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[186]森崎名無しさん:2023/02/06(月) 06:24:42 ID:uUxqAq1w 1
[187]森崎名無しさん:2023/02/06(月) 17:51:15 ID:hdSflqk2 1.やった!目的のティルとスサノオを見つけた! フラウは無理をしていた。 フラウ「もう少しだけ…もう少しだけ…」 フラウの自己回復能力は地面の精気を少しだけもらう力…つまり黄泉比良坂に精気などあるはずもなく、 単なるやせ我慢でしかなかった…だが、元妖精は元妖精と引き合うのかもしれない。 ???「本当に貴女は…マスターに格好付けるためにこんなところでは人間も妖精も生きてられないのに…」 パタリと倒れこむフラウを支える何か。 ???2「珍しいな。己の感情を思い出したか?」 その何かを守るように立つもう一つの何かは面白そうに???の行動を見ていた。 ???「それより、早くここの風は生者には毒です。貴方ならこのような小さきものを助けるなぞ簡単でしょう!」 のんびり構えている???2へ冷たく怒鳴り散らす。 ???2「怖い怖い。ワシはお主の今のご主人なのだぞ。いや、だからこそ御前を高く買ったのだがな」 ???2は???の言葉にそう答えるとフラウの額に手をあてぶつぶつ唱えると… フラウ「う、うーん。何故生きてるの?」 フラウは自分の無力感に耐えながらも、辺りを見渡す フラウ「ティル!!なぜここに?貴女は根の国にいると…ここはまだ黄泉比良坂でしょう!!」
[188]森崎名無しさん:2023/02/06(月) 17:54:18 ID:hdSflqk2 確かにそこに彼女はいた。姿は大きく変わっていたが、妖精の場合、姿、形はそこまで重要ではない。 ティル「貴女とマスターがこちらにやってくる、 なんて知ってしまえば根の国て待っておくことなんてできますか!」 ティルは9割を魔の物に喰われ、同じ量を魔の者の因子で補完している…いわば、9割魔物になっている。 それでも自分をティルだと認識し、魔物の狂暴さを押さえ込んでいるのは… スサノオ「すまんの。これが根の国でしか、まともに動けんのは一目で分かったからこっちへ連れてしもうた」 スサノオ…三貴子であり現在であれば最強の神である。 その男神は顕現という形を採らず、ダイレクトに人間界(下天)に降りており天津神ではなく、 国津神となってるからこそできる最強が最強の力を振るうことができる…言ってしまえばなんでもアリな存在である。 フラウ「それじゃ、あなたが加護を与えていると言われたスサノオ…」 あの秋津姫さえ「諦めろ」と言わせられた化け物である。なのほど、彼の力ならフラウがどんな魔風を浴び瀕死に なったとしても、「無かったこと」にしてしまえるだろう。 スサノオ「あー、やはり秋津姫はまだ恨んでるのか…仕事を丸投げして、 その原因が母じゃに会いたいと完全に私用だったもんな。わかるわかる」
[189]森崎名無しさん:2023/02/06(月) 17:56:51 ID:hdSflqk2 ウンウンと自己評価をしているが、話で物事は進まず… どうしますか? 1.ティルを返してもらう 2.ティルにどうしたいか聞く 3.スサノオに仲間になってくれないか聞く 4.その他 先にID表示で二票入ったものを選択します。
[190]森崎名無しさん:2023/02/07(火) 18:23:59 ID:5n5PRKBw 2
[191]森崎名無しさん:2023/02/09(木) 10:35:10 ID:e5JeUaO6 2
[192]森崎名無しさん:2023/02/09(木) 10:35:10 ID:e5JeUaO6 2
[193]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:31:12 ID:u5RXbKcg 2.ティルにどうしたいか聞く フラウは迷ってしまう。 こんな大事な事を自分一人で決めてしまって良いのだろうか? …いや、多分一番はジュニアと話すことだろう。 そう決めたフラウはまずは移動を提案しそれは向こうの意向と同じだったようで、数時間歩いたのち、 ジュニア「フラウ、よかった…ってティル?…ティルじゃないか…よかった、心配してたんだぞ」 霧のような砂塵のような不思議な物体によって遠目が効かない状態だが、フラウはほぼ一直線にたどりつき、 ティルとジュニアは長く離れていた状態からようやく再会できたのだ。 そんな感動する場面でもティルは特に感傷的にはならず一方的に放す。 ティル「マスター、お久しぶりです。ですが、秋津姫から『諦めろ』と言われたのでしょう?」 ジュニア「俺は俺の意思でここに来た。おまえを迎えに!」
[194]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:33:32 ID:u5RXbKcg ジュニアにとってはどれだけ待ち望んだ状況だっただろう。 2.3年の間に紡ぐ縁は小学生には人生の何割になるだろう。 それらの事や生死をかけた出来事の多さで言えば一番深いところに彼女はいた。 だから、神の啓示だろうが構わずここまでやって来たのである。 スサノオ「んー、君の言いたいことは分かる。ワシも全てを捨てて母に会うため根の国へ来たのだし」 突然、横から槍が突き刺さる。目の前には明らかに自分の数百倍… いや、存在そのものが純粋な力の暴力たる神…純然たる神…それは天から降りる形を取る秋津姫とは違い 神そのものの力…もし能力を可視化することができるのであれば無限と表示するしかないような、バケモノだった。 ジュニア(これは無理だ。幾つもの災厄を見たし、どうにか出来ると思っていた…だけど… これは…彼が生かしてくれているから自分は生きてる、というレベルだ) それは威圧ではなく純然たる存在の違いた… だからジュニアには、 ジュニア「ティルはどうしたいと思う」 と、聞くしか出来ない。
[195]森崎名無しさん:2023/02/10(金) 15:36:01 ID:u5RXbKcg そして、その結果…言わずとも分かるだろう。 ティル「会いたければ、こちらから参りました。それが出来ないのはこの身体が既に魔の者なってしまったから…」 スサノオ(意外とつまらん会話じゃったな。自分の我を通すればまた違う道もあったろうに) こうして短い逢瀬も終わり、黄泉比良坂から去っていくことしか出来ない、一行だった。 〜〜〜 ジュニア「………」 フラウ「では、後は紫乃さんとドラミさんの様子ですね。」 黄泉比良坂から一言も発せず、無言のジュニアの代わりに次の場所…富士へと歩を歩むのだった。 〜〜〜
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0ch BBS 2007-01-24