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キャプテン森崎外伝スレ2


[681]ハヤブサイレブン ◆xb8eIST5.k :2008/11/09(日) 00:15:54 ID:TmWOMA6A
>ハート・クラブ →吉良監督!

 そしてそこから出てきたのは新田にも見覚えがある男だった。
新田「き、吉良監督?」
 そう、2年前の夏、全国大会で決勝で戦った沢田タケシの率いる明和FCの監督でだった男、
そして今年の中学全国大会の決勝から、いきなり東邦の監督になった男だ。
 聞いた話ではA級ライセンスを持っていて日向や若島津、沢田を見出した男でもある。
吉良「見ていたぞ新田。
 情けない、2年前わが明和FCを破ったときは大空翼に匹敵する素質があると確信していたのじゃが、今ではそこまで堕ちたか」
新田「うっ……」
 吉良の厳しい言葉に新田は何も言い返すことが出来なかった。
吉良「ワシはお前たちが欧羅巴に旅立ってすぐにこの世界に飛ばされたから向こうでの結果は分らん。
  だが、先ほどの様子を見れば想像がつく。
  実際どうじゃった?」
新田「……あなたの想像通りです」
 新田はうつむき歯を食いしばった。
新田「日本の結果は最高のものでした。これ以上の結果は望めない……。
  だけど俺は散々でした。
  ろくに試合にも出ることが出来ないで、唯一スタメンで出た試合では全く何も出来なかった。
  俺が向こうで得たものは、自分の実力のなさを知ることだけだった……」
 ヨーロッパでの悔しい記憶を思い出したのか、新田の目からはいつの間にか涙がこぼれていた。
吉良「そうか、じゃがな新田よ、お前はまだ伸びる! 自分の弱さを受け入れる事がステップアップにつながるのじゃ!」
新田「き、吉良監督……」
 新田は顔を上げると手の甲で涙をぬぐった。
吉良「まあ、中へ入るがよい」
 吉良は新田を引き連れ小屋の中へと入っていった。


0ch BBS 2007-01-24