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【ライバル達の】キャプテン森崎20【挽歌】


[537]2 ◆vD5srW.8hU :2008/04/25(金) 15:29:42 ID:???
観客達の率直な感想に打ちのめされる若林。彼は今、自分の置かれた立場の危うさをひしひしと感じていた。

観客「でも、日本スゴかったよな」「ああ。ファイヤーショットだけじゃなくノンファイヤーまで防ぎやがったもんな、向こうのキャプテン」
「10番も大技出しまくってたぞ。あいつ本当は日本に帰化した日系ブラジリアンとかじゃないのか?」
「9番も中々だったな。誰だ、日本人サッカー選手はフィジカルが弱いなんて言いやがったのは。真っ赤な嘘じゃないか」
「12番や24番の貢献もデカいぞ。7番もやたらタックルが上手かったし、あいつらのせいでカルツが思う様に動けてなかったな」

若林「(ハンブルグは面子を保った。全日本はアウェーでも敬意を勝ち取る戦いを見せた。俺は…俺はどっちにも居ない)」

若林が孤独感に打ちのめされている間にも、観客は口々に全日本をホメ始めていた。

観客「お、あんた日本からの人?」「それともハンブルグに住んでるの?」

琴音「えっ、あ、日本から来ました!」

観客「そっか。長旅ご苦労さん」「いやー、最初はなんとも思ってなかったけどスゴいチームだな、日本って」

琴音「アハハ…そう言って貰えると、嬉しいです」

実況「おっと、地元のハンブルグサポーター達が日本を応援していた女性と談笑しています。
勝ちを惜しくも逃したとは言え、全日本の戦いは決して無駄には終わらなかった様です」

観客「そうだ、せっかくだから日本の選手達のサインを貰ってこようかな」「そりゃいいな。よし、俺はインタビューをしてみ…」



「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ちくしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」



全日本の選手達が上げた血を吐く様な絶叫が、辺りを静寂の淵に叩き落した…


0ch BBS 2007-01-24