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【神話に】鈴仙奮闘記44【挑むもの】
[353]◆85KeWZMVkQ :2018/09/04(火) 20:38:53 ID:??? 台風に吹っ飛ばされて負傷しました……(ごく軽傷ですが) 今日はお休みします。
[354]森崎名無しさん:2018/09/04(火) 21:05:46 ID:??? ※ぶっとびカウンターが1上がりました 冗談はさておきお大事に
[355]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/07(金) 00:16:35 ID:??? C:「さとりとお燐とは知り合いなの? 二人ともイングランドで修行してたらしいけど」さとり達の話題を振る。 ロブソン「ああ、彼女達の事なら知っている。最も、深い付き合いはなかったがな」 ロブソンは饒舌にもそう口を開いた。 ロブソン「読心の精神科医兼探偵、サトリーヌだったか。難事件を解決したとかで、一時はニュースにもなっていたぞ」 鈴仙「へー(さとりさん達、そんな事してたんだ……)」 ロブソン「悪名高い連続死体盗難事件の犯人を見事な手腕で捕まえたんだが……。 まさか、犯人が今日の試合に出て来るとは思わなかったな。更生の効果を狙ってサッカーを始めさせたのか?」 鈴仙「ん? それって……」 お燐「ギク」 鈴仙「(今、敢えて追及するのはやめとこう……疲れそうだし)」 悪名高い連続死体盗難事件の犯人……一体何焔猫燐なんだろうか。 僅かなミステリーを残したまま、鈴仙はロブソンとの短い交流を終えるのだった。
[356]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/07(金) 00:18:20 ID:??? *** 魅魔「成程ね。まあ、流石にイングランド程度には勝って貰わんと困るか」 そして観客席から、鈴仙達の戦いの一部始終を見守る者が居た。 かつてのプロジェクト・カウンターハクレイ――鈴仙達リトルウイングズの監督を務める予定だった悪霊・魅魔。 彼女は鈴仙達のリオカップ敗退を機にリトルウイングズを切り捨て、魔界ユースを結成し、 次善の策として、八雲紫が率いる全幻想郷選抜代表と戦う為の戦力を集めていた。 夢美「フィールダー総合力、3,767……ニネー指数を加えて再計算すると5,027か。 現段階でも、イタリア並の力は持ってるみたいね」 また、彼女の隣には赤髪の少女――かつてヒューガーに協力して幻想郷へと渡る技術を授けた、 岡崎夢美も同席していた。彼女もまた、プロジェクト・カウンターハクレイ側の先兵として、 裏方で各種データの収集を行っていた。 魅魔「“我々や八雲紫等による介入発生しなかった場合の”イタリア代表並――の間違いだろう? 現に、今日のイングランド戦にはリチャードが出場していた。あれは、幻想郷側の介入が無ければ 小学校でサッカーを諦め、催眠術師となっていた筈なんだ。 また、幻想郷に溜め込まれた魔素が、境界の破壊に伴って世界全体に広まったせいで、 ロブソンのように元々人外の素質を持った人間が、その真なる才能に目覚めようとしている」 しかし、今回の異変を知り、世界中を巡って見分を集めた魅魔からしては夢美のデータは充分ではない。 何故なら現在進行形で、既知のデータから乖離した状況が世界各地で発生しつつあるからだ。 魅魔「確かに、リトルウイングズは強いが……この程度の強さでは、更に強くなった世界には勝てんよ」 それゆえ、彼女は冷酷に。しかし一方で正確に、そう結論付けた。
[357]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/07(金) 00:26:06 ID:??? 魅魔「――全ては、魔界カップが始まれば分かる。あたし達魔界ユースは勿論のこと、 リトルウイングズが初戦で戦うチームもまた、世界屈指の実力を持つチームなんだ。 お前さんもビデオで確認しただろう?」 夢美「そうね。彼女達の実力は、東西が併合したドイツ級……いや、もしかしたらそれ以上かもしれない。 データを突合するまでもなく、あのチームの実力はイングランドを遥かに超える事は間違いないわ」 魅魔「そういう事だ。奴らがこの勝利で驕りたかぶればそこまで。 この勝利で課題を見つけ、更なる成長を志すのであれば、あるいは――」 魅魔はそこまで言って、言葉を切った。隣の夢美の元に走り寄る少女の影が見えたからだ。 ちゆり「ご主人様! 大ニュース! 大ニュースなんだぜ!」 夢美「ちゆり……あんたには『ハイパーカンピオーネ』側の諜報を命じた筈でしょう」 魅魔達『プロジェクト・カウンターハクレイ』は、八雲紫及び一部の妖怪による幻想郷支配に疑問を抱く者達による連合である。 しかし、この両者の戦いを水面下で傍観し、漁夫の利を得ようとしている集団がいる――それが今挙げられた、 『ハイパーカンピオーネ』――現世に復活した聖人・豊聡耳神子が率いる結社だ。 彼女達は基本的に表舞台に出ず、その目的も、正体も依然謎に包まれていたが ……今やって来た夢美の助手である北白河ちゆりの報告は、『ハイパーカンピオーネ』側が、大きな一手を打った事を示していた。 ちゆり「豊聡耳神子が動きました。あいつ、自分の配下やら面霊気やらを使って、……秘神の力を得たようです」
[358]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/07(金) 00:29:46 ID:??? …と、言ったところで今日はここまでにします。 >>352 乙ありがとうございます! >>354 ご心配ありがとうございます。昨日まで打身の痛みがひどかったですが、今日は大分良くなりました。 リアル吹っ飛びを体感できたという意味では良かったですね…これからはにとりに優しくしたいと思います (吹っ飛び描写を濃密にしないとは言ってない)
[359]森崎名無しさん:2018/09/07(金) 00:36:16 ID:??? 前々から幻想郷の外にもやたら人外が多いとは思っていたけどまさか理由があったとは…… 乙でした
[360]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/08(土) 15:24:00 ID:tqpzT/YE >>359 乙ありがとうございます。 幻想郷と外界を隔てる境界が無くなった影響ですね。外界と幻想郷の区別は無くなりつつあります。 スウェーデンはそんな設定関係なくトンデモですが。
[361]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/08(土) 15:25:46 ID:tqpzT/YE 〜イタリア・山奥の塔〜 霊峰モンテ・ローザの中腹に位置する古びた館。 その中央には高さ829メートルもの超高層の尖塔が建てられている。 今や歴史にすら残されていない、古代人によるロストテクノロジーの産物であるその塔の頂上で、 秘神降臨の儀式を終えた豊聡耳神子は唇を歪めた。 神子「(これが。後戸の神であり、障碍の神であり、能楽の神であり、宿神であり、星神であり。 ……八雲紫の盟友として、幻想郷を創りし賢者の秘儀)」 神子は身体に力を籠め、自らの肉体を改めて確認する。 外見は変わっていないが、その中身はこれまでの自分と比べても明らかに異なる。 全知全能に近いまでの叡智。天空に輝ける星々からの加護。そしてその全てを意のままに制御できる力。 青娥「なるほど。これがマタラの御力というものなのですね。 只でさえ賢者に匹敵する力と才能を持った太子様でしたが。 今はもはやそれをも超えて――唯一神にも等しき偉大さと畏れを感じさせますわ」 神子「世辞は要らぬ。……ただでさえ、この圧倒的な力を前に、震えているのだから」 普段では決して見せない弱気な言葉を従者に投げかけながら、神子はふう、と儀式場から離れた場所にある椅子に座る。 神子「聖徳太子時代の我が配下であった秦河勝。国を乱す新興宗教の一団を単騎で制圧した時に、奴に宿させた力だ。 元々、当てはあったとはいえ――これは手間がかかる。敵に勘付かれぬよう振る舞う必要があったが……。 結果として、上手く行ったと言えようか」 彼女はそう独り言ちる。 幻想郷の動乱に乗じて、人間を中心とした社会を築き上げる為の一連の計画は概ね順調に進んでいる。 旧体制の支配者である八雲紫は『プロジェクト・カウンターハクレイ』潰しに躍起となっており、 むしろ人里の人間の不満封じとして、神子による統治を追認している体たらく。 また、『プロジェクト・カウンターハクレイ』側も未だ一枚岩では無いようで、紫率いる全幻想郷選抜代表を抑えうる勢力にはなっていない。 そんな中で、『ハイパーカンピオーネ』――神子を中心とした幻想郷乗っ取り計画は、ほぼ放置されてきた。
[362]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/09/08(土) 15:30:17 ID:tqpzT/YE 青娥「秦河勝が作った面の付喪神――秦こころを手中に収めたのは大きかったですわね。 彼女の存在が、太子様とマタラ神との良好なパスとなってくれました」 神子「それを言うならば、布都と屠自古にも感謝せねばなるまい。儀式に要する二童子の役を、二人はよく勤めてくれた」 今彼女達が名前を挙げた三者は、既に塔の一階で休ませている。……それだけに、負担が大きかったからだ。 命や存在にこそ別状はないにせよ、暫くはサッカーのような激しい運動はできないだろう。 だが、それでも問題ない。今の神子はもはや、彼女達の助力など必要ない。 聡明である神子は、自らがそれ程圧倒的な存在と成った事を、冷静かつ客観的に認識していた。 青娥「儀式の地を、ここイタリアにしたのも良い選択でした。日本国内では、流石に八雲紫も黙っていなかったでしょうから。 ここでは魔界を本拠地とする『プロジェクト・カウンターハクレイ』の眼にも付きませんし」 儀式の立会人としてこの場を選び、様々な呪術的なセッティングをしたのは神子の後見人を自称する邪仙・霍青娥。 彼女は終始温厚な貴婦人の如き優雅な笑みを称えながら、今日の儀式の成功を祝いながら、窓から見える星々を指さす。 青娥「マタラ神は本来、北斗七星の傍らで輝くアルコルを依り代とすべきでしたが。 今日は……ほら。あの、一番綺麗に、赤く輝いている星。プレイアデスの四女星。 ――“アルシオン”が、強い影響を与えたようです」 神子「そうか――ならば私もこれからは、そう名乗るとしよう」 短い休息を終え、彼女達は次の目的へと向かって動き出す。 イタリアを回ったのは儀式の為だけではない。 『ハイパーカンピオーネ』の一員として共に戦うべき、素晴らしい素質を持った人間を選抜し手中に入れる為でもある。 かつて彼女が岬太郎や魂魄妖夢を用済みとしたように。 目的を遂行する為に必要な人員は、厳しく、冷酷に選ばなければならない。 神子「全ては、遍く人間の平和と安寧の為。私は喜んでこの身を投げ出し、星となろうではないか」 神子は――いや。“アルシオン”は、その次の一歩を踏み出した。
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0ch BBS 2007-01-24