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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[211]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:29:19 ID:kpfY5ppE 敵3人がまさに奪い取らんとした瞬間、少女から咆哮が響く。 クレベーユ「ぐわっ!」 セルビー「どべえっ!」 デュイソン「ぐわああっ!」 次の瞬間、彼らは空を飛んでいた。 タックルに向かった足が、ドリブラーの勢いに負けて吹き飛ぶ。サッカーでは相当な破壊力を持つ選手しかできない荒業が、 相手より2周りも小さい少女によって引き起こされているのだ! 「「な、なにィィィィィッ!!」」 敵味方揃って驚愕する。そして今相対している敵側は、そのまま呆然としている訳にはいかない。 テナルディエ「野郎ども後に続け!固めてツブすんだ!(なんなんだ、あの女は!)」 フランス人学校メンバー「「「「「「お、おう!!」」」」」」 女にはなんとしても負けられないと、火のような勢いで攻めかかってくる。だが倍以上の相手が向かってきても、 今の聖薇は顔色さえ変えず、世間話を交えながら襲い返してきたのだった。
[212]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:30:40 ID:kpfY5ppE 聖薇?「昔を思い出すねえ」 テナルディエ「ぐわっ!」 一番槍のテナルディエがFW達に続き宙を舞う。 聖薇?「青葉台のうらなり達がこうして球けりしてたもんだ」 フォンテーヌ「どわっ!」 モンモランシー「げえっ!」 続くMF2人は苦も無く薙ぎ払われる。 聖薇?「俺も少しはやっとけばよかったぜ、なんせ」 ドレセーヌ「う、うそおおおおおっ!?」 ブリュイ「いってえええっ!」 捨て身で飛びかかったDF2人の勇気は報われず、 聖薇?「ボール越しなら相手を殺してもノー・プロブレムだからよ!」 ブーアン「ぶあっ!」 マルタン「ごぶはあああっ!」 残り2人はボロ屑のように吹っ飛ばされた。
[213]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:35:04 ID:kpfY5ppE 聖薇?「最後は、たしかキーパーっていうんだったか?そこのキーパーさんよ、 か弱い乙女からのプレゼント、受け取ってくれな!」 ギャロス「ふ、ふざけんな!キサマなんかに……」 聖薇?「言い忘れたが、返送不可だ、行くぜ!」 ドクン! 岬「(な、なんだこの感じは!?)」 バギュウウウウンッ! 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。 ★聖薇? ????シュート(仮) 19(!card) +(!dice + !dice)=★ ★ギャロス パンチング 17(!card) +(!dice + !dice)=★ カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。 MAX【攻撃側】−MAX【GK側】 ≧2→聖薇?の????シュート(仮)がゴールに突き刺さる! =1、0、−1→ギャロスさん、かろうじて弾く! ≦−2→ギャロスさんが何とかゴールを守った! 【補足・補正・備考】 聖薇?:????シュートは吹飛係数2
[214]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:37:52 ID:kpfY5ppE 聖薇さんと思われる人がまさかの必殺シュート!ギャロスさんは果たして防げるか、 といった所で、本日はここまでといたします。 それにしても、なんという超展開。ただ、私としては聖薇さんをこの物語で活かしていくために どうしても入れたかった箇所であって、きょうこうやって描き切れて、とても充実しています。 シルキーズも、まさか彼女がこんな描写をされるとは夢にも思わなかっただろうな。
[215]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:16:48 ID:??? ★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=★
[216]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:18:17 ID:??? ★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=★
[217]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/01(日) 23:08:04 ID:JeigxNdc 済みません、今週は休ませてください。
[218]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:37:10 ID:+QTjfhOA ★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=29★ ★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=25★ ≧2→聖薇?の????シュートがゴールに突き刺さる! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 聖薇?「おらあああっ!」 雄叫びを供として撃ちだされた。 ギャアアアアアッ!! 細い身なりの少女が放ったとは思えない轟音と威圧に、臆せず飛びかかるギャロスの姿は勇壮だ。 だが、それでも駄目だった。 ギャロス「ぐわああああっ!」 全力のダイビングも敵わず、小石のように弾け飛び、 バサアアアアアアアッ! 紙切れを切り裂くように、あっさりゴールネットを突き破ってしまった。 聖薇?「ヒューッ、久しぶりの運動はスッとするねえ」
[219]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:38:17 ID:+QTjfhOA あずみ「そ、そんな、あたし達があれだけ苦労した、あいつらが……」 あずみちゃんの声が震えている。ただの口うるさい女だと思っていたら、自分以上の強力なシュートを撃つなんて。 そんな心の声が聞こえてきそうになる程、あまりの出来事に撃ちのめされているようだった。 そんなクラスメイトの動揺など聖薇らしき少女は一向に気にせず、皮肉げにフッと笑いながら、つぶやく。 聖薇?「お嬢様のおカラダじゃどうなるかと思いきや、案外うまく行くもんだ。 これだけやれば、奴らも身の程をわきまえるってもんよ……」 勝ち誇った言葉を口にする。だが、その両脚はピクピク震えはじめていた。マズい。 彼女に向かって走り出す。視線がこちらに向かった途端、聖薇の体勢が糸の切れた操り人形のように崩れ出した。 岬「(行けっ!)」 走っていては間に合わない。思い切り飛び込んで聖薇を抱きかかえ、芝の上に倒れこむ。 幸い、彼女が地面との衝突は避けられたが、それでもどこか怪我はないかと、顔を見回そうとした時だった。 聖薇?「おっとと、慣れない体で無理しすぎたかねえ」
[220]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:40:26 ID:+QTjfhOA 岬「え、慣れないって」 聖薇?「おっと、あんまりしゃべらんでくれよ、お前さんがペチャクチャしゃべり回った日には、回り回って愛」 愛という言葉を口にして、急にピシリと口を閉ざした。 そして次に口を開いた時は、どういう訳か顔から皮肉めいた色が抜け、どこか落ち着きはらった声で語りを再開した。 聖薇?「このお嬢様のお袋さんの耳に伝わって、俺の事がバレちまう。 閻魔様に無理言ってこっちに押しかけといて、ろくにお守も出来ずに連れ戻されちゃかなわんからな」 岬「閻魔……まさか」 沙織さんが見せた神おろしが頭をよぎる。目の前の相手は僕の頭をのぞき見たかのように。意を得たりとした顔になる。 聖薇?「ご名答。あんたの叔母さんとやらに、出くわさなくてよかったぜ」 岬「え、本当に、あなたは」 聖薇?「そこまで、体の具合がこれ以上いけないんでな。聖薇お嬢様の目が覚めたら、もっと鍛えておくよう伝えてくれ。 なに、俺が休んでいても、お前さんがいれば次来るまではなんとかなるだろ。それじゃ」 トロリとした表情となり、瞼が沈んでいく。その瞳が閉じ切る前に、 この気丈な相手からとは思えない頼みを添えて、別れを告げてきた。 聖薇?「しっかり頼むぜ、愛の、ためにもよ……」
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0ch BBS 2007-01-24