※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【森崎有三】キャプテン森崎5【浦辺の額傷の謎】


[401]1 ◆BPXgDhLGHk :2006/01/17(火) 21:25:55 ID:???
反覇亜守(はんぱあしゅ)

時は項羽と劉邦が争った秦王朝末期の頃の話である。
「覇王」と称された楚の項羽は、次々に周辺勢力を平らげ、その勢力を拡大していた。
これに対する後の漢初代皇帝、劉邦は同じように勢力を伸ばしてはいたものの
項羽を劇的に打ち破る これといった打開策も見つからず、勢力の拮抗した両者は 
方々手を尽くし、この均衡状態を打破できる人材を求めていた。
そんな最中、劉邦は腹心・陳平から「亜守仙人」と呼ばれる不思議な老人の推挙を受ける。
亜守仙人が言うには、近く予定されている中立勢力との会合に自分を連れて行け、という。
半信半疑ながら、仙人を連れ会合に赴く劉邦。
しかし、会合は事前に項羽の命を受けた親・項羽派の人間が紛れ込み
中立を装いながら会合を項羽にとって都合の良いように勧めようと計画されていたのだった。
その計画通り、中立勢力の意見は親・項羽、反・劉邦の流れに傾きつつあった。
しかし、その刹那 亜守仙人が不思議な術を小声でボソボソと唱えると
急に、その扇動役であった項羽側の人間が次々と、その場に崩れ落ち
絶命してしまった。心神深い当時の事である、これは項羽側に付くなという
神のお告げだ、と それまでの流れはどこへやら 一気に反・項羽の流れになり
中立勢力の多くが劉邦に味方し、「覇王」項羽はその勢力を劉邦に吸収されていった。
この後、劉邦が項羽を倒し、新王朝を開いたのは周知の事実である。
この故事、または亜守仙人の秘術(相手の精力を吸い取る術)の名から
中国では長い間、敵の勢力を吸収する事、一気に流れを逆転させる事、などを
「反覇亜守」と呼んだ。
これが転じて、「吸収」の意味となり 日本のオムツの商品名のヒントになったとも言われている。

民明書房刊 「オツムとオムツは使いよう」より抜粋。


0ch BBS 2007-01-24