※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[445]森崎名無しさん:2018/03/25(日) 15:59:34 ID:pZ3/Zcnw にとり、ナズーリン
[446]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/25(日) 21:25:03 ID:kPTPIhvQ >にとり、ナズーリン 鈴仙はにとりとナズーリンに声をかけた。 元来より親愛の情を抱いてくれているナズーリンはそれに快く応じてくれて、 にとりは「えー、折角引き籠って発明しようと思ったのにー」と文句を言いつつも、 なんだかんだで義理堅くついて来てくれた。 にとり「んでさ、この天才発明家の頭脳が入り用って事は、何か重大事件が起きたって事で良いかい? 地球上からキュウリが絶滅しつつあるとか」 鈴仙「地味に重大だけど地味になんとかなりそうな事件ね……それ」 ナズーリン「私としては、地球上からチーズが消えた時の方が深刻だな。 そうなった暁には、怒りの余り、鼠を介した疫病を世界中に伝播させてしまうかもしれない」 鈴仙「そっちの方が普通に重大事件よっ!?」 なんとなく気の抜けた軽口を叩き合いながら、三人は集まって雑談に耽る。 その中で、鈴仙が出した話題とは……。 A:にとりとナズーリンのサッカーでの伸ばしたい点や悩みについて聞いてみる。 B:にとりとナズーリンの日常での悩み事について聞いてみる。 C:鈴仙の悩み事について相談してみる。 D:来たるイングランド戦について相談してみる。 E:魔界地方都市をブラつきつつ雑談に興じる。 F:にとりの発明品を見せてもらう。 G:ナズーリンの能力を利用して、法界近辺の宝さがしをしてみる。 H:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[447]森崎名無しさん:2018/03/25(日) 21:33:40 ID:rksgOVrA F
[448]森崎名無しさん:2018/03/25(日) 21:41:32 ID:g6Rkv6FY F
[449]森崎名無しさん:2018/03/25(日) 22:45:25 ID:??? チーズときゅうりって相性良いよね
[450]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/25(日) 23:09:33 ID:kPTPIhvQ F:にとりの発明品を見せてもらう。 にとり「おっ! 見ちゃう! 神の叡智見ちゃう!? 十二番目の理論知っちゃう!?」 鈴仙「何を言ってるのか意味不明だけど、嬉しそうで助かるわ…」 鈴仙がふとそう提案したところ、にとりはノリノリで受け入れてくれた。 ナズーリン「しかし、改めて疑問に思うが。君は一体どこでそんな発明をしているんだい? 幸いにも私達の私室には、君の発明は浸食していないのだけど」 ナズーリンはそう訝しむ。彼女と星は、メキシコで共に修行した縁もあってにとりとは特に仲が良く、 この魔界生活においても部屋を共有していた。 にとり「あ、そっか。そういやまだ誰にも言ってなかったっけ。 そんなら良いさ、お前達二人をとっくべっつに! 我がラボにご招待してあげようじゃないかァ!」 鈴仙「ラボって……。そんな科学的な施設、この辺にあったかしら」 にとり「ま、ま。ついて来なついて来な!」 こうして誰からに聞かれる事を心待ちにしていたのだろうか、 ウキウキ気分でにとりは鈴仙とナズーリンをラボに案内してくれることとなった。 洋風ファンタジー世界に聳え立つ和風屋敷の玄関を出ると、三人はそのまま門の外に――は、出ず。 永遠亭のと比べるとこじんまりとして掃除の行き届かない屋敷の庭園を横断して――。
[451]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/25(日) 23:11:16 ID:kPTPIhvQ にとり「ここ、ここ」 一見すると古びた、しかしちょっとした蔵くらいの大きさはある納戸に辿り着いた。 にとりがガラリと引き戸を開けると、油や塗料のにおいが鼻をつく。 彼女は勝手知ったる雰囲気で納戸に入り、照明スイッチらしき物を押したところ。 鈴仙「……ガラクタだらけね。掃除したら?」 にとり「開口一番の感想がそれ!? もっと科学への高揚感とか醸し出そうよっ!?」 ……そこには納戸に本来あるべきであろう荷物は隅に追いやられ、 代わりに無数のねじ、ボルト、モーター、エンジン……機械類が散乱していた。 ナズーリン「妖術を使えば、機械など不要だろうに。河童の嗜好は良く分からないね」 にとり「あーいやだねー! そーいう合理論で片づけるヤツ! いいかい! 機械はさ……えっと、カッコ良いんだよ! 魔法とか妖術とか法力とか、そんなんは時代遅れ! 我々河童はメカで世界を支配するのさ!」 にとりの主張の是非はおいといて、確かに納戸もといラボは興味深いと言えば興味深かった。 幻想郷ではおよそ関わり合いがなく、魔法が発達した魔界でも同様で、 外の世界では良く見かけたような機械――を、模倣したような物品が無数に転がっている。 もしもこれがにとりの独力で再現し作ったのであれば、彼女の技術力はどうして侮れない。 にとり「んっふっふ〜。さーぁどうかな我がラボメンよ! そろそろ科学の万能性に気付いたのではないかなァ?」 ナズーリン「どうやら、ここに入った時点で私達は勝手にラボメンバー扱いされざるを得ないようだな……」 ナズーリンは観念した様子で、しかし彼女もまた無縁塚に居を構えて良く宝さがしをしているからか、 中の機械類には全く食指が湧かない、という訳ではなさそうだった。 そしてそれは、月の科学を知る鈴仙も同様であったため。
[452]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/25(日) 23:12:20 ID:kPTPIhvQ にとり「さあ! この辺りでそろそろ私の最新発明品のお披露目といこうか!」 にとりも遠慮なく(誰が相手でも遠慮なかったと思うけど)、鈴仙達に発明品を見せつけてくれた。 その発明品とは――。 先着1名様で、 ★魔界ガジェット研究所→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→メカニトリ「ヨロシク ヨロシク」鈴仙「メカだったー!?」 ダイヤ→にとり「スーパートレーニングウェア〜」鈴仙「普通にすごそう!」 ハート→にとり「感情コントローラ〜」鈴仙「(地味にヤバい発明な気がする…)」 スペード→にとり「全自動チーズ製造機〜」ナズーリン「素晴らしい! これは世紀の発明だよ…!」 クラブ→にとり「全自動キュウリの皮むき機〜」ナズーリン「あっと驚く主婦の味方だな…」 クラブA→にとり「魔界破壊爆弾〜」その日、魔界は消滅した。
[453]森崎名無しさん:2018/03/25(日) 23:15:23 ID:??? ★魔界ガジェット研究所→ クラブ9 ★
[454]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/26(月) 00:03:13 ID:e13Ujbso ★魔界ガジェット研究所→ クラブ9 ★ クラブ→にとり「全自動キュウリの皮むき機〜」ナズーリン「あっと驚く主婦の味方だな…」 機械類が散乱するラボの中に、丁重に鎮座する大型機械が一つ。 鈴仙「これは……?」 にとり「おっ! お目が高いねぇ、盟友! そう。これこそが、私の最新発明品! 世界を変革し、摂理すら凌駕する伝説の――」 ナズーリン「……で。一体何なんだい、これは」 にとり「むぅ。つ、冷たいじゃないか、我が助手よぉ……」 ナズーリン「誰が助手だ!」 一々大袈裟なにとりに対してナズーリンは冷たいが、当のにとりも言葉程は傷ついている感じはない。 恐らくはこれが彼女達なりのコミュニケーション形式なのだろう。 やがてすぐに、にとりは咳払いして、 にとり「で、これが我がラボが誇る最新発明品! 名付けて!! ”全自動キュウリの皮むき機”だァッ! どーだ、参ったか!!」 ナズーリン「…………」 鈴仙「……え? それだけ?」 と、小柄な身体に相応しい、小さく可愛らしい胸を張るのだが、その反応は全く芳しくない。
[455]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/26(月) 00:04:30 ID:e13Ujbso にとり「え?? な、なんだよぉお前ら。この私の発明が凄くないのかぁ……?」 じわりと目に涙を浮かべながらそうにじり寄るにとりだが、 泣き落とし(主にてゐの嘘泣き作戦)には慣れている鈴仙は動じない。 鈴仙「え。うん。だって……え? キュウリの皮を剥いて、え……それだけ? なんかちょっとしたスーパーコンピューターみたいな機械なのに?」 月においても機械工学は盛んである。そのため、こうした大型の演算機械は見覚えはあったのだが、 その用途は大体、鈴仙などには意味の分からない深淵な研究の為に使われるものであり、 キュウリの皮むきなど、逆の意味で意味の分からない目的に使われる事は断じてない。 にとり「く、くそっ……いいか! まず、この機械のお蔭で……お蔭でなぁ! きゅうりのあんかけを作るとき、ダシの味がしっかり入って美味しくなるんだよ!!」 鈴仙「あ、それはちょっと良いかも。姫様とか喜びそう」 ナズーリン「君は何を関心しているんだ……」 のんきな鈴仙は少しだけ関心しかけるが、ナズーリンの評価は極めて冷淡である。 そしてそれに自ら追い打ちをかけるように、 にとり「よ、ようし! そんなら実践と行こうじゃないか! まずはこの投入口にきゅうりを入れて。 剥き方を選択して……。そこから3日待ちます」 鈴仙「待てるかァ!?」 にとり「ひゅ、ひゅぃい!? で、でもこれ一回きゅうりを入れたら、出来るまで取り出せないんだよ!?」 ナズーリン「使い勝手があまりにも悪すぎる……」 自らの発明品の欠陥を自ら露呈させていくスタイル。だが、この程度で終わらないのがにとりクオリティである。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24