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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
[234]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/02/02(日) 17:43:36 ID:fz3ktYi2 現在多忙およびそれに伴う倦怠感の為なかなか投稿時間が取れず、 本日も1レスしか続きを投稿できない事を、どうかお許し願います。 本日は練習試合が終わり、日常サイクルに戻ったところ、具体的には 「T.学校内」から始まります。授業が終わり放課後に岬君はどこにいくか、 皆様が選択してください。 詳細については、以下のリンク、前スレの467を御参照願います。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1536464753/467
[235]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/02/02(日) 17:46:37 ID:fz3ktYi2 1983年10月第1週第1フェイズ、学校内 岬「(ああ、終わった)」 体を伸ばす。授業が全て終わり、サッカー部の練習まで時間がある。その間をどうすべきだろうか。 @自分の教室、 A上級生の教室 B下級生の教室 C音楽室 D情報室 E校庭 F誰とも会わずまっすぐ帰宅 1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 なお、Fを選んだ場合、2分の1の確率で練習時間か自由時間のどちらかをもう1回多く利用できます。 それ以外の場合は、その場所にいるであろう人と交流を行えます(誰もいない場合もあります)。 場所によって会える人が変わってきますし、複数の箇所で会える人もいます。
[236]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/02/02(日) 17:49:47 ID:fz3ktYi2 注:Fのまっすぐ帰宅、はサッカー部の練習前後にどこにも立ち寄らなかった という解釈でお願いします。 そして学校内の行動は週1回のみです、1回のみ!
[237]森崎名無しさん:2020/02/02(日) 17:52:15 ID:9x53zMoQ E校庭
[238]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/02/16(日) 22:21:31 ID:LY8kdk+o 現在書く気力が起こらなくなっておりまして、3月中旬までは続きを投稿できないかと 思われますが、何とか今後も続けていきたいという意思表示も兼ねて、1レスだけ投稿いたします。 E校庭 ――――――――――――――― 先着で ★校庭にいる人 !card★ と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 ダイヤ→仮面?を着けて芝生に横たわっている真美と、それを外そうとする亜美がいた クラブ→弓道練習の準備をする聖薇がいた それ以外→誰もいなかった
[239]森崎名無しさん:2020/02/16(日) 23:35:29 ID:??? ★校庭にいる人 ダイヤ8 ★
[240]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/03/15(日) 22:15:44 ID:JJAKh5fM 第4.1話『アミ―ウォーカーとマーミベイダー 84坪の大宇宙』 ――――― ――――――――― ――――――――――― 遥か彼方の大宇宙にて君臨する、惑星級宇宙要塞デス・スター。 その深奥部では銀河帝国の主たる皇帝パルパタインが、 反逆者たるジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーに電撃を浴びせ、罵っていた。 『この愚か者め!これで分かったであろう、おまえの子供だましの術など暗黒面には通用せぬ。 愚か者は報いを受ける。スカイウォーカーの息子よ、代償は高くつくぞ。おまえは死ぬのだ!』 狂ったような高笑いの後、一層激しく電光と雷鳴をうならせ、反逆者を痛めつけていく。 あまりの激しさにとうとう耐え切れず、ルークは床へと崩れ落ちた。 勝敗は明らかとなり高らかに笑いこけようと口を開きかけた時、 シスの暗黒卿ダースベイダーがやにわに立ち上がり、背後から皇帝を羽交い締めに押さえ込んだ。 四方に電撃を発しながら皇帝はあがき、不逞の部下を罵る。 だが悪運は既に尽き、皇帝は要塞炉心へ投擲され、炉心の爆炎によって跡形もなく消し去られたのであった…… ――――――――――― ――――――――― ―――――
[241]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/03/15(日) 22:17:59 ID:JJAKh5fM パリ16区のグリューズ通り、堂々とした邸宅の隙間にひっそりとたたずむ申し訳程度の校庭で、 今月上映された『スターウォーズ ジェダイの復讐』の大一番が脳裏に映しだされている。 どうしてこうなったか。この状況を詳しく述べると、こういう事だ。 散歩がてら教室を出て外の空気を吸おうと思い、靴を履き昇降口を出たところ、 顔に校帽をかけて校庭に仰向けになっている真美と、いかにも恐る恐るといった具合に ゆっくりとその帽子を取ろうとしている亜美の姿が見えた。 何をしてるかと近づいてみると、声をかける前に相手の方が気づいたらしく、 2人して駆け寄りそのままの勢いで僕の手を左右1人ずつ掴み、校庭へと引っ張り出した。 亜美「スターウォーズごっこやろ!にーちゃんはワルモノね!」 真美「じーさんがこう、ビュバーって電気出して、ルークをいたぶるところから!おまえはしぬのだ!って!」 キャッキャッと僕の都合は気にもかけず、映画館で見たであろう興奮をまくし立てているのだった。 これを聴いて自分の記憶が自然によみがえってきてしまったという事だ。 この2人に限らず、今月に入って新作がフランスで公開されてからというもの、 学校内は誰もかれもジェダイか反乱軍か帝国軍兵士になったような具合となっている。 教室隅の掃除用具入れは竹製のライトセイバー入れと化し、 休み時間や放課後は銀河の命運をかけた死闘が幾度も繰り広げられていた。 行き過ぎをたしなめる担任さえ、 丸山「おまえは暗黒面の力を見くびっておる……」コーホー この有様である。
[242]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/03/15(日) 22:20:41 ID:JJAKh5fM 小うるさい風紀委員長がその場にいて雷を落とすまでは、闘いが続いているのが日常となっていた。 まして好奇心と娯楽への欲求が人の皮をかぶっているような幼い姉妹が、 この世界的な理力(フォース)にとらわれないはずがなかった。 まあただ部活動までにはまだ時間はあるし、遊びに付き合ってやるのも悪くない。 そう思った僕は、新しい役者が見つかって嬉々とした2人が銀河帝国皇帝への即位を受託した後、 少し時をさかのぼらせ暗黒卿が善性を蘇らせる直前まで物語を巻き戻させた。 そうして84坪の校庭を舞台に物語は再開する。僕が腕を左右に動かすのに合わせて、 ルーク・スカイウォーカーこと双海亜美はうめきながら転げ回って次々に表情を変えていく。 頑張ってはいるがなまじ顔が可愛いだけに、衝撃に苦悶するというより 福笑いの目鼻が居場所に戻ろうと駆けずり回っているように見えたのが残念だった。 そうこうしているうちにダースベイダーこと双海真美が右脚に飛びつく。 脚にしがみつかれながらポカポカと小さなこぶしを感じた後、 投げのモーションに従って炉心とおぼしき窪みへと転がりのたうってから、 ドーンと爆発音を模した姉妹の掛け声に合わせ、動きを止めた。 そうしてお役御免となった後は、アミーウォーカーとマーミベイダーの和解の時に入る。 腹ばいになりながら、彼女達の物語を横からじっと見る事となった。
[243]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/03/15(日) 22:24:51 ID:JJAKh5fM 真美「われらは光輝ける存在なのだ、ルーク、醜き肉体に惑わされてはならぬ…… さあ行け、息子よ。わしを残して」 既にマスク代わりの校帽は顔から取り除かれ、亜美が自身の父親役となっている実の姉を見つめていた。 亜美「そんなことはできない。一緒に連れて行くよ。父さんを救いたいんだ」 真美「もう、救ってくれたんだよ、ルーク」 常におちゃらけている2人の印象とは違い、どこまでも真面目に本物のルークとダースベイダーになり切ろうとしている。 今の2人は技量こそ乏しいが、心は俳優であるかのように思われた。 亜美「父さんを置いてなんかいけない」 幼い息子がそう言った瞬間、戦艦内の爆発音を模した大声を2人が発した。その声が聞こえなくなった後、 これも幼き父が一層弱々しい声で、息子に告げたのだった。 真美「ルーク、おまえの言うとおりだ……わしが間違っていた……妹に伝えるのだ……お前が正しかったことを」 そう言っておもむろに目を閉じ、臨終の仕草を取った。 傍らにいる肉親は感極まり、堅く目を閉じて何も発せずうつむいてしまった。
[244]キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2020/03/15(日) 22:28:10 ID:JJAKh5fM これは上手い。内心彼女達の評価を見直していた時、 スカイウォーカーもダースベイダーもすっかりいつものようにおちゃらけはじめ、 いつもの亜美と真美に戻って僕の元へとやってきたのだった。 亜美「どーだった、兄ちゃん!上手いでしょ!」 真美「真美達映画館で何回も映画見たし、ゲーセンでもあずみ姉ちゃんと一緒に復習したかんね!」 真美が復習した、というのは、スターウォーズが公開された翌日、 アタリフランスに新しく入ったスターウォーズ第1作をモチーフとしたゲームの事だろう。 「事前説明会」にて僕もプレイしたが、迫りくるTIEファイターの迫力や 映画の展開に沿った人工音声など、中々燃えるものだった。 真美達がのめり込むのも無理はないと思っていた時、その真美達から思いもよらぬ提案がかかってきた。 真美「でも兄ちゃん、真美達もうお小遣いピンチなんだよ。そこで相談なんだけど」 亜美「この間の賭け試合、亜美達も観戦してたんだよねー。 そこに一枚噛ませてくれれば、兄ちゃんたちも亜美達もハッピーになれるんだよ」 そう言っていかにも怪しげに2人寄り添って耳打ちする。その内容を聴いて、悪くない話だと思うのであった。
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0ch BBS 2007-01-24