の世界の携帯電話位の大きさで、表面の殆どは液晶画面で、 下に一つだけボタンがある装置を手渡して、 にとり「……ってなワケで。鈴仙、このボタンを押してみな。赤いヤツね」 鈴仙「真ん中下にあるおっきなヤツね。……爆発とかしないわよね?」 にとり「しないってばー! 自爆はここぞという時にしないと、ロマンが無いからね!」 にとりの謎なロマン論を聞く気までは無かったので、鈴仙は素直にボタンを押してやる。 すると、これまで真っ黒だった液晶画面が光って、以下のような画面が映し出された。
[150]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:23:00 ID:??? ------------------------------------------- ☆現在の各選手の絆ポイント(感情値)一覧☆ 名前 || 鈴仙 | −− ++ −− ++ 反町 || + 6 || 星 || + 6 || 佳歩 || 1 0 || パチェ..|| + 7 || アリス. || 1 2 || 静葉 || + 6 || てゐ || 1 3 || 慧音 || + 7 || お燐 || + 6 || 穣子 || + 6 || ナズ || + 5 || つか || + 7 || さと || + 5 || にと || + 5 || −− ++ −− ++ 総合 ||101 || ------------------- +5〜+15まであります。+5で全面的支持、+10で全面的信頼・相棒、+15で魂の相棒です。
[151]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:24:10 ID:??? 鈴仙「こ、この数値は……?」 にとり「おっ、これが出たって事は成功かな? でもおっかしいなー。+5が最大だと思ってたのに、 余裕でオーバーフローしてるぞー? −の数値も無いし……んー。んんーー……」 鈴仙の質問をよそにせず、にとりは液晶を後ろで覗き込みながら色々と唸っている。 それでも暫くして諦めたのか、きちんと説明をしてくれた。 にとり「うむ。これはズバリ! 鈴仙が他の仲間達と、どれだけ強い絆を築いているのかがわかる装置なんだ! 名付けて、『にとスコープ』! どうだっ、カッコいいネーミングセンスだろ!?」 鈴仙「はいはい、すごいすごい……って、ええーーっ!? 何そのヤバい機械!?!!?」 にとり「でしょでしょー! 古明地さとりもマジでびびってたよ! まあ、これも科学の勝利ってヤツかな? 敗北を知りたい」 キリッと決め顔をして胸を張るにとりだが、この数値がデタラメでなければ本当に凄い。 恐らくさとり辺りの協力を仰げば、この機械の正確性も容易に証明できるだろう。 いや――この発明狂の事だから、その程度のテストは既にやっているのかもしれない。 鈴仙「……でも。これって一体どうなったら良いの? 15ポイントまで行ったら良いって事?」
[152]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:25:35 ID:??? にとり「……本当の仕様だったら5ポイントがゴールなんだけど。 ま、そうさ。15ポイント以上は流石にもう上がらないからね。 でも言っとくけど、15ポイントまで行くのも充分に大変なんだからね? そういう意味じゃあ、【こんなポイント、今のままでも充分問題ない】し、 【よっぽどの事でもしない限りは、ポイントが減っていく事もない】だろうから、 別に放置しててもそんなモンかもしんないね。 でも。やっぱり、絆ポイントっていうだけあるし、高い方が良いのは当たり前だよ! 具体的には、【10ポイント】まで行ったら、鈴仙やあるいはそいつにとって良い事が起きるだろうし、 【15ポイント】まで行ったら、そいつはきっと、これまでの限界すら超えて強くなれるね!きっと、たぶん」 鈴仙「ふーん……」 にとり「……ってなワケで、機械のテスト宜しく頼むよ」 メタメタしい話に若干興味を失いかけた鈴仙に、……不意打ち的に、にとりはそう言った。
[153]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:27:47 ID:??? 鈴仙「へ?」 にとり「へ? じゃあないよ。だって、折角私が作ったんだよ? だからさ、鈴仙が使ってみてよ」 鈴仙「いやいや。あんたが自分で使いなさいよ。なんか気味悪いじゃん、自分の評価が分かる機械とか……」 にとり「でもこの機械、このチームのメンバーの、鈴仙に対する評価しか分からないんだよ? だったら、鈴仙が使うしかないじゃん」 鈴仙「なんでそんなに凄い発明なのに、そんなに使いどころがピンポイントなのよ……」 にとり「ま、ま。そんな細かい事は良いからさ。使ってよ使ってよ? はい渡したー渡したからね。んじゃ、また宜しくー!」 タッタッタ…… 鈴仙「あ、こら。待ちなさい!」 にとりは半ば押し付けるかのように鈴仙のポケットにその機械をねじ込ませると、 逃げるように居間からどこかへと消えてしまった。 鈴仙「……本当にマイペースな奴なんだから。全く……」 ――とはいえ。少し不気味である事には間違いないが、にとりの機械は今後の自分の行動決定の指針となりうる。 鈴仙はにとりを追いかける事もなく、その『にとスコープ』なる装置を手元にしまっておく事にした。 *鈴仙が『にとスコープ』を入手。仲間→鈴仙への感情値が『絆ポイント』という数値で目視可能となりました。 *絆ポイントは10ポイントで成長イベントが発生。15ポイントで限界突破イベントが発生し、 鈴仙や仲間の成長にとって大きな一員となります。 *絆ポイントは余程の事をしない限り下がりません。また、試合中の行動によって上下する事も原則ありません。 これからの自由行動フェイズなどで、上昇を狙っていく形となります。
[154]森崎名無しさん:2018/02/24(土) 01:30:19 ID:??? てゐ「13だと!? にとスコープの故障に決まっている!」
[155]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 01:57:27 ID:Vhhj8+c2 〜魔界生活3日目 仲間行動フェイズ〜 暫くすると、仲間達が居間に入ってきて夕食となった。(今日の夕食はさとりの作った 焼き鳥 と 金箔カステラ だった) それからすぐに夜は更けて、しかし二つの月が照らす魔界の夜は明るく、蒼白く仄かに光る草木が屋敷を照らす。 鈴仙は宣言通りアリスさん、いやアリスと二人でハンカチ落としをして遊んでいたのだが、 実はこの時も、自らの成長に向けて意気込む者がいた。それは――。 先着1名様で、 ★魔界の色々な設定は基本オリジナルです→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→魔界人W「いつもの3倍の回転を加えれば1200万パワーだーっ!」慧音「なにィ!?」慧音先生がプロレスしてた! ダイヤ→佳歩「(星さんに反町さん……ライバルは強力です!)」佳歩が鈴仙との2トップを目指して特訓していた。 ハート→星「(私はまだ弱い。もっともっと強くならないと……!)」星が秘密のトレーニングをしていた。 スペード→つかさ「(私にはまだまだ気合が足りません。もっと、熱くならないと……!)」つかさが根性に燃えていた。 クラブ→霞「(えーっと。各国サッカー協会の会長室に忍び込ませた盗聴テープによると……)」霞がデータを収集していた。
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0ch BBS 2007-01-24