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【岬タロー】キャプテン森崎21【まかりとおる】


[430]2 ◆vD5srW.8hU :2008/05/19(月) 11:03:49 ID:???
そしてまた夜が訪れ、やがて夜も明け、大会が後1日に迫った。

大会の舞台となるパルク・デ・フランススタジアム。明日は開会式で大騒ぎとなるであろうここも今は
観客席に殆ど人が居らず、フランスJrユースが練習に使っていた。そのフランスJrユースには今日、波乱が起きていた。

ナポレオン「ハッハハハ!流石カルボナーラ監督は見る目があるぜ!」

フランスメンバー「………」

カルボナーラ「ルイ・ナポレオンだ。皆よろしく頼む」

ナポレオン「俺も仲間に入れてもらう事になったからよろしくな」

フランスJrユース監督のカルボナーラによって紹介された金髪角刈りの少年が高笑いを上げながら自らをアピールする。
だがピエールを初めとするフランスJrユースの面々は困惑気味に沈黙していた。

ピエール「(ルイ・ナポレオン…俺も噂は聞いた事がある。それも余りよくない噂をな。実力はあるが頭に血が上りやすく
暴力行為による試合での退場処分はざらで、2週間以上の出場停止処分は過去3回も受けている。
札付きの男、ルイ・ナポレオン!いくらこのチームのFWに得点力が無いとは言えこんな爆弾男を、しかも
大会直前に抱えて…監督は本気で優勝を狙う気があるのか?点ならMFのこの俺がいくらでも取ってやるのに)」

チームメイト同様黙りこくりながらナポレオンの悪評を思い返すピエール。しかしそんな事はお構いなしと
言わんばかりの態度でナポレオンが不敵な笑顔のまま声をかけてくる。

ナポレオン「お前がこのチームのゲームメーカーだったな。試合では俺にパスをよこしな」

ピエール「………」

ナポレオン「そうすりゃフランスの優勝は間違い無いって!ハッハハハ…」

空っぽのスタジアムにナポレオンの高笑いが響いていった。


0ch BBS 2007-01-24