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【野戦病院】ミサト監督の挑戦9【奮闘記】
[769]森崎名無しさん:2020/03/15(日) 18:34:28 ID:??? そーいや二軍で副業を持っとる選手はいるんやろか?
[770]森崎名無しさん:2020/03/16(月) 06:23:27 ID:??? 薄給だから寮生活かバイト掛け持ちだと。
[771]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/17(火) 18:45:10 ID:??? ちょいと立て込んでまして、夜から更新します。 二軍であまり練習に来ない連中はアルバイトなどをしています。 家庭持ち以外は寮生活をし、月に大体 7 万円お小遣いを貰ってるとでも。
[772]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/17(火) 20:13:45 ID:??? A 良いチーム 守伊「良いチームですね。」 二軍という事自体であまり期待もしていなかったが、二軍は二軍でとても良い。 チームワークがあり皆サッカーが好きだ。 アナマリア「二軍のユース大会もある…。 その時にもしも守伊くんが二軍にいたら…いや、その時は二軍にいて欲しい…」 黒江の話では今回限りのはず。 しかし…二軍と一緒に試合経験を積むのは悪い事ではない。 一軍の公式戦では見事に干され一試合出場二得点。ベンチ入りすらままならない。 守伊「(監督に申し込めば出られる可能性はありますが…)」 リツコからきつく言われている事だが、身体が出来るまで無理はするな、まだ先がある。と。 ミサトがどう考えているかは分からないが、リツコの目から見ると高校生組はフィジカルが弱く怖いらしい。 アスカがトレーニングメニューを考えているが、フィジカルトレーニングはあまり取り入れていない。 理由を聞くと不自然な筋肉は不自然な動作となりキレを奪うという。 故に自然な成長に任せているのだという。 守伊「……」 『2』票にて。 A 呼ばれたら喜んで行く B 行けない C どうなるかは分からないからなんとも言えない D 絶対行く E その他
[773]森崎名無しさん:2020/03/17(火) 20:16:56 ID:OEH+xO0E A
[774]森崎名無しさん:2020/03/17(火) 20:17:37 ID:kW40QasE B
[775]森崎名無しさん:2020/03/17(火) 20:23:45 ID:HDzISwOc B
[776]森崎名無しさん:2020/03/17(火) 20:27:34 ID:??? 二軍メンバーが守伊に頼りっきりになってかえって成長しなくなる危険性があるから仕方ないか
[777]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/17(火) 22:58:54 ID:??? B 行けない 守伊「行けないのです。僕はあくまで一軍の選手なのです。」 アナマリア「そう…。」 アナマリアはそう言うと床に置かれた守伊の手に自分の手を重ねる。 アナマリア「なら…次に一緒にプレイするのは一軍…」 守伊「そ、そうですね!そ、その前に練習試合もありますし、頑張りましょう!」 女慣れぬ哀しき男故にそれだけしか返せない守伊。 そしてトレーラーは寮に着くのであった。
[778]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/19(木) 10:39:34 ID:??? 自室に戻る途中、守伊はミサトと会った。 ユース選手権について聞くと…一軍から選手を派遣するつもりはあまりないようだ。 ミサト「経験積ませに高校生組をまるっと派遣しようとしたらアスカに怒られた。 二軍選手の為の大会なのにそれは二軍選手にあんまりだ、って。」 実戦のリハビリがてら高見を行かせたかったが、高見は既にA契約。 A契約の選手を二軍に送るとなると他のチームが黙っていないとの事だった。 守伊「因みに僕は…」 ミサト「C契約。高校生でA契約は高見、シンジくん、奥山、氷野だけよ。」 守伊「契約がAになるとどうなるのですか?」 ミサト「具体的には年俸が上がって他のチームに移籍する時も契約はAのまま。C契約だとプロではあるけど… 待遇やスポンサー契約が難しくなるわね。 因みに守伊くんはかなり恵まれてるわよ。 A契約になったらクラウザーやあなたの実家が個人スポンサー契約を確約してるから。」 守伊「クラウザー?!」 ミサト「花を愛する友人と言っていたわね。 元々ノブレスオブリージュの精神が強い人間だし対外的には夢を追う若者への支援を惜しまないという事かしら。」 暗黒街の首領って割には善人だ、とミサトはクラウザーを評して言う。 ミサト「お給料もそっちから賄ってるし、坂崎と比べたら結局貰ってるのよ、あなたは。」 守伊「へ、へぇ…」 ミサト「高校生だと一番の高給取りはシンジくんかしら。次点で高見。」 守伊「因みに二軍だと…」 ミサト「お小遣い程度じゃない?ジャコウ本部長の方針で子供に大金持たせても狂う、って事で 高校生組皆にはお小遣い程度しか渡してないけど。」 守伊「じゃあ通帳には…」 ミサト「多分あなたが見た事がない額が並んでるわね。 それ目当てにレイクローンあたりが目を付けるかもしれないから気をつけて。 お金は大事だけどお金はとても怖いものよ。」 ミサトはそう言うと去って行く。 守伊「(アナマリアもそれ目当てなのですかね…)」 そう考えると少し切ない守伊であった。
[779]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2020/03/19(木) 11:20:40 ID:??? 駐輪場には珍しい顔があった。 ジャック、そして彼の娘で自分の親友キング、そしてバイクを前に唸る坂崎だ。 キング「藍、帰ったか。」 ジャック「相変わらず細っこいな、ちゃんとメシ食ってるか?」 守伊「お久しぶりです。何しているのですか?」 ジャック「リョウの奴がバイク欲しいって言い出してよ。現物持って来たんだ。」 ビンテージのハーレーらしい。坂崎が夢にまで見ているとポスターを飾っているものだ。 どごごっ!どごごっ!とアイドリングするバイク。 守伊「ちなみにお幾らなのですか?」 ジャック「この形式はあんまり人気ないから相場で二百万くらいか。持ち主の奴が一括ならその額でいいんだと。」 ちとマニアックで邪道とハーレー好きからは言われている、とジャックは言う。 キング「無理しても後できつくなるぞ?」 坂崎「しかし今を逃すと…。 ロバートが支援してくれてどうにか実家への仕送りが終わったんだ…」 守伊「……。」 坂崎家は道場をしているが貧乏だ。 門下生で裕福なロバートが支援してどうにか存在している。 ロバートは高校生のくせにフェラーリを持っているというブルジョワだ。 ジャック「来期の年俸の半分ぶっこむってのは男らしくて俺は好きだがな。 だがよ、娘が大反対してるんだよ。テメェも稼いでるんだから別にいいのによぉ。」 キングはMrビッグの経営する喫茶店の店長だ。 流行っているらしく本人もそこそこに稼いでいるというが… キング「ジャンの医療費もあるだろ。」 坂崎「しかし…!」 早くも尻に敷かれている坂崎。 守伊「僕は明日試合ですからもう寝ますよ…。」 早々に話がつく問題でもない。と判断し、守伊は自室に戻るのであった。
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0ch BBS 2007-01-24