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【ライバル達の】キャプテン森崎20【挽歌】
[253]2 ◆vD5srW.8hU
:2008/04/20(日) 13:17:31 ID:???
絶望を必死に振り払う様に視線を前に向けるハンブルグメンバー。しかし、そこにも彼らを勇気付ける光景は無かった。
カルツ「ハァ…ハァ…くそっ…」
シュナイダー「……………」
息も集中力も切らしたカルツと、疲労の色を隠すのが精一杯のシュナイダー。最早ハンブルグが縋れる物は何も無かった。
シュナイダー「(だ…駄目だ。負けた。皆、笑いたければ笑うが良い。このチームで制してきたヨーロッパの大会の数々。
それらを勝ち抜いた歴戦のつわもの達の俺たち。しかしその実力はこんなものだ。サッカー後進国の筈の日本に通用しない。
問題外と見下す事すらしなかったアジアから突如現れた全日本Jrユースの前に俺たちはこうして惨めにひれ伏すんだ!
ダブルスコア以上の大敗と言う屈辱的な結果で…)」
シュナイダーの目に光る物が宿った時。
マリー「おにいちゃん!頑張って!」
シュナイダー「!」
マリー「諦めちゃ駄目だよ!私、負けるおにいちゃんなんて見たくない!」
マリーの小さな体から搾り出された必死な声援。実際の音量は小さな物だったが、シュナイダーの耳にはしっかりと届いた。
シュナイダー「マ…マリー…来て、いたのか?」
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0ch BBS 2007-01-24