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【野戦病院】ミサト監督の挑戦9【奮闘記】
[935]森崎名無しさん:2021/04/25(日) 20:50:10 ID:??? ジャックス ルスト 【這い上がれ】ミサト監督の挑戦10【若き戦士よ】 【二軍に】ミサト監督の挑戦10【一条の光を!】 【キャプテン】ミサト監督の挑戦10【雷十太】
[936]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/04/25(日) 21:44:59 ID:??? ルストは奥多摩の景色を見ながら少し故郷に想いを馳せた。 ルストの出身はエロー県のフロンティニャンコミューンだ。 地中海沿岸のこの小さな街にルストは生を受けた。 バスク地方に近く、バスク地方のサッカーに影響を強く受けたルストだが、彼は自宅に程近いモンペリエのチームを選んだ。 対人マークの強さ、そしてロングボールの強さはバスク地方の選手の特徴でもある。 一般的にフランスのサッカーは移民が多く、ジダンなどアルジェリアやアフリカ系黒人も多い。 そんな中でルストは珍しく白人のDFだ。 モンペリエにも黒人選手は多くルストもまた彼らのフィジカルに圧倒されもした。 しかしルストはどんなにラフプレーを受けようが決して仕返す事は無かった。 「臆病者のルスト」 と呼ばれもしたが…ルストはラフプレーへのやり返しをしないだけで、プレイではキッチリと報復していた。 フェアな競り合い、読み合いからのカット、強烈なタックルも辞さない。 それは両親からの教えでもある。 ルストの家は元の騎士である。騎士の家系という事を誇りに戦争に従軍し、ルストの父も退役したが軍人だった。 ルストの遠い親戚にはレジオン・ドヌールを受けたという者もいる。 ルストはガチガチのフランス至上主義であり、国粋主義者の一面もある。が。 彼には少々問題があった。それは。 『綺麗なお姉さんを見ると口説きたがり、風呂を覗きたがる。』 紳士然とし騎士道精神に溢れる男なのだが、この悪癖は如何ともし難いものだった。 アモロは「エロー県じゃなくてエロス県なんだよあいつの出身は。」と笑いながら言い… 後ろ姿だけを見てピエールを女と勘違いし、ピエールのシャワーを覗きぞうさんを間近で見て叫び声を上げたり… それを見たボッシから死ぬ程コケにされ、ピエールは髪を切るか真剣に迷ったり… ルストがモンペリエから放逐されたのも実はこの辺りの性癖の問題が大きい。 「いつ破裂するか分からん爆弾なんぞ抱えたくない。」 三面記事にチーム名が乗るのも困る、という判断からだ。
[937]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/04/29(木) 08:59:08 ID:??? ー所変わり…ブギウギ商店街近くの河原 サタン、吉野が最狂チームを作るべく奔走する中、一本の矢文が届いた。 サタン「ゲギョゲギャー、矢文とは風流な。」 『吉野へ。 番外編見たらますますお前が嫌いになった。楽しみにしてろ。』 サタン「……。」 吉野「……!」 サタン「ゲギョゲギャー、ここまで憎まれるとはヒール冥利に尽きるな。」 吉野「じ…冗談じゃねぇぞ…」 ドン太郎「黙れ!」(ドン!) サタンと吉野の考えた究極チーム。それはなろう勢の力である。 ドン太郎、盾の勇者など沢山のハーレム主人公がいる。が。 盾の勇者「キャッチャー○とブロック持ってるけど打撃系はバントしかないんだよな。」 ドン太郎「チートといっても制限ありまくりで対エースとチャンスメーカーしかない。」 吉野「はぁぁぁぁあ!?てめぇら揃いも揃って役に立たねぇな!」 ドン太郎「だからこのスレのルール的にチートってのはそれに応じた欠点や欠陥込みだろうが。」 盾の勇者「寧ろそのデメリット無く守備系は守備系のキャラ付けだぜ。それともこんなとんがったのがいいか?」 ドン太郎「んじゃチートありの俺の能力な。」 アサクラ 4AAAAA 扇風機、ムード×、併殺、エラー アサクラ「それで今の俺の能力。」 アサクラ 3BBCDE 対エース○、チャンスメーカー、トリックスター アサクラ「どっちが強いかというのは一目瞭然だろうが。どっちがいいよ、ええ?」 1票で。 A 高能力赤特ガン積み B そこそこの能力だが金特あり
[938]森崎名無しさん:2021/04/29(木) 09:11:13 ID:??? A
[939]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/04/29(木) 09:41:19 ID:??? A 高能力赤特ガン積み アサクラ「…言ったな。取り消せないからな。」 *吉野、サタンチーム全員ムード×、意外性を抱えました。 野球は高能力だからと勝てるスポーツではない。 ザ・マン像の下で練習し、語り合いチーム力を高めていくマッツ達。 馴れ合いは嫌う始祖達ではあるが、チームの相互理解を疎かにする者は一人としていない。 始祖達には目標が出来ていた。 始祖全員で新しい競技を始め、そして頂点に立つ。と。 「偉大なるザ・マンもチームに迎えたい」 というのはチームの始祖達の希望だ。マッツはそれに異論を挟むつもりはない。 気の遠くなるような長い時間を生きてきた始祖達の小さな願いなのだ。 それに断って戦力の低下を招く事態は避けたい。 『畜生は畜舎を作り、そこに10人の男が現れる。そして11人が揃いし時、畜生のチームは海の恐竜となる。』 超人預言書の一節。 まだまだあと三人足りないが、それでもこのチームならば。とマッツは手応えを感じていた。 絶対的エース・虐殺王シルバーマンにセンターラインを固めるのは悪魔将軍、カラスマン、ペインマン。 扇の要のキャッチャーには始祖の頭脳サイコマンが座り… 内野にはガンマン、新加入のジャスティスマン。外野にはシングマンもいる。 重爆クリンナップにアライバ並の守備を誇り小技の効く一二番、下位打線も一発がある。 「これで勝てないなら野球のルールがおかしい。」 全員はそう確信し、狩ってきたイノシシを頬張るのであった。 因みにこのイノシシ。キン肉ドライバーで親を殺され超人に恨み骨髄であったが… 親よりもっともっと悲惨な目に遭わされたとだけ明記しておく。合掌。
[940]森崎名無しさん:2021/05/01(土) 10:36:22 ID:??? サシャ&アナマリア&ヨールカ&ハルファスの日常生活 【鬼と巫女と】ミサト監督の挑戦10【ビックリ人間】 【豪雨の】ミサト監督の挑戦10【死闘】
[941]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/05/03(月) 22:31:44 ID:??? 選手待遇であるレイクローンや、職を持つレイクローンには寮でも個室を与えられている。 寮費は取られるが、職なしのニートレイクローンたちのように避難所のようなところに寝泊まりしなくていいのは良い。 プライバシーは尊重され、そして自分の趣味の物を持ち込んでも文句はあまり言われない。 言ってくるのは寮の管理人を任せられたクローン98号くらいか。 久々にアンプを繋いでマッチングヘッドのジャガーを掻き鳴らすアナマリア。 サシャ「ジミヘン…スパニッシュキャッスルマジック…」 アナマリア「そう…」 普段はサルサなどを好むがアナマリアはブルースなどもかなり好きだ。 サシャはバーベルを上下させる。 アナマリア「…あなたは筋トレ?」 サシャ「そう…いつでも筋肉をエキサイトさせていないと…」 サシャのフィジカルは軍用だけあり凄まじいものがある。そこに甘んじないのは彼女の凄さだ。 サシャ「適当に弾いて…そのリズムに合わせて腕立てをするから…」 アナマリア「分かった…」 ぴろろろろろろろ!じゃーん!ぴろろろろろろ!じゃーん!ぴろろろろろろ!じゃーん! サシャ「…あなたはとても意地悪…」 サシャは歓迎されていない事を悟りアナマリアの部屋を見る。 アナマリアの神であるカルロス・バルデラマの等身大ポスター、そして音楽用品。 ちょっとしたスタジオのようにも見えるが、これの大半は34号がジャンクを仕入れ直したものだ。 それを安く売り捌き小銭を稼いでいる。 ふと嗅ぎ慣れない匂いがし、匂いのもとはどこかと見回るサシャ。 匂いのもとはアナマリアの机の上にあった。 ラベンダーの香りのローションやボディクリーム、香水。守伊の実家のものだ。 サシャ「…それは?」 アナマリア「守伊くんに貰えた…」 サシャ「私も欲しい…」 アナマリア「駄目…」 シャンプーもリンスも貰ったがレイクローン達にハイエナされたのだ。 残ったローション、ボディクリーム、香水は誰にも渡すつもりはないアナマリア。
[942]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/05/03(月) 22:58:02 ID:??? 二人が火花を飛ばす間、ヨールカが部屋へと来た。 ヨールカ「あなた達…何してるの…」 アナマリア「泥棒と…戦ってた…」 サシャ「失礼…」 ヨールカはそう、と言うと顔にクリームを塗りぺしぺしと頬を叩く。 サシャ「それは…?」 ヨールカ「ソルスキアに…貰った。彼の故郷の会社のクリーム…」 日焼けなどで肌のケアはこまめにしろ、と言われたのだ。 同じ物をたっぷり買い込み、ヨールカの棚の一角を独占している。 彼女の部屋は爽やかな北欧スタイル。壁紙などにも拘り家具にも拘っている。 ハルファス「騒がしい…早く寝て…」 ハルファスもまた活性炭を顔に塗っている。 アナマリア「ハルファス、それは…?」 ハルファス「ナチュラシベリカのクレンジング…」 ヨールカ「あなたのも…とてもいい香り…」 アナマリア「守伊くんの実家の化粧品…」 ハルファス「ラベンダーの香り…。私のは松の実とか…サジーの成分…」 ヨールカ「私のも…いい香り…」 アナマリア「うん…」 三人で自分の持つ化粧品の話をする三人。そこに取り残されるサシャ。 アナマリア「好きな人の故郷の香り…」 ヨールカ「分かる…」 ハルファス「身に付けてると…何かポカポカする…」 それぞれに思い人は違えど自我が芽生えそれぞれに乙女心を有しているらしい。 サシャ「……」 取り残されしはサシャ。 花の香りのする三人に対し自分がするのはせいぜい汗の匂いだ。 オルランドは別にそうしたものに関心は無くナチュラル好みである。が。 周りがそうしているならば自分もそうしたいのが乙女心だ。
[943]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/05/03(月) 23:09:38 ID:??? 更によくよく見てみると… アナマリアはラテンを愛する彼女らしく切れ込みの深い下着を着ており それぞれに拘りのあるインナー、そして服を着ている。 一方サシャは…。 しまむらにあった特売のスポブラに三枚680円の下着だ。 サシャ「(…大ピンチ?)」 最早女子力でこの三人に勝てる気がしない。 サシャはまだ話し込む三人の乙女を背にひっそりと部屋を出たのであった。 ーー 寮には珍しい人物がいた。 34号に手に入れた珍妙なオーパーツを売りに来たマッツだ。 マッツ「…どうした?」 サシャ「うるさい…」 マッツ「こう見えてアイドルの端くれ…何か相談に乗れる事なら乗る…」 普段なら無視する一言だが、サシャはその言葉に頷いた。 ーー マッツ「成る程…香りか…」 サシャ「あなたは何か使ってるの…?」 マッツ「ライブの前は支給品の化粧品を…。」 サシャ「ファッキューマッツ…」 どんよりと落ち込むサシャ。 マッツ「…イタリアの匂いといえばレモン…あなたはレモンの香りをさせるべき…」 そこに通りがかった34号がニッコリとレモンを出す。 34号「シチリア産のレモン…。お値段1キロで1500円…」 サシャ「買った…」 マッツと34号が握手する。そしてマッツはバックマージンとして100円を受け取った。
[944]地獄のミサト ◆lHjY1XBi4o :2021/05/06(木) 01:02:38 ID:??? しかし買ったまでは良いが、果たしてこれをどうしたら良いのか。 サシャ「…ひとまず齧る…?」 がり、と齧ってみたが…酸っぱさから悶絶をした。 サシャ「いや…あの三人は香りがしていた…」 サシャはジョッキにレモンを絞る。絞るのは勿論握力だ。 サシャ「これを塗る…そうすれば私も教官殿に…」 翌日。 黒江「サシャちゃん動きが悪いのですよ!」 サシャ「わ、私の肌が…エキサイトしている…」 アナマリア「真っ赤…」 ヨールカ「何をした…」 ハルファス「サシャが茹で蛸みたいになってる…」 レモン汁を肌に直接塗るのはお勧めしない。肌が焼けやすくなったりpHの変動がある。 寮でうんうん唸るサシャにオルランドが来た。 オルランド「おい大丈夫か?ファルマチーア(薬局)で買った日焼け止めの残りだが塗るようにな。」 サンスクリーンをオルランドが置く。 守伊「あれ?アナマリア使ってくれてるんですね、ラベンダーの香水。」 ソルスキア「ヨールカ、使ってくれているんだな。」 オルガ「…懐かしい匂いがする。」 レイクローン達もそれぞれの恋愛模様があり、それぞれに悲喜交交のようであるのであった。
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0ch BBS 2007-01-24