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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[214]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:37:52 ID:kpfY5ppE 聖薇さんと思われる人がまさかの必殺シュート!ギャロスさんは果たして防げるか、 といった所で、本日はここまでといたします。 それにしても、なんという超展開。ただ、私としては聖薇さんをこの物語で活かしていくために どうしても入れたかった箇所であって、きょうこうやって描き切れて、とても充実しています。 シルキーズも、まさか彼女がこんな描写をされるとは夢にも思わなかっただろうな。
[215]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:16:48 ID:??? ★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=★
[216]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:18:17 ID:??? ★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=★
[217]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/01(日) 23:08:04 ID:JeigxNdc 済みません、今週は休ませてください。
[218]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:37:10 ID:+QTjfhOA ★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=29★ ★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=25★ ≧2→聖薇?の????シュートがゴールに突き刺さる! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 聖薇?「おらあああっ!」 雄叫びを供として撃ちだされた。 ギャアアアアアッ!! 細い身なりの少女が放ったとは思えない轟音と威圧に、臆せず飛びかかるギャロスの姿は勇壮だ。 だが、それでも駄目だった。 ギャロス「ぐわああああっ!」 全力のダイビングも敵わず、小石のように弾け飛び、 バサアアアアアアアッ! 紙切れを切り裂くように、あっさりゴールネットを突き破ってしまった。 聖薇?「ヒューッ、久しぶりの運動はスッとするねえ」
[219]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:38:17 ID:+QTjfhOA あずみ「そ、そんな、あたし達があれだけ苦労した、あいつらが……」 あずみちゃんの声が震えている。ただの口うるさい女だと思っていたら、自分以上の強力なシュートを撃つなんて。 そんな心の声が聞こえてきそうになる程、あまりの出来事に撃ちのめされているようだった。 そんなクラスメイトの動揺など聖薇らしき少女は一向に気にせず、皮肉げにフッと笑いながら、つぶやく。 聖薇?「お嬢様のおカラダじゃどうなるかと思いきや、案外うまく行くもんだ。 これだけやれば、奴らも身の程をわきまえるってもんよ……」 勝ち誇った言葉を口にする。だが、その両脚はピクピク震えはじめていた。マズい。 彼女に向かって走り出す。視線がこちらに向かった途端、聖薇の体勢が糸の切れた操り人形のように崩れ出した。 岬「(行けっ!)」 走っていては間に合わない。思い切り飛び込んで聖薇を抱きかかえ、芝の上に倒れこむ。 幸い、彼女が地面との衝突は避けられたが、それでもどこか怪我はないかと、顔を見回そうとした時だった。 聖薇?「おっとと、慣れない体で無理しすぎたかねえ」
[220]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:40:26 ID:+QTjfhOA 岬「え、慣れないって」 聖薇?「おっと、あんまりしゃべらんでくれよ、お前さんがペチャクチャしゃべり回った日には、回り回って愛」 愛という言葉を口にして、急にピシリと口を閉ざした。 そして次に口を開いた時は、どういう訳か顔から皮肉めいた色が抜け、どこか落ち着きはらった声で語りを再開した。 聖薇?「このお嬢様のお袋さんの耳に伝わって、俺の事がバレちまう。 閻魔様に無理言ってこっちに押しかけといて、ろくにお守も出来ずに連れ戻されちゃかなわんからな」 岬「閻魔……まさか」 沙織さんが見せた神おろしが頭をよぎる。目の前の相手は僕の頭をのぞき見たかのように。意を得たりとした顔になる。 聖薇?「ご名答。あんたの叔母さんとやらに、出くわさなくてよかったぜ」 岬「え、本当に、あなたは」 聖薇?「そこまで、体の具合がこれ以上いけないんでな。聖薇お嬢様の目が覚めたら、もっと鍛えておくよう伝えてくれ。 なに、俺が休んでいても、お前さんがいれば次来るまではなんとかなるだろ。それじゃ」 トロリとした表情となり、瞼が沈んでいく。その瞳が閉じ切る前に、 この気丈な相手からとは思えない頼みを添えて、別れを告げてきた。 聖薇?「しっかり頼むぜ、愛の、ためにもよ……」
[221]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:42:13 ID:+QTjfhOA 瞼が閉じる。その瞬間、急にズシリと重量が加わり、全身に聖薇の重みを感じるようになった。 それと同時に、聖薇の顔が僕の顔へと降ってくる。何とか頬を口にあてがい正面衝突を避けたところで、 あずみ「みさきくんっ!!」 駆け込んできたあずみちゃんが聖薇を、ガムテープを引きはがすように僕から遠ざけた。 あずみ「大丈夫!?ケガはないっ!?」 僕に向けて話しかけているが、口調も表情も苛立たしげだ。僕の返事を待たずにまくし立てている。 あずみ「ほんとにこのアバズレはどうしようもないわね!普段あれだけ暴力はいけないとか言ってるくせに、 ゴロツキ相手にボコボコにするなんて」 丸山「コラ、早川さん、やめなさい!」 次にやって来た丸山先生が大声で制止させ、聖薇を抱き寄せる。 丸山「岬君、早川さん、早乙女さんを持ち上げて」
[222]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:43:33 ID:+QTjfhOA 先生の指示により3人がかりで持ち上げる事となった。背中に乗せて1人で運ぼうかと思ったが、もう1人の介助者が、 キッ とキツイ視線を飛ばし、奪い取ろうとするように両足をつかんできた。 無理に担ぐと厄介な事になりそうなので、おとなしく先生と一緒に肩と背をつかみ、ベンチへと運ぶ。 ゆっくりとまっすぐベンチに降ろしたところで、聖薇の瞼がふるえ、ふわりと開きはじめた。 聖薇「ん……」 丸山「早乙女さん、大丈夫!?」 聖薇「んう……あ、あう……」 目の焦点が合わず、ろれつが回っていない。いつもの謹厳な容貌とはかけ離れた姿だ。 丸山「ケガはなさそう、だけど意識はあやふや。これじゃ1人で帰れそうにないわね。それなら」 先生は懐から財布を取り出し、小銭を何枚か取り出して先輩方に指示を下す。 丸山「電話で救急車とタクシー呼んで。早乙女さんを病院に送って、大丈夫か診てもらわないと」 黒田「はい……先生、タクシーって」 丸山「なぜかって?あなた達を乗せるのよ。生徒を危険な目に会わせられないからね」
[223]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:45:34 ID:+QTjfhOA 先生の指示により3人がかりで持ち上げる事となった。背中に乗せて1人で運ぼうかと思ったが、もう1人の介助者が、 キッ とキツイ視線を飛ばし、奪い取ろうとするように両足をつかんできた。 無理に担ぐと厄介な事になりそうなので、おとなしく先生と一緒に肩と背をつかみ、ベンチへと運ぶ。 ゆっくりとまっすぐベンチに降ろしたところで、聖薇の瞼がふるえ、ふわりと開きはじめた。 聖薇「ん……」 丸山「早乙女さん、大丈夫!?」 聖薇「んう……あ、あう……」 目の焦点が合わず、ろれつが回っていない。いつもの謹厳な容貌とはかけ離れた姿だ。 丸山「ケガはなさそう、だけど意識はあやふや。これじゃ1人で帰れそうにないわね。それなら」 先生は懐から財布を取り出し、小銭を何枚か取り出して先輩方に指示を下す。 丸山「電話で救急車とタクシー呼んで。早乙女さんを病院に送って、大丈夫か診てもらわないと」 黒田「はい……先生、タクシーって」 丸山「なぜかって?あなた達を乗せるのよ。生徒を危険な目に会わせられないからね」
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0ch BBS 2007-01-24