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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[41]森崎名無しさん:2018/02/10(土) 01:08:20 ID:??? どんなにいいセービングしても1失点と自分のガッツ消費して必殺使ってマイボールにできなかった罪は重い 有罪
[42]森崎名無しさん:2018/02/10(土) 02:18:23 ID:??? 乙でした 自爆はともかくセービングは大分頑張ったと思うなぁ、自爆はともかく 個人的には下記が直近の課題かなーと ・アリスさんの暴走癖をどうにかしないと一生友達が出来ない…もとい中盤に配置しにくい ・慧音先生のブロックがイマイチ信頼性が無いので鍛えたい ・キーパーがさとり一人しかいないのでなんとかしないと…くっ、にとりさえ生きていれば
[43]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/11(日) 13:19:09 ID:??? だらだらしてたら一日半経過していました…(滝汗) 夕方〜夜くらいから更新再開したいです。先に頂いたコメントだけお返しします。 >>39 乙ありがとうございます。でえじょうぶだ、ドラゴンスフィアで皆生き返る!(ネタバレ) >>40 試合全体というよりは、各キャラごとの強みと課題を簡単にピックアップして、 今後の自由行動や練習の方針を示したいと思ってます。 にとりは犠牲になったのだ… >>41 にとりも今ごろ地獄で悔いていると思うので、許してあげてください。 >>42 乙ありがとうございます。さとりとにとりは本編の若林と森崎みたいで、 さとりは手堅く確実に守れる(特にPA内)反面、敵の主砲相手には力不足であり、 にとりは体力に難があって危なっかしい反面、にとりじゃないと防げないシュートがある、 という風に差別化出来てると思います。 諸課題については、ゲーム上でもある程度提示して、その中でどれを優先していくか、 投票の時迷って頂ければいいな、と思ってます。にとりは……でぇじょうぶだ(ry
[44]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/12(月) 00:31:27 ID:??? 僅か15分ハーフ、30分間のみの紅白戦。それでも鈴仙達は全力を尽くした。 だから、試合終了の合図を出しても、一同は暫く動かず、その場で息を切らす者が殆どだった。 コーチ「……何も喋らんくてもいいし、輪っかになって体育座りして、 ミーティングなんてこともするつもりは無いゾイ。ただ――分かるモンは分かったんじゃないか? ワシがなぜ、今ここで紅白戦をやろうと。そう言った理由がのう……グヒョヒョ」 そんな彼らを尻目に、コーチはすっかり普段のボケ老人モードに切り替わったようで、 どこから引っ張り出したのか、虎の子のエロ本を面前と開いてニヤニヤと笑いながら、 一人背中を向けて、鈴仙達の拠点である魔界の邸宅――通称”聖屋敷”の方向へと戻っていった。 パチュリー「ぜぇ、ぜぇ……。とりあえず、最低限の体力だけは回復させましょうか」 喘息の発作が収まったパチュリーは、よろりと立ち上がると地面に簡易的な魔法陣を引いて、 数秒間の詠唱を終えると、周囲には白い光が沸き上がり――。 反町「あ、あれ。疲れが取れたような……?」 てゐ「す、すっげ〜。お師匠様のクスリみたいだ……」 アリスさん「こ、こんな魔法……私には使えないわ……」 一同は僅かに回復した様子で、パチュリーに続いて立ち上がる。
[45]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/12(月) 00:35:43 ID:??? 鈴仙「こんな便利な魔法があるんだったら、ハーフタイムとかでも使えば、 後半戦もブイブイ行けるんじゃないですか……?」 パチュリー「……私は、回復魔法は得意じゃないのよ。自分の喘息を鎮める為だけの、 『フォトシンセシス』だって、発動には充分な準備が必要だったもの。 この魔法は精々、皆が落ち着いた状態で自分の限界と、今後の課題に向き合える程度の。 その最低限度の体力を吹き込んだだけに過ぎないわ」 鈴仙「そ、そうっすか……(確かに、『フォトシンセシス』の為には、私も色々と材料探しに協力してたっけ。 あの時は遥々無縁塚まで行って、大変だったけど。それが今に結びついていると思うと、 ちょっとだけ感慨深いわね……。思えば、遠い所まで来たもんだわ)」 パチュリー「まあ。とりあえずは一旦帰りましょうか……(なんか、忘れてるような気がするけど)」 鈴仙「そうですね……(なんか割と重大な事を忘れてる気がするけど。誰も話さないし大丈夫かな……)」 目こそ見えないが、空気で自分が今、幻想郷から、ブラジルからも、遠く遠く離れた場所に来た事がわかる。 同じくある程度持ち直した鈴仙は、パチュリーに手を取って貰い、何かを忘れたような気が拭えないまま、 帰りの身支度を始めていたのだが。そんな時、霞がスカウターを外しながらパチュリーの下へと駆け寄ってくる。 霞「あ、パチュリーさん。これ、試合前にお願いされてたデータです。 試合に参加しながらなので大変でしたけど、全員分ムダ無く取れたと思います!」 パチュリー「そう。ありがとう。……貴女は小悪魔よりも数倍優秀ね。 この戦いが終わったら、紅魔館の図書館で働く気はないかしら」 霞「あ、いえ。それはご遠慮しときます……」 鈴仙「そりゃそうですよ。霞程優秀な子は他に居ないんですから(霞程ぶっ飛んでる子も、そう居ないけどね……)」
[46]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/12(月) 00:37:44 ID:??? 話を聞くと、霞はコーチとパチュリーの命を受け、試合中リアルタイムに、 各選手のデータと傾向を分析しながら試合に臨んでいたようだ。 霞は少しだけばつの悪そうな表情で色々な事を話してくれた。 霞「コーチは言ってました。これから魔界カップ。ひいては『幻想スーパーJr.ユース大会』まで、 私達に残された時間はそう多くない。そのため、鍛えるべき分野を可視化・細分化し。 ピンポイントで伸ばしていく事が必要になるだろう……と。それは、パチュリーさんも私も同意見でした。 ですが、具体的に皆さんがどんな強みと課題を持っていて、どこまで伸びる余地があるのか。 そこの根拠となるデータが足りなかったんです。それで……」 鈴仙「成程。それで、まずは紅白戦をやるって流れになったワケね。 私達の長所と短所を浮き彫りにしてから、長所の特化と短所の克服に効率よく時間を割いて行くと」 パチュリー「……そうよ。貴女もサンパウロとの戦いで身に染みて実感していると思うけれど。 今の私達は世界で充分戦える。しかし――今のままでは”戦える”だけで終わるでしょうね。 世界で”勝つ”には。世界の強豪相手を超えるには、もうワンランク上に成長する必要がある」 パチュリーは静かにそう言って天を仰ぐ。 彼女自身もまた、大空翼という才能に敵わず敗北した事実が、重くのしかかっている様子に見えた。
[47]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/12(月) 00:53:39 ID:??? ……と、言ったところで中途半端かつ短いですが今日はここまでにします。 本当はもう少し色々各キャラの講評を入れようと思いましたが、 紅白戦中でもされてますし、今後のイベントでも描写すると思うので、流石にくどいかな、と思い至りました(汗) 次回はにとりが復活して、簡単に今後の流れを説明して、それで練習フェイズに入っていければ、と思っています。
[48]森崎名無しさん:2018/02/12(月) 01:55:22 ID:??? 乙でした パチェさんが凄い有能でまともに見える いや、実際そうなんだろうけど凄い違和感がね
[49]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/13(火) 00:17:44 ID:??? ――と。ここまでは割と真剣ながらも和やかな雰囲気で来ていた一行だったが。 鈴仙「さ、あんたもいつまでも突っ立ってないで帰るわよ、にとり!」 鈴仙が、ゴール前で立ち尽くすにとりの背中をドンと小突いたところで、彼らは異変に気付いた。 にとり「」 ユラリ……バタンッ! 鈴仙「えっ!? ちょ、ちょっと大丈夫!? ……!? ――し、死んでる……!!」 そう。多くの者は敢えて気付かないフリをしていたのだが……。 にとりは、先の紅白戦で全エネルギーを出しつくしてしまった結果、生命活動を停止――死んだのだ。 鈴仙「だ、誰かAED持ってない!? 今から人口呼吸と心臓マッサージするから手伝って!」 そう周囲に助けを求めるが、内心では分かっていた。彼女は既に死後硬直が始まっている。 思えば、先の紅白戦でのミラクルセーブを起こした時点で、にとりは既に死んでいたのだ。 鈴仙「そんな……そんなぁ……!」 永遠亭に所属する鈴仙は、親しい者の死別という感覚が希薄であった。 というのも仕方がない事で、まず永琳も輝夜も蓬莱の薬を飲んだいわゆる”蓬莱人”であり、老いることも死ぬこともない。 輝夜あたりは良く死んだり妹紅に殺されたりしてるが、どうせすぐ生き返るし割とどうでも良い。 また、てゐは不老不死ではないがとてつも無い長命を自負しており、殺しても死なない感じである。 だから――鈴仙はにとりが試合中に死亡した事について鈍感になっており。 今こうして、にとりがもう二度と戻ってこないと知って、思い切り崩れてしまった。 (死後硬直について解説していた気がするが、普段輝夜や妹紅が死んでから生き返る姿を見ているが故に、 死後硬直=死、に結びつかなかったのだろう。たぶん……)
[50]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/13(火) 00:19:00 ID:??? 佳歩「あまりお話できませんけれど。惜しい人を亡くしました……」 つかさ「彼女はきっと、『ゴールを守る』という自らの仕事を、愚直に、どこまでも律儀にこなしたのだと思います。 その結果が、自らの命を落とす事になろうとも……」 てゐ「全く、誰もかれもが、死にたがり過ぎなんだよ……! 仕事で死ぬくらいなら、 仕事なんてやめてしまえばよかったのに。誰に後ろ指指されようとも、生きてるだけで充分立派なんだよ……!」 パチュリー「私は賢者だけど、蘇生魔法はまだ使えない……。今こそ、自分の無力さを呪った事はないわ」 アリスさん「(私も死ねば、こうやって色々と言われるのかな。アリスさんは生前こんな奴だったとか……) そんなのいやだ。――私は過去形にされるのはごめんだからな!!?!?!」 穣子「うわっ!? どうしたのアリスさん突然っ!?」 その様子に気付いた仲間達も、にとりの死体に群がってそれぞれに惜しむ声を上げる。 マイペースで自分勝手な癖して臆病者で。だけど、根は誰よりも真面目で一生懸命なにとりは、 決して皆からも蔑ろにはされていない。誰もが、彼女の事が好きだった――。 お燐「好きだったら、もっと早く人命救助すればよかったんじゃあ……ムググ」 さとり「お燐の気持ちは分かります。ですが今は、なんか、こう……そんな正論は赦されない場面なのです……」 慧音「(ルナティックスに居た頃は、そんな場面が日常的だったな……。ただ、姫君や妹紅と違って、 にとりは死んだら終わりだと思うが……。でも、それすらも何とかなるような気すらしてくるのが、不思議だ……)」 ――一部の者はもう少し冷静だったが、とにかく、多くのメンバーは仲間の死に直面して恐慌し、そして深い悲しみを見せていた。
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0ch BBS 2007-01-24