※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【今日出来ることは】城山正の挑戦5【次スレから】


[888]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2008/10/12(日) 01:55:11 ID:YADLFmP2
B 空き地の土管の優先権はオレのもだ!土管の上でなんとなく卒業したアカネさんのことを思い出していた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今まで上級生に占領されていた空き地も今は師匠たち5年生の物になっていた。
上ってみるとたいした高さではないが土管の上は気分が良かった。春の日差しが暖かく、
きっと夏になれば強い日差しを受けるが吹く風は涼しく、秋風も冬の木枯らしもきっときっと気持ちのいいものだろう。
ランドセルを地面に放り、土管に座りぼんやりと空を眺める。
やっと自分達の番が回ってきた空き地も来年の今頃は今の4年生たちの物になってしまう。
それが順番でそれが決まりだとは分かっていてもなんだか悔しいし、さびしい気がする。

師匠「…アカネさん、泣いてたな」

先日の卒業式のことを思い出す。
今まで卒業とか別れだとかをコレといって経験してきていない師匠には卒業?何それ?旨いの?といった風だったが
卒業式でアカネさんを始め6年生が涙していたのがなんとなく分かるような気がする。
ずっと子供の時が続くような気がしていた。だが、それは気のせいなんだということに気がついてしまった。
ああやって卒業して、また入学して、いつの日か自分も大人になるんだと。
アカネさんともまた中学で一緒に委員会とかやろうねと約束したが、正直自信はない。
サッカーだって一応レギュラーではあるものの、とてもじゃないが全国にいけるような上手さじゃない。
勉強したり、練習したりしなくちゃいけないのはわかっているけど、何からやったらいいのかわからない。

師匠「うおぉぉぉぉっっっ!!!」

闇雲なあせりと不安は叫びとなって師匠の口から放たれた。


0ch BBS 2007-01-24